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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
1分間で「考える力」と「書く力」を100倍にする本/斎藤一真
書くコツ、考えるコツを纏めた本です。
両方とも不得意なので、読んでみました。
得意なのは読むことだけ(笑)。

一分間で…と謳うだけあって、チップ集といった感じです。
ただしどれか一つの手段を使えば格段に読みやすくなるといった物ではありません。
結局は全てとまでは言わなくても、この中の大半をマスターして初めて100倍です。
でも一つ一つは簡単な事なので、一日に幾つかずつでも目を通して実践するようにすれば、大きな変化に繋がりそうです。

シンプルな事ではメモの活用方法、三段論法、修飾語の使いまわし、読み直しなど。
ちょっと本当かよ!?と思うところでは赤身の豚肉を食べると言ったものも。(頭に良い栄養素が含まれているそうです)

タイトルほど簡単ではありませんが、難しいことを挑戦するのに、ちょうど良い具合に分けてくれている一冊です。



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ガケっぷち就活 一発逆転術/大西 宏
今の時期になると、なんとなく思い出すのが自分の就職活動です。
今の時代も厳しいですが、僕の時代の頃も銀行がつぶれるのではないかと言う憶測が飛び交った影響で株価が冷え込んでいた影響もあり、なかなかに厳しい時代でした。
なので人生の中でもう一度したくない経験栄えある一位は就職活動です。

でもこんな時代ですしね。
ちょっと思いなおして、こんな本を読んでみました。

タイトルを読むと、適当な裏ワザ本かと思うところですが、意外と(っていうと失礼か)全うな就職活動に関する本です。
一般の本と異なる点を言うと、一般的によく出回っている就職活動の本は活動全般、社会人としての自分の有り方などを解説しているのに対して、この本はかなりピンポイントに効果的なところをついてきます。
その意味ではきれいごとではなく、実用的だといえるでしょう。

勿論自分自身が会社の欲しいと思う人材に育つこと、これは大前提。
でも、例えば短い語句でたくさん表現するには?というセンテンスなど、テクニックで乗り越えられる部分も多々あるのが就職活動の面白いところです。
僕自身、仕事上で応募してくる方の書類に目を通すことはありますが、内容としては同等のものでも、短いか長いか、長いとしても無理やり長くしているのか読みやすく長いのか…。
どちらが印象が良いのかは言わずもがなですよね。

そういった実用的なテクニックが欲しい人は、是非一読あれ。

※この本は電子書籍で美味しく頂きました。

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男は黙ってスポーツカー〈2〉痛快クルマ読本
前作に引き続き、第二弾も読んでみました。

…もうね、多くは語るまい。
この人、どうしようもなくスポーツカーが大好きなんだ!
なんていうか、楽しそう。

僕の愛車…。
H7年のユーノスロードスター。
走行距離185,000キロメートル。

…思わず車検を通してしまいました。

車を交通手段として考えられない人、必読の一冊。


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京都財テク殺人事件
僕にとっては結構思い出深い作品なのですが、いまやこれもレトロゲームなんですね…。ファミコンから発売された山村美紗サスペンス三部作の最終章となる『京都財テク殺人事件』をしてみました。

他のシリーズも楽しくプレイさせて頂いていてたのですが、この作品に一番愛着があるのはセーブ機能があるから、でしょうか。
三部作の中でこの作品だけなんですよね、パスワード。
FCの容量なので、正直パスワードを何度も書き写してまで攻略するほどのボリュームではなく、でもぶっ通しでやり続けるには少ししんどい…そんな微妙な時代でしたが、セーブ機能の恩恵でゆっくりと楽しむことが出来ました。

□ あらすじ
主人公は昔親しくしていた三人の友人と集まることになっていた。
しかし最後の一人である由美子がなかなか集合場所に来なかった。
近くで何か騒がしかったのでそちらへ行って見ると…なんとその由美子が殺されていたのだった。
二人は現場に残された西丸証券のボールペンを辿って、由美子の職場の上司の妻、そして西丸証券の内部へと捜査の手を広げていくのだった…。


