本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

About Me

Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

最新入荷記事☆

本棚

カレンダー


05月 | 2017年06月 | 07月
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -


お勧め。


ポストで買取,eBook Off

年代別ブログ図鑑

皆様の感想文

トラックバック

ベストセラー

にほんブログ村 小説ブログ ミステリー・推理小説へ

十五少年漂流記/ジュール・ヴェルヌ
十五人の少年たちが漂流の末たどり着いた無人島での生活を描いた作品です。

旅行の最中に停泊していた港から不意に離れてしまった少年たちを乗せた船は、そのまま漂流を続けながらある島へと辿り着いた。
最年長でも14歳、下は日本で言えば小学校低学年の子供たちばかりの集団ですが、自分たちがどこに居るのかさえ判らない状況での無理な漂流は諦め、船を解体して島で暮らしながら救出を待つことに決めた。
残されたのは幾ばくかの食料、そして銃弾。
彼らは島に名前をつけ、小さい子供たちには教育をしながら、生き延びて島を出ること、そしてその間にすごした時間を決して無駄ではなく有意義なものとする事を決意するのだった。


名作の誉れ高いこの作品ですが、内容は知らないままで今回初めて手に取りました。

子供向けの作品で、子供の冒険心をくすぐる内容も多いのですが非常に教訓的な物語だと思います。
少年たちは『大統領制』を採用し、集団で生活するための規律を定めます。
子供には子供なりの社会があり、相手が気に入らない事もあれば、当時のイギリスに残されていた人種差別の問題もそこには横たわります。
しかし彼らは長い漂流生活の中でそれを乗り越えて、一致団結することに成功します。
それはただただ誠実に、努力し続けることだったといえるでしょう。

リーダーシップとは何か?

政治不信を嘆くニュースを見る度に、そんな事を思います。
リーダーが自分たちの事を真摯に考え、時には危険さえ顧みずに率先して行動してくれるからこそ、人はついていくのではないでしょうか。
二度目の大統領選挙の際、人間としての能力としては優れていたドニファンも、厳しすぎる罰で子供たちに無理に規律を守らせようとしたゴードンも、選出されることはありませんでした。

リーダーだけが頑張っても駄目で、少年たちのように一致団結してこそ困難は乗り越えられるんだなと、僕はとても痛感しました。
小さな力でも、揃えば大きな力になる。
それはまるで少年たちが島で築いた二年間の生活そのものではないでしょうか。
そんな力を、そんな生活を―。
この作品からそんな単純で大切なことを教えられました。



※少年たちが最初に漂流していた船がどのようなものなのか判らなかったのですが、上記リンクの左端のような船だったそうです。
ちなみに古い訳では『二年間の休暇』というタイトルがありますが、こちらの方が原題の直訳になるそうです。タイトル一つでイメージが変わりますね。



もしお役に立てましたら、クリックして下さい。喜びます、きっと。












管理者にだけ表示を許可する


トラックバックURL:

ブログ内検索

amazonさんで探す

本の虫を管理する!

copyright 2007 本の虫、中毒日記 all rights reserved. powered by FC2ブログ.