本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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桃太郎/芥川龍之介
『進め! 進め! 鬼という鬼は見つけ次第、一匹も残らず殺してしまえ!』(桃太郎)

芥川龍之介さんの桃太郎を読んでみました。
桃太郎を鬼が島への侵略者という視点で描いた作品です。

平和に暮らす鬼たちは、人間を恐れていました。

角の生えない、生白い肢体。
そして嘘をつき、欲深く、同士討ちもするケダモノ…。
鬼の目から見た人間であり、そして襲撃者です。

物事には表裏、色々な見方があるものです。
こちらに言い分があるとき、相手にも言い分がある。
桃太郎という英雄伝説を、暴力によって島を征した乱暴者という目で見る事で、そんな問題提起をする作品です。
そして平和を愛していたはずの鬼たちは、恋をすることさえも忘れて、桃太郎への復讐へ心を奪われます。
争いが、新たな争いを生む…。その繰り返しで、心がすさんでしまうのです。
世界中が戦争へ向かっていた時代柄を反映しているような、社会風刺の効いた作品ですね。

ちなみに桃太郎は雲よりも高いという桃から生まれたという設定で、その桃には沢山の天才が眠っていて、再び世に落ちるときを待っているのだそうです。
この設定にも皮肉めいたものを感じてしまいます。


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