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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
Poketa 倉敷・岡山
最近遠方から来る人に岡山の案内をするという機会がありました。
そこで定番ではあるのですが、倉敷の美観地区の散策でもして…ということになったので購入したのがこの本です。

ポケットサイズという言葉は、時にいったいどれだけの大きさのポケットを想定しとんねん!と言いたくなるくらい多種な大きさになりますが、こちらは冬場なら上着のポケット可、夏場でもかばんの取りやすいところに忍ばせておくくらいは余裕という、結構現実味のある手のひらくらいの大きさの本です。
このサイズとなると一つ一つの情報量を割愛して広く浅く紹介したり、文章が中心の解説になったりしがちなのですが、この本の内容は小さくなっているだけで、文章と写真の量は他の観光情報誌と変わらないのです。
何を食べたいか決めるときや、特定の建物を探すとき…。
写真というのは非常に大切なポイントです。
それが手の平サイズの本で損なわれず携帯できるのですから、非常に便利です。
道案内をしながらページをめくって解説してみたり、こんなものがあるんだよーと写真を見せてみたり。
いい戦力になってくれました♪

ただし厚みを削った影響でページ数は少なく、タイトルは倉敷・岡山となっているものの、倉敷は美観地区のみ、岡山は後楽園やカルチャーゾーンのエリアのみに絞られています。
この本で観光できるのはせいぜい日帰りくらいかもしれません。

それを割り切れれば、600円という価格設定も含めて非常に魅力的な一冊です。




※もしこの本を活用して旅行をするなら、岡山~広島、香川と他県のものとそろえてみるのもいいかも♪

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湾岸ミッドナイト(アニメ)
映画版の湾岸ミッドナイトを見てみたいなーと思ったので、ちょっと予習も兼ねてアニメの方の湾岸ミッドナイトを見てみました。

湾岸ミッドナイトと言えば、高速道路を舞台としたハイスペックカーによるハイスピードを競い合う物語…というイメージがありました。
レース漫画の中にも幾つかの派閥めいたものがあり、僕は色々な本をご紹介させて頂いている事からも判るように、頭文字Dの派閥でした。
この二つの物語は似たようなジャンルと一くくりにされる傾向にあるものの、実際に結構対極にあるんだなと思いました。

□ チューニングなのか、ドライバーなのか。
どちらの漫画も、もちろん登場人物の運転技術は問われます。
より大胆な動きが取れる度胸であるとか、細かな状況判断であるとか…。
ただ決定的に違うのは、湾岸ミッドナイトはドライバーが運転技術を高めていく事とチューニングは深く連動しているように思います。
凄く早い車→乗りこなす→もっと早くなる車→乗りこなす…。なんですね。
対する頭文字Dは(最近の作品は読んでいないのでプロジェクトD以前くらいですが…)、車の性能自体は大きく変わらないままドライバーが技術を磨いたり、車の設定をいじることで走る場所に最適化させたりという事がメインで、車のチューニングを誰がしたのか、どのようにしたのか…という事はそれほど重視されていません。
なのでドライバーはもちろん、チューナーの扱い自体も全く違ってきます。
数字自体も大きく変わり、高速道路を走る湾岸ミッドナイトは800馬力で300km/hなどという常軌を逸した数字をたたき出すのに対して、峠道を走る頭文字Dはそこまでの数字は出ません。
二つの漫画の描くものが大きく違うことに感動してしまいました。

□ 悪魔のZ
主人公が乗っている車はそれぞれかなりの旧車で、頭文字DのAE86型のトレノに対し、湾岸ミッドナイトの方はS30型、初代Zですね。
僕の中にもあった同じような感じの漫画というイメージはきっとここから来ています。
このZ、初期には生命体じみた動きを見せます。
気に入らない運転者は事故らせてしまい、更にクラッシュして破棄するかどうかの話し合いをするときには主人公の朝倉アキオが近づいてくると微妙に反応してみたり…。
通称のほうは前者の事が要因だったようですが、徐々に生命体のような扱いからは離れていき、ただ単にZをチューニングした北見チューンが早すぎてコントロールが難しい車だったという程度の扱いになってきたようです。
また途中でかなり大きなOHなども行われていますし、段々とイメージは変わっていったような気がします。

□ 描かれる人間ドラマ
今回見てみるまではチューニングと速さを追求する漫画のイメージが強かったのですが、意外と人間ドラマが描かれているのはこちらのほうなんだなと思いました。
悪魔のZと呼ばれる車の速さに惹かれ、挑戦する人たち…。
長らく車を走らせることから離れている人がもう一度Zに挑戦したり、現役で走り続けている人たちがZに挑戦したり、色々なシチュエーションがあるのですが、多くの人たちがZとの勝負を通して、車と言うものに対して一段落つけて降りていくのが印象的です。
主要人物となるポルシェ・ブラックバードのように追い続ける人もいる中で、意外なまでに降りていく人も多い。
そういう部分は面白いし、こういう漫画で引き際、去り際の大切さと言うものを説くことはとても大切なことだな…と思いました。

