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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
Linux100% Vol.15
久しぶりにLinux100%を手にとってみました。

最近はUbuntuの特集が多くて余り食指が…だったのですが、今回は北朝鮮発というRedStarAndroidの特集なども組まれていました。

後、迷ってHPをみていたところ、今回特集が組まれているフリーソフトは結構面白いものも多かったので…。
ちょっと乗り遅れたのですが、Drop Boxなども今回の特集で手をつけてみました。
使っている感覚としては、PDAのフォルダ同期などに近い感覚で使えています。
思ったより処理速度も速くて、重宝しています。

さて、特集が組まれているAndroidですが、さすがLinux専門誌だけあってRoot権を取って(取れない機種も有り)の作業など、Androidで余りフィーチャーされる事の無いLinuxベースのOSとしての一面が取り上げられています。
実はスマートフォンの購入を検討しているところで、リナザウと同時にWinCEのPDAも良く使っていたこともあり、基本的にはWinMobileで思っていたのですが…やっぱり、こういう風に見せられるとAndroid端末がほしくなってきますね。
ただRootを取れない機種もあったり、アップデートによって消されたりと、今後に関しては少々不安が残る部分もあります。
可能ならPCで試してから購入と言う、ライブCD的な実験を希望しているのですが…今回の号でデスクトップPCへのインストールも紹介されているものの、Androidストア未対応だったり、動作が遅かったりと、余り実用的なレベルではないとの事です。
PCで試した中ではMeeGooが良くて、日本向けの端末で出てくれればいいなぁと期待したりしているのですが、どうでしょう。

…ここしばらくはUbuntu一色ともいえるような感じで、それは今号でも否定できないのですが、Androidや話題性の高いRedStarなど、少し幅が広がって特集が組まれていくといいなぁと思います。
ちなみにRedStarはFedoraベースで開発されているOSです。
基本的にはWindows代替を目指したようで、アプリ類はオープンソースのものをWindowsのソフト風に改変されたものが使えます。
この手のOSはいくつか存在するので、余りこのRedStarを積極的に選ぶ理由と言うのは思い当たりませんが興味がある方はどうぞ。
インストールの言語がハングルなので、誌面では手順も記してあります。日本語化に関しては記述は無く、スクリーンショットも全てハングルでしたが、Fedoraベースなら…出来るのかな?
ちょっと入れるのを躊躇するような一文が本文中にあったので、僕は今のところ試す気はありません(笑)。

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月の影 影の海〈上〉 十二国記/小野不由美
最近、ちょっと中国の歴史などに感銘を受ける機会があり、その勢いで中国の古代思想の影響を受けているとされる十二国記シリーズ第二作目を読んでみました。(何で二話目からって?これが一作目だと勘違いしていました…)

ただこの一作目に関しては余りそういったイメージが無い作品に仕上がっています。

ちょっと赤毛が強い普通の女子高生である中嶋陽子は、ある日自らを主と呼ぶケイキと名乗る男に連れられて妙なところへ行き着く。
誰かが追ってくるから逃げなければならない。
そうして行き着いたのは、彼女が住んでいる国よりも少し文明が遅れている謎の国だった。
そこでは彼女は、海客(カイキャク)として恐れられ、いつの間にか逃げる身となってしまったのだった。
いったいこの国は何なのか、そして自分をここに連れてきた連中はどこへ行ってしまったのか…?
彼女は何も判らぬまま、一本の剣を持って旅立つことになる。

普通の女子高生が急に置かれた弱肉強食の世界。
人の優しさに触れたと思うたびに、裏切られる。
その繰り返しで、彼女は生きる術を覚え、剣を振るう覚悟を決めるのだった―。

この一作目、上巻では人間の深層心理、汚い部分などが象徴的に描かれています。
人間的に強くなるということは、人間を諦めてしまうことなのでしょうか。
下巻以降の展開に期待が強まる作品です。


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女の愚問にはこう答えろ!/SPA編集部
男女交際や夫婦関係の中で、女性のほうから出てくる返答に困る質問への回答を集めた一冊です。

例えば…。
Q.髪形変えたの、気づいてた?
A.なんか感じ違うなあと思ってたんだよ
(※ 絵文字は当ブログが独自に、雰囲気を読みながらつけています)

なーんて具合に。
要するに無難な切り返しですね。

間違えると痛い目を見ますからねー。
ちなみにこの質問をした時のカミさんから出た答えは『変えてねーし』でした。
ふこのようなフェイントも含め、様々な切り返しを覚えておくのは良い事だと思います。