□ ゲームシステム
今も脈々と受け継がれるアドベンチャーゲームの王道を行く作品です。
難易度は低く、物語の最終局面でトリックを解く際を除いてはしらみつぶしに行動を取り続ければ必ず解決できます。
推理ゲームと言うよりは、一本道のサウンドノベルといった感じでしょうか。
後、最大の特徴として株の取引を行うことが出来ます。
現場に残されていた証券会社のボールペンにヒントがあると考え、自分たちも株取引を行う事で証券会社の従業員たちへ接触を図ります。
その流れで株をいくらか購入し、物語の展開に応じて株価が変化していきます。
とてもシンプルなゲームですので、一巡目でメモさえ取っておけば二順目で丸儲けです。
ちなみに本格的なものを楽しみたいとお考えでしたら、同じくファミコンソフトで松本亨の株式必勝学というものがあるので、どうでしょうか。

□ 感想
えーっと、京都…?
以上。

いや、本当に極端に舞台が京都であろうが岡山であろうが差しさわりのない内容です。
この作品が京都を舞台にする必要があるとすれば、刈谷警部に出てきた貰う為か、作者名を掲げている都合上意外に特に思い当たりません。
作品としては結構面白かったです。
主人公の相棒のはずの女性は株でもうけたり、証券マンと付き合い始めたりと自由奔放ですし(笑)。

密室のトリックは壊れたらどうするんだ!だし、犯人の第三の殺人がばれる理由と言うのも、幼稚と言えば幼稚です。
でも、もう二十年近くまえかなぁ…。
あの頃の僕は、凄くときめいたんですよ。


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男は黙ってスポーツカー/吉田 匠
よくカー雑誌を読むのですが、どの車も非常に褒めちぎられていて、何となく車の雑誌だから車のメーカのご機嫌を損ねるようなことはかけないのかなーなんて思ってしまいます。
そこで徳大寺の御大のような辛口の批評を読むのも一興なのですが、今回はちょっと違った雰囲気の一冊を呼んでみました。

それがこの『男は黙ってスポーツカー』です。

この本はスポーツカー好きな著者が、古今東西の色々なスポーツカーに乗った感想を語る本です。
あえて言い換えれば、感想を語るだけの本です。
批評ではないんですね、あくまでも感想…しかも、凄く楽しそう。
車を科学するとか、なんだか長い棒を持ち出して調べて回るというのではなく、車のプロポーションや成り立ち、そしてその走り…車が好きな人が憧れの車に乗ったときに当然に感じるであろう感想を書くに留めているんです。
多少の批評めいた感想もあるのですが、それも批評というには角の無いものばかりで、例えば僕自身もユーノスロードスターへ初めて乗ったときは、思ったより重たい乗り味だなぁと、わくわくしながら感じていたもので、寧ろそうい初々しい気持ちを思い出させてくれる。

たまにはこういう一冊もいいかなーと思うのです。
後、世界の名だたるスポーツカーがどのようなものなのかを知るのには、適した一冊かなと思います。
乗ったままの感想をそのまま読める、意外と他に思い当たらない楽しい内容でした。


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46億年物語 はるかなるエデン
子供の頃に遊んで、どうしても忘れられないゲームがあったので…。
勢いあまってSFCごと買いなおしてしまいました。

それがこのゲームです。

46億年物語とは、魚類から色々な動物の進化をたどるようにして、ガイアに導かれながら段々と地上の世界、哺乳類、そして人間へと姿を変えながら進めていくゲームでした。
元々はPCゲームだったそうですが、僕がしたのはスーパーファミコン(SNES)で発売されたアクションゲームのほうでした。
敵を倒すと肉が手に入り、それを食べて体力の回復と同時にゲームで言うところの経験値、Evo.Pというものをためていきます。
システム的にはチューニング機能のついたレースゲームのように、ためたポイントを割り振ってアゴ、ツノ、後頭部、首、胴体、手足、背ビレ、尾(魚類であったり哺乳類であったりする状態に応じて選べない部位も出てくる)のどこかを進化させていくもので、大きなイベントをクリアするとポイントに左右されない大きな進化が起こり、たとえば魚類から両生類…といった変化をしていくことになります。

