本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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悪霊がホントにいっぱい! /小野 不由美(ゴーストハント2 人形の檻)
悪霊シリーズの第二弾を読んでみました。

第一弾が出会い、そして第二弾では谷山麻衣がSPRへバイトとして勤務するようになっています。
既に渋谷一也への恋心を全開にしている辺り、やっぱり女の子向けの作品だったんだなぁとナットク。

ちなみに第二作目にして、渋谷一也の通称は『ナル』で固定されています。
読み進めていると、本名がどっちだか判らなくなってきてしまいます。

そして本作はシリーズ中で初めて(って言っても二作目だけど)本当の心霊が登場します。

SPRの事務所を訪ねた女性。
引っ越した洋館で変な物音や、置いていた物の位置が変わるという。
実際に尋ねてみると、前作の面々が集まっていた。
そして調査を始めてみると、聞いていた以上の怪現象が彼らを襲うのだった…。


物語自体も、結構壮絶で『悪霊シリーズ』という名前らしい展開です。
前作は霊能力云々ではなかったことを考えると、ナル以外のメンバーにとっては今回が始めての本領発揮です。
みんなバッタ物じゃなかった!
きちんと活躍してますよ、きちんと。
又、ナルの能力というのも明らかになり始めますし、原 真砂子との関係等、注目の二作目です。




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新ルート・岡山の山百選/岡山県勤労者山岳連盟
実は去年の話ですが、屋久島というところへ行って大自然へ触れてきました。
島中が大自然、素晴らしい体験でした。
岡山にはあんな風景無いよなぁ…と思っていたら、さすがに屋久島には負けますが結構良い雰囲気の山がある事を知りました。
そんな、郷土再発見の本を読んでみました。

岡山県内から登頂できる山を百箇所選んだ一冊です。
山の見所、注意点、そしてルートや交通案内が記されています。
登山には危険がつき物だからか、普通の観光案内の本との最大の違いとして丁寧語が存在しない事が挙げられます。
低山といっても、誰でも登れるわけではない』という厳しいお言葉や、『急登なのでゆっくり登ろう。』という暖かい、まるで兄貴のような言葉まで、丁寧語は存在しません。
山に登ろうというのに、丁寧語なんて使うやつぁ、生きて帰れねーよ。という、きっと著者からのメッセージなんだと思います。

僕自身は岡山県の南部に住んでいるのですが、いいなぁと思う山は大抵県北に集中していました。
県南の山はどちらかというと、初心者向けのような扱いでしょうか。(勿論甘く見たら、著者に怒られます)
また機会があれば屋久島にもいきたいですが、それまでに県内の山も色々と踏破してみたいなぁと思うのでした。



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戦略的 クビ!にならない技術/松尾昭仁
文字通り、世の中を上手く渡っていくための本です。
世渡り修行中のワタクシも読んでみました。
他の自己啓発本では否定はしないまでも、決して推奨しないような事―、例えば手柄を上司へ譲ることなどが記されています。
その他にも社長の本音として、給料日が社員にとって気持ちが盛り上がる日なのに対して、憂鬱な日であったり、なんだかんだ言っても会社の物は自分の物という意識がある事などにも触れています。

タブーという言葉はありますが、だけどタブーはイコール存在しないという意味にはならないんですね。
大きな声では言えないけれど、それに注意しておかなければならない。
そこを押さえておく事こそが、クビにならない技術…なんですね。
だから昨今では否定されがちなノミニケーションを、社内的な営業の場としてみることや、経営者の奥さんに気に入られること(これは僕も大いに賛成します。嫌われると、すっごくやりづらくなります!!)など、仕事に直接関係無いことでも、会社での自分の立場へ影響を与える可能性があるという事を包み隠さず教えてくれます。

本音を言うと、この本の内容にあるような事を否定できる社会がいいなぁと思うのですが、どこの会社でも多かれ少なかれ、存在する部分なんだと思います。
また、本当に能力がある方はこんなことにこだわらなくても、クビになんてならないのも、また社会の現実。

参考にするかどうかは、個々の判断で構わないと思いますが、社会人として一応目を通しておきたい一冊です。



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明日はマのつく風が吹く!/喬林 知
普通の高校生が急に魔王になってしまうという風変わりな物語の四作目を読んでみました。

今までは毎回、物語が終わるたびに日本へ戻ることが出来ていた渋谷有利ですが、前作では戻ることが出来ず、そのまま眞魔国に留まり続けていました。

そんな時、隠し子を名乗る子供がやってきて、彼の命を狙った。
厳重な城の警備をすり抜け、どうどうと隠し子して城に上がってこれたのには理由があった。
高貴な身分を保証するものを持っていたのだ。それも正真正銘の、本物だった―。
そんな出来事も上手く回避した有利だったが、その時に足を怪我をしてしまう。
そこで湯治の旅に出かけることになるのだが…、彼が選んだ同行者はコンラッド、ヴォルフ、そして自分の命を狙った子供だった。


著者のあとがきを読むと、この作品を執筆中はひどいスランプだったようで、難産の末の作品だったそうです。
その影響もあったのか、作品自体も結構シビアな作風に仕上がっています。
前回で有利が救った筈の国で行われている人身売買の現実、そして売春に従事する少女たち。
子供、特に女性に対する教育などのあり方など、真剣に取り組む姿は興味深く、国は違えども『王』として、目の前の問題だけではなく全体を見渡そうとする姿も、成長の兆しなのかもしれません。

