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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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シャーロック・ホームズ 大人の楽しみ方 Chapter6 シャーロッキアンへの道/諸兄邦香
シャーロック・ホームズの大人の楽しみ方を提案するこの本、Chapter6はシャーロッキアンについてです。

Q.シャーロッキアンとはなんぞや。
A.シャーロック・ホームズのファンの中でも、特に熱烈な人のことです。

では、彼らはシリーズ作品の全て読み終わった後、どうやってホームズ熱を失わずにいるのか?ということへ対する答えがこのChapter6だと思います。
色々な作品の中に散らばっている、ホームズやその周辺に関する話題。
それらはてんでバラバラに存在し、時には矛盾することも多々あります。
そうした欠片を集めて、よりホームズの思考や私生活に踏み込んでみたり、矛盾点を解決しようとあれこれ頭を悩ませてみたり、時にはワトソンには健忘症のきらいがあるとして、真実は別にあるとしてみたり。
事件ではない部分まで推理してみせるのがシャーロッキアンの楽しみ方と言ってもいいかもしれません。

ただしこのChapterはそういったコアな楽しみ方のススメという感じではなく、ホームズの通った大学はどこなのか、ワトソンは一体何回結婚したのか?など、定番の議題を挙げてみることで、それを調べる楽しみを提案しています。

ホームズシリーズは作品数自体はそれほど多くないものの、執筆された期間が長いせいか、またはドイル(ワトソン?)がおっちょこちょいだったのか、設定に矛盾が少なくありません。
そこを良くないことだと言ってしまうのは簡単ですが、そこから真実を探ろうとする行為自体が、まさに『100回読んでもまだ面白い』なのだと思います。
僕自身、このブログでホームズの全作品の感想文を仕上げましたが、ある程度の期間で纏めて読むと、バラバラに読んでいた時には見えなかった整合性(時には矛盾も)が見えてきて、一度読破はしていた筈のシリーズを、再び楽しく新鮮な気持ちで読めたことをよく覚えています。
まだまだ景気が良いとは言えないご時世。
数冊の単行本を100回も楽しめるなんて、お財布にやさしいじゃないですか(笑)。
奇しくも矛盾点は、ホームズにそんなやりこみ要素を与えるきっかけになったのではないかと思うのです。



テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌


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