本の虫、中毒日記

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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怪談の道/内田康夫
タイトルから浅見光彦シリーズではないのかなーと思いながら手にとって見た作品です。
立派に浅見光彦シリーズでしたね。何でだろう、タイトルがしっくりこなかった。

この作品は動燃(原子力発電の核燃料サイクル等を担う)の問題を浅見光彦が探る社会的な側面と、小泉八雲の文学に関する浅見光彦シリーズらしい文学的な側面の両面から描かれており、どちらも興味深く読めました。
途中からハーン、ハーンと出てくるのでなんだろうと思ったら、不勉強なもので小泉八雲さんが日本へ帰化される前の名前がパトリック・ラフカディオ・ハーンなんですね。
調べてみると簡単なことで、思わず『ハーン』と声が漏れました。

……。

閑話休題、猛烈に閑話休題っ。


全く知識の無い動燃からのルポ依頼に戸惑いながらも取り組んでいる途中で、浅見光彦は父親が殺されたのではないかと訝しがっている女性、そしてその父違いの姉と出会います。
老舗の醤油製造会社の代表者だった父親が突然死んだ。親族はその死に方に疑問を抱きながらも、会社の評判を落とすことを恐れ、その死を内密に処理した。しかし娘は電話を録音したテープを見つけ、そこで『カイダンの道』という不振な言葉と、父親が脅されていたと言う事実を知る。
小泉八雲の足取りを追いながら、30年前の人形峠で行われていたウラン鉱発掘の現場で起こった悲しい事件へ立ち向かっていきます。


ネタバレ等は続き以降で。


非常にどうでも良いことなのですが、この作品の中で浅見光彦の死刑に対する考えが出てきます。
色々な事件に首を突っ込んでいる影響もあるのでしょうか、意外にも賛成する考えを持っているそうです。
この本が発表されるタイミングで内田さん自身もそんな事を考えていたのでしょうか、今回の事件の犯人に対して浅見光彦は冷徹に対処しています。
この回の浅見光彦の対処に対する意見は分かれるんでしょうねぇ…。
どうなのでしょう、我が敬愛すべきホームズも時に法律を除外した動きをとったけど、今回の犯人に対する行動っていうのはなかなか興味深い。
もちろん自首を進めた上で結論がそうなったというだけであって、本音は判らないのですが、どことなく想定の範囲内…な気がしたりします。

30年前の事件が呼ぶ連続殺人。
時代が変わることによって崩壊する事になってしまった『完全犯罪』。
そういえば浅見光彦はそんな事件の様子をポーの黒猫に例えたりしていましたね。

色々な意味で興味深い一冊だったと思います。
余り良いイメージで登場していないのですが、岡山も舞台の一角ですし(笑)。

それにしても犯人が浅見光彦にルポを依頼したのって、現地の調査が狙いだったのでしょうか?
ちょっと気になったりしています。





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