有利の成長という点では、この作品では著しく、回復の能力はほぼ使いこなせていますし、もし日本へ戻ることが出来なかったら―という問題も、正面から受け止めて考えています。
更に子供が出来たり、前作に引き続き謎の動きをとるヒューブ、そして散々気持ちを切り替えた挙句に日本に帰れたり、そんなところも注目の四作目でした。




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なるほどナットク!Linuxがわかる本/吉川明広
リナックスの基礎の基礎を解説した本を読んでみました。

リナックスが誕生するまで、そしてオープンソースとは?といったものから、リーナスの半生やコマンドの使い方、ネットワークの構築までを簡単になぞった本です。
ハウツー本ではないので、リナックスを始めて触れるのにこの本を参考書代わりに…というのには不向きです。
どちらかというと、その一歩手前に位置する本だと思います。

会社や学校などの都合で、どうしてもリナックスを使わなければならない状況になった人が、予備知識をつけるために手に取るのであれば最適な一冊だと思います。
リナックスというOSを細かく解説しているという点では、多少の差異はあるもののWindowsやMacなども含めた『OSの仕組み』を知るのにも適しています。カーネルというものがどういう働きをするのかという点等は、普段余り意識して考えた事が無いので、PCに初めて触れてもう二十年近く経ちますが、初めてその役割というものをじっくりと読んだような気がします。

今、Linuxとは言えど大抵の事はGUIで出来る時代になりました。
まだ多少はコマンド入力が必要とは言えど、そういった事が出来なくてもリナックスユーザーになることは可能でしょう。
そういったある程度以上はリナックスを理解し、使いこなせているという人が改めて読み返すのにも良いかもしれません。
ある程度の知識がある方なら、巻末のコマンド一覧はとても便利になってくると思いますよ。

後…まぁ、見所といえばリーナスさんのイラストでしょうか。
鼻、でかすぎだよ(笑)っていうか、なんでリナックスのカーネルのイラストがメタルカラーのリーナスさんなんだよっ。っていう、突っ込みを入れてみてはいかがでしょう。



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とらドラ!10/竹宮ゆゆこ
とらドラ!の最終回を読んでみました。

…実は、友人にアニメ版の最終回を見せてもらったのですが、なんとなくイマイチすっきりせず。
原作とは少し違うと聞いたので、読んでみました。

…いや、本当に違いました。
高校三年生、二人は一緒に同じ学校に、一緒のクラスメートと過ごす。

甘いかもしれないけど、やっぱり高校生にはこの結論をあげたい。

高校生で人は進路を決めます。
この進路は選択肢によっては、人生を決める事もあります。
僕は法学部という、凄くモラトリアムな感じの漂う勉強を選んだのですが、未だに何かを決めるには、自分が幼かったなぁと思うことがあります。
高校二年で焦って結論を出す必要はないと思うんです。
みんな幸せ!というのは竜児の出した進路の希望ですが、高校二年生って、本当にそんな年齢だったと…今、あの頃の自分自身を省みて思います。

もう一年ある。
学校の先生や、真面目な高校生諸君には怒られてしまいそうですが、僕はそれでいいと思う。
アニメ版ではもう一年は割愛されてしまったけれど、二人にはもう一年ある。
焦って大人にならなくったって、いいんだと思います。



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岡山名勝と名物/岡山商工協会
グーグルブックスで非常に古い本を見つけたので読んでみました。

昭和三年に岡山商工協会というところから出された本で、岡山の観光ガイドブックです。当時走っていた鉄道の沿線で行ける名勝がメインで、名物に関しては巻末にオマケ程度に記載されています。

…恐ろしいくらい今と大して変わらない。

寺社仏閣が中心なので今も昔も変わりなく、ですね。
多少異なるのは文章の表現と、場所の説明が○○より四十町とかいう、読み慣れない言葉が並んでいるくらいでしょうか。
よくネットで見かけた情報をプリントアウトしてドライブなどに出たりするのですが、この本の情報だけは持ち歩いてはいけないと心から思うのでした。(町は尺貫法における長さの単位で、1km=9.1町くらいです)

また西大寺競馬場という施設が登場してきます。
景色が良いとの事や、西大寺における一大行事という旨が記されているのですが、僕は存在を知りませんでした。
そこで少し調べてみたところ…。
本文中にも記されているように昭和2年に作られた競馬場ですが、早くも昭和6年には廃止されています。
そこから原尾島競馬場、三幡競馬場と続き、やがて全てなくなってしまったそうです。

このような発見も面白く、とても勉強になる一冊でした。
購入は出来ないようですが、Googleブックスにて検索をかけると読むことが出来るでしょう。


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崩れる鬼影/海野十三
帆村荘六シリーズを再び読んでみました。

今回の主人公は帆村荘六の弟です!
へぇ~、弟なんていたんだ。
以下、弟の目から客観的に見た帆村荘六像です。

・兄は理学士だが、教職にはつかなかった。
・毎日洋書を読んだり、切抜きしたり、もしくはぼんやり考え事をしている。
・末は地球上に一度も現れたことの無い名探偵になると言っている。