□ アニメ!
原作からいくらか割愛されているエピソードもあるそうなのですが、城島洸一とのバトルまでが描かれています。
設定もいくらか異なるようですが、僕は原作未経験なもので…。
スタッフは頭文字Dのものと共通するスタッフが多いようで、見た感じも結構そっくりです。
頭文字Dのほうでも多少感じたのですが、ちょっと登場人物が無表情っぽく見えたりしました。
主要登場人物にクールな人間が多いというのも共通しているので、その影響なのかもしれませんね。
もう一つ感じたのは、時速は300km以上出ているとはいえど、基本的には一般走行車両(ゲームで言うアザーカー)をすり抜ける以外は直線主体の高速道路になるので、迫力や盛り上がる見せ場は余り無いように感じました。
よく考えれば300km/hで色々な判断をしたり、他の車をすり抜けたり、ちょっとしたカーブでも曲がることというのは非常に難しいのでしょうが、映像だけを見ていると、ドライバーよりも車の方が重要なようにさえ思えてきます。
やっぱりそういう意味では湾岸ミッドナイトという作品はマニア志向が強いのかもしれませんね。

□ 感想
とりあえず予備知識もついたので、これで実写のほうに挑みます。
記事中で書いたのですが、イメージとして食わず嫌いな部分があったので、今回はアニメとは言えど楽しめましたし、食わず嫌いは良くないなと実感させられました。僕と同じような経緯で触れてきていない人は、少し手にとって見ても良いかもしれません。
現実味が無いほどのずば抜けた数字の数々が実写の中でどの様に再現されているのか楽しみにしたいです。


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死国/坂東眞砂子
少し前にとある事件で妙な脚光を浴びる形になった映画、『死国』。
あの頃は話題性だけで内容の特殊な部分ばかりピックアップして紹介されていたので、今更ながらなのですが原作を読んでみました。
田舎にありがちな伝聞などが本当だったら…?
ちょっと背筋が冷えるような物語です。

□ あらすじ
主人公のイラストレーターの女性は、高知の僻地にある故郷の矢狗村へ戻っていた。
一家で故郷を離れて以降、実家の家は人に貸していたが、今回その借り主の退去が決まり、家の状態を確認して処分するかどうかを決めるための行程であり、また東京での暮らしから離れるための時間をとるための行程でもあった。
彼女はそこで久しぶりに会う近所の人々、同級生たちと旧友を深めることになるのだが、残念なことに彼女が一番の親友だと思っていた少女は中学生の頃に事故死をしていたことが判った。
主人公は田舎での暮らしの中、かつて憧れた青年との再会を果たし、仄かな恋心を抱くのだが、そこにはかつて同じく青年に恋をしていた死んだ少女の影がちらついていた。
それは、そう―。
比喩の意味ではなく、本当の意味で、死んだはずの少女の影がちらついていたのだった。


□ 田舎の信仰
僕もこの作品の舞台になっているところほどではないにせよ、それなりに田舎の出身なので子供の頃に、地域の長老のような方から出入りしない方が言いといわれたような場所があったり、超科学的な信仰めいたものがあったりというのは何となく判ります。
この本が目指すのは、それが本当だったら?という事でしょうか。
物語の中では逆打ちという習慣が出てきます。
逆打ちとは四国八十八箇所の巡礼を本来のルートとは逆に回ることで、ルート通りに回る(逆打ちに対して順打ちと呼ぶことも)際よりも厳しい道のりになることから多大なご利益があるといわれています。また今尚弘法大師が巡礼を続けていると信じている人たちからは逆から回っていけば弘法大師に会うことができるともいわれています。
しかし今回はその意味ではなく、死んだ人を生き返らせようと願ってその人の年齢分逆打ちを行えば死者がよみがえるというおまじないとして登場します。


ネタバレ等は続き以降で。
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香と線香の話
ちょっと前からダイソーさんに(今更とか言わないで)夢中なのですが、今回は香と線香の話を読んでみました。

一般的な知識として誰かがお亡くなりになった時に選考に火をともすのは、死者の食事になるとか、道しるべになるとかそのような事を聞いたことがあったのですが、この本に紹介されている事実はちょっと読むと悪いジョークのようなものでした。

元々香の期限となるのはインドです。
香木と呼ばれる香りのする木が期限だったのですね。
それがインドで普及し始めたのは、インドが暑い国だった事が影響するそうです。

暑い→体が臭くなる→香で体も信心も清浄に保とう!

