本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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パソコン仕事大全/富士通ラーニングメディア
とても実用的な一冊です。
読んでみましたというよりは、会社に置いてあります。

パソコンの色々な便利技を紹介するという趣旨の本でも、色々なタイプものがあります。
紹介されているテクニックの一つ一つには凄いなぁとか、感嘆したりするのですが、実際に利用する機会が無いまま再び忘れてしまうというケースも少なからずあります。
その点で、この本はかなり実用面に強い内容になっています。

ワード、エクセル、パワーポイントといったマイクロソフトオフィスのテクニックを紹介したものですが、とにかく実際に用いられる事が多い内容のビジネス文書を作る上で便利なテクニックが中心になっています。
なので、便利だけどどういう時に使えばいいのか判らないというありがちな落とし穴が少なく、こういうシチュエーションならこうすれば簡単に出来る、こういう風にすればより良い書類が作れる…という提案も含めて、実際に使えるテクニックが多いです。
エクセルの基礎的な使い方まではマスターできている…という方は、妙に小難しかったり分厚い本を購入するよりも、この本を読んだほうが、実際の職場では役立てるかもしれません。
また、この本で紹介されているような形の技術を使ったほうが実際の仕上がりが綺麗だったり、バージョン違いだったり、OSや使っているオフィススィーツの違いによるブレが生じにくくて、他の方に書類をデータの形で渡すような際にも、絶対に格好良かったりするものですよね♪
無くても困らない…けど、文庫一冊であれば格好いいなら…、個人的にはお買い得だと思います。




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とある魔術の禁書目録6/鎌池和馬
更に続きを読んでみました。

この作品は、個人的には凄く興味深かったです。

新学期を向かえた上条当麻は始業式へ出席していた。
学校についてきてしまったインデックスは風斬氷華という少女と出会い、友達になる。
三人は一緒に出かけてゲームセンターで遊んだりしているのだが、テロに巻き込まれてしまう。
そのテロを起こしたのは科学と魔術が手を結ばないように決定的なダメージを残そうとしている魔術師で、ゴーレムを操るシェリー=クロムウェルだった。
彼女が科学と魔術の間に諍いを起こしたい理由とは?
そして、風斬氷華という少女に秘められた秘密とは?


インデックスが久し振りに良く登場していますね。
久し振りだと思うのも当然、御坂美琴とインデックスは初対面です。
これまで交わる事が無かった事に逆に驚いてしまいました。

そして人間って何だろう?という問いに対する、上条当麻のシンプルな答えって、大切だと思うのです。
科学の進化と、倫理的な問題が絡み合うデリケートな部分ですが、そう遠くない未来に、生物としては不自然な形で誕生する生命や、生命のようなものというのは実現可能になってくると思うのです。
でも、結局…大切なのは、どんな形であれ、感情のあるもの同士であれば、そこに経緯は関係ないのではないでしょうか。
ドラえもんとのび太がお互いの形の違いを意識せずに友情を育んだように、深く考える必要は無くって、もっと浅いところで付き合っていてもいいと思うのです。(付き合いが浅いと困るのですが)

そんな事を考えさせられる興味深い一冊でしたぜ☆


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初夏の海に死ぬ(倉敷から来た女)/西村京太郎
西村京太郎さんの倉敷から来た女と一緒に収録されている短編集です。
正直、倉敷だけを目当てに読んでいたのですが、せっかくなので読んでみました。

サーフィンで賑わう伊豆の海で、一人の死体が見つかった。
裸の上にサーファーの服をまとったその男は、他のグループと一緒に来た様子も無ければ、身元が判るようなものも見つからない状態だった。
身体的特徴をニュースで流しても、その死体が誰なのかは判らないままだった。
そこで歯医者を中心に回っていると一人だけ特徴が当てはまる人物がいた。
しかし、その男には決定的な問題があった。
その男は既に死んでいるのである。


ちょっと面白い展開ですね。
先の『倉敷から来た女』事件といい、今回の事件といい、凄く凝った設定ですが、短編という事もあって、十津川警部の推理が少し大胆すぎるきらいがあるかもしれません。
もしこれが長編であれば、物語の最後で触れられるところまで調査を進めたりするのでしょうか?