…何故だろう、帆村荘六がひどく危ない人に思えてくる。
ちなみに帆村荘六というのは『探偵名』としており、本名ではないのかも知れません。
シチュエーションは判りませんが、弟と二人で箱根に来ていたそうです。
そして月を愛でていると、どこからか助けを求める声が聞こえてきた。
慌てて駆けつけてみると、白い服を着た男がフワフワと空中を飛んでいくのです!
声がした建物を訪れてみると、老婦人が『家の中には、まだ恐ろしい魔物が居るに決まっています』というではないか。
帆村荘六はこの事件に挑むことに決めたのだった…。


謎の力で倒れてしまった帆村荘六に変わり、事件に挑んでいく弟君(民彌か民夫)の姿が描かれます。
意外と理知的で、お兄さんとは違って正統派の推理を見せてくれます。

…まぁ、なんだか期待させてくれるようなタイトルを大いに裏切ってくれる、帆村荘六シリーズらしい結末なんですけどね。
ネタバレ等は…読んでください。
ヒントはルナ・アミーバーです。


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悪霊がいっぱい!?/小野不由美(ゴーストハント1旧校舎怪談)
悪霊シリーズが再び発売されると聞いて、思わず嬉しくなってしまいました。

家の本棚にあったので、読んだ事があったんですね。
今の年齢だと、とてもレジへ持っていけないような可愛らしい表紙ですが(笑)、リメイク版はタイトルも変わってしまいましたが、表紙が購入しやすそうなので、男子諸君にもとてもお勧めです。
余談ですが、著者の小野さんは綾辻行人さんの奥様です。ブログ内では十二国記も楽しく読ませていただきました。

さて、記念すべき悪霊シリーズ第一弾を読んでみました。
シリーズのヒロインとなる谷山麻衣、そしてその相棒でありゴースト・ハントを行う渋谷一也が初めて出会った作品でもあります。

麻衣の通う学校の旧校舎には色々と悪い噂があった。
取り壊そうとするたびにけが人や死人が出るという。
そんな旧校舎は学生たちにとっても格好の噂の対象であった。
ある日、その怪談を楽しむ麻衣たちのグループのところへ、渋谷と名乗る17歳の美少年が訪れた。
学校の生徒でもないその少年は、麻衣たちの会談に興味を示していた。
その翌日、ひょんな事から麻衣は彼の助手に怪我を負わせてしまう。
そして彼女は、壊してしまったカメラの弁償分として、彼の手伝いをすることになる。
彼の仕事とは、旧校舎に居るという悪霊をどうにかする事だった―。
沢山の霊能力者たちが集まり、しかし悪霊をどうにか出来ないまま事件が相次ぐのだが…?


そう、本当に沢山の霊能者が第一巻から登場するのです。
破戒僧の滝川法生(ぼーさん)、巫女の松崎綾子、口寄せの名手である原 真砂子、エクソシストのジョン・ブラウン…。
って、レギュラー勢ぞろいじゃないですかっ。

悪霊シリーズを読むなら、ありとあらゆる意味で第一巻からがお勧めです(笑)。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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異邦人/カミュ
カミュの異邦人を読んでみました。

僕自身、異邦人を読むのは何度目なのか覚えていません。
読むたびに、前回の自分の解釈と意見が相違してしまうのは、この作品…というより、人間自体が不条理な存在だからなのかもしれません。

□ あらすじ
ムルソーという青年が暮らしていた。
慎ましいながらも勤勉に仕事をこなし、恋人と満たされた生活を送っていた。
物語はそんな彼の母親が死んだことから始まる。
何事にも強い関心を抱かない彼は、母親の死にも動揺したり悲しむことは無かった。
だからその葬儀の翌日にも女性を抱いたり、当たり前の生活へ戻ることが出来た。
彼の心は感受性豊かとは言いがたいものだった。
恋人は居る、しかし愛しては居ない。
結婚を求められれば許諾するが、それは彼ではなく相手が望むから―。
そんな彼の人生を一変させる出来事が起こる。
正当防衛とも取れる形で、人を殺してしまうのだった…。


□ 感想
色々な時代、色々な人たちが様々な読み方をしてきている作品なので、僕ごときが「この作品は…」等と語るのはおこがましい部分があるので、今回は素直に自分の感想なり、解釈なりを誤解を恐れずに書いてみようと思います。
もしこの記事を読まれた方でこの解釈が違うと思っても、なにとぞご容赦ください。

この作品で描かれているムルソーという青年は、ぱっと見ると物事への執着が弱すぎる。
例えば端的に恋人のような存在が居て、彼はその相手とセックスをしたいという欲求があるし、結婚をしてもいいという気持ちもある。
だけど、彼にとってそれは『愛しては居ないと思う』でしかない。
ではムルソーは愛してもいない相手とセックスをしたり、結婚をしたり出来る最低な人間なのかというと、それは違うような気がするのです。
ムルソーが抱いていた感情は、それは愛と呼んでも良いものであり、もしかすると世間一般で使われている『愛』と相違ないものなのかもしれません。
ただ彼はそれを愛とは呼ばない。なぜなら、きっと彼にとって愛という言葉はもっと深く尊い意味を持つ言葉だという意識があるからでしょう。だからムルソーは自らの感情を愛とは呼ばない。
カミュ自身の言葉でいうなれば『演技』であり、『嘘をつく』事を拒否したからであり、ムルソーはその拒否以外の行為においてはまったくありきたりな人間なのではないでしょうか。

