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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
摩天楼 薬師寺涼子の怪奇事件簿/田中芳樹
薬師寺涼子の怪奇事件簿の続編を読んでみました。
前回、東京ナイトメアを読んでみたのですが、発表純で行くと、こちらが第一作目という扱いになるのだそうです。
作品の発表準による混乱や、前後関係の乱れは特に無いようです。
ただ薬師寺涼子という人物のインターポールへ行っていたなどの細かい紹介や、泉田準一郎が恋人と別れたばかりだという設定も登場します。
ちなみに過度のダイエットを諌めようと、デリカシーに欠ける発言をしたのが原因なのだとか。

摩天楼と題された本作では、ホテルで行われた選挙応援のパーティが事件の場となります。
出口を封鎖されたホテルの中で、不意にシャンデリアが落ちたり、像が倒れたりと、何人もの死者が続く。
薬師寺涼子は超科学的な犯人の存在をつきとめ、そして戦いを挑みます。
もう一作、短編が付け加えられています。
コチラも超科学的な生物兵器を使った殺人を扱ったもので、作品の内容よりも、こういうSFチックな作品でも、推理小説の短編のように上手くまとめられるんだなぁと、作者の腕に感心してしまいました。
時系列では摩天楼の事件の直後に相当するもので、最初は後日談か何かと思ったのですが、独立した作品でした。

差異と言う点では、事件が凄惨なことは挙げてもいいと思います。
後のシリーズ展開された作品群より、ちょっとホラーの色が強いかもしれません。
後、薬師寺涼子のキャラクターが強烈です。
一作だけと言う割りきりがあったのか、言葉もきつめのものが多いですし、周りへ対する態度も皮肉で相手をやり込めるという点では共通するものの、どちらかと言うと好戦的な態度で相手に挑むような表現が見られます。
やはり見る順番としては摩天楼~東京ナイトメアという、発表順がお勧めだと思います。



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ベンスン殺人事件/S・S・ヴァン・ダイン
僕は音楽を聴いたり、本を読むときに、好きなアーティストや作家が影響された事を公言している作品を徐々に手にとっていくと言う風習があり、ホームズしかりなのですが徐々に古い時代へさかのぼっていってしまう傾向にあります。
今回は横溝正史さんがお話されていた、S・S・ヴァン・ダインさんのデビュー作を読んでみました。
実際に影響を公言されていたのはグリーン家殺人事件や僧正殺人事件のことだった様に記憶していますが、名探偵のシリーズは順序よく読んだほうがいいのです♪

閑話休題。

感想は以下です。

□ 名探偵ファイロ・ヴァンス
著者の長編で活躍する探偵といえば、ヴァンスです。
芸術を愛でる、昔ながらの貴族のような優雅な物言いをする異色の探偵です。
著者は推理小説を書く以前には美術の評論家を生業としていたそうで、ヴァンスはその影響を強く受けているものと思われます。
作品のいたるところで文学作品や伝聞からの引用が用いられ、高尚な雰囲気が漂っています。
情感豊かな物言いや、考えなどはまさに異色と言えるでしょう。
友人である判事をからかいながら、徐々に真相へと導いていく優雅な佇まいは、身を粉にして調査に明け暮れたホームズのような探偵とは全く違います。
解説にもある通り、人によっては回りくどさを感じるかもしれませんね。
僕はまだこの第一作しか読んでいないのですが、彼の得意とする推理の方法は心理学です。
こういう犯罪を犯す人間はこういうタイプの人間であるとあたりをつけ、容疑者リストに上がってくる人間の性格を分析していきます。
現在のプロファイリングに近い操作方法と言えるでしょう。

□ あらすじ
株式を扱うベンスン氏が殺害されているのが発見された。
自宅でリラックスした格好で本を読んでいる、そのままの姿だった。
容疑者リストには幾人も上がってきているが、真犯人と、その動機とは?
ヴァンスは以前より興味を持っていたという犯罪の調査を見せてもらう為に、犯行現場を訪れていた。
そして彼は、警察の操作方法とは全く別の観点から犯人を追い詰めていくのだった…。

