本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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マンガ ジム・ロジャーズ ―冒険投資家に学ぶ世界経済の見方/森生文乃
漫画ではありますが、著名な投資家であるジム・ロジャーズさんの話を読んでみました。

奥様との婚前旅行でベンツに乗って世界を一周してきた際の物語です。
立ち寄る先々の都市での出来事や政治情勢を通して、ジム・ロジャーズさんの投資へ対する考え方がよく判る一冊です。

僕たちが一般的に思っている『投資』…株取引やFXといったものでしょうか、そういった投資とは規模が異なるためか、この本で端的に伝えようとしているためなのかは僕の勉強不足で判らないのですが、投資に先駆けてみているのは政治や社会そのものです。
政府の働きかけの有無や、逆に政府の存在が足掛けになって経済活動に不の影響を及ぼす場合など、その国の経済状況としてどういったことが盛んなのか以上に、国の頭の部分を見据えて投資の可否を考えているようです。

なので世界でも有数の裕福な国としての評価を受けた日本。
しかしジム・ロジャーズの投資の対象としての評価は低めでした。
その問題点となるのは、まず高齢化の問題です。
そしてその問題とは無縁とは言えない外国人受け入れへの積極性の弱さです。
この外国人受け入れの問題に関しては国内でも色々な議論がなされていますし、やはり治安面などの悪化を考えて前向きになれないという方も多く居られるように思うのですが、ジム・ロジャーズにとっては高齢化の問題を打開して経済を活性化させていくために必要な方策であり、それを打たないのは宜しくないという評価になったようです。
またレストランで『ライス』のみの注文が出来ず、どうしても日本の米が食べたかったという彼は、寿司と茶碗を頼んで即席のライスを創り上げて見せるというエピソードが紹介されています。
このエピソードからも、彼の日本人へ対して柔軟さに難があるように感じられたことが伺えます。

世界各地を旅することで、その国の情勢や、今後の成長に関する事を肌で実感してきたジム・ロジャーズ。
彼のような成功者でないとしっかり時間をとって肌で感じてくる世界旅行なんて難しいのかもしれませんが、新聞記事にはどうしても上がってこないような情報が投資にとって非常に重大な問題となるということがよく判る一冊でした。

出来れば世界中の投資家のために、定期的に世界旅行へ出て結果を教えてくれれば最高なのですが、危険もついて回る旅行だったようで、そうはいかないのでしょう。

投資にせよ、仕事上の出店や営業戦略にせよ、その土地を肌で感じることはとても大切な事だと思います。
立場は違えど様々な形で経済に携わる僕ら自身が、この旅行の重要性を認識して、自らも小さな旅行へ出るくらいの心意気で自分たちが仕事をする地域や国を見つめることは、とても大切な事なんだなと感じました。




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