僕らは生活の中で、ある程度周囲に気を使いながら暮らしています。
例えば先述の例で言えばセックスをするんだから愛していると言わないと気まずいかな?とか、結婚してもいいから愛しているんだろうな、とか…ある程度、打算的に言葉を選ぶことがあると思うんです。
言葉の定義は人それぞれですが、例えば疲れているから動きたくないという時に『疲れて動けないよ』と言う事もありますが、ムルソーの感覚で言うなら、『そんなに疲れているわけではないが、動きたくない』という言葉に置き換えるべきだとなるのではないでしょうか。

この作品で有名なせりふに『太陽のせい』というフレーズがあります。
裁判で殺人の理由を問われた時の言葉ですが、裁判の量刑だけを考えるなら殺す気はなかったとか、ムルソーの場合なら正当防衛を主張してもいいのですが、もっと深く『何故』を追求すると、さしたる理由などないのかもしれない。
しかし人はそういった部分で周囲の持つ基準に自分の言葉を合わせていかなければ上手くやっていけない。
カミュは母親の葬儀で悲しそうなそぶりをしなかった事で、冷酷な人間、感情が欠如した人間というレッテルを負わされ、裁判を不利に勧められてしまいます。
TPOに合わせてある程度の演技をしない限り、集団の中でまるで『異邦人』のようにつまはじきにされてしまう危険性というのは、この作品の舞台となった場所以外でも…そう、普段僕たちが暮らしている社会にだって、それはやはりあると思うのです。

ムルソーというのは、感情が欠如した薄情な人間のように見えて、実は凄く純粋で正直な人間なのではないでしょうか。
ただ、僕たちの感情が演技をすることが当然だと意識するから、彼は『異邦人』に見られざるを得ない。
それはムルソーのような人にとって悲しいことなのか、それとも僕たちのような人にとって悲しいことなのか、その結論は…まだ、僕自身にも見えてきませんでした。



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わかりやすくて効果的 Webデザイン基礎講座/視覚デザイン研究所
ずいぶんと古い本なのですが、Webデザインの基本を学べる一冊を読んでみました。
作っているのが視覚デザイン研究所という名前であることからもわかるとおり、目で見た時の心象を重視したデザインになります。
なので、例えば既存のHPを少し改変(改悪)して、比較の上で良いデザインの持つ効果を教えてくれます。

今はCSSで割りと整然としたHPを作る傾向にあるのですが、昔のHPなどでは結構自由なデザインが多くて、だけど企業などのプロが作ったHPと、素人が作ったHPには何となく大きな違いがあるんですよね。
本文中の言葉で言えば、『散らしデザイン』を目指しても、行き着くのは雑然としたデザインだったり。

例えばLesson1は3つのスペースの組み合わせなのですが、それはタイトル、メッセージ(画像も含む)、目次です。
これらの三つの領域は一つのページの中に収まるものですが、それぞれを独立して考えるのです。
本文中に出ている昔のカルピスのHPの例が判りやすいのですが、ページの中央へカルピスのロゴがありますが、この周辺には目次やメッセージを配置せずに、タイトルを目立たせることに注視します。
良い例(実際に公開されていたページ)ではそれがなされているのですが、悪い例ではロゴに近い位置へ目次となるアイコンがあったりで、なるほど二つを並べてみると一目瞭然です。

同じようにHPを構成するものでも、一つ一つをばらして考えることを意識してみると、その役割が見えてきます。
目次やタイトルといったものは判り易いですが、この本では後半で色の持つ役割も併せて考えます。
例えば写真を使うのであれば、どのカットがいいのか、アップなのか引きなのか…。
加工の無い四角そのままの写真は理性的な感じを当たりますが、その周辺をぼやかしてみると優雅な感じが出てきたりします。
この辺りの印象操作を行えば、例えば温泉の写真なら周辺をぼかした写真の方がいいのかもしれませんが、温泉旅館の入り口の写真なら四角い写真の方がお客様へ信頼感を抱かせるのに寄与するかもしれません。

…と、このように視覚が与える印象を上手くコントロールして、自分が作りたいHPにあったデザインをしていく事を目指す一冊です。
一つ一つを細かく分けて考えているので、実践も容易です。
HPを作っている方は、そのデザインが自分の目指すものとミスリードしていないかどうか…確認してみは銅でしょうか。

但しHPを作る上で前提になっているのは、古きよき時代のHTML。
現在のそれとは多少異なる部分があるのは、当然です。その辺りは割り切って。





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ネタ帳デラックス|デザインパーツ&DTP/MdN編集部
デザインのネタ帳です。
主にアイコンなどの作成に着手するためのアイディア集です。
少し古い本なので、用いているソフトはPhotoShop7とIllustrator8です。
写真との豪勢や、立体感のあるアイコン、更にはドット絵の作り方まで、内容は多岐に渡ります。
勿論その作り方も紹介されているのですが、タイトルにもある通りこの本の主眼はネタ帳であり、読んでその通りを作るというよりは、アイディアを思いつくためのソースです。
附属のCD-ROMには再現するために必要な画像が収録されているのですが、やはりこういう本を読むのであれば再現しようとするよりも、オリジナルのものを作るうえでの参考としていきたいなと思うのです。