ホームズシリーズから推理小説へ入った人間なので、短編の推理小説は結構好きな部類なのですが、僕個人としては西村京太郎さんの作品は長編で読みたいかな…なんて、感想を抱いた作品でした。




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餓姫
我孫子武丸さんが関わったゲームがモバゲーにある!
登録しちゃいましたよ。
…で、やってみました。

我孫子武丸さんといえば、かまいたちの夜というゲームが真っ先に浮かぶという人も多いのでは?
人形シリーズや数字シリーズ、探偵映画に、殺戮にいたる病。
僕の高校時代は我孫子武丸さんだらけでした。
僕も大好きな作家さんですが、僕も最初の出会いはかまいたちの夜でした。
そんな我孫子武丸さんのゲーム。
たぶん、他の携帯ゲーム機から出ていても、ゲーム機ごと買っていたと思います(笑)。

閑話休題。

主人公は赴任したばかりの刑事だった。
そこで若者が餓死するという不可解な事件と遭遇する。
部屋には食べたばかりのジャンクフードがあり、明らかに最近死んだばかりだというのに、体だけはまるで一ヶ月以上何も飲食をしていないかのような状態だった。
しかも間をおかずして同じような状態で死んだ少年が見つかったのだ。
そこで被害者の交友関係を調べていると、『飢姫』というモバゲーのゲームをしていた事が判った。
このゲームはまさに、今起こっている事件そのものだったのである。
更に事件を調べていると、このゲームのユーザーのうち、一定の条件を満たしている人々に、空腹感と体調不良を訴える減少が見られたのである。


基本的には総当り系のゲームなのですが、面白いのは実際のモバゲーと連動している事です。
ゲーム中で知り合ったキャラクターとモバゲーで友達になる事が出来、更にゲームの進展にあわせてミニメールが送られてくるのです。
総当りする中には、自分のモバゲーのマイページからミニメールを開いたり、友達になったキャラクターが参加している実在する(ように作られている)サークル内を巡ったりという行為も含まれるのです。
落としきりのアプリなので、モバゲーに登録した意味は余り無いのかと思いきや、凄く連動していて面白かったです。
ゲーム中にメールが届いて、info@mobage~と来ると、ちょっとときめいちゃいますね。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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倉敷から来た女/西村京太郎
西村京太郎さんの短編集を読んでみました。

勿論タイトルに惹かれて(笑)。
岡山のようなどこにでもある地方都市を舞台にした小説というのは少ないのです。
そんな中で内田康夫さんや西村京太郎さんといった旅情ミステリーでは舞台になる事が多いのですね♪
殺人事件の舞台となる事を喜んでいいのかという疑問はあるものの、自分の知っている風景が小説に登場するというのは嬉しいものです。
この作品における死亡地は岡山ではなく東京なのですが…。

さっそくに読んでみました。

東京のホテルで胸を刺された状態の女性の死体が見つかった。
ホテルの宿泊カードによって、倉敷市の浅井美代子という女性であることが判った。
彼女が持っていた手紙のコピーによると、ある資産家が倉敷へ旅行した際に親切にしてくれたということで、遺産の一部が贈られる事になっていた。
その受け渡しの為に東京を訪れていたのだ。
そこで警察は東京へ向かい、宿泊カードの女性宅を訪ねてみたのだが、そこには浅井美代子本人がいた。
彼女は手紙の事を知らないという。
また資産家の会社を訪れてみても、そのような遺言が残された形跡は無いという。
殺された女性は一体誰なのか、何故浅井美代子を名乗っていたのか…。
事件が謎を極める中、今度は浅井美代子本人が事故で意識不明の重態に陥ってしまった。


つい先日も西村京太郎さんの『竹久夢二 殺人の記』を読んだのですが、意外と鉄道が関係ない事件も多かったんだな、と驚いてしまいました。
僕は西村京太郎さんの作品をよく読んでいた頃は、好んで鉄道関連の作品を読んでいたので、無作為に選んだ(っていうか、地元岡山という事で選んだ)作品が立て続けに鉄道とは無関係という事に、ちょっと感動してしまいました。
西村京太郎=時刻表の楽しみ方といった偏見を持っている方も多いと思うので、こういった出会いは是非とも広めていきたいものです。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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やがてマのつく歌になる!/喬林 知
とんとん拍子に小シマロンの国王と共に聖砂国を訪ねる事になった渋谷有利…。
続く…に弱い僕は読んでみました。

本当に続きとなると、弱いんですよね。
読みきりだとあっさり読まなくなるのですが…。

閑話休題。

今回は話のボリュームの割りに、結構展開はなだらかです。
前作から微妙に登場している有利以外のキャラクターに関する記述が増えているからでしょうか。
まず兄である渋谷勝利が、何とか弟の所へ行こうと試行錯誤しているシーンが結構多いからでしょうか。
ヴォルフラムもギュンターの手助けによって、魔術を押さえ込んだ状態で有利を助けに向かいますし、眞魔国でも骨飛族の通信機能によって状況を把握し、打開策へと動き出そうとしています。
特にお兄さんの勝利は謎の外国人と合流する事になり、そちらの話も目が離せなくなってきました。

こういった状況下なので有利の話しは聖砂国へ辿り着き、国交のためのサインを…というところまでで終わってしまいます。

そういえば久し振りにコンラッドと共同戦線になりますね。
共同といっても、状況的に敵対している場合ではない、一緒の敵と戦う為に休戦と言った雰囲気ですが、それでもやっぱり有利の隣はヨザックよりもコンラッドがはまりますね。
名前で呼べよ、名付け親っていう台詞は出てきませんが、それでも前作で有利を海へ突き落とした理由が出てきたり、そろそろ良い伏線が重なってきたので、気持ちの良い結末を期待したいものです。