※言うまでもありませんが、このような本を本棚に並べるわけもいかず、電子書籍でコッソリ頂きました。

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グランツーリスモ(PSP)
PSP版のグランツーリスモをやってみました。

元々がストイックなゲームですが、PSP版ではGTモードと車のチューンアップが削られています。
その代わりに800種を超えるとされる収録車種、携帯ゲームとしては及第点以上の35コースで60レイアウトのコースというボリュームが与えられています。
パーツの交換などが出来ず、購入して与えられた車をそのまま使うしかない点や、なんとなく目標を見失ってしまうGTモード不搭載(ミッションモードというライセンス取得のようなモードはあります)は少しいたいのですが、PSPだからと割り切ってしまえば悪くありません。
チューニングに関しては足回りのセッティングなどは出来ます。

車に関しては購入できる車種、メーカーは日替わりです。
よく考えると、とても不思議なシステムですが、ゆっくりと車を買い揃えていきましょう。
個人的には興味がある車、コースの攻略のために必要な車を100種類ほど集めたころから、自分が何を持っていて何を持っていないのか良く判らなくなってしまい、800種もあるのかどうかも実際のところは良く判っておりません。

PSPはなかなかに優れたハードで、このグランツーリスモのグラフィックもやはり美しい。
後、ミッションモードの低い難易度をクリアすることで開放されるユーザーBGM(メモステ内のMP3を再生する)とあわせて、なんだかんだでじっくり楽しませてもらいました。
オンロードのコースはコスモスポーツと、JAZZでじっくり攻略。
PS版のグランツーリスモと比べると、なんだか別のゲームのようでさえありますが、割り切れば結構長く付き合えるゲームに仕上がっていると思います。


テーマ:ゲームプレイ日記・雑記 - ジャンル:ゲーム


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経営に終わりは無い/藤沢武夫
本田技研工業の創業者といえば有名な本田宗一郎さんですが、そのパートナーとして創業から引退までずっと支え続けてきたのが藤沢武夫さんです。

技術の本田、経営の藤沢―。

当時としては斬新かつ画期的なアイディアで商品を開発した本田宗一郎さんに対し、急速に育っていく会社を『経営』し続けた藤沢武夫さんは、余り目立たないながらも、本田技研工業にとって欠かせない存在だったといえるでしょう。
そんな藤沢さんが自身の反省を振り返ったのがこの一冊です。

□ あらすじ
パートナーの本田宗一郎さんも本を出していますが、その本に関してはカリスマとしての本田宗一郎さんの存在がクローズアップされすぎているということで余り快く思っていなかったようです。
その為か、この本では藤沢さんが経営のうえで携わり、考え、感じたことをそのまま記しています。

在籍した25年の間の主要な出来事ごとに経営に携わった人間としての判断を書いてあるので、ホンダという企業が日本を代表する企業へ育つまでの歴史をたどるような部分もあります。
ただ本人は著書の中でも触れている通り、物を作るという事に関しては素人であり、そういった面では余り触れられていませんので、そこを期待するのであれば本田宗一郎さんに関する著書を読んだほうがいいでしょう。
どちらかというと増産に踏み切るタイミング、機械類を導入するタイミング、そして危機に立った時にどのように判断を下していくのか…ということが主な内容になっています。
天邪鬼のように他の会社とは違う方向性を打ち出して成功してみせるやり方など、トヨタや日産とは少し違うホンダの在り方というものの原点を見出すことが出来ます。

□ 感想
とにかくこの人は本田宗一郎さんを信頼しているんだという事が良く伝わります。
本田宗一郎さんが技術者としての限界を迎えることを表すエピソードに、空冷を主張する彼に対し、現在の主流である水冷を主張する従業員という対立の構図があります。
最終的に、あなたは技術者なのか社長なのか…という、有名な押し問答が行われてホンダのエンジンが水冷に切り替わるという話でしたが、このことに関してさえ、研究者たちが水冷を押していたから(権限を持つ技術者兼社長という中途半端な立ち位置の本田宗一郎さんの立ち位置を明確にすることで)組織として完成させるために水冷を押したとし、彼は本田宗一郎さんなら空冷でも困難を解決しただろうと断言しています。
技術は全て任せ、自分はそれを広めていく経営という立場に徹する…。
全ては信頼関係によって成り立っていることなのでしょう。経営していくために必要なものは、必ず本田宗一郎さんが作れる…そう信じていたのでしょうし、事実その期待は裏切られることは無かったようです。
彼自身がこの本のような経営哲学めいたものをもつようになったのも、全て本田宗一郎さんと出会った為だと言い切ります。欲を出せばもっと自分を表舞台へ出させる機会もあったでしょうに、目立つことは全て本田宗一郎さんを通して行っています。
逆にそれくらい任せていたという点で、本田宗一郎さんからの信頼も厚かったのでしょう。
この本の中には、自らの相棒を悪く言うような表現は全く出てきません。

