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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
めぞん一刻/高橋留美子
不意に望郷に駆られて、めぞん一刻を読破してみました。

□ あらすじ
東京にある古いアパート『一刻館』には個性豊かな住民が集まっていた。
酒豪の母親がいる一の瀬家、何の仕事をしているのか不明で覗きとたかりが趣味の四谷、スナックに勤務する色っぽすぎるお姉さん六本木朱美、そして大学受験の浪人で住民からおもちゃにされながら受験勉強に励む五代裕作―。
五代を覗く面々は自由気ままに過ごすため、なかなか管理人が定着せずにいたのだが、そこへ若い女性が管理人として赴任してくることになる。
音無響子という女性は、五代と2歳しか違わないとても若い年齢ながら、前の夫を亡くして未亡人となっていた。
一刻館を舞台に、管理人に恋をした五代、そして前の夫の死から徐々に立ち直りつつ、新しい第一歩を進めていく音無響子の二人を中心とした恋愛コメディ。


□ 長く、そしてぶれず。
物語の最大の特徴は連載期間の長さに合わせる様に時間が流れていくことです。
最初に出会った頃は大学浪人だった五代は、やがて大学に入り、就職浪人を経て社会人にまでなっていきます。
物語の終盤では音無響子が自分自身や周囲から『年増』という言葉が出てくるのですから、リアルタイムで全て読んでいた人たちにとっては、自分たち自身の年齢を感じるような作品だったのかもしれません。
・・・ただ、元々が若いので年増とは言っても、年齢は二十代のはずですが…時代が違うのでしょうか。

著者の長期連載の作品には他に『うる星やつら』や『らんま1/2』といった作品もありますが、これらの作品では色々な登場人物が入れ替わり立ち代り登場しては消えていく…という傾向にあったのですが、それと比べるとこの作品では舞台の一刻館という狭いコミュニティの中での展開が大半のままで、登場人物もそれほど増えず、また登場した人物たちも長く関与し続けます。
主だった登場人物としては五代、音無響子の家族に、三鷹、八神、七尾…といった恋愛がらみの登場人物がいくらかといった具合で、それぞれのキャラクターにじっくり思い入れながら読み進めていけます。
住民も二階堂 望が途中から加わり、最終回で六本木朱実が結婚による転居、五大が管理人室への同居をする以外は動きも少なく、7年も連載された割には、じっくりと二人の関係が構築されていきます。

□  名前
余談ですが、主要な登場人物の名前には全て数字が使われています。
そして一刻館の住民は全て自分の名前に対応する部屋に住んでいました。
少し凝っているのが管理人室=0号室で、そこに住むのは音無=0という事ですが、旧姓はやっぱり数字の千草でした。
逆に名前に数字が入っていない人は、物語の中で大きな役割を果たすことは余りありません。
この設定は面白いなと思うのと同時に、数字が名前に入る人を見かけるとピンときたりするんですね(笑)。
尚、名前の部屋番号に住むという設定は、最終回で一部屋だけ例外になります。

□ 感想
正直、高橋留美子さんの作品は『らんま1/2』が最強という持論を持っていたのですが、こちらも面白かったです。
後半の辺りから急にシリアスな恋愛物語になってくるのも、著者としてはなかなか見られない作風ですね。
リアルな時間の流れで考えてみても、ゆっくりゆっくりと関係を近づけていく二人の微妙な心理も巧みだと思います。
なんとなく意識し始めること、嫉妬を感じること、独占したいと思うこと。
僕自身も上さんと知り合って、結婚するまでに6~7年もあったので、少しずつ変わっていく感情というのは、ちょっと懐かしいようなむずかゆいような感じがして、面白かったです。
また、今はこういう一刻館みたいな人間同士の付き合いというのが希薄になってきていますが、一つのコミュニティが一つの家族のように繋がって生活をしていく、古きよき時代の日本の姿が残されているのも、懐かしいし、いいなぁと思うのでした。
住んでみたいですね、こういうアパート。
…美人の管理人さん込みで。


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