本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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とある魔術の禁書目録2/鎌池和馬
前回、第一作目を読んでみて結末が気になっていたので、読んでみました。

□ あらすじ
インデックスを守った上条当麻だったが、やはり彼の記憶は消えていた。
しかし記憶が消えたと言っても、思い出が消えたのであって『知識』は残ったままだった。
彼はその知識を元に、消えてしまった上条当麻を演じながら、記憶が失われたことを伏せたままインデックスとの生活を続けていた。
そんな時、彼はかつてインデックスの記憶を巡り共闘したステイルと共に、錬金術師から吸血鬼殺しを救出するというミッションに関わることになる。
その吸血鬼殺しとは、彼がたまたまファーストフード店で出会ったニセ巫女だったのである…。

□ 上条当麻ではない上条当麻
興味深かったのは、思い出を失った上条当麻でしょうか。
記憶喪失であることを隠して…というと無理がありそうですが、彼には第一巻で戦い死んだ上条当麻の知識が残っている。
知識と思い出の違いの描写は興味深く、知識を元にインデックスを始めとする今までの知り合いと接していくのですが、その知識を現実の相手との間で、自分自身がどのような人間だったのか、どういう感情を持って周囲の人間たちと接していたのかを考えています。
これは作者が意図的に主人公を大きく変えないようにと言う配慮でしているのかもしれませんが、上条当麻には変化は無いんですよね。
判らないことはなくて、ただちょっとした思い出が欠如していたり、その思い出…例えばインデックスにどのような感情を持って接していたのか…という部分が判らなかったりという違和感であったり。
思えば前作で思い出と知識の違いなどの描写は、インデックスに関連して登場していたはずですが、今回でもその描写は非常に参考になります。

□ バッドエンドな展開
今回の物語の黒幕として登場するのは、ステイル同様にかつてインデックスに関わり、記憶から消されてしまった人物です。
これに関して著者は第一作目で上条当麻がインデックスの記憶を消さなければならないというルールを取り払うことに失敗していたら…というコンセプトで描いているものだと語っています。
ただし、このifは前回で撤回されているので、この思惑は見事に外れてしまいます。
ただ同時にそれを達成した上条当麻自身も、その時の上条当麻とは似て非なる存在に陥っている事を思うと、なんだか報われる者の居ない設定の物語だと思いました。




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