本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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烏啼天駆1 奇賊は支払う/海野十三
最近、携帯電話のアプリでよく青空文庫を読むようになりました。
直接、青空文庫からダウンロードできるので、ZAURUSより小さい画面ではありますが便利さに負けて使っています。
便利な時代の到来ですね。

閑話休題。

そこで色々な作品を漁っていて見つけたのが、このブログでは帆村壮六シリーズで紹介している海野十三さんの『烏啼天駆シリーズ』です。
江戸川乱歩シリーズに出てくる怪人二十面相や、ルブランのルパンとか、そういった感じの、ちょっと飄々とした義賊といった感じの烏啼天駆と、探偵の袋 猫々を主人公とした短編です。

さて第一作目はある婦人の誘拐に関する事件です。
袋 猫々は自分が身代わりとなり、上手く脱出してくるのですが…。


タイトルにある奇賊は支払うとは、盗みを働くにしても対価を支払うべきだとするものです。
本文中にある例で言えば、財布をするのであれば、そのポケットへチョコレートを残す…そんな感じの話です。
そしてこれは、烏啼天駆の犯行声明のような役割を果たしているのです。

ちょっと読むのには、本当に最適で海野十三さんの小気味良い文章とあいまって楽しい作品でした。



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横浜・修善寺0の交差―「修禅寺物語」殺人事件/深谷 忠記
深谷忠記さんの作品から、僕も大好きな作家の一人である岡本綺堂さんの作品がタイトルに冠された横浜・修善寺0の交差を読んでみました。
深谷忠記さんといえば、前回は寝台特急「出雲」を舞台にした作品を読んだのが初めてで、今回は二作目です。
こだわって手に取ったわけではないのですが、今回も壮と美緒のカップルが活躍するシリーズでした。
Wikipediaで調べてみたら壮&美緒シリーズというそうですね。
その呼称を拝借して、以後はそのように読んでみようかと思います。

□ あらすじ
醜聞を抱えていた服部教授の身の回りで、秘書と助手が相次いで死に、助手も危うく殺されそうになった。
そしてやがて、服部教授自身まで…。
服部教授が死ぬ前に、まるで岡本綺堂の修禅寺物語のように、描かれた肖像画に死相が浮かんでいた…そんな非現実的な要素まで絡む難事件に、壮と美緒が挑む。
大学内の権力抗争や、男女関係…。
様々に絡み合う感情の為、一つの作品をまるで何冊もの小説を読んだ後のような充実感を与えてくれる一冊。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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人間灰/海野十三
前回、帆村荘六シリーズのを読んでみたものの、もうちょっと登場して欲しいなーと思い、本作を読んでみました。

タイトルを見ると、あぁまたSF系かーと思ってしまいそうですが、蝿などと比べてみれば普通のミステリーっぽい作品です。

物語の舞台になるのは、ある空気工場でした。
この工場には強い西風が吹くに、人が行方不明になると言う出来事が続いていた。
そして、今回は工場主の夫人が行方不明になってしまった。
それと時を同じくして、血まみれで歩く男が捕まったのだった…。

海野十三さんらしいトリックで、死体を消し去って見せます。
突拍子も無いやり方ですが、なかなか面白い。
帆村荘六もひょうひょうとしてて、なかなかいい感じです。

もうちょっと登場して欲しかったけど(ノ∇≦*)



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蝿/海野十三
海野十三さんのとても短い短編集、「蝿」を読んでみました。

個の短編集には読み終わる頃には忘れてしまいそうな、奇妙な設定があります。
それは著者に蝿が話して聞かせた物語だということです。

何故に、蝿が…。

物語の最大の謎はそこのような気がするのですが、とにかく全ての短編が蝿に関連するものです。
普段の生活の中や、戦争の最中、そしてある人の妄想の中…。
蝿というのは普段、当たり前に身近にいるものですが、そういった身近なものがもしも驚異だったら?
人はなんと無防備なのでしょうか。
この本の全ての核心へ蝿が置かれているのは、そんな恐怖を煽るためなのではないでしょうか。

ところで短編の中にひょっこりと、帆村荘六が登場しています。
僕はネットで帆村シリーズへ分類されていたので読んでみたのですが、本当にひょっこりな感じです。
シリーズがお好きな方は読み逃しなく♪

まぁ…本当にちょっとだけな上に、かなりSFチックな展開なので…物足りないかも??


