本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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ロードス島戦記2炎の魔神/水野 良
ロードスという名の島がある。

ロードス島戦記の続編となる2巻を読んでみました。

□ あらすじ
パーンが村を出て、魔女・カーラを打ち負かして2年の月日が経っていた。
カーラのサークレットを奪ったウッド・チャックを追いかけるために、彼はヴァリスの聖騎士という立場を捨て、エルフのディードリットと旅へ出ていた。
カーラに関連しそうなこと、そしてウッド・チャックの目撃情報を求めての旅だった。
そんな彼らが辿り着いたのは、ヴァリスでの戦いの際にパーン一行に目を掛けてくれていた傭兵王・カシューの治める国であるフレイムだった。
かつてから争っていた二つの民族だったが、事態は大きく動こうとしていた。
炎の民族が過去の盟約によってエフリートの力を得、カシューたちを追い詰めようとしていたのだった…。


□ 成長
前作から経過した時間は2年。
先の戦いからの生き残りで、ウッド・チャックとエト以外の主要登場人物は再登場しますが、それぞれに成長を遂げています。
やはり成長目覚しいのはパーンで、スイレンからは大局的な見地から一国の王のようであるとさえ言われています。
戦士としての能力も随分と高くなっているようで、前作のゴブリンとの戦いの頃とは見違えるような成長を遂げています。
カシューのパーンへ対する気に入り方も、どんどん強くなっていきます(^^;)
ディードリットは元々長く生きている筈なので、多少人間との生活に馴染んだと言うことでしょうか。
そしていつの間にか二人は良い関係になりつつあるようですね。
彼女は2年間というよりは、本作で大きな成長を遂げるので、そこは読んでからのお楽しみです♪
そしてスイレン。
二人は良い仲に…なーんて書いているのを横目に、前作でカーラに操られていたレイリアと結婚しています。
スイレンは前作の最後で、彼女を送り届けていました。
いわゆる、送り狼ですね。

□ 感想
前作の感想と重なりますが、本当に王道のファンタジーです。
世界の作りこみがきちんとされているのは、さすがグループSNEといったところでしょうか。
部族同士の戦いへ、上手く入り込む上位精霊たちの存在は、ファンタジーという世界観を失っても、きっと面白い作品に仕上がっていたことでしょう。
前作のカーラも、自身では世界を悪い方向へ導きたいと思っているわけではなく、方法論の違いからパーン達と対峙する事になりましたが、本作でも敵側として登場するナルディアという相手部族の長も、憎みきれない魅力的なキャラクターとして登場しています。
それぞれの考え方による対立という描き方は、勧善懲悪に傾きがちなファンタジー小説として、非常に読み応えがありました。
今後の展開にも期待していきたいですね。



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