…ごめんなさい、少しウケ狙いの書き方をしました。
暑い国ならではなのですが、体臭や部屋の匂いを取るために香を用いる習慣があったそうで、その事が香に対して清めの効果を持たせるようなイメージに繋がっていたというのが正しいようです。
日本のような温暖な気候の国ではそういう習慣はなく、中国から伝わってきた意味合いから、なんとなく清めの意味があるものなんだというイメージが根付いたのでしょうか。
ちなみに線香が誕生したのも中国だったそうです。
線香が一本燃え尽きるのにかかる時間は環境に左右はされるものの基本的には約30分くらい。
時計が普及する以前には法要の進行具合や座禅などの時間を計るのにも活用されたそうです。

基本的には仏教の本になるのですが、この本に限ってはお香の歴史について触れられている部分が多くて、なかなか面白かったです。
前半がQ&Aの形式、後半が解説になっています。
そう難しい文章が登場するわけではないのですが、経典などからの引用で現代語訳が余りついていないので、良い頭の運動になりました。

購入は全国のダイソーさんでどうぞ。

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誰でも必ず納得!上手な説明の仕方/神岡真司
心理学者でもある著者が、世に蔓延る判りにくい説明の仕方を分析、判りにくくしている原因と改善方法を紹介する本です。

率直な感想としては、非常に役立ち、自分自身も陥りがちな弱点を抑える事ができたと思います。
・話が長引く場合は結論を先に出しておく
・なるべく短めにまとめるようにしておく
・言葉の選び方で相手の受け止め方が変わることを考えておく
・自分の立場を明確にしておく


僕は以上のことが少し弱いかなと思ったので(弱いところばっかりやん!)、気をつけたいと思います。

ただ、著者の方はきっと文法であるとか心理学的に伝わりやすいという事に対するこだわりがとても強い方なのでしょう。
著者の方が日常生活で見聞きした説明であるとか、家の照明器具などで起こった(外し方が判らなかったなど)トラブルを紹介しているのですが、愚痴を聞かされているような実例が多かったなぁと思いました。
もちろん身近であればあるほど有意義であるという見方も出来るので、悪いことばかりではないと思うのですが…。
読む人によってはチラシの裏に書いてくれ!と言いたくなるような場面もあるかもしれません。
個人的には女性社員の間に『広がってきている』という『~まぁす』や『~かな』という文言が少し気になりました。
こういったしゃべり方をする人がいるというのは判るのですが、例文として登場したシチュエーションがプレゼンなんですよね。
著者は突っ込みを入れたくなる…という表現を何度か用いていますが、この例文に関してはそんな人はそうそういないだろう!と突っ込みを入れたくなりました。

本の後半では著者の専門分野である心理学の面から相手を納得させるテクニックを紹介しています。
判りやすい説明と組み合わせて使えば、かなりの武器になることでしょう。

自分の話し方がまわりくどい?とか、なかなか伝わらないと悩んでいる人はこの本で説明の仕方を考え直してみてはどうでしょうか。




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超実用 フリーソフトの取扱説明書
意外と需要はあるんじゃないかと思って購入したのがこの本です。
フリーソフトの紹介と共に使い方、アドオンなどの導入の仕方を紹介した本です。

□ Woopie Video DeskTop
世界中の動画共有サイトから検索、視聴、ダウンロード、そしてモバイル用などへの変換、お気に入り管理などができるマルチメディアプレイヤーです。
お気に入りはオンラインと同時にローカルのファイルまで参照できるようになっているので、ネット環境がイマイチという方でも実用的に使うことができるソフトになっています。

□ Craving Explorer
こちらも各種動画共有サイトを検索、視聴、ダウンロード、変換を行えるソフトです。
操作面ではマウスジェスチャ機能(マウスの動きで操作を指示する)Woopie Video Desktopよりもシンプルで使いやすそうですが、ダウンロード機能が標準で対応する範囲が少なく、対象外となるサイトを利用したい場合はスクリプトを追加して対処することになります。
もちろんそのスクリプトの追加の仕方も紹介されています。

□ Double Twist
写真、動画、音楽などのメディアファイルの管理ソフトです。
データのモバイルなどへの転送やYouTube、Flickrなどとの連携なども簡単にこなせるようになっているので自分で色々なメディアファイルを作ったりアップロードしたりするような方には便利そうなソフトです。

□ ホワイトブラウザ
これは僕、存在を知らなかったソフトなのですが…導入しました。
動画ファイルをサムネで画像ビューアーのような感覚で管理できるソフトです。
タグやレートなどをつけることもできてファイルを持っている量が多い人にも使いやすいつくりになっています。
ちなみに一番便利だなーと思ったのは、動画を認識しやすいようにサムネイルを変更する機能です。
これ、普段はランダムに決められているらしいのですが、非常に便利です。
また動画再生用のソフトを認識させておくことで、ホワイトブラウザからお気に入りのメディアプレイヤーでの再生も可能になります。

…と、こんな感じで50のソフトが紹介されています。
定番中の定番ともいえるFireFox(ブラウザ)、Chromeや、OpenOfficeなどの渋いオープンソースの代表格、VirtualBox(Pcの中に仮想PCを作るソフト)などなど、紹介されているジャンルも幅広く、大体の使い方も紹介されているという点では非常に便利な一冊。
ただし紹介されているすべての情報はネット上で容易に手に入る情報ばかりなのも事実です。
この本が1,100円で、僕は通勤時などの時間が空いたときに読むのに便利がいいと思って購入したものの、たとえば自宅のPCの前でこの本を広げて読むというのは余り現実的ではないかな、とも思います。
プロの作家さんがまとめた説明はわかりやすいですし、カラーのイラストつきで解説されているので使いこなすのも容易ですが、ソフトの数を紹介しているだけに深く踏み込んでいないという点では、こういった本も常時接続が当たり前のご時世においてはそろそろ賞味期限が近づいてきているのかな…とも思いました。


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うつ 家族はどうしたらよいか/西村由貴
タイトルそのままの本です。

家族がうつ病にかかった。
そのときどうすればよいのか?