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廃墟ファイルTHE RUINS 静岡県清越鉱山跡+総集編 Vol4
以前にこんな記事こんな記事を書いている通り、僕は廃墟の写真や映像が好きです。

…という事で、DVDの作品にも手を出してみました。

まず声を大にして言いたい。

まさかカミさんとセーラー服の女の子のパンツを見る日が来るとは思わなかった。


このDVDを出しているメーカーの名前がLOVE GIRLS MIXさん。
先に見ておけばよかったのですが、アイドルの水着などのDVDを出しているメーカーさんだそうです。
そしてこのDVDにも女の子が登場します。
何をするわけでもなく。
え、これってなんていうイメージビデオ?的な感じで。

焦ったぁ。

内容はタイトルそのままで、廃墟の中をビデオを持って練り歩く映像が続きます。
ただしBGMはヘビメタ。

なーぜー。

僕の思っていた廃墟のイメージが勢い良く崩壊して行った瞬間でした。
その2点を覗けばそこそこ楽しめるDVDなんですけどね。
家族との視聴はお勧め出来ません。




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ターシャが愛した花の名前/リチャード・W・ブラウン
上さんが読んでいたので、僕も一緒になって読んでみました。

アメリカの絵本作家にして、晩年はスローライフを実践して素晴らしい庭を作り上げていたターシャ・テューダーさん。
彼女が亡くなった後も有志の手で庭は守られているそうです。

さて、そんなターシャさんの庭を紹介する一冊です。
他の著作ではターシャさんご自身の言葉で紹介されているのですが、こちらはターシャさんの言葉を引用することはあっても、庭のレイアウトや咲いている草花を中心としている点で、少し異なるようです。
僕は初めてターシャ・テューダーさんの著作や庭の写真を拝見するので、勿論違和感はありませんでした。

本当に色々な花を育てていた人なんだなーと思います。
僕なんてロマンティストではないので、水遣りや剪定で一日が終わってしまうのではないか等と、無粋な事しか思い浮かばなかったものの、大好きな花々に囲まれ、手入れをしながらの生活はいかに充実したものだったのでしょう。
ターシャさんが生活をこの本に紹介されている場所へ移したのは子育てが終わってからだったそうですが、植物を慈しむ眼差しは、そのまま子育てをしている母親のそれに通じるような気がしました。

この本では花の名前、種類などを中心に紹介しており、春、夏、秋、そして温室内で楽しんでいた花が紹介されています。
分量からすると、夏が圧倒的に多いです。
やはり夏は植物にとっていい季節なんだな、と。
結局ロマンティストでもない僕は、そういう変なところで納得することの多い一冊でした。

印象に残っていたのはターシャさんが構える巨大な鎌や、人の胴体ほどもあろうかという巨大な如雨露でした。

でも憧れますよね。
植物に囲まれての気ままな生活。
今は猫の額に例えるのも申し訳ないほど小さな庭で観葉植物を愛でるのが精一杯ですが、いつか…きっといつか。
大きな如雨露を手に入れたいものです。




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とある魔術の禁書目録5/鎌池和馬
続きを読んでみました。

今回は少し毛色が異なる作品に仕上がっています。
短編集を組み合わせた長編のような作品です。
舞台はコロコロと変わりながら、最後まで続きます。

8/31。
夏休み最後の日、上条当麻は宿題をしていない事に気付き、慌てて取り組む事になります。
しかしその途中で出会った御坂美琴と、偽装デートをする事になる。
一方、その上条当麻に敗北を喫し、最強への実験も停止し、やたらと狙われるようになった一方通行(アクセラレータ)。
そんな彼は実験の為に殺し続けていた御坂美琴のクローンであるシスターズの大元とも言える『打ち止め』と出会う。
実験室を抜け出してきた彼女は、一方通行に人間的に接する最初の人物だった。
しかし彼女の体は調整が行われていないために、長時間生き続けることは出来ない状態だった…。


こんな感じですね。
ここに色々な登場人物の色々な感情が錯綜していきます。
でも…やっぱり主人公は一方通行ですね。
殺戮を続けてきていた彼の、本当の人間らしい感情の再認識が行われます。
感情が無かったのではなく、受け入れた…という感じでしょうか。

まさか彼がこうして再び登場するとは。
今後、どういう活躍をしていくのか興味深いですね。

また御坂美琴の気持ちというのもストレートに描かれていて、今後の展開が面白そうですよ♪




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旗本退屈男 第九話 江戸に帰った退屈男/佐々木味津三
主水之介は、かような女々しき、奸策は大嫌いじゃ。

