本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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容疑者Xの献身/東野圭吾
東野圭吾さんの作品で、直木賞受賞作の『容疑者Xの献身』を読んでみました。
ドラマにもなったガリレオシリーズの第三作目に当たる作品です。

□ あらすじ
この事件の核となる花岡靖子は水商売から足を洗い、元々同じ業界で働いていた店長の弁当屋で働いていた。
娘と二人暮らしも順調で、弁当屋では彼女目当てのお客もついてそれなりに順調な日々を送っていた。
しかしそこへ、彼女の別れた夫がやってきた。
そして復縁を迫り、金を要求する彼を花岡靖子は殺してしまう。
自首しなければと思い悩んでいると、隣人にして彼女を目当てに弁当を買いに来る客でもある石神が訪ねてきた。
全ての事情を見越した彼は、花岡靖子に事件を揉み消すことを提案し、その為の細かい指示を出し始めた。
その通りに動いた彼女達は、驚くほど的確に警察の捜査の手から逃れていくのだった…。

□ 天才の犯行
この作品の最大の見所といえば、主人公の湯川 学の学友にして、彼をしてもって天災と言わしめた石神の頭脳との戦いでしょう。
彼の作った完璧なアリバイをどうしても解くことが出来ないまま苦戦します。
それもそのはず、彼は事実に到達できないように根本的なところへ大きなトリックを仕組んでいるのです。
この本は叙述トリック的な要素が大きいんですね。
本格論争が巻き起こったこともあるそうですが、確かに一番大きなミスリードを呼ぶためのポイントが臥せられているのは本格らしからぬ事だと思います。
その一方で、的確に残す証拠と消す証拠が分けられているので…やはり本格なのかもしれませんね。

ネタバレ等は続き以降で。


事件を解く為の最大のヒントがテスト問題の作り方というのはなかなか面白いやり方だなと思いました。
犯罪に関しては素人であるはずの石神が、警察がどれだけ調べてもボロが出ないトリックを作ったのは、殺人の起こった時間を変えてしまったからです。

実際の医学において、顔を潰したり指紋を焼き払うことで完全にその本人である証拠を揉み消せるのかどうかは判りませんが、指紋などの証拠から遺体を断定させてしまうトリックは、随分と久し振りに大胆なトリックを読んだような気がしました。
僕が褒め称えるまでも無く直木賞やら様々な場所で評価されてきた作品ですが、やはりそれだけの事はありますね。
読み終えた際には、不器用な純愛が、それでも実ることを祈りたくなりますね。

殺戮にいたる病の絶賛の仕方などからも明らかな通り、僕はミスリードされるのが大好きです(笑)。
本格としての楽しみ方も勿論ですが、気持ちよく「あぁ、そうだったのか!」と痛快な驚きに身を浸すのもいいかもしれませんね♪







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