・病院に連れて行くにはどうすればよいのか?
・療養中はどう接すればよいのか?
・薬の副作用は心配要らないのか?
・薬を飲みたがらないときはどうすればよいのか?
・社会復帰はどのタイミングで行えばいいのか?


このような事例をQ&Aを中心に書いてあります。
うつ病とはどういうものなのか?という記載は少なめで、中枢神経系の病気である事と、その症状を紹介して家族や周囲、そして本人へ理解を求めています。
こういった症状が出るけど、それは病気のせいだから本人も周囲の人も気にしなくていいよ、と。

先述の通り、病気そのものの症状などに関する詳しい事例は少ないですが、発症された方の症状が幾つか紹介されていますので、それはとても参考になるものだと思います。
あぁ、こういう症状ももしかしたらうつなのかもしれないな、と。
接し方として、とりあえず励まさない(言葉によるプレッシャーを与えない)こと、無理に外に連れ出したりしないこと、気になることは主治医に相談してみること。この三点を押さえておけばいいのかもしれません。


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とらドラ!/竹宮ゆゆこ
事情通の友人にツンデレってなんぞや。という、時代遅れの質問をしたところ紹介されたのがこの本でした。

□ あらすじ
親譲りの目つきの悪さで周囲から不良と誤解されてしまう、実は家の家事をきちんとこなす高須竜児と、小柄で可愛らしい外見を持ちながら凶暴な性格をした手乗りタイガー逢坂大河は、ひょんなことからお互いに互いの親友に対して恋をしていると言う利害関係に気づき、協力し合うことになる。
人の良さから私生活から恋愛まで大河の世話を見る竜児と、持ち前のドジさで見事に計画を失敗し続ける大河…。
二人に幸せな未来はやってくるのだろうか?

□ 感想
なんだか判ったような、判らないような。
とりあえず大河みたいなのをツンデレっていうのはよく判りました。
この手のライトノベルは最近、ブームにかまけて涼宮ハルヒシリーズをかじって以降、ちょこちょこと読んでいますね。
こういうのがむずかゆく楽しめるようになってきたのは、僕が年を取ったからなのかもしれません
でも良いメッセージだなぁと思う部分もあって。
竜児も大河も、どちらも周囲に固められたイメージの中に閉ざされています。
たとえば竜児は父親譲りの鋭い目つきから抱かれる畏怖の感情から、自分が好きな女の子に好かれるはずがないなんて思い込んでいますし、一方の大河は手乗りタイガーの通称の通り、凶暴なイメージから本来の素直な自分を出せずにいます。
この物語って言うのはツンデレっていうのかな、そういうものを表現した竜児と大河の掛け合いを楽しむものであると同時に、自分の殻…それは周囲が作ったもの、自分が作ったもの、色々な殻なんだと思うのですが、そこから抜け出そうと努力する姿を描いたものでもあると思います。
作品としての命題が生きるとは!とかじゃなくても、ちょっとずつ自分と向き合うことをメッセージにする事は出来るんだな、と。
今まで結構ライトノベル的なものを軽視してきた部分もあったので、ちょっと自分自身反省することが出来る作品でした。

※ちなみに友人からは快くシリーズ複数冊を貸していただきましたが、読むかどうかは思案中です。
第一作目は気持ちよくまとまっているので、ここまでで終わるのもいいかな、なんて思います。


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岡山のダム/川端定三郎
僕の親父はダムを見るのが好きだったのか、子供の頃から出かけた先ではよくダムを見ていたような気がします。

ダムというのはただ見ていると退屈なものです。
大きなダムになれば角度によってはすさまじい大きさの人工物などを見ることもできるのですが、多くのダムは人工的に作られた大きな池という感じしかしなかったのです。
その感じが変わったのは四国の水がめとしても知られる早明浦ダムの存在でしょうか。

岡山県は香川県とテレビ局を共有しており、折々のローカルニュースでも岡山県と香川県双方のニュースが流されます。
そこでよく登場するのが早明浦ダムなのです。
このダムは四国の水がめと呼ばれるほど巨大なダム(ちなみにここも親父に何度か連れて行ってもらっています)なのですが、見ていると奇跡でも起こっているのではないかと思うほどきれいに雨から外れることが多く、貯水率が低下して四国の方々へ水の使用制限がついたりすることが間々あります。
なので雨の少ない夏といえばニュースに登場するのですが、その貯水率が極端に低下するとダム建設時に水没させることになった旧大川村役場が地上に出てくるのです。
廃墟や廃村といったものから感じるノスタルジックな雰囲気はとても好きで、この建物を見たことはダム一つ一つにある歴史を楽しむ事のきっかけとなりました。

