本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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smart
余りファッションというものにこだわりは無いのですが、ちょっと面白い付録がついていたので購入したのが、このメンズファッション誌のスマートでした。

ただ読んでみると意外と役に立ちますね。
テレビなどで見れるファッションって女性重視が多いじゃないですか。
そういう点では勉強になりますし、たまにはこういう本を読んでおけば機能的な物を探すことも出来ます。
…って、そこで機能云々をいうから、僕はこういう雑誌と縁が無いのでしょう(笑)。

有名人の持ち物であるとか、女性から見た男性のファッションへ対する意見など。
勉強になりますね。

…でも、結局カッターシャツと黒ズボンっていう、安直なところへ落ち着くのが僕なのです。
ただ本当にカバン類や時計など、実際に役立ちそうな知識も多々あります。
例え仕事のスーツの際でも靴も細かくチェックするお洒落な方も多いですしね。自分がこだわらないからなんでもいいというわけではない部分の勉強は大切だと思います。
表紙やファッション雑誌というイメージに阻まれず、たまに読んでおくといい勉強になりそうな一冊です。

※購入は全国の書店、amazonさんの通信販売なども利用できます。


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絵図で歩く岡山城下町/倉地克直
少し前の記事にアップしていた『絵図で歩く倉敷のまち』の岡山版です。
出版の順番から言うと岡山が先で、僕が購入したのも岡山の方が先でした。

ただ紹介せずに置いていたのは、ちょっと判りづらいからなんです(笑)。

倉敷の方は美観地区を中心にしているので、昔の町並みや形が今に残されている部分が多々有ります。
しかし岡山城下町の方は結構変わっているんですよね。
実際にこの本を片手に歩けば、それなりに遺構が残っていたりもするのですが…。
ただ街中にある謎の鳥居の謎は解けました(笑)。

倉敷版のほうは、実際に歩き回るのに適していますが、こちらの本は読んで知識を蓄える方が適しているのかなと思いました。
たださすが岡山藩の城下町だけあって、歴史や残っている資料などは倉敷よりいいのかななんて思いました。
このシリーズで、他の市町村も作って欲しいですね~。
高梁市なんて面白いと思うのですが、いかがでしょう♪




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めくりめくる3/拓
倉敷市が観光客誘致の一環としてタッグを組んでいる『めくりめくる』の3巻を読んでみました。

2巻の頃から少しずつキャラクターが再登場したりするようになって来ていましたが、この3巻でもその傾向は続きます。
個人的には岡山の風景が見られるからといって読んでいる本ですが、それにこだわらず無理しない範囲で倉敷の風景が描かれていればいいかなと思うので、これくらいのバランスにも満足です。

さて、各物語への感想は以下です。

Chapter2.5
巻頭のカラーページです。
2巻で登場した雨に弱い天然パーマの少女の物語。
短いので進展といえるものではありませんが、少しずつの進展がむずかゆい感じがしますね♪

Chapter15
まさに今時の高校生の事情でしょうか。
携帯電話を介してのメールでの関係と、直接会える友人との関係を描いた作品です。
ここで二人が登場するのは中庄駅のホームです。
二人が行ったボーリング場は看板から察するに中庄駅からすぐ近くのサンフラワーボウルです。

Chapter16
人とは少し違うことを、ルールの範囲でしていこう!という少女の物語です。
学校内の事なので、特に舞台は無い様子です。
最後に至った結論は、上手い展開だなぁと思いました。

Chapter17
美観地区を通って通学している『ひめ』達が再登場です。
彼女は泳げないということで、訓練が始まります。
歩いているシーンは同じく美観地区で、本町にある吉井旅館周辺です。
練習しに行ったのは倉敷市屋内水泳センターです。

Chapter18
中学校からの同級生の成長を描いた物語です。
今まで意識しなかった異性の友達が、周囲からもてているって不思議な感覚でしたよね。
町並みは特徴的な、側溝と家の玄関へそれぞれ小さな橋が架けられている風景で、どこかモデルがあるはず!…なのですが、よく判りません。引き続き探してみます。