もちろんこうした進化のシステム自体は現実に即したものではなく、ゲーム的なものがほとんどなのですが、ゲームをしているとなるほど、どういう理由で、たとえば大きな角であるとか強い尻尾などを手に入れたのかが理解できてくるから不思議です。
アクションゲームなので、たとえば全ての進化を遂げさせて万全の武装でイベントをこなすのもいいのですが、自分の好きな形で進化させた状態で楽しむのもありです。

PC版では最終目標は人間になることでしたが、このSNES版においては、決して最終的な目標ではないので、たとえばアクションゲームとしての動作性に拘るのであれば、鳥類から進化させずに挑戦するというのもアリですし、人間への進化をしないで哺乳類で終わりというのもOKです。
世界観を楽しむゲームだと思います。

これ、最近のハードで再発してくれないかなぁ…。
発売はエニックス、音楽はすぎやまこういちさんでした。


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機動戦士ガンダム外伝 戦慄のブルー/皆川ゆか
一年戦争末期における、公式な歴史から抹消された新しいシステムを搭載した機種に関する物語があります。
ニュータイプ主導で進んでいく本編に対し、普通の人間…オールドタイプがニュータイプを自分たちへ脅威をもたらしかねない『化け物』として考え、そして彼らを研究することによって作り出されたEXAMシステム、そしてそれを搭載したブルーディスティニーを巡る物語です。

ニュータイプを救いとみなさず、敵とみなした事やその分析によるOS化等、非常に興味深いですね。
結局、物語上は開発自体が停止したと言う事でその継続的な開発や、主人公であるユウの戦跡等全て抹消されてしまうわけですが、このまま開発が進んでいたら…という面白みや、実力がある作品です。
同時に恵まれない立場のまま表舞台に立つ事無く消えてしまった存在の儚さもある物語でした。

アムロやカミーユといったニュータイプには無いオールドタイプの感情も興味深い作品でした。



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日本の陶磁3 備前/藤原 雄、竹内淳子
備前焼の本です。
以上。

…本当にそれだけなんです。

色々な時代の備前焼の作品を紹介した一冊です。
備前焼と言うのは色はかなり偶然に任されている部分が大きく、正に同じ作品は二つと存在しない陶器です。
色合いは勿論、その佇まいもまた独特です。
カラー写真も良いのですが、モノクロになっても、なんとも言えない味があります。

時代によって多少デザインの違いはあるんだなぁと思いつつ、個人的には最近の時代の、どちらかというとスマートな感じの作風の方が良いなぁと思ったりしました。
つい最近、閑谷学校を見てきたばかりなので、その校舎の瓦などに用いられている『閑谷焼』なども興味深かったです。

なかなか買うとなると高級で手が伸びませんが、こうして楽しんでみてはどうでしょう。
余談ですが、備前焼のふるさとである岡山県備前市なら、それなりにお手ごろな価格の商品も見つかります。

是非お越し下さいませっ。




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とある魔術の禁書目録2/鎌池和馬
前回、第一作目を読んでみて結末が気になっていたので、読んでみました。

□ あらすじ
インデックスを守った上条当麻だったが、やはり彼の記憶は消えていた。
しかし記憶が消えたと言っても、思い出が消えたのであって『知識』は残ったままだった。
彼はその知識を元に、消えてしまった上条当麻を演じながら、記憶が失われたことを伏せたままインデックスとの生活を続けていた。
そんな時、彼はかつてインデックスの記憶を巡り共闘したステイルと共に、錬金術師から吸血鬼殺しを救出するというミッションに関わることになる。
その吸血鬼殺しとは、彼がたまたまファーストフード店で出会ったニセ巫女だったのである…。

