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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
喧嘩番長3~全国制覇~
最近こういった少し悪いっぽい人を主人公に据えたゲームって多いよなぁと思って、ためしに遊んでみました。

ある高校の番長が修学旅行先で他の都道府県から来た番長を倒して、まさにタイトルどおり全国制覇を目指すというゲームです。

なんて古い設定…!と思うこと無かれ。
ゲーム中でも不良(笑)といった扱いでコミカルに描かれています。
そこをマジにしないノリのお陰で、ゲームは非常に明るいです。
着替えの機能で好みの服装にしたり、恋愛を楽しんだり、各地の名称は何故か少し変名とされているものの、京都の観光をゲーム越しに楽しんだりと、色々な楽しみ方が出来ます。
喧嘩の前には啖呵を切るというミニゲーム的な要素があるのですが、各地の番長との戦いの際には方言で啖呵を切るのですが、逐一つけられている和訳(?)がなかなか面白かったり。

ちなみにゲームの期間は7日間。
もちろん早送りですが、リアルタイム風に時間が過ぎていきます。
修学旅行が一週間と思えば、長すぎる設定ですが、それぞれしおりに沿って決められた時刻に決められた場所で見学をしている番長を見つけ出すのは移動時間もかかるので、全国制覇を目指すと、結構時間に追われた鯛とスケジュールになってしまいます。
その点で、もう少しだけ余裕がほしかったなぁと思ったりしました。

要領の都合なのか、台詞は相槌などの短い部分だけ喋ります。
メモリースティックで振るボイスに対応とかしてくれるとうれしいなぁ…。




テーマ:ゲームプレイ日記・雑記 - ジャンル:ゲーム


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電子書籍革命の真実 未来の本 本のミライ/西田宗千佳
僕はこのブログの中でもたびたび電子書籍で購入した本を紹介したりしていますが、iPad人気などで、電子書籍への注目が高まりつつある昨今に、ZAURUS以降久しぶりに時代を先取りした気持ちになれたものです。

自分が愛用していながら言うのも妙な話ですが、その熱も落ち着きつつあり、結局本は紙なのかなぁ…なんて思ったりもしますが、こんな本を読んでみました。

まさに電子書籍元年と言われた2010年に今後の展開を模索した一冊です。

ただ、この本は電子書籍を読む為にはどんな媒体がいいとか、そういった内容ではありません。
従来の液晶と、電子ペーパーの違いなどは解説されているものの、基本的には業界的な内容なんですね。
例えば、電子書籍が来る!と言われても、従来の印刷会社がそれほど焦らない理由。
それは日本の書籍の分野に、たとえ紙が電子に変わっても印刷会社が果たす役割があるからです。
はたまた僕も少し気になっている統一フォーマットのありかた。
これは面白い話で、従来のようにいくつものフォーマットがある状況は変わらなくてもいい話なんですね。
僕は電子書籍をZAURUSで読むので、フォーマットはTEXT、XMDF、少し動作は重いですがPDFに対応できます。
しかしソニーやiPadは異なる形式で、統一フォーマットというと、この中から唯一生き残るフォーマットを決めないといけないかのように感じますが、そうではなくて、それぞれの形式で本を作る際に、ルビの打ち方などのルールを統一にすることで色々な形式の本を作るにしても、いちいち形式に併せた作り変えが必要ないようにしましょうよ…というものなんですね。
確かにこの考えが浸透すれば、買った端末によって、かつてのベータ VS VHSのような悲劇が起こったりしないでしょう。

こんな具合で、今後の展開をにらんだ情報が満載の一冊です。
ただ単なるユーザーたる僕がそれを読んでも、どうしようもない部分もあるような、ちょっと深い一冊でした。




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覆面の下宿人/シャーロック・ホームズの事件簿
あなたの命は、あなた一人のものではありませんよ。それをおもちゃにすることは許されません

ホームズシリーズの中でも異色な作品、『覆面の下宿人』。
ワトソンが言うところの『彼にはほとんど個人的な出番が無かった事件』です。


ホームズの下を訪れた依頼人から聞かされたのは、依頼人のところへ下宿している一人の女性の話だった。
依頼人をしてもって『人の顔ではない』と言われる風貌の彼女は、うっかり見せた一度きり以外は全く顔のヴェールをはずそうとしなかった。
しかし下宿人としては支払いも含めておても優良だったのだが、夜中になると急に人殺しや人でなしといった言葉で騒ぎ出すという。
何か心に病んでいることがあるようで、しかしその相談相手は警察でも牧師でもだめだという。
そこで選ばれたのがホームズだったのである。
彼女は依頼人にホームズを呼んできて欲しいと懇願した。
そして彼女はもし断られたら『猛獣ショーのロンダーの妻』と伝えるように口ぞえしていた。
それはかつてホームズが依頼こそされなかったものの興味を持っていた、猛獣にまつわる凄惨な事件の被害者の名前だったのである…。



この作品においてホームズは事件パートを回想するのみの役割です。
いつも餌を与えていたライオンに攻撃され、夫は死に、妻は顔に食いつかれて大怪我を負ってしまった。
何故ライオンが檻から出ていたのか、生き残っていた妻が当時うわごとのように繰り返していた『卑怯者』という言葉の真相は…?