Chapter19
Chapter18が女子側からの視点だったのを、今度は男子側から見た視点へ切り替えた物語です。
絶対に舞台はあるはず、見つけます。

Chapter20
1巻のChapter4で友達になった少女二人が映画を見に行く物語です。
集合場所は倉敷駅、行き先は岡山駅周辺で桃太郎の像も登場します。
そして映画を実際に見たのはシネマ・クレール丸の内、天満屋周辺です。

Chapter21
背の高いのが悩みの少女が、背が高いことを誇らしく過ごしている少女との出会いで変わっていくところを描いた作品です。
憧れた少女はChapter10で登場した元陸上選手で、今はモデルをしている少女ですね。
二人が遭遇したのはイオン倉敷。

Chapter22
Chapter10と21に登場した元陸上選手で、今はモデルをしている少女です。
学校の体育祭でリレーに出る事になった物語で、作品の冒頭にジョギングをしているのは初登場時にも舞台になった倉敷運動公園周辺です。

以上です。
ちなみに表紙は酒津公園で、初回限定でジーンズのブックカバーがついていました。
…ただし、ブックカバー付きは本の本体価格が1400円です。





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ディベートがうまくなる法/北岡俊明
この本を買おうかと思っている方にちょっと注意点が有ります。
タイトルを読むとディベートのハウツー本のように見えますが、決してそういう内容に重きを置いているものではありません。
勿論、ディベートのノウハウや、注意点、そして実際の使用例なども出てくるのでディベートの勉強にもなるのですが、どちらかというとこの本はディベートを勉強する効能であるとか、必要性といった点に注目しているようです。
この後にもう一冊、ディベートの基本…著者の本であれば『ディベートの技術』などを読むのであれば最適かもしれません。

ただディベートの例文に政治的な内容が多いんですよねー。
ちょっと難しい(笑)。
著者の言う相対的なものの見方をするのであれば、それがディベートとして成功の事例なのかどうかも判らないですし…。
特に日韓問題は多くて、何の本を読んでいるのか判らなくなってしまいました。

ディベートの形を借りた著者の政治的な意見を公開する場、みたいな。
日本が駄目なのはディベートが下手だからだという意見はあるのでしょうね。
ちょっとタイトルとは異なった感想を持つ一冊でした。



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絵図で歩く倉敷の街/倉地克直、山本太郎、吉原 睦
地元の観光地というのは、意外と行かないものです。
特に近ければ近いほど。

僕にとって倉敷市の美観地区もそのような場所のひとつです。
倉敷美観地区は昔天領として栄えた古い町並みを保存していこうという運動の元に作られた景観を持つ町並みです。
古い家並みに鮮やかな幾何学模様のなまこ壁は、建物の新旧問わずに与えられる倉敷市のアイデンティティです。
その一方で古さだけを守ろうとするわけではなく、江戸~昭和初期くらいまでの古い町並みの中に、最先端のショップなどが入り混じる、なんとも不思議なエリアです。

せっかく地元にこういういいエリアがあるので、散策してみようと思い立ったのが最近の事でしたが、その際に意外と美観地区の事を浅くしか知らない自分に気付かされたのです。

そこで本の虫らしく、本を読んで勉強しよう!と思い立ったので、この本を読んでみました。

美観地区周辺を古い地図と照らし合わせながら歩いてみよう!という本です。
実際に現在も残るものを見ながら歩くのも楽しみ方ですが、この本自体が周辺地域の歴史に関する本としてかなり詳しいものになっています。
歴代、その建物がどのように使われてきたのかや、これが出来る前はこんな物があったとか…。
そういった事を知る事が出来ます。
同時に倉敷市の発展において多大な貢献のあった大原家の事も詳しく知る事が出来ます。
読めば読むほど、倉敷市と大原家の結びつきの強さに驚かされますね。

美観地区の倉敷川周辺のメインストリートに関する記述が倉敷の古い歴史で、少し離れた倉敷駅や現在の市役所庁舎辺りの記述が近代史というように分かれています。
これは著者の狙いもあるのかもしれませんが、美観地区の辺りに出来るだけ手をくわえずに街を育ててきた歴史がこういう形で現れているのかな?と思いました。