□ 上条当麻ではない上条当麻
興味深かったのは、思い出を失った上条当麻でしょうか。
記憶喪失であることを隠して…というと無理がありそうですが、彼には第一巻で戦い死んだ上条当麻の知識が残っている。
知識と思い出の違いの描写は興味深く、知識を元にインデックスを始めとする今までの知り合いと接していくのですが、その知識を現実の相手との間で、自分自身がどのような人間だったのか、どういう感情を持って周囲の人間たちと接していたのかを考えています。
これは作者が意図的に主人公を大きく変えないようにと言う配慮でしているのかもしれませんが、上条当麻には変化は無いんですよね。
判らないことはなくて、ただちょっとした思い出が欠如していたり、その思い出…例えばインデックスにどのような感情を持って接していたのか…という部分が判らなかったりという違和感であったり。
思えば前作で思い出と知識の違いなどの描写は、インデックスに関連して登場していたはずですが、今回でもその描写は非常に参考になります。

□ バッドエンドな展開
今回の物語の黒幕として登場するのは、ステイル同様にかつてインデックスに関わり、記憶から消されてしまった人物です。
これに関して著者は第一作目で上条当麻がインデックスの記憶を消さなければならないというルールを取り払うことに失敗していたら…というコンセプトで描いているものだと語っています。
ただし、このifは前回で撤回されているので、この思惑は見事に外れてしまいます。
ただ同時にそれを達成した上条当麻自身も、その時の上条当麻とは似て非なる存在に陥っている事を思うと、なんだか報われる者の居ない設定の物語だと思いました。



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岡山の中国自然歩道を歩く/西本清治
中高年向けに作られたウォーキングのガイドブックを読んでみました。
中高年向きとは言えど、前文に『「気」だけが若いのが、かえってやっかいなのです』や、『自分の年齢をよく自覚し、無理をしないことが大切です』等といった記述がある事以外は、別にどの世代が読んでも充分に楽しめる内容になっていると思います。

□ 判りやすいデータ
中国山地周辺の自然豊かな道をウォーキングするのがコンセプトで、データは詳細とまでは言えないものの、かゆいところに手が届くような内容になっており、本の帯には『季節のみどころからトイレの位置まで』と記してあるように、気になるところは押さえてありますし、所要時間も実際に歩いてみたそのままの時間が記録してあるようで、5分だとか0分だとか言うきりの良い数字だけではなく、例えば貫掛橋~円城寺のルートは4時間43分と言ったきりの悪い数字が挙げられています。
ただし、この時間には観光や食事なども含まれているので、著者の個人的な記録のようなものです。
でも、実際のところ旅行のガイドブックに書いてあるすんなり行って帰って…という時間よりは、よほど現実的な時間なのではないでしょうか。
出発場所と目的地は大体4~5時間(短いところでは3時間を切るルートもあり)で区切られているのですが、これは無理しないルートを作るためで、先ほどの貫掛橋~円城寺を例に挙げると、その前のルートは豊楽時~貫掛橋、この次のルートは円城寺~加茂市場と、実は連続して続いています。
しかし出発地点までの位置に関しては常に岡山駅を基点としており、この一冊で集中的にウォーキングをするのではなく、長く時間を掛けて少しずつ回ると言うことがコンセプトであることがよく判ります。

□ 自然豊かな岡山
通るルートは全て県北と県南の境くらいのエリアなので、非常に自然が豊かです。
岡山もこうやって見たら悪くないよなぁなんて思いました。
地元の人しか知らないような寺や神社でも、見ているとやはり壮大だったり、綺麗だったり…。
普段、名前の知れたところばかり選んでみているのが少し恥ずかしくなりました。
一箇所につき、所要時間が長いこともあり、なかなか回っていくための時間を取るのが難しそうですが、徐々に挑戦していければ良いなぁと思います。
時間がどうしても難しい方は、無理に全て歩かなくても、車で回ってみて特に気になった場所だけでも歩けば、それでもそれなりには健康にも優しいと思います。