藤沢さんがこだわり続け、今でも独特なホンダの社風は、本田宗一郎さんというカリスマによって一気に育った会社だった事に所以するようです。
カリスマ亡き後、二代目の本田宗一郎となるべき人物は出てこないかもしれない。
しかし何人か集えば本田宗一郎を超えるくらいの力を持てるようにしなければならない。
藤沢さんの最大の功績は、本田宗一郎さんのDNAが常に社内で育まれていくようなシステムを作ったことなのかもしれません。


テーマ:本に関すること - ジャンル:本・雑誌


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使える!得する!差をつける! 仕事の裏ワザ300/戸田 覚
タイトルだけを読むと、すごく楽して仕事をするようなイメージの本ですが…。

意外と堅実且つ厳しい。

第一章で紹介されているデジタル機器の使い方で登場する裏技なんて『バッテリー残量が危ういときは画面を暗く』ですから、もう内容はなんとなく想像がつきますね?
仕事に裏技なんて存在しない、堅実にがんばるのが一番だと気づかされる本です。

ただそこへ、最新のテクノロジーが合わさっていることに注目したいですね。
デジタル手帳ということばが登場しますが、意外とこういう本では携帯電話やPDAなど、デジタル機器に傾倒するか、もしくはアナログに回帰するかという論調が多いのですが、意外と上手く融和した使い方の提案がなされていると思います。

個人的なやり方なのですが、瞬時にとるメモはやっぱり紙が一番いいんですね。
リナザウは動作が重過ぎるし、携帯電話では入力に時間がかかる。こだわらずにメモ帳に書いてしまうのが一番早い。
だけど、たとえばそのメモを後生大事に持ち歩くのではなく、携帯電話のカメラで撮影して、それを会社のメールに送ってしまう…という方法もあると思うんです。書いたメモはその場でクシャクシャポイでいい。
アナログの軽快さと、デジタルの保管のし易さの両方が頂けるわけです。

この本で紹介されていることでいいなぁと思うこともあれば、自分の仕事にはあわないという方もおられると思うのですが、単純に紹介されていることへの答えではなく、思いつくこと、組み合わせることなどの気づきのきっかけとして、読んでみると面白いかも知れません。



テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


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『いつか絶対行きたい 世界遺産ベスト100』より 写真で巡る世界遺産ベストセレクション1 中国、日本……「東アジの美しい国々」編31/小林克己
電子書籍で写真がメインになっている物をいつか読んでみたいと思っていたものの、アイドルの写真集などは上さんに見つかったときのダメージが大きく、なかなか機会がないままでいました。
今回は世界遺産の写真が集められた一冊が出ていたので、安心して読んでみました。

…というのも、僕たちの夫婦は新婚旅行で屋久島に行ってきたんですね。
屋久杉の島です。
自然の壮大さや、島の時間の流れ方…。
どれをとってもいい体験になりました。

それまで世界遺産というのは遠い異国のもので、すげーなーと思うくらいだったのですが、もう少し身近な感覚で見ることが出来るようになったのではないかと思って手にとって見ました。

今回は自分でも訪れた屋久島の写真も含む東アジアの美しい国々編を選びました。
綺麗な風景なども多いのですが、やはり仏教関係の施設が多く見られます。
そういうった物が好きな方には良いですが、仏教とか興味ないし!という人は別の国々を選んだほうが良いのかもしれません。

ただ昔の寺院というのは、なんと壮大なのでしょう。
単なる大きさや規模で言えば、勿論現在の建築技術の方が勝っているのですが、それだけでは語れない不思議な魅力があります。
それが世界遺産に選ばれるだけの雰囲気なのでしょうか…。
見るだけで『これは凄い建物だ』と感じる何かがあります。

素晴らしい建物と、その文化に触れられる一冊です。
ZAURUSで読んでみたのですが、電子書籍と写真というのもなかなか悪くないですね。
ただ普通の本にありがちな文章と写真がクロスしながら進むというのがないのは、色々なディスプレイ環境で見られるということを意識してのことでしょうか。
僕のSL-C1000では少し写真が小さすぎるきらいもありましたが、今の時代なので興味があるものに関してはどんどんネットで検索して好奇心を満たしていくというのもありでしょうし、ちょっと時代を先取りした気分になれました。