個人的には使うことは無いのですが、割り箸やクッキーの作り方が面白かったです。
元の写真などがあるわけではなく、フォトショで作るんですね。
割り箸の方も同様で、クッキーよりも簡単に作れます。

デザイン自体のネタ帳としては勿論ですが、フォトショやイラレで出来る事のネタ帳としても面白いと思います。
バージョンが古いので、現状でも同様の作業で作れるかどうかは判りませんが、興味がある方は手にとって見てはいかがでしょうか。



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ゴールデン・バット事件/海野十三
なんとなくシリーズを読むたびに主人公のキャラクターが変わっているような気がする…帆村荘六シリーズを読んでみました。

知り合いに連れられてゴールデン・バットというカフェへ連れて行かれた帆村。
友人はその中に居る女性に恋心を抱いていたのだが、その帰り道である殺人事件に巻き込まれてしまう。
悲鳴がしたアパートの一室へ飛び込んでみると、一人の男性が倒れており、そして刃物を持った男が帆村に取り押さえられた。
しかし倒れていた男性は医者の到着を待たずして死んでしまった。
やがてその男性がカフェのゴールデン・バットで一番女性にモテていた男性であること、刃物を持っていた男性の方が一緒にその店に居た男性であることが判った。
しかし事件は予想外にその男が犯人ではない可能性があった。
男性が撲殺されたこと、そして床へ散らばった沢山のゴールデン・バット(タバコ)、そして吸殻の無い灰皿―。
これらの事実から、帆村荘六が事件の解決に挑むのであった…。


帆村はこの事件の解決に当たって神戸で波止場の仲仕(荷物の積み込みをしたりする人)をしてみせたり、真相を知っている人間ともくろんだ相手の家を調査士に行ったりと、珍しく王道の探偵のような動きを見せてくれます。
帆村荘六の奇想天外な展開が好きだ!というファンの方には少し退屈かもしれませんね。
作品中には、『ビールの満をひいて顔をテラテラ光らせていたモダンボーイの帆村とは異り、もうすっかりシェファードのように敏感な帆村探偵になりきっていた』とか、謎を解き明かそうとしている時の癖(タバコの煙を細い糸のようにして吐き出す)を与えられていたり、他の名探偵と呼ばれるキャラクターを意識していたのかな?と思わせるような描写も見られました。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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「古事記」を歩く/佐藤 高
古事記に出てくる物語とその舞台となった場所の現在の写真を紹介する一冊です。
お恥ずかしながら、『古事記』というものを今まできちんと読んだ事は無く、日本最古の歴史に関する書物であるという義務教育レベルの知識しか持っていませんでした。今回は写真も非常に綺麗で、気楽に楽しめるかもと思い、こちらの本を読んでみました。

古事記を11の章に分けて、古事記の記述と現在の様子を紹介し、交通の便も紹介してくれます。
どちらかというと歴史の本というよりは、古事記に特化したガイドブックのような作りでしょうか。
簡潔に古事記の内容を楽しむというよりは、つまみ食いできるような感じなので、これを機に古事記の勉強をしようと思った僕のもくろみは敢え無く外れてしまいましたが、古事記に出てきたものが日本各地へ今も尚大きな影響を残していることがよく判ります。

後、意外と面白いんですね、古事記って。
頭の出来がよろしくないので、現代語訳は必須ですが、機会があれば物語としての古事記を読んでみたいと思いました。
ヤマタノオロチの逸話は立派な英雄譚だし、出雲神話に関する記述は出雲に対するイメージが少し変わって再訪してみたいとさえ思いました。
後半に行くに連れて神の時代からより人間らしい神の時代へと流れていく様子も、やはり興味深いです。

どこまでが真実なのか…という冷めた見方もあるかもしれませんが、当時の人々の森羅万象へ対する解釈の仕方や想像力などが伝わってきて、非常に面白かったですよ。



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「もう疲れた」と思ったときに読む本/斎藤茂太
普段はこういうタイトルの本に惹かれたりしないのですが。
心ではなく、体が疲れたので勢い余って読んでみました。

率直に言います。
心が疲れたときに読む本です。
単純に体が疲れているときは本を読む時間を利用して睡眠をとったほうが良いですよね。
しかし、それが出来ないのが本の蒸しの悲しい性。そこに文字がある限り読み続けるのです!!

内容を見ていくと、上手く飴とムチが使い分けられているなぁと思います。
簡潔に纏めると、ある程度の割り切りで考える事だと感じます。
頑張り過ぎないこと、無理な完ぺき主義で心を疲弊させるよりは、程ほどで切り上げる気持ちを持つこと。
勿論、これって難しいですよね。
本文中の言葉では『「ほどほど」という英断』という表現がなされています。
何かいやな事があったときでも、ほどほどに心を痛めて、半面でほどほどに前向きに受け止めて…という。
また趣味で人生に張りを持たせたり、色々なやり方で心を寛がせる方法を模索します。

全て嫌になった!と、投げ出すのは非常に簡単です。
何もかもから開放されて、人生のロングバケーションを堪能できれば…なんて思うこともあるものの、でも仕事から解放されても税金やら支払い、年金やらと追いかけてくるものです。自由ってお金が掛かるんです!
やはり現実的には、仕事をしながらも心をゆったりさせてあげる道を探さなければならないでしょう。
だから、この本の提案するものは『ワーク・ライフ・バランス術』です。
少し楽になりたい人の生活の道しるべとして、お勧めの一冊です。



