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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
死の快走船/大阪圭吉
恥ずかしながら、古典ミステリをよく読んでおきながら今の今まで存じ上げませんでした。
日本の推理小説の未来を嘱望されながらも、戦争のために早世してしまった幻の作家、大阪圭吉さん。
今回は白鮫号の殺人事件を改題した死の快走船を読んでみました。

キャプテン深谷と呼ばれる人物がいた。
欧洲航路の船長として活躍後、充分な貯金もあったので美しい海岸へ、まるで船長として暮らした日々を再現するかのような家を建て、そして時にはヨットで海へ出る…という気ままな生活を送っていた。
そんな彼が死体となって見つかった。
一見、海難事故によって死んだかのように見える死体だったが、よく調べてみると彼の頭にはビンで殴られた後が残されていた。
キャプテン深谷を診に来た医者と、それに同行してきていた東屋三郎はその謎へ挑戦するのだった…。


□ 本格推理小説
とても論理的に仕上がった本格として描かれた作品です。
当時、ここまできちんとした本格の推理小説を書く作家の方が、余り名前も知られないまま存在していたということに驚きました。
また推理も凄く理路整然としていたかと思えば、綺麗に数字が揃う事が必ずしも現実と合致するわけではないと言い切ってしまったり…。
被害者が恐れていた来訪者も、上手く読者を騙してくれるんですよね。
凄くありがちな事ですが、殺された人が何者かが来ると話していれば、過去に何かがあったと勘ぐってしまいます。
上手いやり方だなぁと思いました。

□ 青山喬介
著者がシリーズ展開していた探偵が、青山喬介でした。
この作品も元々は青山喬介が探偵だったそうです。(作品中に出てくる東屋三郎に代わっています)
どういった事情で変わったのか判りませんが、青空文庫さんの方で読まれる場合は、東屋三郎バージョンしか読めないので注意が必要です。
著者自身が早世した為に余り作品が残っていないこともあり、シリーズ自体少ないようなのですが、なかなか個性的且つ論理的な推理をしてみせる推理スタイルです。

□ 感想
本当にこんな作家の方が余り名前も知られないままになっているのは惜しいと思いました。
もう少し長く生きられて、もっと沢山の作品を残されていたら、もしかすると横溝正史さんと双璧をなすくらいの本格推理小説の大家になられていたかもしれませんね。
日本人作家さんの手による、この時代の作品を読むときは、風情だったり海外の作品をオマージュしているような部分を楽しんだりというところを楽しみながら読んでいるのですが、この作品については時代の古さを感じることなく、純粋に推理小説として楽しめました。
文章も古臭さを感じさせず読みやすいので、僕同様にまだ読んだことが無いという方はぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。


テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学


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