About Me

Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

最新入荷記事

本棚

カレンダー


09月 | 2017年10月 | 11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


お勧め。


ポストで買取,eBook Off

年代別ブログ図鑑

皆様の感想文

トラックバック

ベストセラー

にほんブログ村 小説ブログ ミステリー・推理小説へ

本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
田中角栄経済学/小林吉弥
カネを活かして使う極意…なんてサブタイトルとともに悪そうな顔をした田中角栄元総理大臣が表紙を飾るこの本ですが、内容は田中角栄さんのお金の使い方の上手さを紹介しています。

ポイントはいくつかあると思うのですが、
・嫌味や相手の負担にならないように渡す
・相手が困っている時に、直接渡す
・相手が必要な額以上に渡す
・自分のお金を渡す

この辺りをきちんと押さえられていると思います。
お金はもちろん自分に有利になることを願って渡すわけですが、嫌味であったり相手の嫌味であったりすることを良しとしない田中角栄さんは、時にはお金に困っている人にお金を渡すのに、相手に直接渡さず、近しい人へ自分からのお金であることを伝えないように渡すなどの配慮をしています。

大人の社会なので、手段はいつでもお金になってしまうのですが、田中角栄さんという人は非常に人の情報を把握している方でした。卓越した記憶力で、お金を渡すタイミングを完璧に押さえています。
本文中に藤山愛一郎さんが比較対照として紹介します。
この方も色々な場面で他社へお金を渡してきたそうですが、田中角栄さんの渡すタイミングや渡し方などから得られる効果を最大限に計算したやり方に対し、どちらかというとおおらかにお金を使い続けた彼は、結局総理大臣になることはできませんでした。
相手もプライドや常識のある大人だけに、ただばらまくだけでは通用しないんですね。

ただ、この本を読んでいて一番感じるのは、田中角栄さんはお金ではなかったんだなと。
方法としては一番判りやすく、現実的なお金を渡すということなのですが、その上で人間的な魅力であるとか、驚異的な記憶力で相手の事を知り尽くしているからこそできる配慮、そして政治家としての実力―こうした、本当に必要なものがあるからこそ、お金が最大限に活きたのでしょう。
たまたまお金があったから、渡したものはお金でしたが、もし余りお金が無かったり、政治的なルールとして金銭のやり取りがまったく封じられていたとすれば…、その時は持ち前の気配りで、別の感動を与えて人をひきつけていたのだと思います。

ところでこの本の最終章で、実践編として小佐野賢治さんという方が登場します。
政治家の世界とビジネスの世界では多少勝手が違う部分もあるということで、お金を効率よく使った経済人で、田中角栄さんにも近しい人物として選ばれたのでしょうが、ちょっと蛇足だったかなぁと思う部分もありました。



テーマ:考えさせられる本 - ジャンル:本・雑誌


もしお役に立てましたら、クリックして下さい。喜びます、きっと。
コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://tontonme.blog85.fc2.com/tb.php/1097-89875aac
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ブログ内検索

amazonで探す

本の虫を管理する!

ブログマニア

古本の雄、ブックオフ ネットデビュー! ¥1,500以上送料無料

リンク

このブログをリンクに追加する

旅行記