本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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岡山空襲-63年目の証言/深柢国民学校4年 小国民
図書館を訪れた際に、岡山空襲を回顧した本を見つけたので、読んでみました。

岡山空襲は戦争も終わりに近い1945年6月29日の夜中に岡山市の中心部へ対して行われた空襲です。
この空襲で市街地の73%がダメージを受け、岡山城などの貴重な文化財も多くが焼失しました。
死者は1,700人を超えるとされ、日本各地で行われた空襲の中でも深刻な被害を受けた部類になります。

この本は、その被害を受けた人たちの中で深柢国民学校(現在は統廃合により岡山中央小学校)の4年生(当時10歳)だった児童たちが63年経って、その記憶を後世へ残そうと当時を振り返ったものです。
現代社会が再び戦争を繰り返そうとしているのではないかという危惧、そして自分たちが『あと五年、長くて十年もすれば…私たちの寿命は尽きるのである。』(本文より)という、思いを繋いでいこうという気持ちから綴られた言葉たちです。

内容はそれぞれの人(22名)が個別に当時の出来事を振り返ったものです。
文字通り必死に逃げ惑った人、運良く疎開していたり遠出していたりして直接の空襲は免れた人…。
色々な人がいますが、生き残った喜びと多くのものや親族、知人を失った悲しさ。
沢山の想いが綴られています。

こうした被害を受けた人々の言葉を記録した本は何冊か出版されていますが、この本で一つ特徴的なのは助かった事例が多い事です。
戦争などに関する本を読んでいると、(戦争の被害について)「そんな怖い本は読めない」という方がおられます。
感想はひとそれぞれですので、そういった感想を持つ方というのがいるのも当然だと思いますが、苦手意識がある方でも比較的読み易い内容になっているのではないかと思うのです。

※通販での購入は見当たりませんでした。
興味がある方は岡山県内の図書館を検索してみてはいかがでしょう。


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