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京都の祭に人が死ぬ/山村美沙
山村美沙さんのミステリーを久し振りに読んでみました。
久し振りついでに、僕としては珍しくキャサリンシリーズ以外を読んでみました。

□ お祭を舞台にした殺人
今作、京都の祭に人が死ぬは、タイトルにもある通り京都のお祭を舞台とした短編集です。
お祭自体がトリックに用いられたり、情景として用いられたり…。
読んでいて情緒溢れる作品が揃っています。
…まぁ、どの作品でも人が死ぬんですけど
○○シリーズといった形にカテゴライズされる作品ではありませんが、女流推理作家の矢村麻沙子が登場する作品が多いので、彼女のファンは必読でしょう♪
余談ですが矢村麻沙子はきっと山村美沙さんご自身がモデルなのでしょうねぇ…。
他に俳優さんもよく登場するのですが、名前はもじったような名前が多く、「あの人だろうな」などと想像してほくそ笑むのも面白いかもしれません。
では、各作品のあらすじは以下で。

□ 華やかな殺意
城南宮で行われる曲水の宴が舞台となる作品です。
庭園を流れる小川へ酒を満たした盃を流し、その盃が自分のところに来るまでの間に歌を一首つくり、その盃を取って飲み干す…という催しです。
歌が出来ていない場合は盃を取らず、下流にいる人へと回っていくというシステムなのですが、この盃を飲んだ一人が青酸カリで毒殺されてしまった。
犯人は誰が飲むか判らない筈の盃を、どうやって特定の相手に飲ませることに成功したのだろうか…。

□ 祇園祭殺人事件
祇園祭の長刀鉾が舞台となった作品です。
長刀鉾の稚児となった俳優の息子は実は誘拐されていた。
犯人がそのような目立つ舞台を控えた子どもを誘拐した理由とは…?
…本編上、余り必要とは思えない死人が出ているのは内緒です。

□ くらやみ祭りに人が死ぬ
くらやみ祭りとは宇治の県神社の祭りの事だそうで、今回はこちらが舞台です。
著者には珍しく、最初から犯人目線で描かれている作品です。
短編と言う制約の為か、それとも著者が不慣れだったのか、警察と犯人の行き詰まる攻防戦という感じではなく、ちょっとコミカルな感じさえ漂う作品です。
理詰めにすれば素人の犯罪なんてすぐ暴かれちゃうんですよという趣の事件でした。

□ 鞍馬の火祭り
借金取りから逃げる為に鞍馬の火祭りの日に紛れて、取立て屋を焼き殺した犯人のその後の人生を描いた作品です。
新たに奪った戸籍…しかし、その戸籍の本来の持ち主に気づかれない為に悪戦苦闘しなければならない…。
山村美沙さんの作品は京都を舞台とする事が多いせいか、登場人物は誰もスマートな感じが多いのですが、この作品の主人公たちは非常に人間臭く生きています。
誰かに成りすますことの難しさを描いた作品です。

□ なぜあなたは京都で死ぬの
この作品はお祭りは関係ないようですね…。
自殺に見せかけられた死を、お茶の作法で解き明かすという作品です。
そういえばFCゲームの『京都・花の密室殺人事件』でもそういったトリックがありましたっけ。

□ 鬼法楽殺人事件
京都廬山寺の鬼法楽が舞台です。
この豆まきに登場した女優が死に、そして続けて男優も死んでしまいます。
間違えて殺してしまった…という、結構推理小説では禁断の手法のような気がするのですが…。
ペアのセーターが三枚…という、愛憎入り混じる設定が、山村美沙さんらしいような気がします。
愛云々は…ちょっと難しかったかなぁ。(←読んだら判ります♪)

□ 時代祭に人が死ぬ
時代劇のような衣装を身にまとい、町中を練り歩く時代祭が舞台となった作品です。
市長が殺され、そして続けて静御前が殺される。
っていうか、市長の乗った車が爆破された時点でお祭り、やめましょうよ

