ラノベこと、ライトノベル。
僕は元々、小説に関しては現代小説は推理物が多いですし、ブログで更新する機会は少ないのですが古典の純文学系が多いと言う偏った読み方をする人間です。
しかし最近ライトノベルの売り上げの冊数を目にする機会があり、ちょっと侮れない分野になってきたなと思っています。
このブログを通して、結構色々な本との出会いになっていたりで、感謝しています。
面白いよと教えてもらえる機会は大切にしたいですね。
閑話休題。
今回はライトノベルとはなんぞや?という一冊を読んでみました。
主人公はライトノベルは勿論、他の小説も殆ど読んだことがないという高校生。
彼女が軽小説部こと、ラノベ部に入部してライトノベルに触れるようになる…そんな学生生活を描いています。
この本自体もライトノベルの範疇に入るものですが、第三者的な立ち位置から、ライトノベルによくある設定や流れを現実的に話しています。
時にはそれが面白い理由であったり、それが受ける理由であったり、現実でそれがあったらどうなるのか…であったり。
ライトノベルの教則本とまでは言いませんが、ライトノベルにありがちな事が、どういう意味合いで行われているのかとか、愛好家にどのように受け入れられているのか…。
そんな事が良く判る一冊です。
学生向けの歴史の参考書に、先生役のキャラクターが生徒役のキャラクターに説明すると言う形式で進められるものがありますが、この本もどちらかと言うとそんな感じの一冊です。
著者の方はご自身もヒット作を持つライトノベルの作家さんなんだとか。
読み始めの一冊に良い感じの作品だと思います。
…けど、イラスト凄いなぁ…。
電子書籍が無ければ、勧められても読まなかったと断言できそうな一冊です。
しゃあないやん、おっさんやもん(笑)。