□ 感想
ヴァンスの調査方法については前述の通り、心理面からの捜査です。
犯行現場を心理的に考えることで、犯人と容疑者の関係や、どのような性格の人間が犯人であるのかと言うことを分析していきます。
そこそこのボリュームのある長編なのですが、ヴァンスは最初から容疑者を絞っています。
しかし友人である判事に自分のやり方を理解してもらう為に、ヒントを出しながら容疑者たちを徐々にリストから削除していくと言う手法をとっていきます。
読者もこいつあやしーなーと思っているキャラクターがあっさりと覆されていく様子を楽しんでいけるでしょう。
ただ一作目ということで、考え方や方法が少ししつこいきらいは否めません。
きっと読者はヴァンスの友人である判事が容疑者が徐々に消えていく驚きと同様に、その苛立ちも共有することが出来るでしょう(笑)。
後、この作品はホームズのように事件を一緒に見た友人の視点から描かれていますが、例えばワトソンのように自己主張をすることも無く、ただただ記録係に徹しているのも特徴的でした。
多少好き嫌いが出る作風ではあると思いますが、個人的には意外性のある作品は好物なのでしっかり楽しめました。


テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学


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岡山人じゃが2010/岡山ペンクラブ
一年ごとに、岡山県内の色々な情報を取り扱う文化誌、『岡山人じゃが』の2010年版を読んでみました。

今号の特集は、戦争と大原聰一郎さんです。
戦争に関しては、満州と岡山空襲です。
岡山空襲については、僕も最近になって勉強するようになったのですが、県内でさえ余り知られていない岡山市の中心部へ行われた空襲です。
被害としては大きな部類に入るのだそうです。
そうした空襲に関する考察と、植民地化を進めるために作られた満州に関する記述です。
満州は、僕の祖母がいたと言うことでしたが、実は余りよく知りませんでした。
学校の教科書では知ることが出来ない、そんな日本史が上手くまとめられています。

もう一つの大原聰一郎さんの特集は、彼ゆかりの地を歩くと言うものです。
岡山県民ならよくご存知の、倉敷に絶大な影響力を持った大原家の名士です。
付随して、大原美術館伝説を検証するというコーナーもあります。
大原美術館へ反対するデモがあったのかどうか、リットン調査団が訪れたのは事実かどうかに触れられています。
僕は不勉強なもので、そのどちらに関しても事実かどうかどころか、エピソード自体も知らなかったです…。

テーマとしては重たいものが多いのですが、気負わずに読める内容になっています。
郷土の歴史を勉強したいという方には最適の一冊でしょう♪



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残月 旧道を訪ねて/三宅 宣士
この本は倉敷市で郷土史を研究している著者が、旧山陽道周辺を歩いてきた記録が綴られている本を読んでみました。

僕も色々な場所を歩くのが好きで、古い町並みや古い参道を歩いてみたりするのですが、三宅宣士さんは吉備津神社周辺から連島までを3年がかりで歩いています。
歩いた感想を書き連ねるというのではなく、残されている建造物や石碑などから、そこで起こった事件や出来事を洗いなおしながらの行程です。
一箇所につき五回は行ったという著者の言葉通り、非常に詳しい内容です。

個人的に出版されたもののようで、仕方は無いのですが写真が少なめなのが難点です。
ただ文章による解説は非常に丁寧無いので、周辺が大きく変わらない限りはこの本を持っていけば現地で迷うことは無いでしょう。
岡山のような地方都市だと、過去の小さな事件に関する記録を探すだけでも大変だったりします。
この本は一冊でそういった出来事を多く知ることが出来る非常に便利な一冊です。

お探しの方は県内の図書館で探してみると見つかるかもしれません。

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悪魔の取引 ある投資詐欺事件のストーリーで学ぶ金融入門/アンドレアス・ロイズ
いきなりですが、経済の本を読んで見ました。

