本の虫、中毒日記

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Fujisaki

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八つ墓村/横溝正史
たたりじゃー!のイメージが強すぎて、読んだ事がなかった八つ墓村を読んで見ました。

この作品に関しては、横溝正史さんの疎開時代の経験が凄く出ている作品なんですね。
たたりじゃー!の濃茶の尼さんのモデルとなる『濃茶のばあさん』は、疎開していた家から目と鼻の先にある小さな祠の名前です。(ちなみに、作品出てくるような奇怪な存在ではなく、健康を願って作られた祠です)
また八墓村という名称も県北にある旧・八束村が由来です。
更に事件の発端となる過去に起こった虐殺事件は津山事件と呼ばれる実際に起こった事件を参考に描写されたそうです。
ちなみに余談ですが、八束村はその事件の起こった現場とは異なります。
また都会で暮らす主人公が八墓村へ訪れて感じた感想というのは、作品の背景から負のイメージは勿論誇張されているとしても、横溝正史さん自身が疎開で感じられたものもモデルになっているのではないでしょうか。


閑話休題。
本作は金田一耕助シリーズの中でも随一の人気作として知られますが、実はこの作品の主人公は金田一耕助ではありません。
主人公となるのは八墓村の名家である多治見家の血を引く、寺田辰弥という青年です。

寺田辰弥は親も無く戦後の混乱の中、一人でどうにか生計を立てていた。
そんなある日、ラジオの尋ね人で自分を探している弁護士がある事を知った。
上司の勧めもあって連絡を入れてみたところ、自分が岡山県にある八墓村の名家、多治見家の血を引いており、跡継ぎがいなくなりそうな状況に際して、彼を多治見家へ迎え入れようという知らせだった。
多治見家には膨大な冨が有り、その弁護士や八墓村からわざわざ迎えに来てくれた妙齢の美女、美也子の勧めもあり、彼はその地へ戻ることを決意した。
しかし着いた八墓村で彼を待っていたのは、彼の父親がかつて引き起こした虐殺による偏見であった。
特に濃茶の尼と呼ばれる女性は、彼が戻ってくることで再び最悪が起こると繰り返し騒ぎ立てている程だった。
最初は狂人の戯言と思っていたのだが、彼が八墓村へ戻って以降、殺人が繰り返されていくのだった。
しかも、その殺人は何者かが描いたシナリオ通りに進められているのだった―。


この作品を読み終えて一番の感想は、あまり推理小説っぽくない作品だったなという事です。
探偵役としての金田一耕助は初期から登場しているものの、基本的には主人公である寺田辰弥と金田一耕助の絡みが少ないので、金田一耕助の推理を流れに沿って楽しめるわけではなく、随所での意味深な発言や活躍、そしてラストでの事件の全貌を語る役割を果たすのみに留まっています。
どちらかといえば家から繋がっていた地下通路など、冒険小説のような趣きの方が強いかもしれません。
ただ物語の終幕へと繋がっていく伏線の張り方は、さすが横溝正史さん。
そういう意味か!と思わず感嘆させられました。
もう少し早く、第三者の口からネタバレしていてもおかしくない部分ではあるのですが、そこはご愛嬌。

映像作品より、ずっと気軽に楽しめる一冊でした。



※右の二つはDVD作品です。
まず真ん中の方は比較的新しい作品ですが、本作の本来のヒロインである典子の扱いが他作品と比べて重い(というより、典子は出てこない映像作品が多い)事が特徴です。右側の方はまさにたたりじゃー!のヒットで知られる作品です。


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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012/03/02(金) 22:33:56 | | [ 編集]
freedom
相互リンクありがとうございます^^

ライブドア時代の堀江さんは一般的なサイズとは異なる大きさで名刺を作っていたんですね。成功する方は人とは違う行動されているんですよね。

これからも、よろしくお願いします。
2012/03/03(土) 15:23:22 | URL | [ 編集]












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