本当に知らないことも多くて、例えば天満屋倉敷店は現在倉敷駅舎の隣へ移転していますが、その以前の商店街のそばにあるの最初かと思いきや、実はその前に旭町へ出張所という形で出店しているのが最初だったそうです。(余談ですが、現在トマト銀行がある場所です)
読む人によっては懐かしく、若い世代に行くに連れて新鮮な驚きの多い一冊だと思います。
写真も結構多くて、現在の倉敷と当時の風景を比べるのも面白いですね♪

後、巻末に地図がついていますが…、僕はこの地図を持って歩きにいこうと最初からスキャンさせておいたのですが、読む際にも片手に持っておくと位置関係が把握しやすくてお勧めですよ♪
そう細かい地図ではないので、スキャンさせてスマートフォンなどの携帯端末で眺めるというのもいいかもしれません♪




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瀬戸内を渡る死者/津村秀介
津村秀介さんの作品を引き続き読んでみました。

□ 主人公、北川真弓
この作品の主人公となるのは北川真弓さんという、女性記者の方です。
確かこの作品にしか登場しない方だったと思いますが、女性版の浦上伸介かというほど、なかなか良い活躍を見せてくれますし、周囲の登場人物も固められています。
シリーズ化されていないのが残念ですね。
ちなみに浦上伸介がフリーなのに対し、彼女は会社勤めです。
担当しているのは『週間レディー』。
ちょっとレトロ感の漂うタイトルですが、現在でも週間女性という雑誌もあるのでいいでしょう。
この事件で手がけるコーナーのタイトルは『我が愛の悩み』。
あぁ…。
1985年の作品なんだなと、なんとも納得させられる展開でした。

□ あらすじ
北川真弓が取材旅行の途中、屋島で死体を見つけた。
彼女は夫との離婚が決まっている女性で、四国へ住む伯母へ報告や生家を手放すために訪れている女性だった。
発見者にして、雑誌の記者でもある北川真弓は彼女の半生を調べている内に、雑誌のコーナーで女性に関わった事件を取り上げている『我が愛の悩み』で彼女を紹介することを思いつき、警察と協力しながら調査を進めていく事になる。
そして容疑者として浮上したのは、彼女の夫や過去に彼女を追い回していたヤクザものだった。
しかし彼らには鉄壁のアリバイがあったのである。


□ 感想
作品としてはやはり津村秀介さんの作品だけあって、アリバイを少しずつ解いていく作業はとても痛快です。
幾重にも亘って解決していくので、自分でもメモを取りながら読もうか?と思うほどです。
キャラクターはレギュラーではないものの、四国の森安刑事や、主人公の北川真弓、そして彼女の恋人…と、本当に個性豊かな面々ですので、物語としても面白いです。
若干、設定に無理なところがあるものの、なかなか読み応えのある作品です。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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日光殺人事件/内田康夫
最近、休みの度に天候が悪く、外出できない鬱憤を浅見光彦シリーズの旅情で紛らわせようと、読んでみました。

まず。
一つだけ言っておきたいこと。

天海僧正どこいった?

この作品、そもそもは天海僧正と明智光秀が同一人物であるという説の立証の為に出かけた筈の日光で、たまたま遭遇した事件がメインに置き換わるという展開を見せます。
作品の冒頭ではメインに据えられ、色々と情報や説が飛び出すのですが、序盤で早くも話題から消え、結局次に登場してくるのはラストシーンです。
それも事件が終わって歩いていたら、最初の頃に取材に行っていた人に再会したというなんだかとってつけたようなシーンです。
僕は春日一行や浅見光彦と同じく、明智光秀は生存していたのではないかという説が結構好きなんですよ。
それだけにこの展開には軽いショックを受けてしまいました。

閑話休題。

華厳の滝で自殺の死体を引き上げている際に、もう一体の白骨化した遺体が見つかった。
それは地元で牧場を経営するほか、不動産やレジャーなど多岐に亘って展開する智秋グループの次男である事が判った。
彼は三年前、突然山形県へ車だけを残して行方不明になっていたのである。
それが華厳の滝で見つかった…。
葬儀の際に集まった短歌の仲間の口から、彼が死の直前に『日光で面白いものを発見した』と話していたことが判った。
この事件へ興味を抱いた浅見光彦は事件の調査へと乗り出すのだった…。


キーワードとなる日光とはなんぞや?という謎から、その誤解と真実によって引き起こされた事件です。
後、謎の編集長春日一行が登場する作品でもありますね。
若いくせにだみ声で喋るというこの男は当たり前のように旅と歴史の編集長になっていますが、実は登場はこの一家のみです。旅と歴史の編集長といえば、やっぱり藤田編集長ですが、レアな作品になりましたね(笑)。

後、非常に余談ですが…作品中に自宅でのシーンが少ない割りに、きっちり雪江と須美子に叱られていますね~。
やっぱりこれが無いと浅見光彦じゃない!?