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知らないとヤバイ! クラウドとプラットフォームでいま何が起きているのか?
タイトルはクラウドコンピューティング関連なのかなと思うのですが、意外と最新のIT用語を解説したような一冊です。

いつの間にか時代はスマートフォンやらiPodやら、数年前までは存在しなかった新しい技術であふれています。
僕が社会に出た頃は最先端だったZAURUSは、既に旧時代。
電子書籍もいつの間にかポピュラーになっていました。
どんどんと新しいものが出てくるのですから、それに頭を追いつかせるのは非常に大変です。
そんなところで、この本はとても便利です。

エンターテイメントを中心に色々な言葉の意味、そしてそれがビジネスとして成り立つ理由を教えてくれます。
僕自身はソフトバンクの携帯電話を使っていて、この会社にはホワイトプランというソフトバンク同士だと無料で通話が出来るサービスがあります。(サービスによっては、深夜は対象外)
このサービスは僕の周りでも好評で、家族同士の連絡や恋人同士の語らいなど色々な場面で活躍しています。
しかしそのサービスに業界最大手であるドコモは、ホワイトプランと比べるとやや制限の多い無料通話のプランを提案するに留まっています。
これもやはりからくりがあるんですね。

用語辞典というほどかしこまらず、気軽に楽しみながら最新技術のキーワードに触れることが出来る、楽しい一冊でした。
電子書籍の展望など、まだまだ新鮮なので今の内に読んでみてはどうでしょうか。



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剣客商売/池波正太郎
テレビドラマでも知られる池波正太郎さんの『剣客商売』の第一作目を読んでみました。
お亡くなりになられた俳優の藤田まことさんのイメージがとても強い作品でしたが、原作を読んではまり役だったなぁと改めて実感しました。原作の秋山小兵衛は、まさにテレビの藤田まことさんそのものでした。
第一冊目は短編集でした。
各物語のあらすじ、感想は以下です。

女武芸者
秋山小兵衛の息子、大治郎の下へある者の腕を骨折させて欲しいという依頼があった。
父親に道場を建てて貰ってはみたものの門下生も居らず生活の苦しい彼にとって、破格の報酬ではあったが、いまいち不審な依頼だった為にその話を受ける事はしなかった。
秋山小兵衛はその話の裏を調べようと動いてみると、なんとその腕を狙われているのは女性ながらに武芸者として名を馳せる佐々木三冬…田沼意次の娘だったのである。
第一作目から、シリーズのヒロイン、佐々木三冬の登場が描かれています。

剣の誓約
秋山小兵衛の弟弟子であり、大治郎にとっては第二の師匠とも言える嶋岡礼蔵が二十年越しの戦いを見届けるようにと大治郎の道場を訪れた。
二十年前に初めて戦った時は圧勝、十年前の再戦時にはほぼ互角、そして二十年目の三度の戦いではあったが、自らの年齢からこの戦いでの死期を悟っていた。
しかしこの戦いは意外な結末に至る。
大治郎の非凡なセンスと、後々に続く物語の序章とも言える作品です。

芸者変転
秋山小兵衛の元へ、立場のある者が芸者に子供を作らせてしまい、千両もの大金を要求されているという相談があった。
シリーズとしては初めて政治的な描写と、秋山小兵衛の収入源のようなものが見えてくる作品です。タイトルは芸者という言葉がいつの間にか『武芸者』ではなく、現在でも使われるような意味の言葉に代わってきている事を意味します。

井関道場・四天王
佐々木三冬の通っている道場では、先代が亡くなった為に跡取りを巡って佐々木三冬を含む『四天王』と呼ばれた者たちの間で熾烈な争いが起こっていた。
しかしその内の一人が急に死んでしまうのだった…。
秋山小兵衛と武芸者としての佐々木三冬の本領発揮の物語です。

雨の鈴鹿川
『剣の誓約』で死んでしまった嶋岡礼蔵の遺髪を遺族へ渡すために旅立った大治郎。
たまたま宿泊した先で怪しげな男女を見かける。
その男女が何者なのかは、久し振りに再会した兄弟子の井上八郎との話で明らかになる。
大治郎の実力、そして親譲りの器の大きさが伝わる作品です。
ちなみにこの作品で、秋山小兵衛とおはるは結婚します。

まゆ墨の金ちゃん
大治郎が命を狙われている―。
そんな事実を聞かされた秋山小兵衛。
父親として手助けをしたい気持ち、一人の剣客としてそれくらいの修羅場は乗り切って欲しい言う気持ちの間で揺れ惑い、いつものペースを見失ってしまう秋山小兵衛が暖かく描かれている作品。
それにしても大治郎は強いです。

御老中毒殺
佐々木三冬がひょんな事から自分の父親である田沼意次の命が狙われていることを知ってしまい、秋山小兵衛の下へ相談に訪れる。
歴史上は悪く言われがちな田沼意次の懐の深さや大胆さなどを描いているのは興味深いですね。
歴史の授業習うあまり綺麗とは言いがたい政治家の姿とは違い、この物語に登場する人物は、ひどく人間的で暖かく思えます。
ところで、佐々木三冬はこの物語の中で既に抵抗しなくなっていたすりの指の骨を折ってみせ、それを見て笑うという、男勝り(っていうか、男でもしないぞな、もし)な一面をしっかり見せてくれています。


