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Fujisaki

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
村が消えた―平成大合併とは何だったのか/菅沼栄一郎
平成の大合併と言う言葉も懐かしくなってきましたね。
2000年代の半ば辺りから勧められた市町村の合併で、新しく出来た地名や消えた地名での混乱もそろそろ落ち着いてきて、○○市って、前は何ていう名前だったっけ?という会話もチラホラ出てくるようになったきたようです。

この本はそういった平成大合併に関することを新書サイズに纏め上げたものです。
時期としてはまさに合併が活発に行われている時期のことなので、合併の是非や最終的な形にまでは至っていませんが、どうして合併をする必要があったのか、合併を目指すに当たってどのような問題があったのか、そしてこの本のテーマでもある小さな自治体(この本のタイトルにもある村のような自治体)の合併に関する問題が解説されています。

前半で合併全般の話があり、合併に伴う問題や珍事も紹介されているので読み物としては楽しく読む事が出来ます。
そして後半ではタイトルにもある本題として、平成大合併の中での『村』のあり方が問われています。

この本でいう『村』というのは、実際の村であると同時に小さな自治体の事でもあります。
小さな自治体で、例えば岡山県にもあるのですが『限界集落』(人口の50%以上が高齢者となった自治体)や、今は限界集落に当てはまらなくても10年、20年といった期間が経てば、それに近い状況に陥ることが予想される自治体は合併を積極的に行っていたように思っていました。
事実、平成の大合併では村という自治体が大幅になくなり、村の無い県も増えたそうです。
勿論、村として生き残る選択をした村もあり、支出を切り詰めて単独で生き残れる体制を整えた村、また特産物などを売り出す際に『市や町』よりは『村』の方がいいといった理由などで、村を選んだ自治体もあります。
その一方で自治体の経営が悪化していることを理由に、合併が達成できなかった自治体もあるそうです。

既に平成の大合併は完了しているのですが、この本には合併が正解だったのか?というメッセージが込められています。
大きな自治体の中で、かつての村や町での議員は数名になってしまい、発言力も落ちてしまいます。
それよりは小さな自治体同士で協力する『広域連合』という形で、小さな自治体でも支出の部分を相互に協力し合うことで抑え、単独で生きていく道を模索する事も出来たのではないでしょうか。

合併に伴う特典などもあり、推進されていった平成の大合併。
もし次に同様の見直しがあるときは、市町村を合併させるだけではなく、手を取り合う事での生き残りの道も検討されていけばいいのになと考えさせられる一冊でした。



テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


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