本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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忠臣蔵-赤穂事件・史実の肉声/野口武彦
高校生の頃、同級生に赤穂浪士と呼ばれる中に名前を連ねた方の親族に当たる人がいました。
そんな事もあって、高校生の頃はよく忠臣蔵の本を読んだものでした。
最近になって、懐かしく思いまた関連の本を読んでみました。

さて、今回読んだ野口武彦さんの著書は小説ではなく忠臣蔵と呼ばれる出来事の一つ一つを精査した内容です。
忠臣蔵に関する資料でも、それぞれの出来事のごく近くに居た人々が残した信憑性の高い物から、実際に起こった出来事を検証していくものです。

よって、歌舞伎などを通して広まったフィクションは登場しませんし、大石内蔵助以外の人物に関しては、お家の断絶から討ち入りまでの間の動向は殆ど触れられていません。
あくまでも資料を通して判ることのみに限られています。
悪く言えば凄くシンプルで、歴史の勉強に近い感覚の一冊ですが、忠臣蔵が好きで本を何冊か読んでいるという方にとっては、逐一『これは史実ではない』なんて読む手間が省けて無駄がない感じです。

またそういった本の性質からか、基本的に類推が少ないです。
著者の考えや感情によるブレが本当に少ない。
あくまでも史料による史実にこだわっています。

内容から言えば簡単とは言いがたいですし、ドラマティックなシーンがバッサリと割愛されているので読み物としての面白さがあるとも言いがたい本ですが、史料が実証できる部分だけに絞られた結果として、スイスイと読み進められる一冊でした。
新書をこれだけグイグイ読めたのは久しぶりでした♪




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