大治郎と三冬の出会いは勿論、意外にも秋山小兵衛の結婚もこの巻の半ばでようやくだったりと、読みどころ満載の一作目です。


 
 


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今夜はマのつく大脱走! /喬林 知
前作に引き続き呼んでみました。
ブログに来てくださる方の低年齢化を狙って、ワタクシも必死でございます。

イルカショーの最中に、再び自らが魔王となる眞魔国へやってきた渋谷有利。
訪れた先で知らされたのは、偽魔王が出現したという事だった。異国で食い逃げをして捕まった者がそうなのではないかとうい噂が出ているらしい。
その偽魔王は魔王にしか使いこなせない魔笛を持っていたという。
有利はその者が食い逃げという軽犯罪で処罰されること、そして自らの身代わりに使えるのではないかと思ったことなどを理由に、その偽魔王に会いに行くことを決めた。


この作品の最大の見所は、表面上はクールで有利に冷たく当たっていた前魔王三人兄弟のうちのフォンヴォルテール卿グウェンダルとの愛の逃避行ではないでしょうか。
ひょんな事から駆け落ちの二人と間違われ、手錠で繋がれたまま逃避行を続けることになった二人。
殆ど接することがなかった二人の関係の変化は興味深いです。
ぼける有利に、冷徹な突っ込みのグウェンダルというコンビは、なかなか良い味を出しています。

そして、ところどころに混ぜ込まれた小技。
いるかの名前はバンドウ君と、エイジ君。
茹で卵で有名なこの方じゃないですか!
更に急に偽名を名乗る必要が出て時にグウェンダルが名乗ったのはヤンボー
勢い余って有利もマーボーと名乗るので、二人合わせてヤンマーになってしまいました。

小ネタが続くなぁ…。
いつの間にかヴォルフラムも婚約者としての立場を主張するし、いつの間にか三人称での彼の呼び名はわがままプーが使われていたりするし、村岡&ギュンターといったキャラクターも今回は端役ながら、良い味を出しています。
作者はあとがきで苦手意識を堂々と宣言していますが、良い感じにこなれてきた三作目だと思いました。



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時をかける少女/筒井康隆
原田知世さんの代表作としても名高い『時をかける少女』の原作を読んでみました。
何度か映像化されているようなのですが、もともとの作品を知らなかったので素通りしてしまいましたが、また再放送など機会があれば観てみたいと思います。

□ あらすじ
主人公の中学3年生である芳山和子は、ある日同級生と理科室の掃除の最中に倒れてしまう。
ラベンダーのような香りを嗅いだ事と、怪しげな人影を見たこと―それだけを覚えていたが、理科室にはそれらしい痕跡は見当たらなかった。
しかし少女の身には異変が起こり始めていた。
居眠り運転のトラックに轢かれそうになった時、建築現場で頭上から物が落下してきた時、彼女は決まって過去へ戻り、その瞬間をやり直せたのだ。
瞬間移動と時間の移動…彼女は、自分がそんな力を手に入れるきっかけとなったあの時間の理科室へ戻ろうと試みるのだった…。

□ 古きよきSF
主人公の名前からして時代を感じさせてくれますね。
日本的で綺麗な名前ですが、SFチックではないですし、テレポーテーション/タイムリープというベタな響きなど、妙に小難しくなってしまった現在のSFには無いものですが、こうやって読んで楽しむのには充分だなぁと思います。
こういう時代を経て、SFの世界は発展してきたのでしょう。今時の子供がこの作品を呼んでどう感じるのでしょうか。
ちなみに瞬間移動と時間移動という事実を突きつけられたかのじょのきゅうゆうは、電話帳で精神病院を探そうとしていました。
現実、そんなものですよね。

□ 感想
映画自体を見た事が無かったのに、映画の原作になるくらいだから随分と長編なのだろうと勝手に決めて掛かっていたのですが、意外と短かくて驚きました。
最後の展開は突拍子も無くかんじられない部分もありましたが、消された筈の記憶にうっすらの残るラベンダーの香りと再開の約束という描写はとても美しく感じられました。ちょっと映画も見てみたいなーなんて思ったりして。
でも予想外に少女は殆ど『時をかけ』てないんですね。もう少し少女と一緒にタイムリープを楽しんでみたかったような気もします。



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犯罪かみしばい きょうはいかのおすし
スペースタウンブックスで紙芝居が無料でダウンロードできたので、勢い余って読んでみました。
紙芝居なんて、子供の頃以来なので柄にも無くドキドキしてしまいました。

タイトルにもあるように犯罪から身を守るための、子供向けの紙芝居です。
それぞれが自分たちの身を守るための頭文字になっているんですね。

□ きょ
距離の事です。
両手を広げた距離以上を保つと、相手に急につかまれなくて良いそうですよ。
気をつけたいですね。

□  
背後(後ろ)に気をつけろという事です。
ゴルゴのようなプロでも気をつけているくらいだから、大切なのでしょう。
ちなみにゴルゴの場合は後ろに立つ場合、前に居る彼自身にも気をつけなければなりません。
気をつけたいですね。