ネタバレ等は続き以降で。
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テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学


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ライオンのたてがみ/シャーロック・ホームズの事件簿
いってみれば私の頭は、色々な荷物をごたごたと詰め込んだトランクルームのようなもので

ホームズの引退後に起こった事件です。
引退後の事件といえば、本当に最後の最後に現役復帰をして見せたスパイとの戦いの事件が思い浮かびますが、こちらは引退後のホームズの穏やかな日々を思わせる事件になっています。

以前より話していた通り、既にサセックスへ移り住んでいたホームズ。
ワトソンとの付き合いは絶えたわけではないものの、たまにワトソンが訪れるくらいになっていたそうです。
なのでこの事件の際もワトソンはおらず、ホームズの一人称によって描かれています。
以前はワトソンの描写に関して不平タラタラだったホームズも、白面の兵士事件を通して、執筆の大変さを悟ったのか、『ああ!あの男さえいてくれれば』と、自分が経験した『難解かつ異常な事件』をドラマティックに描いてくれる相棒が居ないことを嘆いています。



引退したホームズは、途中で合流した友人と自宅の近くにある浜を散歩していた。
そこで友人の経営する受験指導学校で働く教師と出会った。
しかし彼はフラフラと歩き、やがてその場に倒れこみ、『ライオンのたてがみ』という謎の言葉を残して死んでしまったのである。
遺体には謎の真っ赤に腫れ上がった網目模様の傷が残されていた。
婚約者と落ち合う約束を記した手紙、恋敵だった同僚の教師…。
そして、愛犬までもが被害者と同じ場所で同じようにして死んでしまったのである。



年を重ねたホームズの描写も面白くて、『得意の想像力すらさび付いたのか』等という弱気な発言を見ることが出来ます。
親友のワトソンとは離れてしまったものの、この事件の関係者ともなるハロルド・スタックハーストという人物と知り合い、親しくしていたようです。
夜になるとお互いの家を行き来したりと、気ままな交流をしていたそうです。
…ホームズではなく、僕の方がワトソンの居ない生活に馴染むホームズに多少の寂しさを感じてしまいました。

ネタバレ等は続き以降で。
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アロマお守り手帳―ストレスに効く。恋に効く。 /高原 千芙美
別に僕がストレスに悩んでいるわけでも、恋に悩んでいるわけでも(ってか、既婚者です。)無いのですが、読んでみました。

アロマオイルの掛け合わせ方法をシチュエーション別に纏めた本です。
このコンセプトは面白いなぁと思って。
加湿器にアロマを注入する機能がついている商品って多いですよね?
実は我が家にもあるので、ちょっとアロマに興味があったので読んだのです。
どうしてもアロマなので、女性向けの内容になっているのですが、おっちゃん向けに疲れたときとか、二日酔いが酷いときとか、男性向けのシチュエーションで作ってくれれば、もしかして需要があるのではないかと思ったりして…。
女性でもストレスや恋に悩んでいない方もおられるでしょうし♪

この本で使うのは概ね7本の精油です。
後半で3本が追加されるので、合計で10本の製油があれば、この本一冊を楽しむ事が出来る!
精油もこだわらなければ1,000円以下のものもありますし、アロマの器具とあわせてスターターキットとして購入しても1万そこらで準備が整う!
ちょっと経済的な一冊なのです。



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勝つプレゼン 負けるプレゼン/大串亜由美
ちょっと面白い切り口から『プレゼン』の方法を解説した一冊を読んでみました。

まず一番のコンセプトとなるのが、冒頭での『巧い』プレゼンの否定です。
僕も目から鱗のような気持ちで読んだのですが、プレゼンは巧くなくてもいいんですよね。

この本はプレゼンを沢山こなす人向けではないと思います。
数をこなすのであれば『巧く』なる事も必要かもしれませんが、そう頻度がないのに『巧い』必要はない。
テレビドラマに出てくるような、一流ビジネスマンがするような、そんなプレゼンが出来れば出来たに越した事は無いのですが、プレゼンの目的を明確にすれば、そこを目指すのは、それほど重要な事では有りません。
一番大切なのは伝えて、納得させることです。

なので著者がプレゼンにおいて最も重要な事として挙げたのは『準備』です。
自分が何を伝えたいのかを明確にする事。
どんなに響きが格好良くても、詳細なデータがあっても、必要のないデータを斬り捨てること。
出していく情報の順番や質問の想定すること。

…これだけが揃えば、後は少しの事に気をつければ、巧くなくても伝わる、この本で言うところの『勝つプレゼン』へと繋がっていくのです。

一つ一つのセンテンスを短く分けてあるので、なんだかプレゼンをするということがとても容易なように感じられるようになる本です。



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這う男-The Adventure of the Creeping Man-/シャーロック・ホームズの事件簿
働き者と耐えざる向上とが、ここに合体したわけだ。当たって砕けろ―このチームのモットーだよ

ホームズシリーズで最大の迷作ともいわれるのが、この這う男です。

ホームズ自身が発表を熱望していた事件の一つだというので否応無く期待が高まるこの事件は、1903年に発生したものです。
ワトソン自身も語っている通り、この年はホームズが職業としての探偵を引退した年です。
発表するのに状況が整うのを待っていた為に、20年ばかりの年月が経過してしまったとの事ですが、一つだけ強調しておきたいのはホームズがこの事件の発表を望んでいたのは事件にまつわる風説を払拭する為であって、読み物として面白いからではないという事です。

ホームズに呼び出されたワトソンは、一緒に奇妙な依頼を聞かされることになります。


依頼人は大学教授の助手だった。
普段は全ての手紙に目を通してから教授に渡したり、その娘との結婚が決まっていたりと、非常に信頼の厚い人物だった。
ところがこの教授が急におかしい様子を見せるようになった。
その始まりは同僚の教授の若い娘と婚約をすると言い出したことだった。
年齢差の為に周囲も全面的に賛成とはいえなかったが、教授はこの娘にとても熱を上げていた。
それと同時期に家を留守にして二週間ばかり旅行へ出たり、周囲の目からコソコソしたそぶりを見せるようになっていったのだ。
そして更には信頼していたはずの助手にさえ見せない手紙や、誰にも触れさせない箱を持ち、そこへ近づくだけで疑ったような態度を見せるようになった。
またそれと時期を同じくして、定期的に忠実なはずだった飼い犬が教授に襲い掛かるという現象が見られるようになったのである。
そして極め付けに、奇妙な格好で這いずり回っている様子まで見受けられたのである!