…とは言っても、経済を真剣に学ぶ本ではなくて小説を読みながら学べる本です。

主人公は投資のアドバイザーや講師として世界中を飛び回る人物です。
彼が電車内で久し振りに再会した、かつての生徒と接触したことから事件が始まります。
このかつての生徒は大きな詐欺事件を起こし、警察へ追われる身だったのです。
主人公は彼と接触したことを理由に、共犯ではない事を証明するために、警察の手助けをすることになる。
その手助けというのが、詐欺の事件を調べるために、経済や投資についてアドバイスをする事だったのです。

本書は主人公が求められるキーワードについて解説したり、自分の仕事である投資のアドバイザーとしての仕事のシーンを描くことで、投資に関する知識をつけながら、巨大な詐欺事件の真相へ迫るという、二本立ての内容になっています。

この手の本だと、僕は珈琲の淹れ方に詳しくなれる推理小説を読んでいたりしますが、この本は小説の中に不自然ではない程度に出せる知識を…という感じではなく、両方ともが本書のテーマですが、何か!?といった勢いで、思い切り本文に入り込んできます。

読む人によっては、小説じゃないじゃん!とか、結局経済のややこしい部分は飛ばしで読んだ(この場合、本文のボリュームは意外と少ないです)というケースもあるんじゃないかなと思います。
最初から小説~勉強~小説…という、飴とムチの感じで読んでおけばOKでしょう。

妙にどちらかを立たせるより、投資の知識もそれなりにつきますし、ただの教本であればちょっと休憩しようかなという感じで、手を止めてしまいそうになってしまいますが、この本には詐欺事件という、早く続きを読みたくなるエッセンスも加えられているので、意外とハイペースで読むことが出来ます。
最後のほうは、展開が気になりすぎてちょっと勉強がおろそかになっていましたけど( ̄∇ ̄;)



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限界集落株式会社/黒野真一
先日、限界集落に関する本を読みました。

僕の住む岡山県と言うのは、限界集落(人口の半数以上が65歳を超える集落)が最も多い中国地方において、一番多くの限界集落を抱える地域です。
そういった問題は他人事ではないなと思い、もう少し勉強しようと思っていた際に見つけたのが、本書『限界集落株式会社』です。

本書は限界集落が抱える問題や、限界集落からの脱却の方法を模索する『小説』です。
ただ先に読んだ限界集落が抱える問題などと、上手く向き合って描かれているので、小説だから…とか、現実はそう上手くいくものか…という気持ちを抱く人も居るかもしれませんが、確かにお勧めできる一冊です。

□ あらすじ
主人公は銀行で様々な企業の建て直しを手がけ、IT企業の財務部門で活躍した後に、起業する為に会社を退職したエリートです。
彼は親が手放そうとしていた中山間地域にある、本家を尋ねて少しの間だけ息抜きをしようとします。
しかしそこで見たのは、荒れ放題のままになっている農地、そして若い人たちが去って活気を失った『止村』の風景でした。
それでも故郷を愛す人々、そして将来は自分たちも故郷で頑張って働きたいと願う少年とであった彼は、限界集落からの脱却の為に、自ら立ち上がることを決めたのでした…。

□ 農業はビジネスになるか?
この本における地域の建て直しは、ある意味では現在的なビジネスの方法論を、伝統的な農業の世界へ持ち込む事です。
僕も仕事上で農家の方と接する機会が多くあったのですが、農家というのは一軒ずつが自営業なんですね。
法人のような形ではないものの、それぞれが社長で、それぞれの考えで農業を営んでいます。
主人公はまずその形から変化させていきます。
畑や人員、使う道具や肥料なども含めて一つの会社の形にしてしまいます。
その上で効率よく稼げる農作物を選び出したり、肥料を農協やずっと使い続けてきたお店から買うのではなく、相見積もりで経費を下げるという方法を取るなど、一般の会社のような効率的方法を持ち込むのです。
しかし、そこには自分の畑ということに対するこだわり、先祖代々行ってきた農産物(この作品では最初の段階として、利率の良くないコメを一旦停止することを提案します)へ対するこだわり…。
そこには効率だけでは押し切れない問題も数多く存在するのでした。