□ 
寄り道などせず、早めに帰ろうという事です。
大人の僕でも上さんから口をすっぱくして言われる事なので、きっと大切です。
老若男女を問わず気をつけたいですね。

□ いか
知らない人についていかない事です。
ちなみに結婚すると、知らない人を連れて行かないという『いか』も追加されます。
子供の場合は犯罪に巻き込まれる危険が、大人の場合は法律的な問題が生じる危険があります。
本当、気をつけたいですね。

□ 
知らない人『』車に乗らないの事だそうです。
ここに来て少しずつごり押しになってきましたね
ちなみに結婚をすると上さんの知らない女の人『』車に乗せない事も大切です。
特に長い髪『』毛には要注意です。
心から、気をつけたいですね。

□ 
危ないときは大声を出しましょうという事だそうです。
ちなみに社会人になると大きな声を出すかどうか計算を求められる場合もあり、沈黙を守った方が身の為というシチュエーションも発生してきます。
子供たち、将来は気をつけるんだぞ。

□ 
危ないときはすぐに逃げましょうという事だそうです。
前と合わせて大声を上げながら逃げると良いかもしれませんね。
ただし不思議なもので、大人がそれをするとケイサツという怪しい大人に追いかけられます
気をつけたいですね。

□ 
何かあったら大人に知らせるという事だそうです。
ただし人選によっては、大人と一緒に逃げるというシチュエーションも考えられます。
大人だって怖いモノは怖いんです。
気をつけたいですね。


…以上の頭文字から、きょうはいかのおすしです。
本文中に以下のお寿司はおろか、食事に関する記述さえないのが、紙芝居の恐るべきところでしょうか。
和泉市の安全なまちづくり推進協議会というところが作られたそうです。
子供の頃にこういう風に説明して貰った事って、今でもよく覚えています。
デジタルな時代らしい配信方法で、今回は携帯電話で読ませていただきましたが、ぜひとも紙のページと、読み手の生の声で紙芝居を楽しみたいなぁと心から思いました。

※この本は電子書籍で美味しく頂きました。


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頭文字D Extra Stage 2 旅立ちのグリーン
頭文字Dのスピンオフから、池谷先輩とインパクトブルーの運転手である真子の後日談的な物語です。
碓氷峠のインパクトブルーと呼ばれた女の子二人組の外伝としては二作目ですね。

□ あらすじ
真子の事を忘れられないままの毎日を送っていた池谷。
ある日、法事に行く途中で立ち寄ったパーキングで、インパクトブルーの二人と再会を果たす。
二人の再会はデートの待ち合わせに間に合わず、別れ別れになってしまった時以来の事だった。
これをご先祖様のくれた最後のチャンスだと思った池谷は、もう一度彼女とであった場所で約束をする。
真子も彼に伝えたいことがあるという。
二人の関係を綴る最後の物語。

□ バトルはほぼなし
頭文字Dとは言えど、藤原拓海も殆ど出演無し、バトルらしいバトルもなし。
シルエイティが一回、池谷シルビアは走行のみです。
車が主人公ではなく、あくまでも二人が主人公となった作品です。
これまでの頭文字Dような展開を期待すると、ちょっと痛い目にあいそうです。
ただ、原作では曖昧な分かれになった二人のけじめだし、人気を博したインパクトブルーの解散までが描かれているので、作品としては興味深いですね。
やっぱりワンエイティは格好良いし、秋菜スピードスターズの面々も面白いし、少しずつ成長してきてるし!
その辺りを割り切って見れると最高です。

ネタバレ等は続き以降で。
続きを読む…


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今度はマのつく最終兵器!/喬林 知
著者の名前に興味を持って読んだ前作に引き続き、続編も読んでみました。

人間の世界で普通に暮らしていた渋谷有利。
しかしある時、異世界へたどり着き、自分は魔族の王―いわゆる魔王だと知らされる。
自分が人間であること、魔王は務まらないと言いつつも、異世界で見た魔族と人間の関係を見て、共存できる平和な国を作っていくことを心に決めた
…のが、前作までのあらすじです。

今回は現実か夢かはっきり判らないままだった魔王として自分が暮らす世界へ、再びやってきます。

彼はどちらかの世界に定住するわけではなく、行ったり来たりを繰り返すようです。
前回に引き続き、やはり水に引き込まれての旅立ちとなりました。
人間との関係に不穏な動きがあるという報告を受けたユーリの、どうしても人間との戦いは避けたいという希望に沿うために、魔王しか使えないといわれる恐ろしい力を秘めた魔剣を手に入れる為の旅路に出ることとなった…。
自らも人間であるという自負から人間と魔族の関係を平穏なものにしたいと願うユーリだが、行く先では人間の汚い部分を見せられることもあるのだが…。

前作と比べると周囲の理解も深まり、また婚約者も素直に気持ちを受け入れてくれた(?)ようで、なんだか、微かにボーイズラブの匂いさえ漂ってくるようです。

私事ですが…こういう展開に、少しトラウマがあります

閑話休題。
前作と比べるとそれぞれの個性がしっかり前面に押し出されてきています。
グウェンダルの編み物なんかも登場してきて、読み応え抜群の二作目でした。
ちなみにその趣味を知ってしまったギュンターの感想は『いけない事実を知ってしまった』でした。



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