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「粉もん」庶民の食文化/熊谷真菜
粉物という食べ物に関する本を読んでみました。

…ってやってしまいました。
粉もん』という聞きなれないフレーズに思わず手にとったのですが、粉物というのはたこ焼きやうどんなど、粉の状態から作っていく食品の事を言うんですね!
よく知ってますとも、元々ワタクシの家系は四国出身だったので、うどんもよく食べましたしっ。

ちなみに著者の方はタコヤキストにして、日本コナモン協会の会長さんなんだそうですよっ。
すげーなー、そんな協会が出来ていたなんてっ。

閑話休題。

この本は日本人の庶民文化に根付いている粉物の歴史などを紐解いて辿っていく内容になっています。
その歴史は縄文時代にまで遡るのですが、もう少し近い時代の方が面白く感じました。
例えば『にくてん』。
岡山の隣である兵庫県で食べられているお好み焼きの事で、その歴史はより古いものなのだそうです。
近県では他に広島県の『広島風お好み焼き』等もありますが、地域性による違いがある食べ物って意外と多いんですね。

結構手軽に食べれるものが多い粉もん。
この本で知識をつけて、旅先などで探してみてはいかがでしょうか。


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散歩道 Sanpomiti/菜美
なごみ系の本を読んでみました。

その名の通り、散歩道。
田舎の美しい風景の中、著者のつぶやきと一緒に歩いているような感覚になれます。
こういう風景の中で暮らせたら最高だなぁと思いつつ。

でも僕は海の見える港町で育ったのですが、ずっと見てきた風景だからなんとも思わなかったのですが、社会に出たときに勤めていた会社の社長から『こんな風景を毎日見れるというのは、地元の人は気づかないかもしれないけど、羨ましい事なんだよ』と言われました。
自分自身の故郷も、こういう風に見れたら良いのになぁ…。

この本の著者は日本の方ですが、なぜか英語の対訳もついています。
余り英語は得意ではないですし、日本語の方がすきなのですが、シンプルな英語に仕上げてくれているので、その英語を読みながら、自分なりの言葉で和訳しつつ読むと言うのも、この本に限ってはとても楽しい作業になってくれました。

※この本は電子書籍で美味しく頂きました。

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とある魔術の禁書目録/鎌池和馬
手を伸ばせば届くんだ。いい加減に始めようぜ

前々からタイトルに興味があった作品です。
興味があったら読まなくちゃ!という事で力んで読んでみました。

□ あらすじ
舞台は超能力を科学的に開発するための学校がある巨大な学園都市だった。
上条当麻はそこに住む学生だったが、彼自身は超能力を操ることは出来なかった。
しかしそんな彼には、どんな異能の力をも無効化してしまう幻想殺し(イマジンブレーカー)という能力が備わっていた。
神の奇跡さえも無効化してしまうという恐ろしい能力だが、彼自身にとっては余りメリットをもたらす存在ではなかった。

ある日、彼はベランダに禁書目録=インデックスと名乗る少女が引っかかっている事に気づく。
彼女は頭の中に夥しい禁書のデータを記憶しており、それが故に魔術師に追われていると言うのだった…。


□ 感想
面白い世界観だなーと思ったのは、この科学が発展した都市において、超能力と言うのは幻想ではなくリアルなんですね。
科学的に超能力を実証させている。
その半面で魔術はリアルとしては扱われていない。
どう違うんだ?という疑念も湧きつつ、独特の世界観があります。
例えば魔術のついた嘘を見破るのは、科学の導いた知識なんですね。
ソードワールドに科学を持ち込むと言う禁句に手を出した意欲作だと思います。

また主人公に関しては、最近の言葉で言うところの『萌え』的なものなんだろうなと思いつつ、周囲のキャラクターをきちんと固めてあるので、読みやすかったです。
僕もいい加減に良いオッサンなので、萌えだけでは楽しめない。
そういう点では真剣にインデックスの事を思う当麻、そして彼女の為を思い、彼女の記憶を消し去ろうとしたステイル、神裂といったキャラクターたちの真剣さというのは、凄く入り込みやすい入り口になってくれました。