この本はそんな予備知識をつけるためには抜群です。
ダム、ため池、砂防ダムまでをフォロー。
ダムを作る目的や歴史的な経緯、そして水没した地域、工事などの諸元が紹介されています。
数が多く紹介されているので一つずつの解説はシンプルといえばシンプルなのですが、後は実際にダムに行って残された雰囲気などからノスタルジーを感じ、それに浸ればいいんだと思います。
紹介されている規模などを考えても、岡山文庫さんじゃないと実現できない一冊だと思います。



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後鳥羽伝説殺人事件/内田康夫
エリートが何です、最後に笑う者が真の勝利者だ。僕はあなたの方に賭けます

浅見光彦シリーズの第一弾、後鳥羽伝説殺人事件を読んでみました。
この作品に関しては随分と前に読んだ筈なのですが、まだ他の浅見光彦シリーズを殆ど読んだ事が無い時期だった事や、浅見光彦自身の登場の仕方などの影響もあってか『浅見光彦シリーズ』という印象が無いままでした。
今回はシリーズ第一弾!という気概を持って読んでみました。

□ あらすじ
駅で一人の女性が殺された。
彼女は事故によって失った記憶を取り戻す為に、事故の際に行っていた旅行の行程を辿っている途中だった。
しかし旅行の予定を急に変え、彼女は遺体となって見つかったのだ。
八年前に失われた記憶、そして殺人後に被害者の持ち物から忽然と消え去った旅先で購入したはずの本―。
そしてその本を中心に次々と起こる殺人…。
捜査の本筋から外され、若手刑事と一緒に彼女の旅行の行程を辿っていた野上刑事は徐々に八年前の事件と、その真相へと迫っていく。


□ 主人公って誰なんだろう。
浅見光彦シリーズ第一弾としての印象が余り残らなかったと冒頭で書いたのですが、その最大の理由です。
この作品において浅見光彦の立ち位置は決して後のシリーズにあるような主人公らしい立ち位置ではなかったからです。
名探偵としての才能はばっちり披露するのですが、彼は物語の中盤から登場する事件の関係者の一人でした。
この作品を浅見光彦シリーズ第一弾と思って読むと、少し長めのプロローグだとでも思えば良いのでしょうが、独立した作品として読むと、意外と妙な構成になっています。
序盤~中盤は捜査の本流からは外されながらも地道な捜査で徐々に真相に近づいていくベテラン刑事の野上さんという主人公がいるのですが、中盤で八年前の事件(今回の被害者の女性が一緒に旅行していた友人が一緒に災害に巻き込まれ他界した)の関係者として登場する浅見光彦が登場し、後半辺りから急に主人公が入れ替わるような雰囲気さえあります。
地道な捜査でじわじわと真相に近づくベテラン刑事に対して、鮮やかな推理力で一気に事件を紐解いていく天才…といった対比も面白いですし、浅見光彦の非凡な才能が引き立っていて見せ方としては面白いなと思う反面、やっぱりこの作品の主人公は野上刑事なのではないかと思うのです。


さて。
第一弾を読むときにはやっぱり気になる初期設定もどんどん紹介してみたいと思います。
ネタバレ等は続き以降で。
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Project Palm 1 誕生/伊藤正宏
酷い操作性しか得られないのなら、そんな機能はない方がましだね

僕はブログの記事内でもたびたび触れるように、未だにPDAを愛用しているユーザーです。
学生時代に見たザウルスのCMに憧れ、社会人になって最初の給料で手を伸ばしたのもザウルスのMIシリーズでした。
最初にPDAを見たのがザウルスだったために、結局はザウルスを選んだというのが正直な感想ですが、当時購入を悩んだのがソニーのClie、日本市場でのパームOS搭載機種でした。

結局、その後にザウルスのSLシリーズの大きさに辟易としてPeg-UX50を手にとることになるのですが、パームというのはとことんまで『電子手帳』です。
ザウルス…特に僕が未だに相棒と呼び続けているリナックス搭載のSLシリーズ、Windowsの操作性をそのまま持ってきたようなWindowsCE搭載機(ちなみにカシオペアE-3000は未だに職場と自宅の予定表を繋ぎ続けてくれる秘書です)は、小さなPDAの中にどれだけを詰め込めるのか…どこまで詰め込めば、重たさと万能さの中庸が取れるのか…?といったテーマに挑戦したようなPDAです。
それに対し、クリエは軽やかな動きを阻害するものは殆ど除外されています。
一つの画面で一つのソフトのみが起動し、動かせる。
パームが提示してくれるものは必要なもの一通りのみで、それ以上を望む場合は豊富なフリー/シェアソフト群の中から好きなソフトを選べばいい。
良くも悪くも割り切って作られている印象です。
結局、僕はザウルスとPDA人生の最後を共にすることに決めたのですが、クリエというOSの軽快さと、その裏に見え隠れする哲学に対する関心というのは非常に強く持っていました。

