本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

About Me

Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

最新入荷記事☆

本棚

カレンダー


06月 | 2017年07月 | 08月
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -


お勧め。


ポストで買取,eBook Off

年代別ブログ図鑑

皆様の感想文

トラックバック

ベストセラー

にほんブログ村 小説ブログ ミステリー・推理小説へ

シャーロック・ホームズ 大人の楽しみ方 Chapter2 ホームズの私生活/諸兄邦香
ホームズの大人の楽しみ方を提案するこの本、Chapter2はホームズの私生活について取り扱っています。

この項目ではホームズの私生活を語る内容と同時に、当時のイギリスの人々の暮らしぶりも良く判るように解説されています。
彼らが生きた時代の庶民~中流家庭の生活に興味がある方にもお勧めの内容ですね。

イギリス紳士とはよく聞く言葉ですが、煙草のマナーに関しては既に当時から厳しいものがあったそうです。
19世紀の中ごろには既に煙草の有害性が指摘されていたそうで、それに伴って喫煙に関するマナーも重視されていったのですね。
それはホームズの何気ない動きの中にも含まれているそうです。
例えば『花婿失踪事件』で、ホームズは女性の依頼人が来ると判ると吸っていたタバコを暖炉に捨てています。
これは当時のマナーによるもので、女性の前では絶対に禁煙だったのですね。
なので普段は喫煙が可能な場所でも、女性がいると禁煙という事になってしまいます。
その為か、喫煙所は逆に女性の立ち入りが禁止されていたとか。
依頼人の前での喫煙は6回と少なく、その内の1回のみが女性です。
これはマナー違反ですが、これは『赤い輪』事件で、資料を綴じたスクラップブックの索引作りで忙しくしていた事と、事件の無いように興味を持てなかった事で断ろうとしていた事件だったので、ちょっと嫌みったらしい意味を込めた動作だったのでしょう。
他の5回は全て男性で、男性の前での喫煙はそれほどマナーに反するものではなかったのでしょう。

後もう一つ気になるのはホームズが得意とするバリツという格闘技です。
これは柔術なんだそうですよ。
柔道の前身となる日本古来の格闘技ですね。
ちなみに当時のイギリスでは団体競技が重視されており、バリツやその他の格闘技に精通しているホームズの付き合いの悪さを象徴しているのだそうです。
ちなみに拳銃は持っていたものの、意外にも発砲は二回のみです。

また前項に引き続き、ホームズたちが属した中流と呼ばれる階級と下級とされる階級の違いはこの項にも登場します。
ホームズの飲むのはワイン類で、ビールは下級階級の飲み物だったので飲みません。
そして普段使っている馬車も現在で言うところのタクシーで、乗り合いで現在のバスのような形式だった馬車は使ったことがありませんでした。
ちなみにホームズよりも上の上流階級になると、自前の馬車を利用したそうです。

…と、このような形で色々な私生活が紹介されています。
恐らく書いた当時は非常に当たり前に描かれていた風景なのでしょうが、今になって調べてみると、庶民生活を垣間見る為のテキストになってしまうのだから驚きですね。
僕達が今読んでいる新刊も、いずれかはこういう目で見られる時代が来るのでしょうか。





もしお役に立てましたら、クリックして下さい。喜びます、きっと。












管理者にだけ表示を許可する


トラックバックURL:

ブログ内検索

amazonさんで探す

本の虫を管理する!

copyright 2007 本の虫、中毒日記 all rights reserved. powered by FC2ブログ.