本の虫、中毒日記

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シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険
この作品が世界で最も有名な贋作ホームズの一つです。
映画化もされ、世界中の贋作ホームズの金字塔とも言える本作。
ニコラス・メイヤーがこの作品へつけた原題はThe Seven Percent Solution…約すると7%の溶液です。
これが意味するところは、四つの署名の中でシャーロック・ホームズが使用したコカインの濃度。
邦題からでは作品の内容を伺う事は出来ませんが、この作品の核となるのはシャーロック・ホームズのコカイン使用癖に関するものです。

重症のコカイン中毒…。
その治療に応じようとしないホームズに治療を受けさせるための方策を練るワトソン。
そしてウィーンの地で出会うジクムント・フロイト。
養生の為に出向いた地で事件に巻き込まれていくホームズ達。

奇抜なストーリー展開の中にも、チラホラとシャーロッキアンとしてのニコラス・メイヤーのニヤリとさせられるフレーズや設定の数々が混ぜ込まれているのも読みどころです。

ネタバレ等は続き以降で。
正当な贋作ホームズとしての楽しみもありますが、この作品で面白いのはモリアーティ教授の扱い。
モリアーティ教授という、普通の感覚では信じられないような闇世界の住民を、表の住民として登場させる…では、ホームズが犯罪の大元と言い続けてきたモリアーティとは?

そして最後の最後の大どんでん返し。
全て読み終わって、事件も終わったしめでたしめだたし…では終わらない、驚愕のラストシーン。
最後の一行まで驚愕しつづけて、最後の最後にニコラス・メイヤーの勝ち誇ったような笑顔が見えることでしょう。
 












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