※この本は電子書籍で美味しく頂きました。

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ジャンル別[表示の読み方]マル得辞典/SPA!編集部
色々なジャンルで、複数の言葉が歩けど、使い分けが良く判らない…。
そんな曖昧(に見えるだけ…かな?)な表示の明確な差を纏めたのがこの一冊。

知らなくても生きていける。

そんな感じがとても素敵です。
でも結構目から鱗だったりして。

世の中、複雑すぎるんだよなぁ…とか、嘯きながら読んでみました。

※この本は電子書籍で美味しく頂きました。

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小さな幸せに気づく24の物語~読むだけで成長できる「心のサプリ」~ /中山和義
小さな幸せに気づく24の物語…というタイトルですが、僕が読んだ感想では何が幸せなのかに気づく物語なんだと思いました。
普段、当たり前のことに幸せを感じない暮らしが続いている僕たちに、本当にちょうど良い心のサプリになってくれるエピソードが数多く紹介されています。

本当に大切なものこそ、失くした時、失くしそうな時にようやく気づくものなんだと思うのです。

健康であること。
当たり前の毎日がいつも続くこと。
なんでもないことができること。

どれも本当はとても幸せなことなんですよね。
この本はそれを教えてくれる一冊。
失くしてからでは間に合わないことに気づかせてくれる一冊。

大切にしたいですね。


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しつこい狙撃者/リリアン・デ・ラ・トーレ(シャーロックホームズの新冒険・下)
私は科学的な探偵なんですよ

リリアン・デ・ラ・トーレさんはホームズに冒頭のような台詞を与えました。
僕がホームズ作品を読んでいて一つ残念なことは科学的な点綴であるホームズを実感できない事です。
ホームズは科学的な探偵なのですが、それはあくまでもホームズが活躍していた時代での事であって、今の時代に読んでいる僕たちにとっては、最近の推理小説で揶揄されるような古典的な探偵の代表格となってしまうのです。

この作品では時代背景を少し強調することで、ホームズが科学的な探偵だったことを改めて認識させてくれます。
時代なりであることは仕方ない。でもホームズは科学的な探偵なんです。
それって、現代の読者が見落としがちなことなのではないでしょうか?

ホームズの下へ一件の依頼が舞い込んできた。
誰かが私を殺そうとしているのです
サセックスで競走馬を飼育している依頼人は、一週間ほど前から何者からか銃撃を受けていた。
依頼人はその犯人をどうにか追い払いたいと考えていた。


ネタバレ等は続き以降で。
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トラドラ2!/竹宮ゆゆこ
お互いの恋愛のために共同戦線…のついでに、共同生活までしてしまうとらドラ!の2巻を読んでみました。

この1巻では二人とも奇抜な設定ばかりが目立ちましたが、2巻では少し方向修正。
逢坂大河の当たり前な女子高校生としての一面が描かれています。

ある日、大河が恋する北村祐作の幼馴染として紹介された川嶋亜美は、モデルで見た目にも美しく人懐っこい性格の女の子…だったが、実はその性格は毒舌かつ我侭そのものだった。
転校して同じクラスになっても、その化けの皮ははがれることなくクラスの人気者だったが、大河とは余り良い関係は築けないままだった。
放っておけば良い―。
そんな竜児の言葉に、大河は素直に頷けない事情があった。
また何かと竜児に接触してくる亜美にも、やはり言葉に出来ない事情があったのだった…。


誰にでも当然のように有る、自分に無い物へのどうしようもない憧れ。
僕たちは大人になる過程で、その憧れを『諦め』に変えていく。
でも、憧れを抱いた時代のすっぱさは、やっぱり悪くない思い出なんだなぁ。

もう随分と青春時代を過ぎたおっさんですが、ちょっと甘酸っぱい気持ちになりました。

ちなみにスピンオフ作品である幸福の手乗りタイガー伝説も同時収録。
こちらは甘酸っぱさとは無縁の爆笑の大河伝説です。
訳も判らず痛い目に合わされる大河の、言葉にならないリアクションに注目の一作です。


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コンビニでは、なぜ8月におでんを売り始めたのか/石川勝敏
表題につられて手にとってしまいました。
最近はコンビニのビジネスモデルというのが、とても興味深いので…気がつけば、結構コンビニ関係の記事も増えてしまいましたが、日用品を幅広く扱っているコンビニというのは、一般の顧客が何をどう求めているのか…の縮図になってきているのではないでしょうか。