ところで、ホームズがワトソンを呼び出そうと出した電報の内容が凄まじいです。
都合ガヨケレバコラレタシ。悪クテモスグコラレタシ S・H
とにかく来い、と。
ホームズは習慣の人なので、長い同居生活を送ったワトソンは既に生活習慣へ組み込まれていたそうです。
ちなみにここでワトソンは冷静に自分の役割を分析しています。
まず上記の通り、習慣から相棒が必要になると『多少の信頼のおける、同郷の良い相棒』であるワトソンが必要になるのだそうです。
ただ、そんな自分の立ち位置に自惚れているわけではなく『嫌なにおいのする刻み煙草や、古く黒ずんだパイプ、索引帳、その他それ以下のろくでもないものどもと、同列に位置する』と割り切っています。

うん、ホームズがワトソンを呼び出すのはこの割り切りのよさだと思います。

またホームズはワトソンに語りかけるようにして思索にふけるのが好きなのだそうです。
これはホームズ自身も似たような事を言っていて、ワトソンに話しかけながら考えることはホームズの習慣になっていたのでしょう。
ちなみに、ここでもワトソンは『その多くは、ベッドの枠に語りかけているのも同然である』と謙遜しています。

さすが最後期の時期だけあって、ワトソンも悟りが開けています

ところでこの作品で登場する難問を考えているときのホームズのポーズ。
肘掛け椅子に丸くなり、膝を立てて、口にはパイプ、眉間にはしわを寄せ、物思いにふけっていた
50前の男がこんなポーズをしていてもひるまずにいる貴方の存在こそ、ホームズの最大の癒しだったんだと思いますよ、ワトソン先生!

ネタバレ等は続き以降で。
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テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学


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修羅場・土壇場を切り抜ける危機突破の「駆け引き」術/高須基仁
ヌード写真集の仕掛け人として知られる著者が、駆け引きについて語った一冊です。

駆け引きや人間づきあいなどに関連した著書は何冊か読んだ事があるのですが、この本はその中でも一番人間臭い一冊です。
例えば『サンパチ』の法則。
これは『金を返さない人を見抜く方法』で登場したものですが、お金を貸して返ってこなかった経験則から来るものだそうです。
一応、理論としては1(10)や5といったキリのいい数字と比べて、他の数字はルーズになりやすく、また1や5から最も遠い数字として挙げられていますが、なんとなく納得できるような気がします。

また堂々と人に取り入る、人を気持ちよくさせる(人たらしの技術)事を言い切りますし、自分自身を『目的を達成するためには、いくらでも骨身を削る』マゾであるとさえ言い切ります。
また別の項目では『目の前の女が喜ぶ言葉は何か』や、『自分の弱点、つまり後ろめたいことを語ることは相手の信頼を勝ち取る有効な手段となる』等、思っていてもなかなか言えない部分も語りつくしています。
そんな本音があるからこそ、一人ひとりに対して作っているという語録ノートという方法も、綺麗ごとには聞こえないんですよね。
紳士録という言葉が有りますが、高須さんの作っているノートは、それとは異なるんだというのがヒシヒシと伝わってきます。
それは、自分を気に入ってもらうためという、最大の目的を隠そうとしないから…なんだと思います。

どんな本でも、出来るだけ綺麗な言葉で表現をしようとします。
例えば僕が今まで読んだ中で高須さんと同様の内容を伝えようとしていた本はあったとしても、表現はもう少し違った言葉を選んでいたはずです。

ただ、残念な事に社会というものがそれほど美談ばかりで埋め尽くされているものではないことを考えれば、この本から得られる知識というのは、凄く大切だし、もし実践していくことが出来れば、凄く実用的なものなんだと思います。

高須さんは本当に人生経験が豊富なんだろうなと思います。
取り扱う商品の性質もあるのかもしれませんが、好調に売れているときには相手にさえしなかった相手が、落ち目になるとその商品で回帰を狙うためか媚を売ってくるなどの、凄く現実的な経験を沢山してきていますし、それを見てきています。
高須さんは『金は得るまでではなく、得てからどう使うか』にこだわり、『今までと同じような自分や生活でいられるかどうか』を重んじていますが、それは失敗してきた人も多く見てきた事が影響しているのでしょう。

だからこそ語れる言葉の重みがある一冊でした。

勿論、この手の本としては賛否が分かれる部分も大きいのかもしれないな、と思いました。


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巡・金田一耕助の小径/倉敷市真備町
倉敷市真備町は金田一耕助の作者である横溝正史さんが戦争中に疎開してきていた場所です。
現在の地名で言う倉敷市真備町岡田というのが、本陣殺人事件の舞台となった『岡-村』です。(横溝さんが居られた当時の地名は岡田村でした)
その真備町にある真備ふるさと歴史館は、まさに横溝正史の記念館と言い換えてもいいほど、金田一耕助関連の展示物で一杯です。

そこで売られていたのが、この冊子です。

横溝さんが生活されていた一帯はミステリー遊歩道として、作品中に出てきた縁の場所を巡りながら歩けるスポットとして整備されています。
作品中に登場した風景や、疎開していた際に住んでいた家(無料公開中)、物語の舞台になると同時に構想を練りながら散歩をしていたという大池など、7キロくらいにわたって見ることが出来ます。
そのガイドブックたるのが、この冊子。
販売コピーが本当なら、真備ふるさと歴史館でしか手に入らないんですね。

