本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
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プロジェクトX 爆発の嵐 スエズ運河を掘れ
スエズ運河の拡張工事をして、現在のような交通の要所となるきっかけとなる工事へ着手したのが日本の企業だということは全く知りませんでした。
なんでまた日本の企業があんな遠くまで…と思いながら、読んでみました。

工事の中心となったのは現在の五洋建設さんです。
…知りませんでした。
戦前から軍事関係の港湾工事などを着手する、まさにプロフェッショナルの会社なんだそうですよ。
時代が進むにつれて船自体の巨大化が進み、従来のスエズ運河では対応しきれないような状況になりつつあったそうです。
時代はまだ日本人の海外旅行の自由化が行われる三年も前の事だったそうで、出来高払いの仕事へ膨大な投資を行いながら難工事へ挑むその姿勢は、やはりプロとしてのプライドがあったのでしょうし、当時の社長さん(水野哲太郎さん)の少年時代の憧れなどもあったそうです。

ただ反面、他の国の企業が入札へ乗り気ではないという状況もあったようです。
国際的な情勢の問題であったり、工事を行う区間に岩盤が複雑に集中している上に、工事は戦乱によって中断させられることもあったといいます。
実際、第四期の工事を入札しに言った時には『行っても爆弾、戻っても爆弾だ。行きましょう』という状況だったそうで、日本の彼らが訪れた際には入札会場は閑散としており、担当の方も誰も来ないだろうと諦めていたのか、敷地内に作った防空壕へ非難していたそうです。

熱意なんだろうなぁと思うのです。
プロジェクトXの本を何冊か読んでいて、大きな仕事に取り組む企業というのは、利益というのを目的の一番高い位置から外していると思うんです。
勿論最終目標はそこにあるのですが、単純に一番大きな利益を取れる事ではなく、何をやり遂げるのか…という事が大切なのではないでしょうか。
赤字が出なければ良い、くらいの?
もしかしたらこの記事の社長さんが言ったように『失敗したら、またゼロからやり直せばよい』というように、会社を倒産に追い込むような大怪我さえしなければ、何も得られなくても良いのかもしれません。

その熱意は…たぶん、今の僕たちの世代にはなかなか芽生えにくいのかもしれません。
五洋建設さんが水野組と名乗っていた頃の二代目社長だった方(水野禮三さん)は原爆の被害を受けてお亡くなりになったそうです。
原爆の影響で得意先の企業が消えてしまい、更に終戦で海軍まで無くなり…。
戦後の復興の歴史というのは、彼らにとっても会社再建の歴史だったんだと思うんです。
その中で、ゼロから立ち直る事の意義や、自分たちの復活のシンボルとなる大きな偉業を残したいという気持ちはきっとあったはずです。

その熱意が、スエズ運河の難工事…戦火を潜り抜け、更にあちこちに散乱した爆弾と隣り合わせの工事を成功させたのではないでしょうか。
その熱意を、次の世代はどの様にして引き継いでいけば良いのでしょう?

…僕は、やっぱり読書による二次体験と、自分たちもとにかく実践していくことなのかなぁって思うのです。




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