前回で妹の菊路とその恋人である京弥と合流した早乙女主水之介は、そのまま久し振りの江戸に戻ります。
このシリーズも最初は江戸が舞台だったので、久し振りですね。
江戸の『粋』こそ、早乙女主水之介の本領発揮…と思いきや、江戸の雰囲気はちょっと退屈だったようですね。
江戸にいた頃のように吉原を練り歩き、家に戻るとすぐに旅へ出ると言い出します。

退屈男漫遊紀の始まりか!と思いきや、江戸で興味深い事件と遭遇します。

浪速では名の知れているという槍の使い手が町道場を作った。
そこで工事の為に井戸掘り人夫を14人、大工が8人が雇われていったのだが、1ヶ月以上が経つというのに井戸掘りも大工も戻ってこない。
しかも噂には既に仕事を終えた井戸掘りは殺されているという。
早乙女主水之介に助けを求めた男が知り合いだという大工の方は、まだ作業を続ける音がするので無事なようだが、内情を何とか探らなければならない。
しかしこの一軒の黒幕には、竜造寺長門守という名門の侍がいるというので、なかなか手出しが出来ずにいたのだった…。


退屈ですぐにでも江戸から出ようとしていた退屈男は上機嫌で、『退屈払いが天から降って参った。』と述べています。
既に井戸掘りは天に召されているというのだから、喜んでいる場合じゃないような気がするのですが。
それはさておき、身分の高い相手との争いだけに早乙女主水之介も慎重かつ真剣に事に取り組みます。
久し振りの京弥の腕前もキラリと光る作品です。
やっぱり退屈男は江戸が似合うと思うのですよ。

ネタバレ等は続き以降で。
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竹久夢二 殺人の記/西村京太郎
僕の地元である岡山が舞台となった西村京太郎サスペンスを読んでみました。

この作品でスポットを当てられたのは竹久夢二さんです。
岡山のみならず全国で人気の美人画作家の方ですが、生まれたのは岡山ということで岡山県では美術館はもちろんのこと、生まれ育った生家も観光スポットとして人気を集めています。

竹久夢二の未発表スケッチを手に入れた女子大生が殺された。
ミス岡山として新幹線の中でお土産を販売している際に銃殺されたのだった。
事件が起こったのは東京で、事件の目撃者でもある十津川警部は岡山県警と共同で調査に出ることになった。
牛窓の再開発、そして消えた夢二の未公開スケッチ…。
相次ぐ事件の関係者の謎の死に挑む。


事件が発生した場所が新幹線の車内で、岡山県と東京都という距離感のある調査…。
否応無く王道の西村京太郎サスペンスに期待してしまいますが、意外にも事件は時刻表とは別に進んでいきます。
もしかすると西村京太郎さん自身、竹久夢二さんへの造詣が深いのでしょうか。
物語中では竹久夢二フリークにして、非常に画風の似たアマチュアの画家が重要登場人物になっていますし、十津川警部も事件のヒントを得る為に急仕込みとは思えない知識や見解を述べてくれます。
この作品はサスペンスでさえないのかもしれないですね。

ネタバレ等は続き以降で。
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悪霊はひとりぼっち/小野不由美(ゴーストハント4死霊遊戯)
秋めいてきたので久し振りに続きを読んでみました。
夏に怪談を読むなんて定番過ぎて嫌だ!と思ったわけではありません。

閑話休題。

渋谷サイキック・リサーチの面々の周りでも話題になっている事件があった。
とある学校で連続して不思議な現象が続いているというものだった。
謎の犬が噛んだり、集団で体調不良が発生したり、小火が繰り返し発生したり…。
一度はマスコミが既に騒ぎ出しているのを嫌って依頼を断っていた所長のナルだったが、生徒たちが署名を集めてまでして直談判してきたのを受けて、調査に乗り出すことを決めた。
しかし調査を進めて除霊を続けていくに連れて、段々と現象は激しく強くなっていった。
その様はまるで霊同士が食い合っているようだった。
そしていつもの面々に手のつけようがないというところまで追い込まれたナルは、依頼人たちである生徒にまで危険が及びかねない危険な賭けに出る事に決めた。
出来事が起こる以前に自殺した少年と心霊現象の関係とは?
そしてその学校独特の作法で行われていた『オリキリ様』の意味とは…?


