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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
緑柱石の宝冠/シャーロック・ホームズの冒険 The Adventure of the Beryl Coronet
冒頭からワトソンのスパイシーな言葉が炸裂の一作。
気○がいが歩いてくるぜ。家の人たちがあんな男を一人で出歩かせるなんて、ちょっとひどいじゃないか
あんたの言い方が一番ひどい。
新しい版では、少し表現が変わったのかな…?

ワトソンに気○がい扱いされた男は、大手民間銀行の主席頭取だった。ワトソンにそのように見られるまでに挙動が乱れるのにはわけがあった。
そして、その訳こそが今回の事件の始まりだったのだ。

依頼人はある高貴な人物より、イギリスの国宝級の『緑柱石の宝冠』を担保にお金の用立てを依頼されたのだった。冠についた三十九の緑柱石は、その一つ一つが二度と補充が利かないほど貴重な品…担保としては充分すぎるくらいの品だった。
しかし一方で充分すぎるが故に、管理上に何か支障でも発生すれば国中が大騒ぎになるような出来事になってしまう。それを懸念した依頼人は、自らの家に持ち帰る事を決める。
しかし、その夜…物音に目覚めた依頼人は、普段からお金の無心を続ける自分の息子が宝冠を手にもって佇んでいるのを見つけてしまう。
そして、冠から外れた幾つかの緑柱石は見つからず、自らの息子を警察へ突き出して徹底的に調べたのだが、屋敷の敷地内か、すぐそばにあるはずの失われた緑柱石が見つからなかったのだ…。

ネタバレ等は続き以降で。


オープニングだけでお腹一杯の作品でした。

息子は父親の窮地を救おうとしていたという美談、そして姪っ子は悪党と駆け落ちしてしまったという醜聞…。
依頼人には悲喜こもごもの、嵐のような一日だった事でしょう。

この作品を読んで、なんとなく感じたのは、とりあえず緑柱石が見つかって一安心…という流れになっていますが、宝冠は二人がかりで破壊してしまっています。
…そっちは問題にはならないのか?
なんとなく、そんな事を思ったストーリーでした。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学


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