本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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散歩の花図鑑/岩槻秀明
僕の趣味は散歩…ではないのですが、史跡などを歩き回るのが好きです。
山の中にある小さな神社や城址、廃線跡なども見て回るのが好きで、ずっと興味があったのが野草です。
綺麗だなーと思う草花があっても、それがなんだか判らない。
それを結構もどかしく思っていたので、ついにこんな本を読んでみました。

『散歩の花図鑑』です。
タイトルそのまま、散歩をしているときなどに良く見られる草花を紹介した一冊です。
大きく四季で分けたカテゴリーと、その中で更に月ごとで分けたカテゴリーから成る本です。
散歩の際に見られる花であれば、人工的に植えたものから野生で生えているものまで紹介されており、花の写真や名前、近似種、そして簡単な紹介がされています。

僕がこれまで植物に関係する本を読まなかったのが、それほど強い関心があるわけではないので覚えきれないという、非常に後ろ向きな自信があったからです。
しかしこの本であれば散歩を前に、その時期の花を調べれば良いわけですし、ポケットサイズというには少し大きいですが、カバンに入れておいてもサイズも重量も苦にならない大きさなので、散歩の際に持ち歩いても大丈夫です。
また、花の色別のインデックスもついているので、本を持ち歩くのがちょっと…という場合には、興味があった花の写真を撮影しておいて後から調べるのも簡単です♪

ところで余談ですが、この本の著者である岩槻さんという方は1982年生まれ、僕よりも1つ年下の方です。
こういう専門的な本でも年下の方が活躍される年齢になってきたんだなぁと、ちょっとシミジミ思ってしまいました。

散歩の楽しみの幅を広げてくれる、嬉しい一冊です♪




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新世紀GPXサイバーフォーミュラ
“いつか”なんて日が来るんですか?挑まぬ者のカレンダーに

久し振りにDVDで観たのが、この新世紀GPXサイバーフォーミュラ。
日本テレビ系列でTVアニメ化され、様々なメディア展開をしながら本編が10年も続いた日本のレースアニメの金字塔の一つとも言える作品です。

□ あらすじ
時代は近未来、従来のガソリンカーから無公害の車が開発され、レースの世界では車自身が状況判断をして運転手を補佐するサイバーシステムが搭載された『サイバーフォーミュラ』が人気を博すようになっていた。
主人公の風見ハヤトは、ある一台のレースマシーンをサーキットへ届けるのに同行していた。
そのマシーンこそ、サイバーフォーミュラのシステムの中でも画期的な人工知能を搭載したアスラーダだった。
しかしその優れたシステムゆえに、アスラーダは軍事転用を目論む組織に追われていたのである。
移送中にも襲撃を受けてしまい、なんとか車を無事にサーキットへ届けようと風見ハヤトは自らハンドルを握り、命からがら走り続けた。
無事に車を届けることは出来たものの、なんとアスラーダはスゴウのレーサーではなく、最初にハンドルを握った風見ハヤトのみをドライバーとして認証してしまった。
自身も責任を感じた風見ハヤトは、仕方なくドライバーとしての参戦をする事になる。
こうしてサーキットの若き帝王と呼ばれるようになる、彼の長いサイバーフォーミュラでの戦いが始まるのだった…。


□ TVシリーズ
全ての原点となる作品です。
あらすじにも書いた事情からレースへ参戦する事になった風見ハヤト。
しかし幾ら優れたシステムを搭載しているとは言えど、これまで車よりもバイクが好きだった少年にプロとしてのレースは非常に厳しいものがあった。
特にはくじけ、特には周囲に当たり、そして時には自身に失望し…。
それでも徐々にカーレースの世界、そしてサイバーフォーミュラの魅力に取り込まれていく姿が描かれています。
様々なレーサーとの交流も描かれており、本編であるレース以外の部分でも見所が多い作品です。
父の死や、勝利の喜び、敗北の屈辱を乗り越えながら成長していく風見ハヤト、そしてエリートコースを進みながらも苦戦し、苦悶する新条直輝といった魅力的なレーサー達に魅了される作品です。
以降のシリーズにも登場するメインのドライバーはほぼこのTVシリーズで出揃っています。

後にOVAで展開されていくと、作品数が絞られてしまう為にサイドストーリーが豊富という点ではCDドラマかこのテレビシリーズが最良ですね。
テーマソングを歌っていたG-Gripのメンバーも実際のバンドとして登場したりしてましたね。

