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Fujisaki

Author:Fujisaki

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
宮本武蔵/吉川英治
人間の勇気と、動物の勇とは質がちがう。真の勇士の勇と、生命知らずの暴れンぼの無茶とは、根本的にちがうものである
剣豪、宮本武蔵さんの生涯を描いた吉川英治さんの『宮本武蔵』を読んでみました。
人物としては非常に興味があった方で、吉川英治さんを原作とした漫画のバガボンドが流行ったり、武蔵-MUSASHI-が大河ドラマになったりして、興味があったのですが、入るなら是非原作からと思っていたら、随分と遅くなってしまいました。

□ あらすじ
物語は関ヶ原の戦いで、命からがら助かった新免武蔵(しんめん・たけぞう)とその郷土からの友人である又八が近くの民家へ匿われる事から始まる。
二人はそこでしばらく滞在した後、故郷へ戻ることに決めていたが、又八はそこで出会った女と恋に落ちてどこかへ行ってしまう。武蔵はその事を郷土の又八の婚約者へ伝える為にも郷土である宮本村へ戻るのだが、そこで彼は追われる身となってしまう。
郷土で見知った人々にも追われ、姉までさらわれてしまった武蔵は玉砕覚悟で戦いへ挑もうとするのだが、そこへ又八の婚約者だったお通の居た寺に訪れていた沢庵から、人の弱さを諭され、力だけではなく知恵を持って生きることを教え込まれた。
そして自らの罪を三年掛けて償った武蔵は、新しい人生へと旅立つことになる。
その新しい旅路で、彼に与えられた新しい名前こそが『宮本武蔵』だったのである。

□ 命知らずの武蔵から、宮本武蔵へ
この物語の冒頭では宮本武蔵は本名である新免武蔵(たけぞう)として登場します。
悪童として知られ、命知らずで自分の危険も省みずに人を殺めてきた武蔵ですが、やがて沢庵和尚との出会いから、知恵を持って生きることを教えられ、死を恐れる弱い自分と向き合って生きることを知ります。
人間の心なんて、実は弱いものだ。決して孤独が本然なものでない。』とは沢庵の言葉ですが、この言葉によって死にたくない、生きたいと願った武蔵は、沢庵の手によって姫路城の開かずの間にて三年間幽閉され、勉学に励みます。
そして生まれ変わった武蔵は、随分と悟りを開けた人物に成長していたようで、その門出を祝った姫路城の池田輝政によって『宮本武蔵』の名前を与えられ、彼は自信をより成長させるために修行の旅へと出ていきます。

□ 出会いと、別れ
第一巻ではありますが、結構色々な出会いがあります。
お通、又八、朱実、姉、沢庵…。
それぞれの人生を歩んでいくわけですが、きっと今後の作品でまた絡んでくるんだろうなぁと。
また宮本村のお杉ばあさんのように、武蔵の命を狙う者もあります。
作品冒頭の『タケゾウ』であれば、容赦なく斬り捨てて因縁を絶つところでしょうが、宮本武蔵はこの襲撃に困ってどのように対処すべきか考えあぐねています。
まだまだ武蔵も成長過程にあると言うことなのでしょうか。
今後の展開に期待したくなりますね。

□ 感想
ファンの方には怒られてしまいそうですが、宮本武蔵さんという人はもっと粗野な人のままが長いのかと思っていました。
それが一環の前半には沢庵に諭されて、かなり悟りを開いた人物へ昇華する。
これは凄く意外な事でしたし、その会心をさせた言葉と言うのが、自らの弱さを受け入れる事であったり、死を恐れるということであったりと言うのも意外でした。
でも弱い自分を受け入れるというのは、その後の戦いで見られる様々な戦法に繋がっていくものなのでしょう。
しかし一方では『下手に、瓜の漬物などを噛みしめていると、かつての沢庵和尚のように、いきなり拳が飛んでくるか、長押の槍が落ちてくるかも分らないのだ。』という言葉にもあるように、また本文中の日観の言葉によるなら『その強さをもすこし撓めぬといかんのう、もっと弱くならにゃいかん』という、力の入りすぎた感情もあり、まだまだこれから成長していくんだなぁと、先を読むのが楽しみなシリーズになりました。


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