ライトノベルの枠を超えて、本気でサブイボが立つ、著者渾身の一冊です。
結構、いい感じで来ますよ~。
前作までは主人公である谷山麻衣のナルへ向けた恋愛感情が強く描かれている、いかにもライトノベル風な作品でしたが、今回はいつもの霊能者の面々に加えて、依頼してきた学校の生徒会長までが主要メンバーという事で、余り恋愛に対する言及は見られません。
その点でも作品が締まって感じられます。

ただ新キャラクターである生徒会長の『安原 修』は後にレギュラー登場人物となるキャラクターでもあり、なかなかいい味を出しているので、怖いところではきちんと震わせてくれるのですが、今回はお笑いの部分を担当してくれています。

特筆すべき点としては谷山麻衣の霊的な意味での成長でしょうか。
寝る度に学校内にいる自殺した少年他の霊の気配やメッセージを感じる取ってみせます。
この精度は非常に高く、今回はナルとの掛け合いも少ないためか、ナルの存在感が薄くすら感じさせますし、松崎綾子は既に年上のおねーさんにさえ感じさせてくれる活躍ぶりでした。
また、この作品で滝川法生と松崎綾子から退魔法を教わって、微弱ながら自力で解決する術を覚えています。

ファンの方が期待するものによってはつまらない?かもしれない一冊ですが、この先のシリーズを読む上では必ず通っておきたい一冊です。
リライトバンの『悪霊遊戯』では、この作品では余り触れられなかった、少年が自殺するほど思い悩んだ学校の内情も詳細に描かれているそうです。
…すいません、リライト版は未読です。いつか、きっと…!!



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旗本退屈男第八話 /佐々木 味津三
旗本退屈男こと、早乙女主水之介はついに日光にまで訪れました。

神社の神主が穏やかではない様子で鳥刺しを問い詰めているのを見かけた。
確かにその鳥刺しは獲物を入れる袋も持っていなければ、手ごろな獲物を見つけても刺そうともしないのです。
しかし槍を向けられている様子を見ては、置いておけないと早乙女主水之介が仲裁に入ったところ、なんと旗本である彼が気に入らないと農民たちに攻撃されてしまう始末。
これは何かあると踏んで、良く事情を聞いてみると、なんと農民たちは一揆を起こそうとしていた。
というのも、領主が非常に癖が悪い人物だったのである。
極度の女好きで、領地内の美人であれば未婚や後家のみならず、既婚の女性にまで手を出しているという。
既に11名もの女性が毒牙にかかり、屋敷内に監禁されているという。
事情を飲み込んだ早乙女主水之介は、同じ旗本として許せぬと、懲らしめる策を講じるのであった…。


さしもの早乙女主水之介も、面識のある旗本に無茶をするわけにはいかなかったようで、なかなか小憎らしい演出をしてみせます。
でも、女好きというのは性に合わなかったのか、情け容赦なく『出家遁世仏門に帰依致し候条、何とぞ御憐憫を以て、家名家督その他の御計らい、御寛大の御処置に預り度、右謹んで奉願上候。』という手紙へ署名をさせてしまいます。

そして久し振りに妹の菊路、そしてその恋人である京弥が登場します。
なんだか懐かしいですね♪
京弥ともっと競演して欲しかったなぁなんて思いつつ。

スケベ心を巧みに操って、脱俗・隠居をさせてしまう手口に天晴れ♪と感じる作品でした。



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めざせマのつく海の果て!/喬林 知
久し振りに続きを読んでみました。

実はここ最近ライトノベルを連続して読み漁っていたのは、僕が30歳になるからという妙な理由でした。
20代の内で遣り残したことは…?という事を考えていた時に、そういえばこういうライトノベル的なところを余り通らずに来たなぁと思って、ライトノベルは10代がメインのような気もしつつ、20代の内に出来るだけ人気どころを押さえておこうと思っていました。30歳にはなったものの、キリのいいところまでは読んでみようと思ったので、またご縁があれば見てやってください。

□ あらすじ
コンラッドが大シマロン側についた理由も判らないまま、人間の世界に戻ってしまった渋谷有利。
早く眞魔国へ戻りたいと願うが、その思いはなかなか実現しないままだった。
そしてようやく戻れた魔族の国では、ある問題が勃発していた。
小シマロンと長らく鎖国を続け他国との接触を絶っていた聖砂国が国交を結ぶ為に動き出しているという。
この国交の実現は眞魔国にとっても脅威となりうる動きだった。
そこで国を代表してギュンターが調査に向かうことになったのだった…。


□ 久し振りに、原点回帰?
シリーズではここ数作はシリアスな路線が続いていたのですが、久し振りにほんわかとした作風に戻っています。
カロリア編で離れてしまった方がいれば、もったいないので読んでみてください!
コンラッドの事を気にかけて、眞魔国へ戻ろうと思い悩んでいる有利という描写が冒頭に出てきて、またシリアスなのかと思いきや、水がある場所を見ると凝視したり、趣味のように戦闘めぐりをしたり、自宅のトイレの便器へ片足を突っ込んだり、なかなか奇想天外に動き回っています。
後半でヴォルフラムが狙撃されるときも、『毒女に命を救われた』りしていますし、珍しい上様モードになりかけの有利と周囲の人々との会話も出てきます。
ちなみに上様モードを解除させたのはヴォルフラムの『とっとと元に戻らないと、王子様の接吻で目覚めさせるぞ!』という危険なフレーズでした。
前回までの重々しい雰囲気からの脱却に伴ってか、本作ではコンラッドとの再会にも取り乱さない有利の姿が描かれています。

