本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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小説ドラゴンクエスト5―天空の花嫁〈3〉/久美沙織
小説版のドラゴンクエスト、最終巻となる3巻を読んでみました。

ドラゴンクエスト史上、一番不幸な主人公の物語ですが、最終巻も泣けます。
結局、2巻だけが幸せだったのではないかと…。

□ 泣かせるポイントその1
子供が出来て幸せの絶頂!
俺、王様も継いじゃうよ!…と思ったら、石像にさせられる。
次に目覚めた時、可愛い盛りの子供達は既に成長してた。
これ、ゲームをしていたときには全く感じなかったんですよ。
でも今の年齢になって判ったのですが、これって凄く寂しく悲しいことですよね。
両親にとっても。勿論、子供達にとっても。
だからビアンカが最後に次の子供を欲しがったのは、凄く判るんですよ。
あれって実は凄く重たい発言なんですよー!

□ 泣かせるポイントその2
子供の一人は勇者、もう一人は自分より魔物と上手くやれるヤツだった。

ゲーム上では能力の高さで主人公としての威厳を保ちますが、これも切ないですよね。
親の立場が無いと言うか(笑)。
ちなみに勇者の息子の方は小学生低学年くらいの年齢ですが、それでも戦える理由というのは、天空の剣がそうさせるといった説明がなされていました。
ゲームの際に感じる違和感が少し軽減された良い設定ですよね♪
また、魔物使いとしての能力を継いだ娘のほうは、父親がなし得なかった、言葉を話せない魔物の通訳ができると言う能力を達成しています。
双子の息子と娘のバランスを取るための設定なのでしょうが、そこだけはお父さんの聖域として残してあげて欲しかったような(笑)。
ドラゴンの杖で最終的なバランスは取られるものの、ちょっと寂しい感じが…。

□ 泣かせるポイントその3
頑張って探したお母さんは死んじゃった。
この再会って主人公にとっては悲願だったはずの出来事ですよね。
仕方ないにしても、悲しい結末です。
本当にこの人の人生は辛いことばかりでしたね。


…と、茶化すようなことも書きましたが、親子の絆を感じさせられるのが3巻です。
主人公とビアンカの子供も宋ですが、主人公は過去に戻り、パパスと接触します。
もうすぐ死んでしまう事が判っている父親を前にした主人公との会話は凄く良いシーンです。
辛いからこそ報われて欲しい。
後日談を読みたくなるようなラストシーンを描いてくれた久美沙織さんは、きっとご自身もゲームを通して同じような感想を抱いていたのではないでしょうか。



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