ただ大半は周辺のミステリー遊歩道の解説です。
ここはどんな作品に出てきたとか、ここはこういう縁の場所だ…といったものです。
一部、岡山を舞台にした作品の一覧と地図による解説が行われていますが、実際に来て見ないと楽しめない一冊です。
ミステリー遊歩道は周辺の清音駅から始まり歴史館はその中盤くらいに位置しています。

真備町の岡田地区は田畑が多く、家こそ新しくなっているものの、基本的な風景は恐らく横溝正史さんが見たものがまだまだ残されているはずです。
構想を練った著者を思いながら、そして時には金田一耕助が駆け抜けた風景に重ねながら…。
そんな楽しみを増強してくれる素敵な一冊でした。

※購入は真備町でどうぞ。一冊200円で、係りの方へお願いすれば出してくれます♪

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神社の由来がわかる小事典/三橋 健
最近、岡山県神社庁のHPで色々な神社を検索できることに気付いて、写真で興味が湧いたところを実際に回ってみたりしています。
しかしインターネットで見ていると、世の中には建物の形式や狛犬の種類等、人で言えばフェチといってもいいような深いところで楽しんでいることを知りました。
さすがにそこまで掘り下げてみようとは思わないものの、もう少し知識があれば、もっと楽しめるのではないかと思って、この本を読んでみました。

この本は神社に関する事典で、神社の成り立ちから中の設備に関する事までを幅広く解説しています。
僕が見て回るようになって引っかかっていたのが『配祀神』と『境内神社』でした。
前者は主祭神というものは理解できたものの、それとは別に神様がいるという状況が理解できませんでした。
また後者の境内神社は、呼んで字のごとく神社の中に小さな神社があるというもので、これも良く判りませんでした。

この本は、そういった凄く初歩的な、だけど余り教えてもらうことの無い、また周囲に聞いてもよく判らないような疑問に対する答えをくれる本です。
勿論、頭の出来が良いとは言えない僕が気に入って購入するぐらいなので、広く浅くの範疇で読みやすいです。

ある程度の知識があれば、神社を見て回るときに見るべきポイントのようなものが出てきて面白いです。
岡山にも麻佐岐神社という本殿を持たない神社がありますが、この本を読まなければ「ふーん、そういう神社もあるんだ」と思った後で、恐らく「つまらん」という大変失礼な感想を抱いていたのでしょうが、この本を通して別に拝む対象がある事など、違った目で見るでしょうし、実はまだいった事が無いので良く判らないのですが、本殿の代わりとなるような禁足地があるのかどうかを探すような楽しみ方も出来るようになりました。
一冊を読むだけの楽しみに留まらない、広がりを与えてくれる一冊でした。



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ソア橋の怪事件-The Problem of Thor Bridge-/シャーロック・ホームズの事件簿
真実ですよ

この物語で一番特筆すべきは、後のパスティッシュ作品を生み出す原動力となったワトソンの『ブリキ製文書箱』の存在なのではないでしょうか。
ワトソンが記録した事件の中で、事件の関係者の都合で発表できないものや、解答らしい解答が導き出されなかった事件など、発表することが出来なかった記録が詰め込まれているものです。

チャリング・クロスにあるコックス銀行の金庫室に『医学博士ジョン・H・ワトソン』という名前をペンキで書いた状態で収められているというこの箱から見つかったという設定で発表された贋作ホームズの作品は数多く存在します。

ホームズのパスティッシュ、パロディというのは早い段階から行われていたと聞きますが、まさかドイル自身がその後の展開を予想していたのでしょうか?

閑話休題。


金山王のニール・ギブスンの妻が非業の死を遂げた。
そしてその容疑者として睨まれていたのは、彼の家に家庭教師の仕事できている女性だった。
死体には彼女と待ち合わせる旨を書いた手紙、そして部屋からは妻を殺したのと同じ拳銃が見つかった。
しかし依頼人であるニール・ギブスンは彼女は無実であると主張しているのだった…。
また依頼人に先立ってホームズの元を訪れた屋敷の管理人によると、既に依頼人の気持ちは妻に無く、残忍とも言える仕打ちをしていたという。
そして彼の気持ちが向けられているのは、まさに容疑を向けられている家庭教師の女性その人だったのである。



この事件の依頼が舞い込んだとき、ワトソンはホームズの様子からそのことを言い当ててみせます。
ホームズは嬉しそうに『推理能力というのは、どうやら伝染するらしいね』と答えて見せるのですが、ワトソン曰く普段より明るく上機嫌で快活な様子が『薄気味悪いものさえあった』くらいだったそうです。

ホームズ、どれだけ嬉しかったんだよ!
っていうか、ワトソンも親友というなら薄気味悪いは駄目でしょうっ。

また、ホームズが食事に関してコメントをしている風景も見られます。
新しく来たという料理人の女性が作ったゆで卵の茹で加減について、ホールのテーブルで見かけたという雑誌に掲載されているラブ・ロマンスとの因果関係を推理しつつコメントしています。
また、依頼人が全てを語ろうとしない際には『朝食の直後は、ちょっとした議論をするだけでも、消化には宜しくない』という挑発的な言葉で、依頼人へ対して全てを話すか依頼を取り下げるかの選択を求めています。

なんだかホームズにしては珍しく、食事関係の発言が目立つ作品でした。

ネタバレ等は続き以降で。
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テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学