ネタバレ等は続き以降で。
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閣下とマのつくトサ日記!?/喬林 知
普通の高校生が急に魔王になってしまうという風変わりな物語の番外編を読んでみました。

回を重ねるごとに危険になっていくギュンターの、前作でチラッと登場した妄想日記が書籍として発売されることになった。
そこで出版社はもう少しエピソードはないかという事で、ギュンターに尋ねた。
彼は要望に応じて三つのエピソードを紹介するのだった…。


この三つのエピソードが番外編の短編集となります。

最初はユーリとヴォルフラムが城内に住み着いていると言う謎の化け物を退治しようとする物語です。
物語自体が短いものの、本編と通じる部分も多い作品です。

二作目は徐々に存在感を増しているアニシナの結婚話です。
グウェンダルとの腐れ縁が上手く表現されている番外編らしい物語です。
コミカルに纏めてありますが、何だかんだでグウェンダルがアニシナを憎みきれない部分も…あるのかなぁ。

三作目は結構シリアスかつ、本編を補完する作品です。
コンラッドが魔王の魂を地球へ運ぶ際の物語で、渋谷有利の魂の持ち主とコンコラッドの関係や、やたら地球に詳しかった事情などが明らかになります。
番外編とは言えど、この作品は是非通っておきたい内容です。

…と、三つの作品からなる短編集です。
ギュンターの壊れっぷりを楽しむも良し、好きなキャラクターが主人公になるのを楽しむのも良し。
コンコラッドが苦しみながらも大切な人だった魂を運ぶ姿を見て涙するも良し。
あとがきで著者のスランプぶりに心配するも良し。

楽しみどころいっぱいの作品です。


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プールサイドで踊ろう/喜多嶋 隆
ハワイを舞台に日本人を相手にロケのコーディネーターという仕事をしている主人公を通して、人それぞれの人生模様を描いた作品です。
異国情緒に憧れたわけではないのですが、読んでみました。

作品紹介では恋愛小説のような紹介がなされていたのですが、読んでみると恋愛と言うより『人生』なんですね。
色々な生き方があって、きっと色々な人の生き方に接してきた主人公は、ロケと一緒にその人たちの人生も少しだけコーディネートしてみる…という感じでしょうか。

旅先の魔力みたいなのって、あると思うんです。
普段居る場所から離れているだけで、自分自身いつもと違うような気がしてくる。
変われるかもって思うからこそ、旅先を人生の分岐点に出来るのかなーって。

そんな人生の分岐点が四つ分。
楽しく、興味深く、読ませていただきました。


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宮本武蔵/吉川英治
人間の勇気と、動物の勇とは質がちがう。真の勇士の勇と、生命知らずの暴れンぼの無茶とは、根本的にちがうものである
剣豪、宮本武蔵さんの生涯を描いた吉川英治さんの『宮本武蔵』を読んでみました。
人物としては非常に興味があった方で、吉川英治さんを原作とした漫画のバガボンドが流行ったり、武蔵-MUSASHI-が大河ドラマになったりして、興味があったのですが、入るなら是非原作からと思っていたら、随分と遅くなってしまいました。

□ あらすじ
物語は関ヶ原の戦いで、命からがら助かった新免武蔵(しんめん・たけぞう)とその郷土からの友人である又八が近くの民家へ匿われる事から始まる。
二人はそこでしばらく滞在した後、故郷へ戻ることに決めていたが、又八はそこで出会った女と恋に落ちてどこかへ行ってしまう。武蔵はその事を郷土の又八の婚約者へ伝える為にも郷土である宮本村へ戻るのだが、そこで彼は追われる身となってしまう。
郷土で見知った人々にも追われ、姉までさらわれてしまった武蔵は玉砕覚悟で戦いへ挑もうとするのだが、そこへ又八の婚約者だったお通の居た寺に訪れていた沢庵から、人の弱さを諭され、力だけではなく知恵を持って生きることを教え込まれた。
そして自らの罪を三年掛けて償った武蔵は、新しい人生へと旅立つことになる。
その新しい旅路で、彼に与えられた新しい名前こそが『宮本武蔵』だったのである。

