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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
涼宮ハルヒの消失/谷川 流
涼宮ハルヒシリーズ第四弾、『消失』を読んでみました。

□ あらすじ
クリスマスへ向けていつも通りに涼宮ハルヒの立てた計画へ向けて準備をしようとしていたSOS団。
しかし、ある朝…そんな日常が一変する。
学校からは宇宙人も未来人も異世界人も超能力者も、居なくなっていた。
いつものメンバーは存在するものの、ハルヒや古泉一樹は違う学校へ通っており、長門有希、朝比奈みくるは同じ学校に通っていながらも面識が無いような態度を見せる。
キョンの日常から、唐突に非日常が消えてしまったのだった。
しかし、キョンは自分に問うのだった。

どちらの毎日が、いいのか―。


□ キョンが主人公、ハルヒが脇役という構図
キョンが主人公というのはずっとそうなのですが、今回はハルヒが極端に脇へ下がります。
彼が目覚めた世界に居るのは、ずっと当たり前な女子高校生。
少し破天荒な部分はあっても、自分の思いで世界を変える事は出来ないのです。
なのでキョンが走り回るのですが、その時もハルヒがメインに立つ事は無いままでした。
他の人々の想いを中心にしているのが興味深いですね。
個性豊かな面子だからこそ出来るスピンオフ的な雰囲気のある一作です。

□ 感想
どんなに理想を思い描いても、やっぱり自分が生きている日常が一番なんですね。
結構示唆に富んだ作品だと思います。
今、居る日常がどんなに退屈だとしても、どんなに今が苦しいとしても。
当たり前の日常が、一番良い。
奥さんのすっぴんは昔ほど魅力的には思えないけれど、やっぱりある日突然綺麗な奥さんが出てくるより、見慣れた顔が迎えてくれるほうがずっといい。
簡単なことなんですけどね、忘れがちなんです。


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