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自分が変われば組織も変わる/大久保寛司
タイトルそのままの本です。
この本は『組織を変える為には』というテーマに沿っているものですが、内容自体はそのまま個人対個人のコミュニケーションへ置き換えることが可能な内容になっています。

凄くシンプルで、だけど忘れがちな一つの事実を教えてくれる本です。
人を変えることはできません。しかし、人が変わることは出来ます。
外から干渉して人を変えようとするのではなく、コミュニケーションの中で自分に問題を見出して自分が変わる事によって、相手の自発的な意思で変わってもらうことを目指しているのが、この本です。

自分が変わるということに関しては、言うよりは難しいことですし、まず相手を変えたいと思っている時点で、その人は自分自身に余り問題を見出していない可能性が高いですよね。
極端な言い方をすれば、『悪いのはあいつだ!』といった感情があるから、それを思う。
でもこの本ではそこを目指します。

□ 相手の話を、途中で口を挟んで止めたり否定したりせずに聞くこと。
随所で触れられているのですが、何かを伝えようとするときに喋り続けてしまいがちですが、相手へより伝えようと思うのであれば話す量よりも、相手に話させる(聞かせる)時間を増やした方が有効なんですね。
例えば一通り説明して何度も念押しをするよりは、一通り話した後で『○○さん、いかがですか』と振った方が具体的な疑問が出てきたり、時には改善案が出てきたりする事もあります。
本文中にもある通り長すぎる話には疲れてしまい、『やっと終わったところなのに』という雰囲気が漂ってしまい、質問をする気力も無ければ、質問を出来る雰囲気もないという状況にも陥りがちです。
こうした双方向のコミュニケーションは、各人のやる気を引き出す効果もあるそうです。

□ 外に向ける表情を作る
習慣のようなもので、ついつい出てくる負の口癖や表情などを改善していくことも、後々に大きな効果を生み出すようです。
特に狭い職場においては、上司の機嫌がそのまま職場の雰囲気になっていく事がありますよね。
そういう自分を押さえ込んで、常に外へ出しておくものを明るくしておけば、会社内もおのずと明るくなっていくのです。
そのためには自分自身がどのように見えるのかという事を知らなければなりません。
こういった本を読むと、そういう仕事をしている著者が間に入って、そういったアンケートを行ったりするのだそうですが、実際にはなかなか難しいところが有りますよね。
一度、僕の勤めている会社でも行われた事があったのですが、無記名とはいえど手書きだったので、中には『左手で書いて出した』と話していた猛者もいましたっけ…。
外から見える自分を率直に教えてくれる相手を見つけておくことも、大切なのかも知れませんね。

□ 感想
基本的にこの本は『上司』と呼ばれる人が読むための本です。
部下に対して、きちんと話を聞いているか、頭ごなしに説教ばかりをして、自らやる気をそぐようなことをしていないか…。
また、ある役員の方が仰られた発言として紹介されているのですが、相手が人間だという事を忘れていないか?
僕はこの発言が凄く感銘を受けたというか…。
相手のどうしようもないミスに苛々するとき、否定的な言葉しか出てこないとき…、意識するようにしたいですね。
相手もプライドも性根も持った人間ですから、きちんと意見を聞くことであったり、仕事内容を否定することは出来ても、人間性を否定することは許されないという事を、自分自身しっかりと肝に銘じていきたいと思います。
自分が気をつけた結果が周囲を変えていくのであれば、それは本当に素敵な事だと思います。



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チェルノブイリの傷 奇跡のメス(プロジェクトX)
東日本の大地震に伴って発生した原発の事故の際、何度も耳にしたのがチェルノブイリの事件でした。
同様に原子力発電所で、世界最悪の被害を出した事故でした。

マスコミというのは問題が熱い内は否応無く耳に入ってくるほどの情報を流してくれるのですが、問題が冷めてくると、ちょうど民主党の菅内閣の対人の話題に集中し始めたように、徐々に遠ざかっていってしまいがちです。

今回はチェルノブイリの事故から5年後、現地で多発していた甲状腺ガンの治療の為に日本から旅立っていった菅谷 昭さん(現・松本市長)のお話を読んでみました。

元々、原子力の事故に対する強い関心があってチェルノブイリへいったわけではないそうです。
大学病院(信州大学)で助教授の地位にまでなっていて、順風満帆とも言える人生を送っていたのですが、一方で『満足して死ねる』人生の模索をしていたと言います。
大きな契機となったのは専門家として放射性物質が発生すると白血病と、自らの専門である甲状腺ガンが増えるという事に気づいた事だったようです。
そして現地へ発った彼ですが、最初は調査団として大学に籍を置いたままで参加しています。
しかし後に大学を退職して、単身で医師として現地へ赴くことになります。

これは凄くシンプルで、判りやすい理由なんですね。

ひと言で片付けてしまうと語弊があるのかもしれませんが、医療のレベルから来る諸問題はあったのかもしれませんが、現地の医師も甲状腺の手術をして患者を救うことは出来ていました。
しかし、子供の首に大きな傷跡を残す手術しか出来なかったそうです。
菅谷さんは、これが許せなかったそうです。
大人の起こした事件に巻き込まれた子供の体に、消えない…しかも大きく目立つ傷跡を残したくなかった。
これは日本の医療が心がけてきたクオリティオブライフの考えに基づくものだったのですね。
勿論、菅谷さんが現地へ赴いたことで医療の質が向上したのは疑う余地も有りませんが、それ以上に病気を治すだけの医療からの脱却が行われたという点で、高い貢献があったといえそうです。