□ 命知らずの武蔵から、宮本武蔵へ
この物語の冒頭では宮本武蔵は本名である新免武蔵(たけぞう)として登場します。
悪童として知られ、命知らずで自分の危険も省みずに人を殺めてきた武蔵ですが、やがて沢庵和尚との出会いから、知恵を持って生きることを教えられ、死を恐れる弱い自分と向き合って生きることを知ります。
人間の心なんて、実は弱いものだ。決して孤独が本然なものでない。』とは沢庵の言葉ですが、この言葉によって死にたくない、生きたいと願った武蔵は、沢庵の手によって姫路城の開かずの間にて三年間幽閉され、勉学に励みます。
そして生まれ変わった武蔵は、随分と悟りを開けた人物に成長していたようで、その門出を祝った姫路城の池田輝政によって『宮本武蔵』の名前を与えられ、彼は自信をより成長させるために修行の旅へと出ていきます。

□ 出会いと、別れ
第一巻ではありますが、結構色々な出会いがあります。
お通、又八、朱実、姉、沢庵…。
それぞれの人生を歩んでいくわけですが、きっと今後の作品でまた絡んでくるんだろうなぁと。
また宮本村のお杉ばあさんのように、武蔵の命を狙う者もあります。
作品冒頭の『タケゾウ』であれば、容赦なく斬り捨てて因縁を絶つところでしょうが、宮本武蔵はこの襲撃に困ってどのように対処すべきか考えあぐねています。
まだまだ武蔵も成長過程にあると言うことなのでしょうか。
今後の展開に期待したくなりますね。

□ 感想
ファンの方には怒られてしまいそうですが、宮本武蔵さんという人はもっと粗野な人のままが長いのかと思っていました。
それが一環の前半には沢庵に諭されて、かなり悟りを開いた人物へ昇華する。
これは凄く意外な事でしたし、その会心をさせた言葉と言うのが、自らの弱さを受け入れる事であったり、死を恐れるということであったりと言うのも意外でした。
でも弱い自分を受け入れるというのは、その後の戦いで見られる様々な戦法に繋がっていくものなのでしょう。
しかし一方では『下手に、瓜の漬物などを噛みしめていると、かつての沢庵和尚のように、いきなり拳が飛んでくるか、長押の槍が落ちてくるかも分らないのだ。』という言葉にもあるように、また本文中の日観の言葉によるなら『その強さをもすこし撓めぬといかんのう、もっと弱くならにゃいかん』という、力の入りすぎた感情もあり、まだまだこれから成長していくんだなぁと、先を読むのが楽しみなシリーズになりました。


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タイム・リープ あしたはきのう・下巻/高畑京一郎
鹿島には、階段を見ると、落ちたくなる癖があるのさ

時間を移動できるようになってしまった少女の物語、上巻に引き続き、下巻も読んでみました。

上巻は理路整然と、一週間の間を行ったりきたりしている翔香の時間移動を説明して行く事に費やされている部分も多かったのですが、下巻ではある程度の規則性なども見えてきた為か、コントロールできるとまではいかないものの、ある程度予測を立てながら、自分たちが過去で何をしておくべきなのか、きちんと考えながら行動を取るようになっていきます。
またライトノベルらしい恋愛感情などが綴られるのも下巻がメインでしょう。
上巻を読んだ方は、ギブアップせずに下巻までしっかり読み進めて頂ければと思います。

□ あらすじ
時間移動の規則性は段々とつかめてきた二人だったが、もう一つ新たに判明したことがあった。
何者かが翔香の命を狙っていたのである。
そこで和彦と二人は、過去から未来の自分たちへ手紙を送ることを思い立った。
犯人の姿を級友に調べてもらい、それを知ろうというのだった…。
また同時に二人は過去と帳尻を合わせるために奔走しながら、徐々に距離を詰めていくのだった。

しかし、やがて届いた手紙は…なぜか、一通多かったのである。

ネタバレ等は続き以降で。
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タイム・リープ あしたはきのう・上巻/高畑京一郎
いったい、君は、どこでラベンダーの匂いを嗅いだんだ?

