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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
戦略がなくなる日/小山和伸
youtubeの動画でもおなじみに小山和伸さんの著書が電子書籍で出ていたので、さっそく読んでみました。

タイトルの『戦略がなくなる日』という言葉は、文字だけを拾うとネガティブな印象さえ残るような感じを受けます。
しかしこの本で言うところの戦略が無くなるというのは、社会の何かに対して打つ手無しです、お手上げです!という意味ではなく、長期的に立てられる計画としての戦略というもの自体が、時代遅れになっているのではないかという提言の意味合いを持つものです。

長期的な戦略から、変化に打ち勝つための戦術へと時代はシフトしなければならないというのが、著者がこのタイトルへつけた想いなのです。

では、何故?

そこに大きな要因として登場するのは、まずIT革命です。
インターネットの普及により、僕たちは色々な事を知る事ができます。
昔で言えば、芸能人の方でも綺麗なだけでは人気者にはなれなかったんですよね。
小難しい業界の事は判りませんが、運なども含めて何かのきっかけが必要だった。
でも今は本当に綺麗な人は、ネットで簡単に話題になり、『美人すぎる○○』ブームで実証されたように、有名になれる。
情報網が発達している現状、従来の何倍と言う速度で情報が人々へ渡ってしまう。
刻一刻と状況が変わることを前提にして動かないと、これまでの戦略レベルのスピードでは対処できなくなってしまいます。

また多様化も挙げられます。
人と同じものが欲しいという時代ではなく、色々なものが求められる。
同じものを作り出す効率的な機械ではなく、少しずつ違うものが作れる柔軟さも、従来の戦略の概念では対処しづらいものだったのです。

こういった具合に、スピーディさを追求する時代の発想の変遷を求め、どのように対処していくのが好ましいかといった提言になっています。

タイトルはセンセーショナルですが、別に戦略と言う言葉が終わったわけではありません。
別に言葉を否定しなくても、表現の仕方で長期的な戦略を立てる時代から短期的かつ柔軟に対処できる戦略を立てる時代への変遷でもいいのです。
従来の概念からの転換の必要性が良く伝わる一冊でした。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


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