本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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プラスチック・ラブ/樋口有介
樋口有介さんが描く高校生の恋愛物語を収録した短編集です。

ご自身で短編集が苦手と仰られているだけあって、確かに短編集らしくない感じです。
長編の一部を出来るだけ違和感が無いように切り取ってきた感じでしょうか…。
どの作品も最後はほのめかすような感じで、はっきりとした結論を出している物語は少ないです。
その辺りを妄想用のスペースとして楽しむか、はっきりしないなぁ…とげんなりしてしまうのかは、ちょっと微妙かもしれません。
ただどの短編も長編に出来るであろうボリュームのある作品で、僕には短編集というよりはダイジェスト集を読んでいるような読後感が残りました。

この短編集の興味深い特徴として、物語は別々のシチュエーションであるのに対し主人公である木村時郎の設定は総て統一されているという事です。
様々な恋愛の中に、いつでも変わらずクールかつ老骨な雰囲気を持つ高校二年生の木村時郎がいます。
変わるのは相手と、その付き合い方だけ。
元彼女だったり、これから恋愛に発展していく相手だったり、もう彼女だったり。

ちなみにタイトル作となる『プラスチック・ラブ』は、ちょっとミステリーの要素を含む作品で、事件を調べている記者として柚木草平が登場します。
この柚木草平が登場して『あぁ』と思ったのですが、木村時郎少年は設定こそ普通の高校二年生ですが、中身は樋口作品へ登場してくるほかのハードボイルドな主人公たちと同じなんですね。
だから凄く冷めていて、悟ったような言葉を口にする。
高校二年生にしては、老けすぎだろ!といったイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
恋愛者として楽しむのも一つ。
またハードボイルドな主人公たちの高校生の頃の姿と思ってダブらせながら読んでみるのも一つ。

一つ一つの仕上げ具合からしても、樋口さんのファンの方向けだと思いますし、そういう楽しみ方をしてみるのもアリなのかな…と思いました。



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