本の虫、中毒日記

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Fujisaki

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基本はシャーロッキアン。
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平家伝説殺人事件/内田 康夫
二時間ドラマに連続ドラマ…と、すっかり国民的な名探偵になってしまった浅見光彦シリーズですが、僕はどの作品を読むときもなんとなく気持ちを入れ込めない部分があります。

それはきっと、この平家伝説殺人事件を読んだからでしょう。
吉田須美子でも、他のどんなヒロインでもなく、佐和と結ばれるという結末が一番ふさわしいと思っているから。

□ あらすじ
過去に起こった船舶からの飛び降り自殺事件。
浅見光彦は同級生からその事件を聞き、少し調べてみる事になる。
そして発覚する疑問点、そして新たな殺人を追います。

自殺したと思われる男性、そして後に死亡する男性は共に小さな平家の落人部落出身だった。
その二人が同日に同じ船に乗り込み、一人は転落死し、もう一人は同じ船に乗っていたにもかかわらず何も触れずに姿をくらまし、そして後日自殺してしまいます。
どうにか伯父の最後と遺品を持ち帰ろうと村から出てくる不思議な予知能力を持つ少女、佐和。
彼女が鍵となり、事件は段々と動き始める…。

□ 積極的な浅見光彦
浅見光彦といえば事件のたびに色々なヒロインと出会い、結構もてている割りに消極的なところがあり、進展できないまま終わってしまう…というケースが殆どですが、この時の浅見光彦は一味違います。
自分の思いをストレートに伝えたり、キスをしてみたり、母親に紹介する時には平家の子孫であるという血統のよさをアピールしてみたり、非常に積極的な動きをとっています。
そんな事も出来るんだね!という新たな一面が見えます。
物語の中でもはっきりと『恋人』を名乗ったり、本当にいい感じです。
恐らくはシリーズ二作目という事で、作者の中に余り明確な設定が無かったり、別にこの巻で浅見光彦と佐和がくっついても良いやっていう思いがあったのでしょう。
たとえ二人の想いが作者の若気の至りでも構わないじゃないですか!

ネタバレ等は続き以降で。



□ ネタバレ。
大掛かりな保険金詐欺の手口なのですが、二重に仕掛けられたトリックが面白いですね。
内田康夫さんの作品でもこれほど凝ったトリックというのは珍しいんじゃないかなーって思います。
恋愛沙汰もそうなのですが、トリックという面から見てもこの作品は秀でています。
自然災害という『死』を隠すベールと、死者を二度死ねるようにするというテクニックは思わず感嘆してしまいます。人の表面上の生死が書類のみによっている意表をついたやり方ですね。
読者も読みながら浅見光彦と同じミスを辿ってしまいがちだと思います。

□ 二人は…。
僕は浅見光彦シリーズを特に順番を追わずに適当に読み漁っていたので、この作品を読んだのはそれなりに冊数を重ねた後だったので、絶対になんだかんだ言いつつ、二人は別れていくんだろうと思ったら…。
佐和は村を捨てられるという。
浅見光彦、そろそろ迎えに行ってあげようよ!

この時の二人の恋愛が美しすぎるから、僕は後の作品でも他のヒロインをなんとなく受け入れられません。
そしてどのヒロインともはっきり結ばれないのは、いずれ平家の落人の集落へ迎えに行くべき人だいるからだと。




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翠香
お久しぶりです。
私もこの作品、お気に入りです♪
この作品が書かれた当初は、浅見シリーズはこれで打ち止めにするつもりだったみたいです。
それが皮肉なことに浅見の人気が出てしまい、シリーズが続くことに・・・。
だから誰とも結ばれることがないのですよね・・・哀れ光彦(^^;)
須美ちゃん、佐和を含め、どなたかと結ばれることは、
シリーズが終わることを意味していると思うので、
アサミストとしては、微妙なんですよね~(笑)
2010/06/25(金) 23:44:02 | URL | [ 編集]
Fujisaki
翠香 さん
お久しぶりです!
変身が遅くなりまして…。

やっぱりここで打ち止めの予定だったんですね。
作品としてはちょっと浮いちゃった終わり方になっていますが、どうなのでしょう。
ファンの方の間でも佐和派、須美子派、他派閥と対立しそうですね~。

でもいつか来る最終回は、平家伝説で締めて欲しいなーなんて思うのでした。
2010/08/01(日) 12:59:46 | URL | [ 編集]












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