□ 感想
この作品へ登場する小シマロンの国王は有利と殆ど年齢の変わらない若い王です。
自分に自信を持てない王に対して、励ます姿を見ていると、何だかんだで渋谷有利も王様が板についてきたんだなぁと感じさせられます。
皆、大人になっていきます。
ヨザックはすっかり王様の右腕のように活躍していますし、普段はお城で留守番が多かったギュンターも今回は大活躍を見せます。
有利といると崩れがちですが、意外と格好いい性格をしているんですね。
コンラッドとの一騎打ちは見ものです。
はたまた渋谷有利には人間の世界で彼女が出来るという変化もあります。
今後の展開にも期待していきたいですね♪




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劇画・郷土の歴史 光政と綱政/タケバヤシ哲郎、 柴田一
岡山藩の中でも名君と名高い池田光政さん。
そして光政さんの方向性を引き継いで、藩をしっかりと固めた息子の綱政さん。
この二人の行ってきた政治を漫画で紹介しているのがこの本です。

なんていうか、非常に三頭身です。
劇画というと、ゴルゴチックなものが思い浮かぶのですが、決して劇画という言葉自体にそういう意味合いは含まれていないんですね。
…などという勉強をしてしまいました。

人を重視するという路線で藩政に改革をもたらしたのが池田光政さんです。
彼の時代には世襲を中心に行われていた人事から、適材適所の人事、そして従来の立場を超えての出世なども行われています。
またそれぞれの立場の人にプロフェッショナルさを求め、そして自分の身の回りの家臣には、池田光政さん自身が学んできた陽明学を学ばせるなど、人を育てるということにも着手しています。

こうして育った人材を最大限に活かして、名君と言われた父の政治を引き継ぎ、また財政と藩政のバランスを取るなどしたのが、息子の綱政さんでした。
派手好き、遊び好きだった病者なども有り、漫画という形を取ってはいるものの、資料としてはなかなか充実した内容だと思います。
難易度から言っても、また岡山の歴史を学ぶ必要性から言っても、学生さん向けというよりは、社会人向けでしょうか。
地元の歴史ぐらいは知っておかないとなー…といった感じの方に、とてもお勧めの一冊です。
人を育て、大きな藩にも媚を売らずに領民のために尽くした池田光政さんの政治が良く判ります。





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岡山城と城下町/巌津政右衛門
著者の名前に歴史の重みをずっしり感じる一冊です。
岡山城に関する情報は、どうしても手に入り易いので、安易に調べてしまいがちなのですが、一度しっかりと調べてみようと思って探していたら古書のお店で手に入れた一冊です。
別冊岡山文庫4、著者は巌津政右衛門さんという方で、新聞社へ勤務され、引退後は岡山県の文化財に携わるお仕事をされていた方だそうです。
発行は昭和47年…僕より随分年上の本ですが、読んでみました。

内容はタイトルの通り、岡山城と城下町に関する本です。
城に関しては岡山城の起こりと変遷、そして戦争による焼失から再建まで、しっかり書かれています。
意外と岡山城の前史となる石山城から触れている書物というのは少ないので、勉強になります。
今の場所に岡山城が作られるきっかけとなったのは、豊臣秀吉の指示があった為ですが、何故豊臣秀吉がそういった指示を出したのか?というところも、この本で初めて知りました。
豊臣秀吉に可愛がられていたから、アドバイスを求めたのがきっかけで、秀吉のアドバイスだから出来るだけその通りにせざるを得なかった…という事で、指示という言葉で表現されていたのでしょう。

城下町については、今では消えた町名も数多く見られて非常に面白かったです。
地名の由来などについても、数多く出てきますし、交差点にだけ残っている、地元の人の呼称としてだけ生きている…といった町名などもあって、興味深いです。
人口などのデータや、焼失前の岡山城天守閣などの写真も見れて、とても参考になる一冊でした。

この本はamazonさんでも見つけることが出来なかったのですが、出来れば岡山文庫さんには新しい状態で手に入るような機会を作って欲しいと思ったりするのでした。巌津政右衛門さんの本自体が入手しづらい状況にあるようで、僕が持っている本もかなり年季の入ったものですが大事に保管しておこうと思います。

※購入は…とりあえず書庫のお店などを当たって見つけるしかないのかもしれません。


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シャーロック・ホームズ/アーサー・コナン・ドイル
シャーロック・ホームズシリーズを読んだ感想の目次ページへのリンク一覧です。

□ 短編集
シャーロック・ホームズの冒険
シャーロック・ホームズの回想
シャーロック・ホームズの復活
シャーロック・ホームズ最後の挨拶
シャーロック・ホームズの事件簿
シャーロック・ホームズの叡智(日本独自編纂の短編集、目次無し)