□ 新世紀GPXサイバーフォーミュラ11
テレビシリーズの次のシリーズが展開される作品です。
ダブルワンは勿論『連覇』の道です。
しかし前作においてマシーンの性能を見せ付けたスゴウですが、それに伴い他のチームもマシーンスペックを上げてきているために、非常に苦戦を強いられます。
チャンピオンらしい戦いをしなければならないと自分を追い詰める風見ハヤトは周囲にきつく当たってしまいます。

また前作でアスラーダを守る為に素性を隠して参戦していたナイト・シューマッハが非常に挑戦的な態度でレースへ復帰してきます。
またチーム内にはアスラーダの開発に携わったクレアが、城之内みきの居場所を奪いかねないほどの鋭さで車の状態を観察、風見ハヤトのサポートをしていた。
前作ではテレビアニメらしい綺麗ごとでレースを勝ち上っていったのに対し、リアルなレースの厳しさが伝わってくる作品です。
この作品で風見ハヤトは後々まで必殺技として使い続けるドリフトの技術を手に入れます。
ドライバーは勿論、メカニック、マシーン、作戦…。
レースに携わる人間全ての向上心がなければ勝ち続けられない、厳しい勝負の世界が描かれた作品です。

□ 新世紀GPX サイバーフォーミュラZERO
シリーズの分岐点ともなる作品です。
順調に優勝を目指していたシーズンの途中で、異様な感覚に捕らわれた風見ハヤトはランドルを巻き込んで大きなクラッシュを起こしてしまう。
二人とも命に別状は無かったものの、ランドルは顔に大きな傷を残し家族の意向によりレーサーを引退、そして風見ハヤトも事故の際の精神的なトラウマからレースの世界から身を引くことを決意した。
この引退の時期に風見ハヤトは菅生あすかとの結婚を決めています。
しかしレースから離れた平穏な日々を望むハヤトはレースの際に捕らわれた感覚に苦しめられ、精神的に復調できない毎日を送っていた。
事故のトラウマに恐れる自分を振り切るため、そして何よりもレーサーとしての自分を取り戻すため、彼はレースの世界への復帰を決めます。
しかし、どうしてもブーストレバーを押す事が出来ずに、苦戦を強いられるのだった…。

この作品で鍵となる、ハヤトが捕らわれた異様な感覚は後に『ゼロの領域』と呼ばれます。
同じサンライズの作品であるガンダムに登場するニュータイプのような感覚で、レースの先の展開が予想できたり、他のレーサーの感情が伝わってきたりする超能力のような力です。
面白いもので同じ時期に展開されていたガンダムWの方では、機械的なシステムとしての『ゼロシステム』が搭載されていました。

ブーストをどうしてもオンに出来ない風見ハヤトへ、レース復帰に際して決別していた菅生あすかが、『もしも今、その力がほんの少し足りないなら私の力を貸してあげる』と言い、風見ハヤトを勇気付けるのはシリーズ中でも屈指の名シーンではないでしょうか。
またこの作品では私的な事情とは言えど、風見ハヤトを恨むアンリというキャラクターも登場し、彼の前に立ちふさがります。
アンリの子供っぽさを見て自省したのか、事故で成長したのか…周囲へ当り散らすことが少なくなってきた作品です。

□ 新世紀GPXサイバーフォーミュラSAGA
シリーズとしてはゼロの続編ですが、少し雰囲気が違った作品です。
作品の冒頭が1シーズンの終わりなのですが、ジャッキー・グーデリアンの乗る画期的なデザインを採用したシュティールが優勝を決めます。
全てのチームにとってマシーンの性能アップが課題となる大会となります。
この作品の中で風見ハヤトは一度、アスラーダを降ります。
システムの難しいアスラーダは開発が遅れていた為、先に仕上がっていたアンリ用のガーランドを使用する事にしたのです。
そして参戦したシーズンで結果を残したのは風見ハヤトでも、先のチャンピオンであるクーデリアンでもなく、アオイの新人フィル・フリッツが乗るアルザードだった。
脅威とも言える完璧な走りを見せるアルザードとドライバーの秘密とは…?

