本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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ゴールデン・バット事件/海野十三
なんとなくシリーズを読むたびに主人公のキャラクターが変わっているような気がする…帆村荘六シリーズを読んでみました。

知り合いに連れられてゴールデン・バットというカフェへ連れて行かれた帆村。
友人はその中に居る女性に恋心を抱いていたのだが、その帰り道である殺人事件に巻き込まれてしまう。
悲鳴がしたアパートの一室へ飛び込んでみると、一人の男性が倒れており、そして刃物を持った男が帆村に取り押さえられた。
しかし倒れていた男性は医者の到着を待たずして死んでしまった。
やがてその男性がカフェのゴールデン・バットで一番女性にモテていた男性であること、刃物を持っていた男性の方が一緒にその店に居た男性であることが判った。
しかし事件は予想外にその男が犯人ではない可能性があった。
男性が撲殺されたこと、そして床へ散らばった沢山のゴールデン・バット(タバコ)、そして吸殻の無い灰皿―。
これらの事実から、帆村荘六が事件の解決に挑むのであった…。


帆村はこの事件の解決に当たって神戸で波止場の仲仕(荷物の積み込みをしたりする人)をしてみせたり、真相を知っている人間ともくろんだ相手の家を調査士に行ったりと、珍しく王道の探偵のような動きを見せてくれます。
帆村荘六の奇想天外な展開が好きだ!というファンの方には少し退屈かもしれませんね。
作品中には、『ビールの満をひいて顔をテラテラ光らせていたモダンボーイの帆村とは異り、もうすっかりシェファードのように敏感な帆村探偵になりきっていた』とか、謎を解き明かそうとしている時の癖(タバコの煙を細い糸のようにして吐き出す)を与えられていたり、他の名探偵と呼ばれるキャラクターを意識していたのかな?と思わせるような描写も見られました。

ネタバレ等は続き以降で。


これといって特別にモテそうなわけでもない被害者が店の女性の人気を一手に集めていた理由―。
それが今回の事件のキーワードになります。
実際、最初につかまった刃物を持った男はその為に自分の思っていた女性を奪われた恨みで殺そうとしていたわけですが、そのモテる理由が事件の真相です。
それはひそやかに与えていたモルヒネのためだったという展開です。

ちょうどこれを書いている時点では、芸能界を中心に薬物のニュースが盛んに報じられているのですが…、薬物というのは恐ろしいものだなぁと思うのでした。
この物語で提示されている『気づかない内に薬物中毒になってしまう』という事が実際に起こりえるのかどうかは判りませんが、自分が付き合う人間も含めて、違法なものと距離を置く努力の大切さを痛感するのでした。

それにしても…モルヒネって本文中の最後に出てくる『粘膜』で入るものなのか!?
それらしいキーワードで探してみたものの、答えは判りませんでした。
…ま、知らなくても良いのですけどね。





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