□ 感想
お祭りの概要を呼んでいるだけでも楽しめる一冊です。
ただ人が殺されたのにお祭り、続くんだーとか、ちょっと思うところはあります。
後、青酸カリ多いですねー。
短いながらも、どれも山村美沙さんらしい作品になっているのはお見事です。
後、長編と違いとしてラストシーンが挙げられます。
長編の場合は山村美沙さんの場合は一番しんみりさせると言うか、女王らしい美しいラストシーンを描くのですが、短編では謎解きのキーとなる一言を投げかけて終わらせてみたり、読後感に凄く違いがあります。
ちょっと山村美沙さんの印象が変わった一冊でした。




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児島歴史散歩/原 三正
郷土史を調べるのは僕の趣味なのですが、歴史の本といっても全国を扱ったものや東京を扱ったものは豊富にあっても、なかなか岡山県の歴史というと限られてしまいます。
そこで古書の店などもよく調べるのですが、今回読んでみたのもそういう経緯で見つけた本です。

著者は原 三正さんで、岡山文庫でも何冊か執筆されている方です、
昭和52年の本で、僕よりも年長です。
そして発行者は児島ライオンズクラブ。
限定1,500部、非売品!!


ちょっとコレクターといわれる方の気持ちが判ってしまいました。
ちなみに持ち主の方の名前まで書いてありましたよ。

内容はまさに児島の歴史についてです。
広くは児島半島に属する地域の解説をしていますが、内容の大半は旧・児島市のエリアになっています。
これは児島ライオンズクラブが作った本という点や、広げすぎると内容が膨大になるという著者の考えによるものだそうです。
旧・児島市に関しては歴史、産業、離島と網羅していますが、藤戸周辺は源平合戦、郷内周辺は熊山の宗教関連、由加周辺は由加山(神社)といった感じで話題が絞られています。

タイトルで本を選んだ僕としては、他の旧市内だけではなく地域が入っていただけでもお得な感じがしました。
歴史についてはかなり詳細にまとめられ、人物や歴史だけではなく神社などのスポットも紹介されているので、この本を読んで、自分自身も歴史散歩へ繰り出すのもいいと思います。
特に巻末の付録には主要な工場、そして周辺地域(こちらでは倉敷市、玉野市エリアも含まれています)の神社などもあるので、資料としての価値もかなり高いです。

…まぁ、この本自体が既にかなり古いものなので、中にあるリアルタイムの話題でさえ僕にとってはちょっとした歴史散歩なんですよね。
今はこうなっている…みたいな記述を読んで、へー!当時はそうなっていたのか!という感想を抱くのは、なんだかくすぐったいような、面白い感覚でしたよ。

※非売品なので購入は古書のお店を廻って探すしかないようです。僕はまさに児島地域内のお店で発見しました。


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雑学図鑑 知って驚く!! 街中のギモン110/日刊ゲンダイ
街中にあるちょっとした疑問の答えを110個揃えた一冊です。

一つ一つが小さなセンテンスに分けられているので、少しの空き時間などに読むのに適しています。
内容も判り易く、面白くまとめられています。

…が、ちょっと個人的に思ったことを一つ。
タイトルが『雑学図鑑 知って驚く!! 街中のギモン110』で、表紙には本文中にも登場するバス停のベンチ、押しボタン式信号機、占い師、住所の看板、新幹線、定礎、二千円札、防犯連絡所、マンホール…と、普段歩いていて目にするような疑問が登場しているので、散歩するときの楽しみが増えるかも!という期待で手に取ったのです。
しかし結構『街中』から逸脱した話題も多いんです。
食品の『お早めにお召し上がり下さい』とか、ラジオ体操第三があった…とか。

街中という言葉を拡大して解釈すれば、日常生活の…という意味合いにも取れるのですが、表紙も相まって少しほんのコンセプトを間違えて買ってしまったかなーという気はしました。
気持ちを切り替えて読むと、充分に面白い内容が揃っているんですけどね。
今後読む方が同様のミスをしないように、ちょっと書いてみました。




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