この作品ではドライバーの有無を考えさせられます。
サイバーフォーミュラというシステム自体、突き詰めれば運転手不要論になるのではないか、と。
物語としては未熟なシステム、レギュレーションなどの問題もあり結論は出ていませんが、将来的にはメカニックだけがレースの世界へ残るような時代も来るのかもしれませんね。
でもレースの世界を熱くしてくれるのは、生身の人間同士の戦いであると信じたいものです。

ところでこの作品ではアンリが風見ハヤトフリークになっています。
ちょっと危険な世界を感じさせるほどの転身ぶりは見ていて微笑ましいくらいです。
また菅生あすかが医者を志してチームと完全に帯同しているわけではない状況下からか、レースクィーンが新たに雇用されているのもみどころ(?)です。

□ 新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN
シリーズ最終話となる作品です。
これ以降の映像作品は出ておらず、ゲームでそれ以降が描かれている作品があるものの、ストーリーは非公式扱いになっているようです。
物語の中心になるのはSAGAの出来事で一年間出場停止になっていたアオイチームです。
なので時期はSAGAのシーズンから1シーズン経過した後です。
本編では余り触れられないこのシーズンを制したのは風見ハヤトで、二回目の連覇を成し遂げています。
一年のブランクや運営主体の経営の問題などから、チームに存続の危機が訪れています。
新型の開発が出来ない上に、成績を残せない場合は解散もありうる状況でのシーズンとなります。
そこへもたらされた一台のニューマシーン、凰呀。
この曰くつきのマシーンで、ブリード加賀と風見ハヤト、ゼロの領域で走る二人のドライバーの決着が付けられます。

ちなみにDVD版でエンディングが少し延長されて、SINのシーズン後のキャラクター達の後日談が描かれています。
風見ハヤトは菅生アスカと無事に結婚。
ZEROから続く長い婚約期間でしたが、2022年の結婚であれば本人が21歳、菅生あすかは23歳の若いカップルですね♪
ブリード加賀は髪型を戻し、気ままなバイクの旅へ、彼のポジションが空いている為に新条直輝はアオイへ復帰。
やっぱり続編見たいなぁ…なんて(笑)。

映像シリーズは以上ですね。
小説版、CD版などはまたちょこちょこと個別の記事で紹介できればと思っています。




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シャーロック・ホームズ 大人の楽しみ方 Chapter4 ホームズの探偵術/諸兄邦香
シャーロック・ホームズの大人の楽しみ方を提案するこの本、Chapter4はホームズの探偵術に関してです。

まだブログで紹介していない本も含めて、結構この探偵術(推理術)に関する内容は定番ですが、中には機能推理などから哲学的な方向に走って一冊の専門書のように仕上がっている本もあったり、結構気軽に読もうとすると手痛い反撃を受けて本気モードで読む羽目になったりという経験もあったりします。
そういう点ではこのコンテンツは非常に安心して読める内容でした。

探偵術とは言いすぎなほど、ホームズが探偵として行ってきた事を紹介しているものです。
推理に関する部分は少なめに、余り深く掘り下げず…なので、難しい事はちょっと…という方でも大丈夫。
ホームズの推理がどのように作られていて、どのような材料を基にしているのかという辺りまでに留めています。
推理は深く掘り下げるときりが無いので、中には物足りないという方もいるかもしれませんが、この本の方向性としてはちょうど良い塩梅に収まっていると思います。

またデータも多く収録されていて、例えばホームズが事件を解決するのに要した時間は時間経過が判っている作品の統計で、平均2.9日です。
一番多いのは1日で解決した事件で、時間がわかる57件の内でなんと19件にも及びます。
ホームズが優秀すぎたのか、もう少し一つ一つの事件に時間が掛かっていれば退屈から逃れる為に変な薬へ手を出したりせずに済んだかも…!?

この他にも事件の解決の為に行った不法行為や正当防衛で殺めてしまった人数など、タイトルから警戒した割りにとても楽しめる内容でした。
読みながら、こんなこともあったなぁ、あんな事もあったなぁと思っていたら、また正典が読みたくなってしまいました(笑)。
なので6月下旬~7月中旬までのブログの更新は非常に停滞しております(* ̄ー ̄)v





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まだ見ぬ冬の悲しみも/山本 弘
山本 弘さんによる、楽しんでばかりもいられないようなテーマを含んだ短編集を読んでみました。
タイトルからして少し儚げな雰囲気ですが、共通点のない未来の地球を舞台にした作品たちに共通するのは行きすぎた科学がもたらす弊害です。

