本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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横浜・修善寺0の交差―「修禅寺物語」殺人事件/深谷 忠記
深谷忠記さんの作品から、僕も大好きな作家の一人である岡本綺堂さんの作品がタイトルに冠された横浜・修善寺0の交差を読んでみました。
深谷忠記さんといえば、前回は寝台特急「出雲」を舞台にした作品を読んだのが初めてで、今回は二作目です。
こだわって手に取ったわけではないのですが、今回も壮と美緒のカップルが活躍するシリーズでした。
Wikipediaで調べてみたら壮&美緒シリーズというそうですね。
その呼称を拝借して、以後はそのように読んでみようかと思います。

□ あらすじ
醜聞を抱えていた服部教授の身の回りで、秘書と助手が相次いで死に、助手も危うく殺されそうになった。
そしてやがて、服部教授自身まで…。
服部教授が死ぬ前に、まるで岡本綺堂の修禅寺物語のように、描かれた肖像画に死相が浮かんでいた…そんな非現実的な要素まで絡む難事件に、壮と美緒が挑む。
大学内の権力抗争や、男女関係…。
様々に絡み合う感情の為、一つの作品をまるで何冊もの小説を読んだ後のような充実感を与えてくれる一冊。

ネタバレ等は続き以降で。



□ ネタバレ
シンプルではないけれど、どこか懐かしいような古典的な推理小説の匂いのする作品です。
ドアノブに仕込まれた電気のトラップや、リレー殺人…。
昨今では科学の部分が強くなりすぎたせいか、なかなか登場しなくなったような手法も多いですが、上手に現代風に使われていると思います。
伝統的な手法だとあっさり判ってしまう人もおられるのでしょうが、犯人を判りづらくする事や、肖像画に出たと言う死相に意味があるのかとか、最後まで謎が沢山残った状態で読めます。
特に犯人の部分は結構入り組んでいます。
ただ殺害の動機が弱いと言えば弱いような気もするのですが…。

後、これもネタバレになるかなと思って前半部では書かなかったのですが、この作品では高村光太郎さんが奥さんへつづり続けた詩集である『智恵子抄』も登場します。
智恵子抄は、日本の戦前の詩集では一番好きな作品なので、岡本綺堂さんから高村光太郎さんまで、興奮しっぱなし

僕が智恵子抄が好きだから思うのかもしれませんが、もう少し作品の随所へ智恵子抄が登場していたらいいなぁ…なんて思うのです。
とても純真で深い愛の詩集なので、壮&美緒と対比するのも面白いと思うのですが…。







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