□ 長編
緋色の研究
四つの署名
バスカヴィル家の犬
恐怖の谷

短編集はリンク先がそれぞれの短編集に収録の作品へのリンクに、長編はそれぞれがダイレクトに感想文へのリンクになっています。
続きを読む…


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シャーロック・ホームズの事件簿/コナン・ドイル
各記事への目次ページです。

三人称の作品や、ホームズが聞き手に回るだけの作品など、最後の短編集ながら新しい挑戦の多く見られる意欲作でした。
ホームズの一人称や、引退後が描かれているのも興味深いのと、本当の最後に際してのドイルからのメッセージもあります。
今回は東京創元社さんから出ている電子書籍版の短編集、翻訳は贋作ホームズの一つである『シュロック・ホームズ』シリーズの翻訳者でもあった深町眞理子さんでした。

まず、各作品への感想のリンクは以下です。

高名な依頼人
白面の兵士
マザリンの宝石
三破風館
サセックスの吸血鬼
ガリデブが三人
ソア橋の怪事件
這う男
ライオンのたてがみ
覆面の下宿人
ショスコム・オールド・プレイス
引退した絵の具屋

そして、ドイルからのメッセージ。
まずシャーロック・ホームズを『よくあるテノールの人気歌手のようになることを私は恐れる』としています。
既に作品自体が最盛期を過ぎているのに、人気に甘えて続けるような形にはなりたくない…と。
これは、事件簿を読んでいて、僕自身も感じたことです。
三人称であったり、ホームズの引退後の事件、依頼人(?)の語りだけ…といった、新しい試みをしている他に、過去のトリックの焼き増しのようなものも散見され、実際に作品の質が落ちているかどうかはここの判断にゆだねるとして、ドイルが従来のホームズシリーズのまま続けていく事に行き詰っていたのではないかと思うのです。

ところでホームズが一旦、滝に落ちて死んでしまったということになった時、ドイルは自分の著作の活動において、ホームズの著者という先入観が妨げになるという事を懸念していたといわれていますが、この最後の記述でドイルは言い切ってくれています。
かりにホームズが存在しなかったとしても、私はこれ以上多くを成し遂げることは出来なかっただろう

なんとなく後期のホームズがドイルの愛情を受けていないような印象があったので、このフレーズはちょっと救いだったような思い出が有ります。
では、後は存分にホームズとのお別れを楽しんで下さい。



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引退した絵具屋/シャーロック・ホームズの事件簿
僕が読んだシャーロック・ホームズの事件簿(電子書籍版)では何故かこの『引退した絵具屋』事件が一番最後に位置していました。
なので、作品の発表順で言うところの最後とは異なりますが、このブログにおいてはこちらが最後の記事という形になります。
随分と長い旅路になってしまいましたが、行きまーす。

ある日、ワトソンは部屋に入る際にある老人とすれ違います。
ホームズはワトソンにその感想を聞くのですが、この時のワトソンの答えが、非常にぶっ飛んでいます。
哀れな、からっぽな、惨めな負け犬というところだね
コレ、僕が人生の中で聞いた中で最も酷い表現の一つです。
ちなみにこの発言をした男は、普段は町医者として市民の病気を治す仕事に従事しています。
行きたくないなぁ、ワトソンの診療所…。

この散々な表現をされた男こそがヤードから紹介された事件の依頼人だった。
ワトソンに散々な表現をされたのも当然、散々な目に遭った跡だったのである。
元々は画材製造業の会社の共同経営者として腕をならし、余生を暮らしていくのに充分な貯金が出来たので61歳で仕事を引退していた。
生活に困ることのない悠々自適の生活、そして翌年には20歳も年下の女性と結婚し、人生を謳歌しているかのように思われた。
しかしチェスを通して知り合った近所の医師と、駆け落ちをしてしまったのである。
しかも男性の貯蓄を保管していた書類保管箱を一緒に持ち出していたという…。
何とかこの妻を見つけ出して欲しいという依頼だった…。


ホームズシリーズはこういう平凡に見える依頼の方が、アッと驚くような展開を見せるのですが、この作品も結構面白かったです。
ホームズは別の事件で身動きが取れないということでワトソンを派遣して、様子を調べさせるのですが、ワトソンからの報告を受けながら、余りにも表現が回りくどいことから『やめてくれよ、詩人気取りは』と、言葉を止めてしまうシーンが有ります。
ホームズがワトソンに言った言葉ですが、なんとなくドイルとホームズが対峙しているような感覚に陥るシーンでした。
ちなみにワトソンが詩人的に表現しようとした事は、ホームズに言わせると『要するに高い煉瓦の塀があるんだろ』のひと言でした。
やれやれ。

ちなみに最後の最後、ワトソン単独の調査は珍しくホームズに好評でしたっ!