菅谷さんは五年間現地へ住み込みで働き、現地の医療のレベルが上がったのを見届けてから日本に帰国するのですが、この期間は元々自分で決めておられたそうです。
言葉は悪いかもしれませんが5年間の為に、長い時間をかけて築いてきた大学の助教授という地位を捨ててしまう潔さにはただただだ驚かされるものが有りました。

しかしこの潔さというか、強い覚悟は現地の方にも伝わったようで、医療のためだけに来ているという事は現地スタッフとの意思疎通をよりし易くしてくれたそうです。
なかなか覚悟がないと出来ないことですよね。

また、日本で当たり前のように受けているお医者さんからの診察や、かけてもらっている言葉というものが、どれだけありがたいものなのかという事が良く判るエピソードでした。
僕たちは、恵まれた環境いながら、きっと贅沢が何かという事にも気付かなくなっているんですよね。
でも…チェルノブイリの事故の被害に遭われた方々にも、それが当たり前の事と思えるような時代が来てくれるのであれば、それはそれで、きっと医療に携わる方々も喜ばしいことなのではないかな…なんて、小生意気に考えたりしました。



菅谷さんの市長としての震災を受けてのコメントが発表されています。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


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ガリデブが三人-The Adventure of the Three Garridebs/シャーロック・ホームズの事件簿
この作品を始めて読んだとき、タイトルからガリとデブが三人ずつ出てくるのかと思っていました。
今でもこの作品を読むたびにその頃の無邪気な自分が思い出されます。

閑話休題。
ワトソン自身が『喜劇だったとも言える』と語っているとおり、少し風変わりな事件です。
トリックとしては『赤毛トリック』の範疇に入るものなのではないでしょうか。


ホームズの下へ風変わりな依頼が舞い込んできた。
ガリデブという名前の人物を見つけるとね、金になるんだとさ
ある財産家が残した遺産を相続する条件…それはガリデブという名前の人物(男性限定)を三人揃える事だった。
依頼主はその話を持ち込まれた二番目のガリデブで、最初のガリデブも既に自身の仕事を休業状態にしてアメリカからイギリスへと訪れていた。
依頼主はそこで顔の広いであろうホームズに頼ってきたというのだった…。
しかしこの話は自然と終わってしまう。
最初のガリデブが第三のガリデブを見つけ出してきたのである。
そこで二番目のガリデブが三人目のところを訪れて全ては完結する筈だった…。



この作品の冒頭で、ホームズがナイトの爵を辞去している描写があります。
実は著者であるドイル自身は、戦争の記録を残した功績でナイトの爵を受けています。
意外とホームズという国民的な作品を作った事への功績だと思われている節もあるみたいですね。
この描写はもしかして、『ホームズのお陰でナイトもらったんじゃないけんねっ!』という意思表示なのかも?なんて邪推したりしました。

戦争の話題が出てきたり、ホームズが電話で話している様子が描かれていたりと、時代の変化に気づかされる作品ですね。

ネタバレ等は続き以降で。
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サセックスの吸血鬼/シャーロック・ホームズの事件簿
当機関は、しっかりと地に足をつけて立ってるんであって、また今後もそうでなくちゃならない

コナン・ドイルは晩年、戦争で亡くなった息子への慕情から、超科学的な世界への関心を強めていったといわれていますが、そんなドイルがホームズの後期に与えた『吸血鬼』へ関する事件です。

ホームズへモリソン・モリソン&ドット法律事務所というところから仕事の依頼が舞い込んできた。
その会社の顧客からの相談ですが、その事件は吸血鬼に関するもので、『この種の問題は専門外』として投げています。

グリム童話の世界のようだといいながら、吸血鬼に関して調べていたホームズですが、最終的に吸血鬼というものの詳細を調べて『くずだよ、ワトソン!』といい、その設定(殺すのに杭を心臓に打ち付けるなど)を見て『呆れて物も言えない。狂気の沙汰としか言い様が無いね』でした。
ちょっとファンは安心しますよね、ホームズはいつだって科学的だった!!
そしてホームズはこう続けます。
世の中は広いんだ。幽霊まで相手にしちゃいられないよ


しかし依頼人から届いた手紙は、やはり吸血鬼の存在を思わせるものだった。
依頼人は先妻との間に出来た障害のある息子、そして新しく迎えた妻との間に出来た赤子がいる家庭だった。
この先妻が自分の赤子の首に食いつき、血を吸っている姿が目撃されたという。
更には先妻との間に出来た息子にまで暴力を振るっていたのだった…。
妻に事情を聞いても答えようとせず、更には夫と会うことさえ拒否するようになってしまった。
依頼人は自分の妻が吸血鬼だったのではないかと、混乱しきっているのであった…。



後にはコティングリー妖精事件で自らのキャリアに瑕をつけてしまうことになるドイルですが、この事件ではしっかりと吸血鬼の謎を解いてみせています。
またこの作品では二つ、ホームズの癖が登場します。
まず一つは笑い方です。
依頼の手紙を読みながら『乾いたくすくす笑い』を漏らすのですが、ワトソンによるとこれはホームズにとって『いちばん声を立てて笑うのに近い』のだそうです。
要するに「あっはっは」な状態だったわけですね。
依頼の手紙は、ホームズにとって、今の言葉なら『ツボった』状態ですね。
もう一つは知ったかぶりです。
ホームズはランバリーという知識についてよく知らなかったようで、ワトソンに教えてもらっていたくせに、最後には『その通りだ』と、いきなり流れをぶった切りにする返答をしてみせます。
ワトソン曰く『彼独特の自尊心と負けず嫌いの性格からくる傾向』で、教えてくれた相手に感謝したりはしないそうなのです。
ちょっと嫌なヤツですね。