ネタバレ等は続き以降で。
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文学少女5-“文学少女”と慟哭の巡礼者/野村美月
普段、手元においてある本を適当にローテーションしながら読む習慣があるので、続編でも余り連続で読む事は無いのですが、今回はちょっと先が気になりすぎたので続けて読んでみました。

文学少女シリーズ第5弾、“文学少女”と慟哭の巡礼者です。

前作までで井上心葉がずっと心に病んできた存在である『朝倉美羽』に関する情報が出尽くして、今回はついに本人が登場します。
既に第三作目でいつか出るというのが判っていて、第四作目で琴吹ななせが会いに行く…と、長い前振りの末の登場ですね。

今回、作品のテーマとなるのは宮沢賢治さんの『銀河鉄道の夜』です。
前作はオペラ座の怪人で、今回は日本の童話作品の名作ですね。

…と、少し余談なのですが、僕は宮沢賢治さんの中でも銀河鉄道の夜はイマイチ判らずにいた作品でした。
中学生くらいの頃にきちんとした本を手にする機会があったと思うのですが、銀河鉄道の夜という作品は童話というには少し長くて、凄く深い意味がありそうな気がしていたのですが、結局よく判らずに冒険譚のような童話として読むのがやっぱり正解なのかなと思って投げたままにしていました。
この作品を通して、解釈の仕方がなんとなく見えてきたような気がします。
あの作品には当てはめられるべき人物が、きちんと存在するんですね。
必ず、近い内にこのブログの中でその答えを発表できれば、また読んで頂いた誰かの感想と比べたり、批評しあったり出来ればと思っています。

閑話休題。

クリスマスの一件以来、いい関係を築き始めていた井上心葉と琴吹ななせ。
しかし急に琴吹ななせが入院する事になる。
更に彼女は見舞いも、暫くは連絡も取れないと言うのであった。
しかし心葉は彼女の見舞いへ行ってしまう。
そこで、再会を果たすのである。
かつての最愛の人であり、学校の屋上から彼の前で飛び降りて見せた少女、美羽だった。
図らずも彼女の夢だった小説家を奪ってしまった事を悔やみ続け、そして自分が憎まれていると思い続けてきた心葉に、彼女はかつてと変わらない愛情の篭った言葉で呼びかけるのであった…。


これってライトノベルなんですよねぇ…。
僕は30歳を前に、ブログのアクセスアップという下心も有りつつ、今まで読んだ事のないジャンルをと思ってここ1年ほど人気ランキングなどを参考に色々なライトノベル作品を読むようになりました。
しかしこの『文学少女』シリーズは、本当に読み応えのある作品揃いで驚かされます。

この作品はどこをどう説明してもネタバレしてしまうので、感想はここまでにして…。
天野遠子は大学受験が前作よりも迫っているはずなのに、前作よりも登場シーンが増えているのは…、なんとなくファンの力のような気がしますが、彼女のファンの方は安心して読めると思います。

今作では元彼女(?)という美羽も出てくるので、恋愛事情も見所ですね。
琴吹ななせという、今の恋人がいるので、結局はそちらに行ってしまうのかも知れませんが、僕はなんとなく美羽と再び歩き出す未来もあっていいんじゃないかな…なんて思いました。
この作品では再び竹田千愛が登場、心の闇の底深さを見せます。
…が、やっぱり美羽ですよねぇ…(笑)。




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"文学少女"と穢名の天使(アンジュ)/野村美月
文学少女シリーズの続編を読んでみました。

今回のテーマとなるのは、シリーズに登場してきた中でも名作中の名作、『オペラ座の怪人』です。
この作品もファントムを中心に色々な解釈が行われる作品ですね。
物語の中に登場する人物と、ファントムへの解釈が数パターン混ぜてあります。
この作品を読む前後どちらでも構わないと思うので、作品に目を通して、著者のギミックを楽しむのもありかと思います。