未来の技術と言えば明るい事ばかりを考えてしまい、例えばドラえもんが人間に牙を向いたら?といった事を考える人の方が少ないはずです。
この短編集はそうしたところへスポットを当てたものです。
フィクションだからという甘えに落ち着かず、もしこういう技術があったらどういう問題が生じるのか?を追求しています。
山本 弘さんは生真面目な方ですよね。
僕が彼を知ったのはソードワールドリプレイ集のGMとしてでしたが、例えばその他の活動では『こんなにヘンだぞ!『空想科学読本』』という本も執筆されていますし、この本もその流れの中にあると言っても良いのではないでしょうか。

最先端の科学がもたらす(かもしれない)問題と向き合うのは、正直今まで読んだSF作品にはあまり見られないもので、それほど長いわけでもないのに、読了まで随分と時間が掛かってしまいました。
著者は様々な視点からSFと向き合い、様々な形の書籍を発表されていますが、そうした活動から得たものを堂々と小説に仕上げた読みごたえのある一冊でした。




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お坊さんが困る仏教の話/村井幸三
仏教の本を読んでみました。

最近、色々と神社や寺などを回っているので知識をつけようと購入した本です。
この本、タイトルだけで買ったのですが『お坊さんが困るほど細かい雑学』なのかなと思ったら、そうではなくて、仏教の起源…シャカが仏教を起こした頃にまで遡って、現在の仏教と当時の仏教の違いを比べている本です。

仏教に限らず色々な宗教にも当てはまる部分だと思うのですが、布教のためであったり時代の変化に対応するためなどの理由で、最初の有り方から少しずつ変わってきています。
仏教が救済型の大乗仏教へと変化したことも、普及の為の方法の一つだったといえるでしょう。
例えば仏教が葬儀に携わり始めたのは、布教のためという点があったそうです。
また戒名は釈迦が作ったものではなく、中国で生まれた習慣だったそうです。
更に中国から伝わってきた経は、実は中国で余り仏教の原典などの解釈が進んでいない時代に作られたものだった…!

要するには、お坊さんが言われて返答に詰まってしまうような内容が収められている一冊です。
ただ著者の村井幸三さんが、現在的な仏教に対して批判的なスタンスを取っているのかというと、そうでもありません。
時代に対応する事は大切な事ですし、幾ら伝統的とは言え托鉢で生計を成り立たせるわけにもいかないでしょうし…。
現在ではこういう形だけど、そもそもはこういう形だったんですよ~…という程度の、軽い気持ちで読むべき一冊です。




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とある魔術の禁書目録 SS2/鎌池和馬
SS第二弾となる作品を読んでみました。

文庫サイズの中に10の短編を放り込んだ作品で、一つ一つの作品がショートショートとでも呼べそうな程の短さです。
番外編でありながら、本編に通じる部分も描かれているようなので、短編が苦手な人にはちょっと厳しい読書になりそうな気がしますね。

沢山のキャラクターが登場するという点で、高橋留美子さんの作品をついつい思い出してしまいます。
彼女の作品ではある程度出るとフッと消えてしまうキャラクターも多かったですが、SSではある程度ずつスポットを当てることで救済措置が取られているのかもしれません。

ただ、SS2の時点で結構な人数が登場していることを考えると、本編が膨らみすぎるのでは…?などと、考えてしまいました。



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死体は語る/上野正彦
実際に監察医をしていた著者が、仕事上で出会ったご遺体との対話を綴った一冊です。
タイトルからミステリアスな展開を期待してしまいそうですが、正当な法医学の本です。…といっても、参考書のような本ではありません。
この作品が作家としてのデビュー作で、ベストセラーにもなったそうですね。

様々な死体から読み取った死の状況を綴った一冊です。
創作小説顔負けの驚くべき事実が明らかになる事もあれば、ドラマティックに見えながらも世知辛い現実に行き着いたりする事も有ります。
監察医を題材とした推理小説は数多くありますが、この本はそうした作品の核心部だけを抽出したような一冊です。
更にそのどれもが現実の出来事だという事にはただただ驚くばかりです。

普通の病院で普通に診断書が出されて死ねる事がどれだけ幸福な事かを思い知らされる一冊であると同時に、ご遺体との対話を通して、その方の亡くなった状況の真実を紐解く作業というのは、小説で描かれているのと変わりなく…もしかするとそれ以上に、熱意や気持ちの必要な仕事なんだろうなと思いました。




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