ネタバレ等は続き以降で。
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編集者殺人事件/レイチェル・ドア・スティール(シャーロック・ホームズの災難・下)
むろん、悪いのは彼じゃない

探偵:シャーロック・ホームズ
語り手:ワトスン


この贋作ホームズは、実はホームズに非常に縁の深い人物が書いた作品です。
ホームズの挿絵画家としてはシドニー・パジェットさんが有名ですが、アメリカ版の挿絵を書いていたのが、このレイチェル・ドア・スティールさんなのです。
ホームズのイメージを作り上げたといわれる俳優、ウィリアム・ジレットをモデルにした挿絵で人気を博した方です。
そんな彼がホームズの贋作を手がけていたのです。

画布で包まれたバラバラ死体が見つかった。
顔まで滅多打ちにされた死体からはフレデリック・ドア・スティールからの脅迫状めいた手紙が見つかった。
そして時期を同じくしてスティールは住居から姿を消していたのである。
平素から彼と親しくしていたホームズとワトソンは、この犯行を信じられずに、アメリカに向かうのだった…。

この作品は、殺人自体が凄惨なのに対して、凄く面白く描かれた作品です。
犯人を自分にしたという点から、画家としての悲哀が聞こえてくるようです。

ネタバレ等は続き以降で。
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めくりめくる オフィシャル・ガイドブック/拓
めくりめくるの第二巻についていたガイドブックです。

めくりめくるは実際の倉敷市内を舞台とした漫画で、物語が学校内などの限られた範囲で展開していない限り、倉敷に実在する場所が描かれています。
このガイドブックは、そんな倉敷市内で舞台となった場所を紹介することを主としたものです。
2巻の特典ですが、スポットは1巻から紹介されています。
それぞれの物語の主人公の設定と合わせて舞台があるものは舞台を、そして舞台が無いものには倉敷市内のお勧めスポットが紹介されています。
後者のお勧めスポットには倉敷市の児島や玉島といった、(おそらく倉敷市の比較的中心部を舞台としている)原作ではなかなか登場しないエリアが選ばれているので、この作品を通して岡山、倉敷を知ったという方にはぜひ見てもらいたい内容になっています。

他、登場する機会の多い倉敷市の美観地区の案内、そして読みきりの短い漫画である『こはるびより』と、同じ登場人物による『珈琲』の二作が掲載されています。

昨今、聖地巡礼と呼ばれる舞台探訪の旅行がはやっていると聞きます。
めくりめくるは非常に探索しやすい作品だと思いますし、そのときにはこのガイドブックはとても手ごろな地図として活躍してくれることでしょう。

※ネットなどではまだ初版の特典が手に入るお店もあるようです♪
興味がある方は急いでチェックあるのみです!

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めくりめくる2/拓
倉敷市とタッグを組んだ企画も好調なめくりめくるの二巻を読んでみました。

まず一番の変化は続編の登場です。
一巻では6つの作品があるのですが、その全ては独立した作品でした。
一つ一つにつながりは存在しないオムニバス形式だったのですが、二巻からは一巻に登場したキャラクターも含めて、その後の展開が見られるようになります。
個人的には、こういう風につながった方が面白いような気がしていたので、大歓迎の展開でした。

さて、各物語へ対する感想は以下の通りです。

Chapter7
好きな先輩名憧れて天文部へ入った少女の物語です。
思い切って会話をしてみることから、なんですよね。
何か言葉を投げかけてみれば、会話って始まってしまうものなんです。
学校内の物語なので舞台らしい舞台は見当たりませんが、岡山には美星天文台という公開天文台があり、誰でも利用できるものとしては国内でも最大規模、星空マニアが多い県なんですよ。

Chapter8
一人暮らしで遅刻ばかりを繰り返す友人を毎日迎えに行く少女との友情の物語です。
自分ひとりでは頑張れなくても、誰かの為に…って思ったら頑張れるものですよね。
こちらも舞台は学校とコーポなので、特に無いようですね。

Chapter9
過去にメガネを理由に失恋してしまった少女の物語です。
Chapter3へ登場していた人たちですね。
少女がメガネを見ているのは、倉敷えびす商店街ですね。

Chapter10
陸上をやめた女の子と、その子が走っている姿を見るのが好きだった女の子の物語です。
高校デビューな人がいる一方で、高校に入ると部活動をやめる人もいましたよね。
なんだかそんなことを思い出しました。
舞台は倉敷運動公園、久し振りに走った場所は倉敷運動公園内の陸上競技場です。

Chapter11
まごまごしている友人の恋愛の為に、ゲームでずるっこしてデートをするように差し向ける…という物語です。
珍しく男子目線の作品なんですねー。
二人が自転車の追いかけっこをした場所は…なんだかモデルがありそうですが、ちょっと判らなかったです。

Chapter12
記念すべきChapter1で登場していた女の子の友人2名の物語です。
結構良いペースで時期はめぐり、二人は去年満開を見過ごした桜を今年こそしっかり見ようと話していました。
クラス替えに関する憂鬱って、絶対にこの時期にはありましたよね、懐かしい。
特に舞台はなさそうですが、冒頭で二人が歩いている町並みは、倉敷市の中心部でよく見られる景色ですね。

Chapter13
同じ巻のChapter7で登場した天文部の女の子の恋愛、完結編です。
舞台は同じく学校内ですが、鴨方の天文台の話が出てきますね♪
学校が離れたって、幸せになれる人は絶対に幸せになれんだぜ☆

Chapter14
高校入学の物語です。
中学が分かれてしまう少年と、同じ高校へ入学しよう!と約束して頑張った少女が再び再開する物語です。
再開した場所は鶴形山公園、倉敷美観地区の山の上にある桜の名所です。
ちなみにこの場所はChapter4へ登場した阿智神社のすぐそばなんですよ。

