本の虫、中毒日記

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Fujisaki

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基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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考えながら歩く吉備路〈上〉/薬師寺慎一
岡山県岡山市~総社市にかけての一帯を『吉備路』と呼びます。
造山、作山の古墳の他に備中国分寺、鬼ノ城、備前と備中のそれぞれの一宮があるなど、かつての吉備の国から、近代に至るまでの、岡山県内の歴史を語る上で重要な建造物などが集中しているエリアです。
観光地としても知られており、岡山のガイドブックには吉備路のコーナーが設けられる事も多々あります。

今回はそんな吉備路を『考えながら歩く』本を読んでみました。

古い時代の伝説には不明な点が多々あります。
その中でも吉備の国は、かつての中央政権に匹敵するような大きな力があったのではないかと噂されています。
それを証明するように、吉備の中山には御陵である茶臼山古墳がありますし、造山や作山といった古墳は、その規模では全国でも上位に入ります。
こうした遺構や、伝わる伝説の数々は多くの研究家たちのロマンをくすぐり、今でも研究が続けられています。

本書は吉備路を観光地として楽しむのではなく、そういった研究家の目線で楽しもうとする一冊です。

この上巻は概ね、岡山市のエリアを扱っています。
吉備津神社、吉備津彦神社、その周辺に伝わる温羅伝説、そして吉備の中山一帯に関する記述です。
考えながら歩くというタイトル通り、大胆な説なども紹介されています。
まだ明らかになっていない部分も多い事なので、全てが真実とは限りませんが、考えるのは自由。
著者の提案にうなってみるのもいいですし、自分なりに更に仮説を立ててみるのも有りでしょう。
ガイドブックでは出来ない、違った楽しみ方が提案されている一冊です。

特に吉備の中山に関しては、ガイドブックなどではなかなか細かい掲載が見られないので、この一冊を持っていくと、かなり楽しめると思います。
室内から屋外まで、しっかり楽しめる一冊です。




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