ネタバレ等は続き以降で。
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ショスコム・オールド・ブレース-The Adventure of Shoscombe Old Place-/シャーロック・ホームズの事件簿
ぼくの関心事は、他の全ての善良な市民諸君と同じこと―すなわち法を維持することにあります。決して"きさまの知ったことじゃない"では済まされない

ワトソンが競馬の事に詳しいことが発覚した事件です。
…別にワトソンが競馬に詳しいから事件が起こったのではないので、念のため。

なんとワトソンは『傷病年金の半分をそれつぎこんでるくらいだから』というほど詳しいそうです。
幾ら判りやすい表現だからって、傷病年金の半分を…なんて言い方をしなくてもいいのに…。
ホームズの新しい事件は競馬に関するものだったので、ホームズは『だったら、これから僕の簡易競馬便覧になってもらおう』と、ワトソンに質問をします。
そして、詳しい
調教師の家庭事情にまで精通しており、ホームズへ詳しい情報を提供します。
この医者、相当はまってるぞ!

ショスコム荘に住む調教師のロバート卿は、大きな屋敷に住んでいたがその名義は自分の物ではなく、仲の良い妹のもので、妹が死んでしまうと妹の死んだ夫の家系に全てが帰属する事になっていた。
自分はといえば借金に首が回らない状況で、次のレースで勝たなければ全てを失ってしまうような状況だった。
しかし次のレースに出る馬は、世間的には全くの無名だが非常に優れた馬だった。
そこでロバート卿は有り金を全てつぎ込んで次のレースに備えていたのだが、屋敷ではおかしなことが起こっていた。
ロバート卿と仲の良かった妹の関係がおかしくなっていたのである。
その以上は主に妹に起こっていた。
いつも面倒を見ていた馬の元を訪れなくなり、またロバート卿は彼女が大切にしていたスパニエルを近くで旅館を営んでいる家に譲り渡してしまったのである。
また兄との関係もおかしく、今まで必ず妹の部屋を訪れていた習慣が途絶え、そして妹はお酒におぼれるようになってしまった。
そしてロバート卿は古い礼拝堂で何者かと落ち合い、1,000年も昔の死体を掘り返していたというのである…。


この事件、ワトソンの活躍の場が多いんですよ♪
最初は競馬に関する情報をホームズへ指南、そして暖炉から出てきた骨を『解剖学上の初見は紛れもなかった』とし、人骨であることやその部位までを断言して見せます。

ホームズとワトソンはスパニエルを譲ったという旅館に釣り客を装って滞在します。
随分と田舎だったようで、『お声がなければ通過します駅』という駅で下車しています。
釣りの名所だったようで、ワトソン曰く『目をむくほど沢山の』釣具が見られたようです。
ちなみにワトソンたちが怪しまれないように、釣り人を装って宿へ泊まったときの名目は『近隣一帯の淡水魚を根絶やしにしようという計画』でした。
釣りぐらいで大げさな…。

さて。
僕が読んだホームズの事件簿は、この後に隠居絵具師の事件が登場するのですが、ドイルが書いた順番で言うと、この事件はドイルの手による最後のホームズシリーズ作品です。
なんだかいつもより活躍するワトソン、そしてリラックスして旅行ついでのような感じで現地へ赴くホームズ、ワトソンの姿を見ていると、長く活躍し続けたキャラクターをいたわるドイルの姿が思い浮かぶような気がしました。

ネタバレ等は続き以降で。
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安全な水はどう確保する?/橋本淳司
先日の東日本の大震災の被害を受けて、もう一度飲み水の大切さについて考えようという一冊です。
僕の住む岡山県は、非常に天災の少ない県です。
地震も少ないですし、台風もまるで決まった台本のように岡山県には大した影響を与えずに通り過ぎていきます。
雪や雨も少なく、住むには非常に良い環境といわれる一方で、天災へ対する認識や危機感の弱さを指摘されることもあるようです。

この本は自分の身近で出来る事も多く掲載されていたので、勉強のために読んでみました。

今まさに差し迫った問題である放射能と水との問題の他に、あまり注目をされることの無かった震災と水の問題をピックアップしている事の他に、現在人が忘れかけていた水の保存の仕方などが紹介されています。
また雨水の活用の仕方なども掲載されています。
現在人の体は僕も含めてお上品に出来ているので、どんな水でも飲んでしまえ!というわけにはいきません。
そういう時にこんな水との付き合い方を書いた一冊から得られる知識というのは、とても役に立ってくれると思います。

でも、不思議な感じですね。
僕自身も知識が無いので偉そうな事は言えませんが、祖父くらいの年代まで遡れば、上手に井戸と水道を使い分けたり、上手く水との付き合いをしていた筈なのです。
こういう本を読むことも大切ですが、まだまだお元気な先人の知恵を、もっともっと活用していく大切さを実感しました。




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