少し前に『時をかける少女』を読んでみたのですが、その時にもう少しタイムリープの回数が多ければ面白そうだなぁという感想を残していました。
…で、ちょっと探してみたところ、その名も『タイム・リープ』という作品を見つけたので読んでみました。

□ あらすじ
主人公の鹿島翔香はある日、学校へ行くと奇妙な違和感にとらわれた。
前の日は日曜日だったはずなのに、『今日』は火曜日なのだ。
奇妙な違和感を抱えたまま、日記帳を開いてみると、そこには自分で書いた覚えの無い奇妙な日記が残されていた。
あなたは今、混乱している。あなたの身になにが起こったのか、これからなにが起こるのか、それはまだ教えられない。だけど、記憶喪失ではないし、気が狂ったわけでもないから、心配しないで。だけど、他人には、その事を話さないでね。あなたが相談していいのは、若松くんだけよ。若松くんに相談なさい。最初は冷たい人だと思うかもしれないけど、彼は頼りになる人だから。
学校では秀才として知られ、女の子には余り興味を示さない若松和彦少年を頼れというのである。

そして彼女と和彦は段々と気づいていく。
少女は何か驚くような出来事がある度にタイム・リープを行ってどこかの日へと意識だけが飛んでいくのだ。
そして徐々に彼女の記憶が無い時間を、どこかの時間帯の彼女が舞い戻って埋めていっているのである。
そこで和彦と翔香は過去へ戻った際に、不必要に未来を変えてしまわないようにしながら、未来の自分たちへメッセージを送り、翔香がタイムリープをするようになった原因、そして命を狙う何者かの存在を探ろうとするのだった…。

□ 一歩踏み込んだ本格的なSF作品
筒井康隆さんの『時をかける少女』も革新的な作品でしたが、著者の高畑京一郎さんはもう一歩踏み込んだ描写や解釈へも挑戦しています。
翔香の意識が過去に戻った時にも、未来で過去を知っている自分たちの存在へ干渉しないように、未来を再編集してしまわないように注意を払っていますし、和彦は論理的に翔香の時間移動を分析して、一定の規則性を見つけ出しています。
読んでいる文には面白い作品ですが、登場人物たちの行動をじっくり見ていると、本当に緻密で論理的な作品に仕上がっています。
この作品はライトノベルの範疇として語られる事が多いようですが、どちらかというとその要素は下巻にお任せでしょうか。
上巻はヒロインの翔香の時間移動の混沌としていた部分が段々と解き明かされていく所までが描かれています。

□ 感想
そう、これが読みたかったんだ!という作品に出会えた気持ちです。
もしかすると著者の高畑さんも同じような感想だったのかもしれませんね。
作品中で和彦は『これでも俺は、タイムトラベルものの本は結構読んでいてね。ラベンダーの匂いを嗅ぐ奴も、車に乗る奴も、猫が扉を探す奴も、大抵のは知ってる』と話すのですが、ラベンダーは言わずもがなの『時をかける少女』ですし、車に乗るのは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 で、猫は既にSF小説としてもクラシックとしての地位を不動のものにした『夏への扉(ロバート・A. ハインライン)』のことです。
こういった作品に対する敬意や、自分なりの解釈、こういったものを読んでみたかった!という欲求が、この作品に活かされているのではないかなぁと思うのです。
いつかこの作品も『階段から落ちる奴』なんて語れる時代が来るのでしょうか。



テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


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