本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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MOTHER2/久美沙織
前作に引き続き、MOTHER2の小説版も読んでみました。
前作はOriginal Storyと銘打たれるくらい、原作から飛躍した表現を試みた作品でしたが、今回の2はより原作から離れた設定で描かれています。
その辺りの流れはあとがきでも良く書かれていますが、ゲーム版のMOTHERは1と2では中心となる三人のキャラクターの設定はほぼ同じです。
主人公がDQなどでいうところの勇者役、女の子が魔法使い役、そしてもう一人の男の子は機械…という感じですね。
おともだち2は前作の通称・テディとは大きく異なる個性を持っているのですが、久美沙織さんは見掛け通りに前回と同じ個性を与えるようなことはしなかったのです。主人公は比較的同じようなキャラクターになっていますが、女の子は結構大人っぽい言動を見せますし、お友達1は芯のある男っぽい性格であると同時に暗い過去を背負っています。
前作の小説も読んだ方は、キャラクターのイメージから引き出された、前作とは大きく違うキャラクター設定を楽しむのもいいかもしれません。

ただ、本当に別物と思えるくらい飛躍したオリジナルストーリーです。
DQのノベライズでも多少賛否はあったようですが、久美さんが原作と同じ設定とアウトラインを与えられて書いたオリジナルの小説だと割り切れる人でなければ、この小説は読まなくてもいいかもしれません。
どせいさんフォントを再現したり、結構描写もハイテンションな感じで、原作の雰囲気を残しつつも、久美沙織さんの世界観満載に仕上がっています。

でも、面白いんですよ。

主人公とその隣人でありボスとなるポーキーの間にある感情や、お友達1にもエピソードがあるし、人と人とのつながりの大切さや、気持ちの奥底に潜ませている複雑な感情といったものが物語の中心にあり、ポーキーという敵は自分の中で悔やんでいたり、忘れてしまいたいような感情の象徴なのではないでしょうか。
あの時こうすればよかった、あんな事はしなければよかった、悪いなぁ、どうしよう…。
主人公とポーキーの戦いは、そんな自分との決着だったのではないでしょうか。

ちょっと飛躍しすしぎたラストシーンは、著者の言うとおりMOTHERではなくBROTHERだし、困ったことにMOTHER3と繋がらなくなってしまうのですが、いいじゃないですか。
残念ながら、現実はこの作品のように過去を変えていく事は出来ないのですが、覚悟を決めて自分のわだかまりを打ち破れば、世界が変わったような新しい生活を送ることは、絶対に出来るのです。
そんな勇気を持たせてくれる一冊。
PK気合で、ちょっと毎日を変えてみませんか?




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