□ 先入観を捨てること
少し前によくセブンイレブンに冠する著作を読んでいた時期があったのですが、その時に良く登場した商品のラインナップを決める要素となるのは心理学でした。
この時に読んだ内容によると、『冷暖房が効いた事務所などで仕事をする人など、需要は意外とあるそうです。しかもちょっと用意している店舗よりも品数を充実させている店舗で売れているそうです』(自分のブログ記事より)とありました。
今回の著作もこうした考え方のように、商品に対する先入観ではなく、お客様の心理面から何が求められているのか、何を提示すれば売れるのか…という事を追及していきます。
著者は気象情報の会社を設立されている方で、ここでの考え方も大義の心理学ではなく、気象が及ぼす心理学的な影響、そしてその結果として欲しいと思うものを見つけようというものです。

□ 8月のおでんを気象的に考える
なので表題にもあるコンビニが8月からおでんを売り始める理由も、先の記述とは少し違うところから判断しています。(ちなみに今年は8月の上旬くらいから売り始めていたそうです)
まず大前提として『おでんは「寒さを感じたときに売上が伸びる」』商品です。詳しくは本文を読んでいただくとして、これは普通の感覚からしても余り疑問は無いはずです。
では寒さを感じるはずの無い8月が発売時期となるのは何故か?
8月下旬というのは最高気温が緩む日が出てくる時期で、体感的に涼しくなったという事を感じます。
おでんを食べたいという心の契機としては、この体感的な部分だけで充分なのです。
だから寒い冬に久し振りに10度まで温度が上がった日は、アイスが売れたという事実があるのです。
販売で気象というとすぐに雨具やらを考えてしまいがちですが、なるほどこういう影響もあるんだなぁと納得してしまいました。

□ 勿論、それ以外にも。
温度が上がっている(昇温期)時と、下がっている(降温期)の違い等、結構深く追求されています。
僕は頭がよくないので基礎代謝のような小難しい言葉は判らないのですが、読めば読むほど「そういえばそう感じる」と納得できる部分が多いのに驚きです。
商売は十人十色にいかに上手く対応していくか、若しくは一人一色に絞っていくのか…なんて浅く考えていた部分があるのですが、この本を読んでいると人間が人間である限り共通した意識というものがあり続けるということが判ってきたような気がします。
それを判りやすく解説したのが本書で、自分たちの商売のスタイルに合わせて作り上げていくのが僕たちの仕事というわけですね。
…頑張ります。


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対人関係に強くなる職場の心理学/小山 俊
タイトルよりは、もう少し大きく組織の中の自分のあり方を考えるという趣旨の強い一冊です。

1~3章は組織を束ねる立場から、自分が指示を出したりする相手(場合によっては部下)との人間関係の築き方です。
4~5章は同僚や上司を意識した言葉の使い方、そして人事などへの考え方です。
6~7章は接する相手の能力などを引き出すための方法です。
8章は自分を成長させることです。

このようにタイトルから想像するような『だれそれと性格が合わない』とか、『こういう人が生理的に駄目』といった感じではありません。
著者はこれまで中間管理職向けの部下の指導方法などの本を良く書いているようですが、この本も全体的には部下、若しくは後輩に指示を出して動かす立場にある人向けに書かれた内容だと思います。
新入社員の方が読んでも、参考にならないとは思いませんが活かせる場面はまだ少ないかも知れません。

書いてあることはかなりブッチャケています。
裏表紙にも書いてあるのですが、『組織はつねに上位者の味方であることを忘れるな』ともありますし、退職することも(良く考えて行われるのであれば)ある程度は肯定的に捉えています。
どれだけ綺麗事を並べても、やはり社会というのは理路整然とはしていない人間臭い集団です。
この本のように理想は理想として、社会で現実的に起こり得る歪な部分に対してどのように対処していくべきなのかを考えるというのは、意外と理に適っていると思うし、建設的なのかもしれません。

成績は良いけど不真面目な人、組織の中で非公式な組織を作る人…。

この本の中にいる問題児は、やっぱりどこの会社にも居る問題児でしょう。
それに対してルールを教え込む!とかっていうのは、書くのは簡単でも、それが出来るなら最初から問題にならないわけです。
それはそれとして認めていかなければ、やっぱり前進出来ないのです。


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プラスチック・ラブ/樋口有介
樋口有介さんが描く高校生の恋愛物語を収録した短編集です。

ご自身で短編集が苦手と仰られているだけあって、確かに短編集らしくない感じです。
長編の一部を出来るだけ違和感が無いように切り取ってきた感じでしょうか…。
どの作品も最後はほのめかすような感じで、はっきりとした結論を出している物語は少ないです。
その辺りを妄想用のスペースとして楽しむか、はっきりしないなぁ…とげんなりしてしまうのかは、ちょっと微妙かもしれません。
ただどの短編も長編に出来るであろうボリュームのある作品で、僕には短編集というよりはダイジェスト集を読んでいるような読後感が残りました。