そんなときに見つけたのが、このProject Palmです。
ジェフ・ホーキンスがパームの前身となるZoomerプロジェクトに参加するまで、そしてPalmを作り上げ、独立してハンドスプリング社を立ち上げるまでが克明に記された一冊です。

□ 古きよきシリコンバレーの時代
ジェフ・ホーキンスさんがパームを作り上げる時代というのはシリコンバレーが世界的に注目を集め、そして現在まで続くようなコンピューター産業が始まろうとしていた頃になります。
なのでPalmと直接関係は無いかもしれませんが、色々と興味深い事実を読むことが可能です。
パームを開発していたパームコンピューティングが独立性を失い、大会社の一部門となることになったのも、シリコンバレーへの進出を狙う企業と、製品を世間に送り出す余力の無いパームコンピューティング社の思惑買い一致したからです。
またジェフ・ホーキンスさんが学生の頃にはゼロックス社の研究所で『アルト』というOSが開発されています。
これは一般に売り出された商品ではなかったのものの、マウスやウィンドウ、アイコンなどという現在のGUIを中心としたコンピューターの走りとなるOSでした。
このOSを見学しに来たのがスティーブ・ジョブス、そしてもう一人そのアイディアをしっかりと蓄積して言ったのがビル。ゲイツでした。
まさにコンピューターの革命となる時代を見てきた人だったのでしょう。
アップルは大量の人材を確保していた為、後にパームにかかわる人材にもアップル出身の方が多く見られています。実はこの事がパーム用のフリーソフトの多さの理由なのだそうです。
ソフトウェアの構造がマックのそれと似ていた為、マックの優秀なユーザーが参加しやすい状況にあったそうです。

□ ジェフ・ホーキンス
僕は意外とこの人のことを知りませんでした。
同じようにコンピューターの一時代を築いた割には、PDAというものが日本の市場には結局あまり馴染まないまま終わってしまったせいなのか、顔さえ見たことが無かったのです。
アイディアマンとしてはかなり優秀だったようで、会社としての規模が小さかったために1から10まで全て自分たちですることが困難という状況下で他社との接触を図った際にもアイディアのみ、彼の人材のみをほしがられるようなケースも多かったようです。
また非常に大柄な方で、パームが様々な機能面を殺してまでも小ささにこだわったのは携行し易い大きさにこだわったのと同時に、自分自身が大きいために小さいものに対する愛着が非常に強いという点もあったようです。
本文中では『(Visor Prismを)彼が手にしているとまうでマッチ箱のように小さく見える』とまで紹介されています。
もしジェフ・ホーキンスさんがもう少し小柄な人だったら、パームの大きさや搭載されている機能も今とは違っていたのかもしれませんね。

□ Zoomerの失敗、Palmの誕生
カシオのPDA、Zoomerの際に既にOS担当としてパームの面々は参加しています。
大企業の要望により機能を詰め込みすぎ、動作が重たくなりすぎた為に失敗に終わったプロジェクトでした。
これは世界で二番目のPDAであり、一番最初に出たのはアップルのNewtonでした。
ちなみにPDAという言葉を作ったのも、実はアップルでした。この時期に、なんと現在で言うところのスマートフォンのようなものもIBMの手によって発表されています。
しかしアップルもジェフもPDAを成功に導くことはできないままで、結局のところPDAという市場は熟成しないままで終わってしまいそうな雰囲気すらあったそうです。
Zoomerでの失敗から、ジェフは自らの意見を阻害されずに実現するために一通りを自社開発できるようにします。
その際に決めたのがワイシャツのポケットに入るサイズ、そして高すぎない価格、軽快な動作でした。
大きさに対するこだわりから機能面の制限がつき、そして機能面の制限から搭載されるアプリは必要最低限の過度な装飾の無いシンプルなものへと作り上げられていったのです。
またパームのアイデンティティともいえるグラフィティ、これも当時のPDAの性能を助けるためのものでした。(パームに搭載されている、アルファベットをシンプルに崩したような記号で手書入力する言語)
僕がクリエを購入した頃は新バージョンのグラフィティでしたが、既に普通に入力しても認識するのに十分なほど手書き認識の機能は向上しており、グラフィティは速記のような感覚でした。
しかし当時は手書き認識の性能が低かったため、グラフィティは文字を簡単にすることで認識性能を向上させるためのものでした。
また後にどのPDAにも搭載されるようになる文字入力のためのスペースも、コンピューターが手書き認識を助けるための機能だったそうです。

□ 成功と挫折と。
ジェフ・ホーキンスさんの人生を見てみると、成功よりも挫折の多さに驚かされます。
素晴らしいアイディアを持ちながら、大企業との共同作業で埋没させられたZoomerプロジェクト、そして完成させたパームを売る為に会社を大企業の一部門化させる事によって、最終的には自分たちが造りたいものを作れない環境に追いやられ、パーム本体から離れてサードパーティとなる決断をせざるを得なかったこと―。
詳しくは実際に読んでいただくのが一番だと思うのですが、本当に色々とあります。
もし全てが順調にいっていれば、今でもPDAの市場は残っていたかもしれないし、ジェフ・ホーキンスという名前はアップルのジョブス、MSのビル・ゲイツと並んで有名な名前になっていたのかも知れません。
ただし、歴史にたらればは厳禁ですし、なによりもジェフ・ホーキンスという人は失敗から多くを学び、次に活かしていける人だと思うのです。
その前向きさと、頑なに守られたサイズと動作の軽さに対する哲学。
パームって言うOSには、ジェフ・ホーキンスさんの情熱がこもっているんだなって思いました。
こじつけのように言うわけではないのですが、ザウルスはすごく機械的なんです。
反面、パームって職人的というか、なんだか人間臭いところがあるような気がするんです。
それって、ジェフ・ホーキンスさんを感じているって言うことなのかもしれませんね。