□ 感想
一つのモデルとして、また小説としても非常に面白い作品でした。
ビジネスのプロである主人公、そして農家の立場で経営にかかわるヒロイン。
この二人は、読者へ対してビジネスのあり方と、農業のあり方を上手く伝えてくれます。
なので読者もおいていかれることなく、じっくりと学んでいくことが出来ます。
この手の本では参考書的な部分が押し出されすぎる作品もありますが、この限界集落株式会社は、ちょうど良いバランスで展開されます。
特に後半においては、小難しい計算などは脇において小説に専念しているのは良かったです。
読み終わった後に、小説を読んだ余韻が残って気持ち良い読後感です。

実際のことを言えば、小説ですから『上手く出来すぎている』事は否めません。
ただ農業の世界と言うのが、意外とビジネスからは離れた古くからの独自の世界で回っている部分があるのも事実だと思うのです。
そこへ、民間企業では一般的なやり方を持ち込む余地があることや、プロモーションの仕掛け方もあるという提案は面白いですよね。

この本では農業が主眼でしたが、何でも取り組んで、やってみる事。
諦めることも簡単だし、愚痴を言うことも簡単だし、こうすればいいんじゃない?っていうだけも簡単。
でも諦めないここと、愚痴を言うんじゃなく、改善しようと自らが動くこと。
そこから全てが動き出すんだと言うことを、とても強く感じました。


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阿智神社がわかる本/阿智神社
図書館をぶらついていて見つけたのが、この一冊です。

阿智神社と言うのは、倉敷市の総鎮守といわれる立派な神社です。
県内随一の観光地である倉敷美観地区と隣接した鶴形山という山にあります。
僕は家からそう遠くないこともあって、美観地区はよく散策しに行くのですが、その際には必ず立ち寄っている神社です。
そんな神社の公式ガイドブックがあるとは!と言うことで、読んでみました。

公式ガイドブックと言う言葉を使いましたが、この本はまさに阿智神社から出ている一冊です。
神社の境内や所在地の鶴形山で見られる宗教的な意味合いのあるスポットや、神社の行事に関す謂れなどが紹介されている本なのか…と思いきや、実はそれだけに留まりません。
周辺一帯の歴史であったり、生態系であったり、付録として神社の御参りの仕方、神棚の飾り方、神道での葬儀…といった、神社に関するいろはも記載されています。

倉敷美観地区というのは意外と限られた一帯で、観光に来ても、芸術関係に興味があって美術館などでよほど時間をかけない限りは泊まりどころか一日ずっといるにも少し時間が余ってしまうかもしれません。
そんな時に、この一冊があると非常に便利だと思います。
この一冊で、本当に色々と見て回ることが出来るのでお勧めです♪


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邑久を歩く/前川 満
岡山文庫の『邑久を歩く』を読んでみました。

邑久は旧邑久町で、現在は邑久郡で合併をして瀬戸内市に名称が変更になっています。
遠い場所にあるようなイメージだったのですが、国道2号線と自動車道路を通っていけば岡山市からもすぐで、ベッドタウンの数えられるくらいの距離だったりします。
それくらい近い場所なら、もっと遊びに行ってみたい!と言うことで手に取ったのが今回の本です。

『○○を歩く』は、岡山文庫でも定番のシリーズで、県内の色々な地域をテーマに出版されています。
今回の邑久を歩くは、旧邑久町と長船町近辺を紹介しているものです。
観光と言う点では海からの景色やオリーブなど、牛窓町の界隈が著名ですが、一味違う瀬戸内市観光が楽しめます。
歴史的な謂れが多いスポットが多いのも特徴です。
時間を掛けてじっくりと楽しんでみたいですね♪

一つ残念だったのは歴史的な建物で荒廃している場所が散見されることでしょうか。
地域を絞っての紹介ゆえか、そういったスポットも掲載されているので、少し寂しく感じました。



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