この短編集の興味深い特徴として、物語は別々のシチュエーションであるのに対し主人公である木村時郎の設定は総て統一されているという事です。
様々な恋愛の中に、いつでも変わらずクールかつ老骨な雰囲気を持つ高校二年生の木村時郎がいます。
変わるのは相手と、その付き合い方だけ。
元彼女だったり、これから恋愛に発展していく相手だったり、もう彼女だったり。

ちなみにタイトル作となる『プラスチック・ラブ』は、ちょっとミステリーの要素を含む作品で、事件を調べている記者として柚木草平が登場します。
この柚木草平が登場して『あぁ』と思ったのですが、木村時郎少年は設定こそ普通の高校二年生ですが、中身は樋口作品へ登場してくるほかのハードボイルドな主人公たちと同じなんですね。
だから凄く冷めていて、悟ったような言葉を口にする。
高校二年生にしては、老けすぎだろ!といったイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
恋愛者として楽しむのも一つ。
またハードボイルドな主人公たちの高校生の頃の姿と思ってダブらせながら読んでみるのも一つ。

一つ一つの仕上げ具合からしても、樋口さんのファンの方向けだと思いますし、そういう楽しみ方をしてみるのもアリなのかな…と思いました。


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ヴィール夫人の亡霊/デフォー・作、岡本綺堂・翻訳
岡本綺堂さんが外国の怪談を翻訳したのがこの作品です。
翻訳とは言えども岡本綺堂さんらしい世界観を作り上げてしまっている良作と言って差し支えないでしょう。

死んだはずのヴィール夫人が最後に訪れた旧友との話…という物語です。
日本でもたまに聞きますよね。
虫の知らせや、夢枕という言葉もその仲間なのでしょうか。

僕は残念ながら重度の現実主義なところがあって余り霊とかということを信じられない性質なのですが、この物語に出てくるような死者のあり方は凄くいいなぁと思います。
自分が死ぬにあたって、最後に一人だけ話しをしてきて良いよ!と言われたら、誰に会いに行くんだろう。
僕は…やっぱり肉親かな?
両親や妻、もし居れば子供とかを思うのでしょうか。

―そうやって考えていると、このヴィール夫人の結婚生活というのはどんなものだったのでしょう。
それとも友情を深く大切にされる方だったのでしょうか。

あなたは死後、誰に会いにいきますか?
そして、何を話していきますか?


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頭文字D 番外編 -ロンリードライバー伝説-
頭文字Dの番外編として発表されたのがこの作品です。
…発表といって、も実はドラマCDです。
主役は秋名スピードスターズのメンバー、池谷&健二の両名。
レギュラーなんだか端役なんだか判らない二人だけに、豪華なんだか簡素なんだかよく判らないドラマCDという媒体が妙に似合っているような気がしました。

□ あらすじ
池谷と樹が働くガソリンスタンドへ一人の赤いロードスターに乗った女性が訪れた。
そして秋名のハチロクにではなく、池谷宛に挑戦状を残して去っていった。
彼女の名は桂木美香。かつて秋名スピードスターズと共に秋名山を攻めていた走り屋だった…。
よき先輩、そして健二にとっては憧れの女性だった美香。
彼女との出会い、そして別れ―。
二年の月日を経て、再び山へ戻ってきた彼女の真意とは?
少し甘酸っぱい、青春の物語が始まる。


□ 秋名スピードスターズの歴史が語られる。
頭文字Dの原作でも、個々の走り屋が走り出したきっかけや、チームが誕生した経緯までを踏み込んで語ることは少ないのですが、このドラマCDで秋名スピードスターズの生い立ちが見えてきます。
大したネタバレではないと思うので書いてしまいますが、創始者となるのは現在でもトップに立つ池谷と健二の二人です。
そもそもは二人で練習しながら始めたチームだったそうで、美香と出会ったばかりの頃は健二がようやくドリフトを決める事が出来るようになった時期だったようで、たまたま走りかかった他車にも道を譲っているくらいでした。
美香はチームへは加入していないものの、初期はずっと一緒に走っていたそうで、まだまだ素人だった二人がチームらしくメンバーを集めることが出来たのは、女性ながらに高い運転技術を誇った彼女の功績も大きかったのかもしれません。
ちなみにアニメ版のチームステッカーをデザインしたのも彼女でした。

