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Fujisaki

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
間違いだらけのクルマ選び最終版/①スポーツカーの浮沈
徳大寺有恒さんが人生の仕事として続けてきた人気車評シリーズの『間違いだらけのクルマ選び』。
30年の歴史に幕を閉じる、シリーズ最終版は総集編でした。

そこから、まずは『スポーツカーの浮沈』です。
間違いだらけのクルマ選びの歴史は、そのままスポーツカーブームとその終焉の歴史に沿っていたといったも過言ではないでしょう。

徳大寺さんは、解説でスポーツカーについて『日常的な風景を変えてしまう』ような雰囲気を持つ車であり、スカイラインGT-RやシビックタイプRのような、乗用車をベースにした車の関してはどれだけ早くても『ただの乗用車でしかない』と述べ、目に見える数字でスポーツカーを語ることを否定しています。
辛口さは相変わらず…と思いつつ、この項目中の車評を見るとシリーズ初期から『日常的な風景を変えてしまう』ような車の雰囲気をスポーツカーに対して求めている事が判ります。

ネタバレ、車種等は続き以降で。


初代フェアレディZ(1977年論評)
国産唯一のGTカーと評しています。
それというのもシャシーが全てオリジナルなのは(当時)この車だけだから、だそうです。2列シートはダメ!だそうです。

サバンナRX-7(1980年論評)
後のFDはデザインをべた褒めだったのに対し、こちらは『田舎臭い』との酷評を受けています。
ただしそれは『日本にスポーツカーの歴史がないからかもしれない
良かった、デザイナーも車メーカーも悪くないそうです。日本が悪いんです。

初代MR2(1985年論評)
MRという形式で発表された事に関してはFF(エンジン前置きの前輪駆動)ブームのお陰でMRのクルマも作りやすくなったと述べています。
運動性能はMRだけに良く、FF車のオーナーなら三日も乗ればMR2以外は乗れないか、もしくはもう乗りたくないと思うだろうとの事。
ちなみに御大は二週間乗られたそうです。…あれ、矛盾してる気がする

2代目サバンナRX-7(1987年論評)
国産で最もピュアなスポーツカーと評されていました。
ポルシェルックは御大のお気に召した様子です。

2代目MR2(1991年論評)
2代目モデルに設置されたハイパワーのターボに関してはかなりの酷評を受けています。
1990年に続く酷評だった様子で、御大の発言もあってか2代目は5度もマイチェンを繰り返して足回りを鍛えなおした車でした。
全損率の高いMR+ターボは気にいらなかったようで、ノンターボモデルのみだった後継MR-Sはべた褒めでした。

4代目フェアレディZ(1991年論評)
フェアレディもここまで増えると何となく鼻につきだす。』
日産もフェアレディも悪くないような気がします。
アクの強かった四代目に対して、日産はスポーツカーに興味が無いのかスポーツカーというもののフォルムを知らないのか?と切り捨ててしまいました。

NSX(1992年論評)
MR2を二週間乗った御大ですが、NSXは一年間乗ったそうです。
ただしデザインは気に入らないようで、四代目フェアレディZにも似た非難を食らっています。
ちなみに当時の車評では量産に入った事を高評価していたものの、この総集編の一言論評のようなところで『当初大人気だったがホンダが量産体制をとったとたん、バブル崩壊。いっせいにキャンセルとなり、ホンダはえらい目にあう。』と淡々と語っています。

初代ユーノス・ロードスター(1992年論評)
かつてヨーロッパに『ウジャっこくあった』と言いつつ、その復活に対しては好評価。何気にユーノスという初代ロードスターの愛称まで使う御大でした。
ただしインテリアはご不満の様子。
僕の愛車でした。

3代目RX-7(1992年論評)
もはや誰にも文句のつけようもない高度に洗練された』とべた褒め。田舎臭いと評した外見も、3代目では『まれに見る美しいデザイン』との事で、相当ほめまくっています。
事実、珍しく文句無しの評価。御大にも文句の付けようがない高度に達したらしい。
この代で法規制の影響で廃止。

S2000(2000年論評)
上のRX-7から時代が一気に8年も飛ぶのは、御大の記憶に残る物がなかったからでしょうか。
外車のイメージが強い御大が、外車と比較してこちらの方がいい!と述べ、食指を動かされたと述べる一台でした。
この車の登場で『ホンダというメーカーをはじめて信用できると思った』そうです。ホンダはここまで信用されていなかったことが判明。

MR-S(2000年下期論評)
事実上、MR2の後継車種でMR形式を継承したオープンカーです。
過剰に馬力をつけず、NAモデルのみで気軽に楽しめる車になった事を褒めちぎられています。
読んでいると、そんなに2代目MR2が嫌いだったのかとしみじみ思わせられる一台です。

ランサー・エヴォリューションⅥ(2000年下期論評)
ザ・下品としか言いようの無い車だ…との事。
ランエボファンの顔を思い浮かべると、恐ろしくなる論評である。

初代インプレッサWRX(2000年下期論評)
ランサーとインプレッサの土台の違いから、ライバル同士ではインプレッサの方が好きな様子。
燃費の悪さは恐るべきもの』とのことでした。
御大を恐れさせた一台は、何気に一時期所有していたとの事なので、そこそこ気に入っていたのでしょう。

コペン(2003年冬版論評)
論評自体が長い。気に入られたようです。
御大は意外にライトウェイトや非力なスポーツカーがお好み?
初老の夫婦にお勧めだそうです。

5代目フェアレディZ
ゴーンさんが名車を復活させた新世代のフェアレディです。
6速のトランスミッションに対し『せいぜい3速でおおかたの用がすむ』と述べ、総評として『繊細さのかけらもない戦車みたいなクルマだ』との事。
御大はアメリカを意識したクルマ作りは好みでは無い様子である。御大の好みは当然ヨーロッパですよね。


と言う事で、こんな感じです。
スポーツカーに限らず、御大は車の素性や作り手の思想などを重んじる車評をしていますが、スポーツカーに関してはそれが顕著で面白かったです。それだけに過剰なパワーに足回りがついていけなかった2代目MR2のターボモデルに関する書評は率直でしたし、一般的にはスポーツカーとして扱われている中で、この総集編に登場していないモデルにも、やはり御大なりの美学があってのことなのだろうと思います。
実用面で語られない分、僕はこのコンテンツはとても興味深く読めました。




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