※この本は電子書籍でおいしくいただきました。ただし閲覧にはZAURUS SL-C1000を使いました。

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仏教ことわざ小辞典
僕が日本人が古来より仏教に親しんできたんだなと思える時は、何気なく使っている言葉が仏教から由来していることなどを知ったときでした。
同様に相撲や歌舞伎などから出てきた言葉もありますし、最近であればテレビの影響で使われ始めたいわゆる『行用語』なども存在するようです。
専門用語が専門用語であることから離れ、一般的に用いられるようになるということは、その文化がそれだけ世間に根付いているということなのではないでしょうか。

さて、最近ダイソーさんのお店を見て回るのに少し夢中になっています。
世間知らずというのは恐ろしいもので、いつの間にかダイソーさんだけで生活でも始められるのではないかと思うほど充実のラインナップで、しかも105円以上の商品まで存在し、これがなかなか侮れない品質を誇っているのです!
…と、2010年にもなって力説している僕は、きっと時代遅れなのでしょう。

閑話休題。

そんな僕がダイソーさんで見つけたのが『仏教ことわざ小事典』という本でした。
仏具シリーズの14弾だそうで、仏教に由来を持つことわざが紹介されています。

…が、この本結構レベルが高いんです。
聞いたことも無いようなことわざが多くて、仏教から由来するんだ~なんて思うよりも、へぇ…こんなことわざもあるんだと感心させられることの方が多かったです。
もっと自分自身、勉強していかなくてはいけないなと思わされた一冊です。
ダイソーさんの品質が向上したのか、僕の品質が著しく劣化したのかはともかく、見ているとなかなか面白いです。少しだけ紹介してみますね。

引導を渡す
最近の使われ方だと、止めを刺すといったニュアンスで使われることが多いようですが、元々は死者がきちんと成仏できるように教えてあげることが語源だったそうで、言い聞かせるという意味合いが転じて諦めさせるという意味合いに変わっていったようです。
渡りに船、闇夜に灯火
こちらは法華経の紹介のような文章の中に含まれている言葉でした。
法華経というのはこんなにいいものなんですよという例えの中に登場したものです。
ちなみに渡りに船は此岸と彼岸を渡るための船、灯火は悟りの道に迷っている(=闇夜を歩いているような状態)ときの道しるべという意味合いで、実はかなり宗教的な意味合いの多い言葉なのでした。

…と、まぁ知っているものもあれば知らないものもある、と。
105円の難易度はなかなか侮れませんでした。

購入は全国のダイソーさんでどうぞ。

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縄目の狛犬(花見小路珠緒の不思議事件ファイル)/村上信夫
郷土の本を読むのが好きなので、amazonさんなどでもよく当ても無く岡山をキーワードに検索してみたりと衝動買いを楽しんだりするのですが、珍しく電子書籍でもやってみたところ、ちょっと風変わりなタイトルの作品にヒットしたので購入してみました。

花見小路珠緒の不思議事件ファイル
とあるように、ちょっと怪奇をてらったような作品でした。
シリーズものなのかな?と思って調べてみたところ、なんとラジオドラマで人気を博し、小説化された作品なのだそうです。

著者の村上信夫さんというのも放送作家の方です。
そういう知識を持ちながら読んだ影響もあるのかもしれませんが、確かに音に関する描写がとても丁寧な作品だなと思いました。
残念ながらラジオドラマの作品はまったく知らないままなのですが、このまま読み上げても十分にラジオドラマにしてしまえそうな出来で、耳に飛び込んでくるようにスイスイと読むことが出来ます。

さて。
物語はひょんなことから発見された珍しい狛犬に関する物語です。
人の欲の恐ろしさを描いた、少し残酷な描写の物語。
発掘の目的を問う狛犬。
彼(?)は純粋に研究目的の人にだけ自らを解放したのでしょうか。

※この本は電子書籍でおいしくいただきました。

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イラスト版 管理職心得 / 大野 潔
管理職の心得!です。
別に管理職というほどのものでもないのですが、人にお願いをしながら仕事をするという事の心得を学ぼうとこの本を手にとって見ました。

まず一番に感じたのは、人の上に立とうとすることは、一人で仕事をすることで続いてきた成長とは別の成長を求められることです。
それまでの経験も大切なのですが、また違う方向を向いて成長しなおす必要があるのではないかと思いました。