□ 感想
動画…せめてイラストの無いレース漫画なんて!と思いながら聴いたドラマCDですが、意外と音も良くって楽しめました。
物語の大半が池谷の回想による語り口調なので、出会いなどの細かい話も十分に伝わってきます。
ただ、最後のレースの部分だけは勝敗以外はよく判らなかったです…。
原作で色恋沙汰のあった池谷に対して、未だに苗字さえ出てこない健二にスポットを当てているのも面白いですね。
主要登場人物からは申し訳程度の拓海が多少喋るのと、樹がちょこちょこと顔(口?)を出す以外は、ほぼ三名のみで展開されるので、そちらを目的で買う人は要注意です。
個人的にはこの続きに、凄く期待したいですね!
ちなみに桂木美香の車はCDジャケットにもある通り、ユーノスロードスターの前期型、NA6Cです。

何故か恋の実らない頭文字Dの、甘酸っぱい番外編でした。


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貨幣/太宰 治
太宰 治さんがお金になりきって描いたのがこの『貨幣』です。

お金というものの使われ方、そして時代を人格を持ったお金というフィルターを通して見つめています。
面白いもので、その時代の人間の根底にある感情というのは一番汚いお金を通してみるからこそよく判るような気がします。
質屋に交換され、闇市から戦時中の街中へ―。

銀行や買い物のお釣りでお札を貰って、たまにお札に何かしらのメモがある事がありますよね。
そういう時に『このお金はどういう経緯でこんなメモがされたんだろう。どんな人が持ったんだろう』なんて考えたりします。
余りメモなどの歴史的なものはありませんが、硬貨に至っては自分より長生きなものまであるのです。
お金一つに、ちょっとしたロマンを感じられるなら…人生も退屈しなさそうな気がしませんか?


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選挙殺人事件/坂口安吾
坂口安吾さんが書いた推理小説の短編です。

余談ですが最近の推理小説はタイトル自体も思わせぶりだったり、読んだ後に『こういう意味か!』というものが増えてきましたね。
勿論それはそれで面白いものなのですが、こういうストレートなタイトルがなんとなく好きになってきました。
単刀直入ですが、読者の立場として凄く集中して(今回であれば選挙の事を)読めるなぁ…なんて。
いつか時代が巡って、こういうストレートなものが増えてくるのでしょうか。

閑話休題。

ある木工所の主人が選挙へ出馬したのだが、とても当選するアテも無い。
何かバックに大きな組織がついている風でもない。
他の候補者の票取り目的にしても知名度も何もないのでは、その効果も見込めない。
試しに演説を聴いてみても素人そのもの、目新しい公約も持たない。
「何のための立候補だろう?」
新聞記者の寒吉は何か裏があるはずだと候補者を調べ始めた。
しかし何も怪しいところは見受けられない。
そのまま選挙は終わり、木工所の主人は予想通り落選した。
そんなある日、近くの小学校で首無し死体が発見されたのだった―。


坂口安吾さんはご自身の作風がそうであるように、幅広く色々な作品を読まれていたと聞きます。
この作品の推理する部分というのは、意外とそういう部分に集約されているのかもしれません。
最終的に明らかになる選挙へ出馬した理由というのは、理路整然とした理由ではないのかもしれませんが、果たして人の理解を超えたものではなく、寧ろ人間臭さが共感に繋がるようなそんな動機でした。
今、こういう作品を書ける作家の人っているのでしょうか…?


テーマ:推理小説・ミステリー - ジャンル:本・雑誌


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捩れ屋敷の利鈍/森 博嗣
森 博嗣さんの人気キャラクターが競演するのが、この作品です。
作品はVシリーズのもので、主人公となるのはS保呂草潤平です。
共演者はS&Mシリーズから西之園萌絵、国枝桃子の両名です。残念ながら犀川創平は電話のみの登場です。

エンジェル・マヌーヴァと呼ばれる価値のある短剣を見るために何人かの招待客が熊野御堂という人物の別荘へと招かれた。
その短剣はメビウスの環を象った不可思議な建造物の柱へ収められていた。
しかしその短剣と巨大なメビウスの環が披露された翌日…館の主が何者かに殺されてしまうのだった。
そして短剣も忽然と姿を消してしまった。


一方通行で鍵の開閉を行いながらでないと移動できないメビウスの環を利用したトリック…。
と思いきや、意外とシンプルなトリックで凄みを見せてくれるのはさすが森さん!といったところでしょうか。
すっごい思わせぶりな要素を揃えてきて、実は一番大胆なやり方が正解…みたいな、今回はネタバレ無しなので…読んでみてからのお楽しみ、ですね♪

