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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
マスグレーヴ家の儀式/シャーロック・ホームズの回想 The Adventure of the Musgrave Ritual
以前、世界の名探偵コレクションで紹介した、ホームズのとんでもない一面を紹介した作品でもあり、ホームズがワトソンと出会う前に手がけた事件として紹介されたのが、この作品です。

ワトソンがこの作品の冒頭で、『日常生活においては頭がおかしくなるほどだらしない』と語ったホームズの日常生活は以下の通り。
葉巻を石炭入れに片付ける。
そこに片付ける時間があれば、本来の場所へ片付けられるような気もする。
パイプ煙草をペルシャスリッパのつま先に入れる
ホームズは煙草の収納場所については独特の考えを持っている様子である。
返事を出す手紙をジャックナイフでマントルピースに突き刺す。
そこなら返事を忘れない!?ある意味、合理的かも。

更に、部屋の中でヴィクトリア女王を意味するVRを銃弾を壁に打ち込む事で描いて見せた事に対して、ワトソンは『これでは私達の部屋の雰囲気が台無しだ』との感想を述べています。
ホームズが派手にやらかしているのに、割りと冷静なワトソンの突っ込みです。
幾ら19世紀のイギリスでも、同居人が部屋に銃弾を打ち込んでいるのですから、雰囲気以前にもっと感じるべきことはあったと思う。
ホームズについていけるワトソンも、普通の感覚を失いつつある…そう思うのでした。

そのワトソンが一番困ったのが、事件の調査に関係する書類の始末だった。ホームズがこうした書類が紛失することを嫌う為にワトソンが勝手に整理する事も出来ず、たまる一方になってしまうのだった。

そんなある夜、ワトソンは二時間ばかりの時間を割いての大掃除をホームズへ提案する。有無を言わせぬワトソンの態度に、ホームズは忌々しそうな表情を浮かべて、部屋からブリキの木箱を持ち出したのだった。

そして、その中にはワトソンの知らない事件に関連する書類が詰まっていたのだ。ワトソンの好奇心を察したのか、ホームズは言い放った。
この箱の中には言っている事件を、君が全部知ったら他の書類の整理をする代わりに、幾つか取り出して欲しいと頼むんじゃないかと思うよ

書類の整理が面倒だった名探偵は禁じ手に打って出たのだった…。

職業探偵としての道を歩み始めたホームズ。
しかしまだまだ仕事に恵まれずにいたホームズの元へ、かつての学友から持ち込まれたのが、彼にとって三番目の事件『マスグレーヴ家の儀典書』事件だった。
亡くなった父の跡を継いで、領地の管理に地方選出議員にと忙しい生活を送る彼の片腕となって働いていたのが、父の代から働いていた執事だった。
しかし執事が屋敷内にある一家に伝わる成人の儀式に関する資料を勝手に読み漁っているところを見て、依頼人は執事を解雇する事を決めた。何とかもう一ヶ月、せめて二週間…、体裁を整える為に…と懇願する執事へ対して、一週間の猶予期間のみを認めたのだが、その一週間を待たずして執事は必然と消えてしまった。
彼に思いを寄せる女中と共に…。

そして女中の足跡を追って辿り着いた池からは、古い金属の塊と、小石かガラスの破片のような物が数個入った袋のみで、死体を見つける事はなかった。
この謎を解明してもらう為に、依頼人はホームズの元を訪ねたのだった。
ホームズはようやく自分の能力を広く示すことが出来るチャンスに、全力で取り掛かったのだった。

ネタバレ等は続き以降で。


これは今でもゲームでよく見られるような暗号文を解く物語でした。
成人の儀式として行われていた問答文…それはいつの間にか本来の意味を失くした、大いなる悲報の隠し場所を示すものだった。
執事はその事実に気づいていたのだった。

執事が死体で見つかった…という辺りのくだりは、ドイルが好きな展開ですよね。推論になってはしまうものの、興味深い展開でした。
そして、今回の書類整理大作戦は、名探偵の好判断により無事回避されたのでした…とさ。

 
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