本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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QUICK DRAW/シュウ・エジマ
カバーの感じや著者の名前の表記から、てっきり海外の方が書かれたのだと思って、久し振りにアメリカのハードボイルド系の小説を読んでみました…。
って、日本人の方なんですね、勘違いでした( ̄∇ ̄;)

□ あらすじ
主人公は二人いて、それぞれの立場から事件に関わっていく内容です。
一人は自分の人生をやり直そうと、アメリカで危険なビジネスで一儲けしようとした日本人女性・通称ブッチです。
そしてもう一人自分が関わる仕事に関連する組織と情報のやりとりをしていた麻薬担当の警察官のブライアンです。
ブッチは日本刀を持つ謎の少年モンドと出会い、そしてブライアンは密売人が殺された為に行方の判らなくなってしまった麻薬を探し求めていく中で、『カタナ』という人物と関わっていきます。
国内の組織を再編しようとしているアメリカにおいて、非常に危険な存在となるカタナを抹殺しようとする人達、そしてカタナ自身が目的とする『仇討ち』が交差するアクション小説です。

□ 翻訳された作品を読むような感覚
ゴールデン・エレファント賞という賞の受賞作で、受賞作はwikipediaによると日本・アメリカ合衆国・中国・韓国の国々で出版する事を前提としているらしく、なるほどこの作品に関して言えば、軽いジョークなど普段の会話から、非常にアメリカの小説らしい空気をまとっています。
率直に言うと、アメリカの小説が翻訳された作品っぽいんですよね。

それでいて日本の小説らしさもあるので、海外の作品に興味があるけどまだ読んだ事がない方にもお勧めです。

それゆえに『カタナ』は『SAMURAI』ではなくて、きちんとした『侍』なんですよね。
ところどころ純和風なのは、著者がきちんとした日本人だからでしょうか。
アメリカの小説の雰囲気が好き、アメリカ版のSAMURAIが好き…といった場合は、ちょっと和風の雰囲気が強すぎるのかもしれません。

□ 感想
この本はブライアン側を見ていると、昔ながらのハードボイルドっぽいんですよね。
それでブッチが華を添える形で程よくバランスを取っていくのかな…と思ったら、実はとてもSFな展開を繰り広げていきます。
詳しくは読んでからのお楽しみですが、キーマンとなる人物がサムライではなく『カタナ』と呼ばれ続けてきた意味を考えれば、ずっと暗示はされてきていたのかもしれません。
ただ一つ惜しむらくは、後半が猛烈に速いんです。
カタナが何なのかが判明して以降は、走馬灯のように(笑)。
この著者の方はこんなハードボイルドな作品を書きつつも、実は戦いの描写は好きじゃないのかなと思いました。

でも面白かったー。
続編が出たら読んでみたいかも♪




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