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Fujisaki

Author:Fujisaki

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読書感想文、乱発中。
ブレーメンの音楽隊/グリム
グリム童話からブレーメンの音楽隊を読んでみました。

名作と名高い作品ではありますが、実はタイトル以外全く知らなかったのです。
まず第一に驚いたのは、この作品に登場するのは人間ではなく動物なんですね。

それぞれ年老いて処分が決まりかけていたロバ、犬、猫、ニワトリが主人公なのです。
まず将来が見えなくなったロバが粉引き所から逃げ出します。
そして行く先々で出会う動物たちと一緒にブレーメンに行って音楽隊に混ぜてもらって余生を過ごそうと考えるのです。

ちょっと童話というには風刺の効いた作風ですよね。
動物という立場で見ると、人というのは命を使い捨てにしてしまうんだな…なんて思います。
現代だと『僕たちを残さず食べてね!』なんて動物に吹き出しをつけてしまうような勢いですが、グリムさんはその辺りをとてもストレートに表現しています。

さて。
ネタバレ等は続き以降で。


一番驚いたのは、ブレーメンの音楽隊っていうタイトルではあるのですが、彼らがブレーメンを目指して行動したのはたったの一日のみです。
結局、途中で見つけた泥棒の隠れ家で食事を強奪し、そのままその場所が気に入って居ついた…という物語です。

なんでこの物語でブレーメンの音楽隊なんてタイトルがついたのか…。
やってる事だけを抽出すると、『人間への逆襲』とか、そんなのでもよさそうだけども。

そう、僕はなんとなく思ったのですが、これって社会風刺を含んでいるのかもしれませんね。
使い捨てにされる動物たちが、人間の住居を奪うって言うのは、なかなか刺激の強いストーリーです。
グリムの作品にはそういう感じのメッセージが込められているような部分がまま見られるので、そんな読み方も面白いのかなって思いました。


テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


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