S&Mシリーズから西之園萌絵&国枝桃子のコンビが登場しますが、ゲスト扱いというわけではなく重要な位置に登場してきます。
主人公となるのは保呂草なのですが、それに対するライバルとして渋い活躍をして見せます。
犀川創平が電話のみで思わせぶりな発言するのみに留まっているので、余りS&Mチームに期待して購入するのはお勧めできませんが、ファンであればちょっと気分が盛り上がってしまう組み合わせ…ですが、両方のシリーズを読んでない方にとっては、西之園萌絵&国枝桃子はちょっと謎が多すぎる存在になってしまうかもしれませんね。
読む方はS&Mシリーズにも目を通すと、非常に良い感じです。
ただし反面としてVシリーズのいつもの面々がほぼ登場しません。瀬在丸紅子の名前が何度か登場し、最後に少しだけ登場してくるだけで本編にはノータッチ。
もしかしてこの本にはまるのは、Vシリーズのファンでも、S&Mシリーズのファンでもなく、全てのシリーズが同じくらい好きという人だけなのかもしれません。


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無人島に生きる十六人/須川邦彦
先日、十五少年漂流記を読んだ後に紹介していただいた本が、この『無人島に生きる十六人』でした。
前者がフィクションによる作品であるのに対し、本作はノンフィクションです。
著者の教官であった中川倉吉さんが実際に漂流した際のエピソードを纏めて本にしたのがこの一冊です。
本の冒頭では中川倉吉さんが当時を懐かしみながら言葉を寄せておられるのも、『あぁ、本当にあったことなんだなぁ』という重みを感じさせてくれます。

今回はフィクションである十五少年漂流記との比較も交えながら読んでみました。

まず、島の規模を考えると十五少年漂流記のそこそこ大きな島との差は歴然としています。
表紙の次のページへ島の地図が掲載されているのですが、凹凸にも乏しい小さな島なので、川なども無く、飲み水は井戸を掘って採取するしかないのですが、その井戸も掘りすぎると塩水が出てくるので浅く掘ることしか出来ず、この事は長く十六人の腹の具合を崩し、病人を出してしまうという結果に繋がりました。

十五少年漂流記では少年たちの統率がなかなか取れないという設定の下、そこから少年同士の友情物語のような展開を見せていくのですが、この本へ登場する『十六人』は、元々それなりの覚悟を持った上で船を出していた漁師達(冬の間は船が出せなくなる地域の漁師で、冬の間だけ南方で新たな漁場を開発しようと出発していたメンバーたちです)で、船長をトップに年功序列など、きちんと立場が定まっています。
そして島へ移動してからもそれは崩れることなく動いています。
明治時代の日本人の感覚がそういうものだったのか、それともこの船に乗っていた方々が特別にきちんとしていた方だったのかは判りませんが、全員が統制の取れた動きをとったこと、そしてプロフェッショナルが揃っていたことなど、読んでいる側へ無人島での暮らしの苦慮を伝えないほど、しっかりとした生活を送っています。
統制の大切さを知り、良くも悪くも個人主義が進んだ現在の日本人には出来ない事だと思います。

食事に関しては、十五少年たちがたどり着いた島は豊富に食べ物があったわけですが、十六人がたどり着いた島は、本当に小さな島で草の根っこをわさび代わりに、自分たちで獲った魚や亀や、島へ大量に産み落とされる鳥の卵のみが主食で、途中から草ブドウと呼ばれる果実が登場するのみでした。
その草ブドウも動物が食べても問題が無いのを何度も試した末に食べています。
海の事に関してはプロで、網などで大量の魚を確保するなど安定していましたが、なかなか陸地の事となると同じようには行かなかったのでしょう。
ノンフィクションのエピソードを読むと、逆に十五少年の出来すぎな部分が目立ってしまいますね。

しかし逆に…という部分もあります。
十六人はアザラシとの交友をとても上手く深めています。
嘘か本当か本についていた地図では、アザラシを抱きしめているようなイラストまであるのですから…!
こちらの方が十五少年に登場しそうなエピソードですよね。

そして最終的には幸運にも日本の船に発見され無事生還…なのですが、この辺りも意外と淡白な感じで、最後はちょっとドラマティックな展開で終わらせた十五少年との違いは大きいですね。
でもどちらが面白かったといわれると、読み物としては全体的に淡白なしあがりなのですが、やっぱり十六人の方が良かったです。
頭のどこかでフィクションとノンフィクションを仕切っていたのと、生々しく生活感のある描写がなされていたためでしょうか。
しかしどちらも、気持ちのどこかで「こういう暮らしもいいよなぁ」なんて思わせる魅力があるのは間違いありません。


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