本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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お化け師匠(半七捕物帳5)/岡本綺堂
岡本綺堂さんの本領発揮?
少しホラーっぽい雰囲気の作風で構成された『お化け師匠』を読んでみました。

水木歌女寿(かめじゅ)という踊りの師匠が死んだ。
彼女は欲に捕らわれ、実の娘も早死にさせてしまった事からお化け師匠という渾名をつけられていた。
しかもその死に方が蛇に巻き殺されたというから、娘の怨念が母を殺したのではないかと噂されていたのだった…。

物語としては、昔の世相がキーポイントになります。
蝮よけ蛇除けの御符売りの商売道具がキーポイントになるなんて、和製ホームズもなかなか風情がありますね。

ちなみに主人公の『わたし』と半七老人は、随分と親交を深めているようで氷川様のお祭りの際には強飯やお煮染めを食べたり、酒を飲んで気持ちよくなったりと、なかなか楽しそうな時間を過ごしています。
犯人に自白を迫るのに『悪く片付けていやあがると引っぱたくぞ』なんて語った半七も、年を重ね、軒提灯で明るくなった町の風景を楽しみに出て行くのでした…。



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