本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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アスコット・タイ事件/シュロック・ホームズの冒険
シュロック・ホームズとワトニィ博士を主人公に据えた、シャーロック・ホームズシリーズのパロディ、シュロック・ホームズシリーズの第一弾にして、著者であるロバート・L・フィッシュにとっても出世作となったアスコット・タイ事件。

シュロック・ホームズのシリーズとしては、この作品は日本人にはわかりづらい内容の作品で、英語の隠語を用いた電報から、シュロック・ホームズが誤った方向へ事件を解決していくというものです。

依頼人がシュロック・ホームズの住む『ベイグル街』を訪れる旨を電報で送ってきた。その文面から依頼人が非常に動揺している事を読み取る二人。
その理由は…電報にそう書いてあるから

またホームズお得意の依頼人の観察による推理は、片鞍乗馬に凝っていて、最近ラブレターを書き、そしてベイグル街のホームズ宅へは炭坑を経由して来たというもの。
その理由はそれぞれ、衣服についた流行の鞍の跡、そして指先についたピンク色のインク、目の下の粉…だったが、事実は服をアイロンで焦がした跡と、食べたイチゴの残りが指についていた事、そして急いで化粧をした為に肌に粉を吹いていた…という事で、ホームズの反応は、『そりゃ、いずれかでしょうな』。

依頼内容は伯父についてだった。
仕事が上手く行かなくなり、悪い連中と付き合い始めた伯父。
ある日、服の内側へ縫い付けられた封筒を見つける。
その中にある手紙は…意味不明の内容で、どうしても気になった依頼人はシュロック・ホームズの元を訪れたのだった…。

ネタバレ等は続き以降で。


意味不明だったその手紙から、ホームズはWHOS ON FIRSTという暗号を読み取る。
そして、それは競馬の予想の情報の売買に用いていたのだという結論を導き出して見せた。
依頼人は、決してそれ自体は正しい事ではない物の、考えていたよりも遥かに軽度の出来事だった事に安堵し、そしてホームズは『もうやってしまったよ、ワトニィ君』と言い、勝てば200倍になる馬券をその手に持っていたのだった…。

場面はベイグル街へ移り、ホームズが『これまでの事件の中で最も成功した事件の一つと言えるね―財政的に見て』と語っていることから、どうやら首尾よく競馬に勝ったらしい

これ、日本語で読むとコレだけの出来事なんですよね。
肝心なのは英語の隠語。
意味不明に見えた英文も、隠語をきちんと解読していくと、ダイヤモンドを盗み、警察へ賄賂を渡すなどの工作をしているという恐ろしい犯罪の内容が含まれた文章なのでした。

尚その事件を新聞で目にしたシュロック・ホームズは、OGIMAダイヤモンドが盗まれた事から、OGIMAを逆転し、AMIGO(アミーゴ)と読み、それを鍵に事件解決へと出向くのだった…。

シュロック・ホームズシリーズ全編を通していえますが、事件中に様々な形で本家のパロディが含まれていて、読みながらニヤリとするのが、シャーロッキアンの喜びです。
悪ふざけの反面、鋭い指摘も多く、冒頭での依頼人の素性の観察についてもやはり現実的には『いずれかですな』という部分もあるでしょうし、暗号を解く部分についても、普通の文章から『いかにもそれっぽい』文章を抜き出す事は出来る、抜き出してしまう事もある…そんな皮肉めいたメッセージの込められた、記念すべき第一作でした。




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競馬大好き野郎
いつも役に立つ情報ありがとうございます


私もブログを始めましたので

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では頑張ってくださいね
2007/05/03(木) 21:28:09 | URL | [ 編集]
管理人@tontonme
初めまして。
役立ってますか?
それは幸いです。

僕自身はコナン・ドイル同様競馬は詳しくないのですが、また興味を持つような事がありましたらよろしくお願いします。
2007/05/03(木) 21:31:33 | URL | [ 編集]












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