以上ですね。
先述の通り、続編や完結編など出てきて面白かったです。
1巻で登場した人々は2年生になり、新しい学年も入ってきためくりめくる。
今後も倉敷の風景と共に楽しみにしていきたいと思います。
余談ですが、表紙は再び美観地区、めくって一枚目は玉島の図書館の近くにある池にドラム缶を浮かばせて作ってある橋で、ALWAYS三丁目の夕日のロケが行われた場所のすぐ近くなんですよ♪


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瀬戸内シネマ散歩/鷹取洋二
岡山県、香川県、広島県でロケを行った映画の舞台探訪をする一冊です。

僕は岡山県出身で、広島県や香川県には親戚がいるのでよく行きました。
自分の見てきた風景が画面の中にあるというのは、とても興味深い風景ですし、面白いです。
ちなみに掲載の量は岡山>香川>広島といった具合です。
出版社が岡山ローカルの本を中心に作っている吉備人出版なので、上記三県の中でも広島県の方には余りお勧めできないかもしれません。
ただ広島・岡山は近いので、広島県の方が購入して岡山に遊びに来る…なんてパターンはとても大歓迎ですよ♪

登場する作品はシリーズものから、寅さんの『男はつらいよ』シリーズ、そしてまさに海がある地域を中心にシリーズを展開していた『釣りバカ日誌』シリーズです。
他は古今東西の作品が紹介されており、ALWAYS三丁目の夕日や、カンゾー先生世界の中心で愛をさけぶバッテリーといった新しい作品から、黒い雨二十四の瞳瀬戸内少年野球団といった、日本映画界の名作として名高い作品まで、様々です。

インターネットで情報のやり取りが盛んになった現在、舞台探訪やアニメで言うところの聖地巡礼は活発に行われているので、作品の舞台を紹介するだけの本なら、余り面白くないかもしれませんが、この本はロケを行った現地の人々の当時の思い出のインタビューや、古い作品であれば今との対比などを積極的に行っています。
やっぱりみんなわくわくしたんだなぁとか、ALWAYS三丁目の夕日の際には有名な俳優さんが来るといううわさがあったのに、実際に来たのは子役の俳優さんだけだった事に『正直いってがっかりしたね』という正直な感想を読むことも出来ます。(もちろん、この発言の後に楽しかったという言葉も続けてお話されていますよ)
中には実際に映画へ出演した人、泊り込みでやってきた俳優さんたちと交流を持った人など、様々です。
渥美 清さんの晩年の作品では体調が悪そうだったことなど、映画からでは見ることが出来ない、本当の舞台裏を知ることが出来る作品です。

僕は前々から書いていますが岡山県に住んでいます。
また機会があれば一つ一つ廻ってみたいと思っていますよ。
そして、もし機会があれば当時のことを知る方とお話ができたら、とても幸運だなぁと思うのでした。


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僕らの夏と宝物/テンクロス
携帯電話のアプリで『僕らの夏と宝物』をダウンロードして遊んでみました。
前編が無料で後編が有料というテンクロスさんのシステムが面白くて試してみたのが本音です(笑)。

□ あらすじ
主人公の葉山 渡はただ一人の郷土歴史文化研究部の一員だった。
彼が高校へ進学すると同時に部は廃止になる。
かつて先輩が埋蔵金を見つけて隠しておいたという記録を見つけ、彼は部の最後の思い出にそれを探し出してみようと試みた。
近所から遠方まで様々な場所へ埋められた小箱へ入れられた指示書を元に、彼は段々と宝物へと近づいていく。
その途中、ヒントが隠されている文芸部の蔵原のどか、そして隠し場所のひとつで偶然知り合ったロックに情熱を燃やす少年である小暮一志と出会い、三人は共に宝物を探すために家を飛び出していった…。
宝探しの中での出会い、そして様々な経験―。
そして高校の軽音楽部の面々との出会い。
様々な経験を通して少年たちがかけがえの無い宝物を手に入れていく様子を描いたゲーム。

□ システム
基本的には一本道に近い形で展開していくサウンドノベルです。
途中、見つけ出した箱の中に暗号の形で次の場所が指示してあるので、プレイヤーの仕事はその暗号を解読することのみです。
解読から、文字入力欄へ自分で入力を求められるので勘や総当りではいけません。
ただし難易度はそれほど高くなく、ヒントを見ることも出来るので、冷静に考えてみればすぐに解決できるレベルです。
僕はヒントを見るところまでで解決できたのですが、恐らく解けなくても助けてもらえるようなシステムになっているはずです。
(※これは試していないので、ごめんなさい)
セーブは随時可能で複数作れるのですが、一つで足りると思います。
後編開始時に前編ラストで出てきたパスワードを求められるのですが、これもどういう効果があるのかは未確認です。

□ 感想
三者三様に色々な家庭事情や考えを持って中学三年生という人生の岐路に立っています。
今になって思えば、中学三年生というのは大なり小なり、この物語に出てくる三人のような気持ちでいたのではないかなぁと思います。
中学二年まで勉強さえしていれば良くて、勉強が出来なくても問題なくて…。
なのに三年になると、急に人生を決めるように求められる。
やっぱり戸惑いますよね。
もっと早くから考えておけばいいのですが、きっとそれをするには中学生ってまだ若すぎて、やっぱりみんなそれなりに戸惑ったり、もしくは余り深く考えずに自分のレベルに合った学校を選んでみたりという結論になってしまうのかもしれません。
自分自身の、そんな頃をフッと思い出してしまいました。

ネタバレ等は続き以降で。
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