今回の作品で中心にやってくるのは、今まで判り易いツンデレキャラを演じ続けてきた琴吹ななせです。
作品は順調にクリスマスシーズンへ進んでいく為、天野遠子は受験に専念する為に文芸部を休止させてしまうので、物語の中盤までは余り登場することがありません。
主人公の井上心葉に冷たく、しかし熱烈に接してきた彼女にある事件が起こります。

親友で音楽の勉強を続けていた夕歌が行方不明になってしまったのである。
彼女を心の支えにしていた琴吹ななせは、井上心葉と一緒に彼女を探すことになる。
しかし彼女の身辺を調べていく内に、いくつかの不穏な事実に行き着く。
家族の心中と、彼女がしていた危険なアルバイトとは…?
そして彼女が失踪してしまった本当の理由とは…。


琴吹ななせに関してはツンデレがデレデレになってしまいますね。
規定路線というか。
前作で中学校の頃の井上心葉、そして彼が見つめていた少女を知っていると告白した彼女。
その思い出が明らかになると同時に、美羽に関してもかなり詳細な情報が出てきます。
ただしその多くは前作でも結構出てきた情報で、今作はあくまでも物語を核心部へ進めていく前に、井上心葉&琴吹ななせという関係を固めておく為に作られたものみたいです。

この作品の中で井上心葉は二人の自分と良く似た人間と出会います。
一人は失われた才能を狂おしく求める人、そしてもう一人は手にした才能から逃げようとする人。
幻のはずだった井上ミウの第二作目が、どのような形に進んでいくのか…。
進展が気になる終わり方です。





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夜間飛行(ムーンライト)殺人事件/西村京太郎
西村京太郎さんによる十津川シリーズです。
この作品、ちょっと特別な意味が有ります。

十津川さんが新婚旅行で遭遇した事件なんですねー。
奥さんの直子さんと一緒に行った北海道旅行で出会った人が関係していたという経緯の事件でした。
ちなみに新婚旅行といっても十津川さんが40歳、直子さんが35歳という熟年カップルです。

…ま、そう言ってもテレビシリーズの高齢十津川さんを知っている人からすれば、そんなに若いのか!と思われそうな気がしますが。


閑話休題。

十津川警部は新婚旅行で訪れた北海道で、ある新婚の夫婦が行方不明になるという事件と遭遇した。
その夫婦は前日に車のトラブルで困っていたところを助けた、同じく新婚旅行で訪れていた二人だったのである。
彼らは海岸で忽然と姿を消していた。
やがて北海道で三件、同じ夜間飛行へ乗ってやってきた新婚カップルが合計3組、同様に消えてしまう。
ただの模倣による失踪事件なのか、それとも何かしらの意味がある事件なのか…?
東京で発生した二件の殺人と、この事件との関係とは…。


この本は親が読んでいたのか、僕の中では結構早い時期に手にした作品でした。
まだ中学生になるかどうかという頃だったと思いますが、忽然と姿を消すカップルというトリックが面白かったことを良く覚えています。
また、どことなくぎこちない十津川夫婦も見所の作品ですね。
まだ時代的に初婚の年齢が若い時代だったのか、40歳と35歳の十津川夫婦は再々周辺の人に自分達が新婚であるという事を告げなければならないシーンがありました。
今だったら初婚年齢も上がってきていますし、40歳や35歳という年齢も若々しいイメージになってきていますが、当時はそうでもなかったのかも知れませんね。

この作品では前半で登場シーンが多い事もあって奥さんのプロフィールなども詳細なので、新しくシリーズを読もうとしている方は入門にちょうどいいかもしれません。

夫婦は何故忽然と足跡が消えて失踪したのか、彼らは加害者なのか被害者なのか、生きているのかどうか…。
読み進めていっても最後まできちんと謎が残されていて、先がとても気になる構成になっています。

それにしても仕事だからって、新婚旅行を切り上げるって…。
我が家だったら大問題に発展しています。
直子夫人が賢妻と呼ばれる由縁はここに有り!ですね。

ネタバレ等は続き以降で。
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