たとえばそれは下から上へ声をかけていくことだけではなく、上からの言葉を噛み砕いて下に伝えたり、指示していったり。
第一線で仕事をしていた頃のように目の前のタスクのみを処理する能力だけではなく、全体像を見極める目を養うことだったり。
中には第一線での仕事には向いていても、人を束ねて仕事をするのには不向きな人、その逆な人もいるのかもしれませんね。もちろん向き、不向きで片付けるのではなく、この本にあるように自分を育てていくことが大切なのだと思います。

ネタバレ等は続き以降で。
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U-CANの書いて楽しむ名文・古文のいいところ/鈴木啓水(手本)
このブログを見て下さる方にも同様にブログをつけておられている方もいることでしょう。
さて、こうした読書感想文ブログをしている理由は何?と聞かれたら、どう答えますか?

人それぞれに色々な理由があると思います。
自分の感想を色々な人と共有したい、思ったことを出版社や著者の方へ届けたい、こんな本があるよって教えてあげたい…。

僕がこのブログを作った理由は二つあります。
まず一つは大好きなシャーロック・ホームズの短編個々に対する感想文を全て書きたい、色々な角度からの読み方を共有したい。
そしてもう一つは本棚を整理するためです。

全ての本をいつまでも持ち続けることが出来れば最高なのですが、残念ながら庶民の僕の部屋にはそれほど大きな本棚もなく、持っておける本には限りがあります。
そこでブログをつけて読んだ感想、概要などをまとめて保存することで徐々に本棚の本を片付けていこうと思ったのです。
『書くこと』という行為は、とても頭の中に入り込んできます。
実際、ブログをつけるようになって以降はアウトプットする事を意識しながら本を読むようになってきて、それを改めて痛感するようになりました。

そうする内に以前は全く魅力を感じなかった写経等、文章を書きながら読む事の魅力や大切さが判るようになってきました。
そこで今回は『U‐CANの書いて楽しむ名文・古文のいいところ 書き込み式』を読んでみました。
これも書き込み式で、古文や詩歌などから有名なフレーズやシーンなどを掲載しており、まず最初はなぞりながら字の練習を兼ねた読書をし、次に空白の部分へ自分で書き込みながら読むという、二回通り楽しめるようになっています。
文字は標準的なボールペン字で、癖の少ない綺麗な字です。

自分でも絶望するほどの悪筆なので、本を読みながら改善できればと期待しているのですが、なかなか生まれつきの悪筆は改善できません。しかし実際に書くと頭にどんどんと入ってきます。
ついつい普段の会話でもフレーズが出てきたりして、周囲の人に驚かれたり、自分自身も驚いたり―。
ちょっとインテリな自分と出会える一冊でしたよ。


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岡山の考現学/おかやま路上観察学会
考現学たる言葉を知ったのは、この本が初めてでした。
てっきりこの『おかやま路上観察学会』たる団体の造語かと思ったのですが、今和次郎さんという方が発案された、結構歴史のある学問なんですね。
考古学に対する学問で、読んでみた感想としては考古学的な見方で現代を見る…ということなのではないかと思います。

たとえばゴミステーションの色々な形であったり、犬の散歩をしている方の散歩スタイルや犬種をチェックしてみたり、ポイ捨てされているタバコを採取して見たり…。
もしかして何百年、何千年と経過した頃には僕たちの今が遺物として発見されて、こういう風に分析されるのかな?と思うとなんだかむずがゆくなってきますね。

舞台が岡山と言うことで親しみを覚えるものの、学問としての考現学には余り関心がもてませんでした。
ただ普段見ている風景を、考古学的なフィルターを通して再認識してみると言う行為はとても面白く感じましたし、面白い学問があるんだなと思いました。
一つ残念なのは全体的にサンプル量が少ないためか、データを集めていても統計という風ではなく、こんな人もいればこんな人もいた…位の話題に終わっていることかもしれません。


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わが工夫せるオジヤ/坂口安吾
坂口安吾さんの『坂口安吾全集』にひっそりと収録されているのが本作です。

ページ数も少ないのでサッと読むとあっという間に終わってしまう、ただオジヤの食べ方だけの話しなのですが作家として大成して以降、睡眠薬中毒に神経衰弱にと、心身ともに病んでいた事を考えると自身の健康状態について、非常に興味深い話を聞く事が出来ます。

□ 睡眠導入剤としての酒
坂口さんは子供の頃から胃が弱かったそうで、この時期にウィスキーをストレートで飲む習慣が出来るまでは、井の弱さゆえにすぐ吐いてしまうということで深酒をすることなく適度に嗜めていたそうです。
しかしウィスキーをストレートで飲んで吐血をするようになってしまいます。
…が、飲酒を止める事は出来ないそうです。
それは『酒は催眠薬にくらべると、よほど健康なもの』だからだそうです。
自身も睡眠薬中毒、そして神経衰弱に苦しんだ坂口さんですが、彼自身は『神経衰弱の結果、妄想に悩んだり、自殺したりする』というのは、『たまたま軽微の不眠に対して催眠薬を常用するようになり、益々神経衰弱がひどくなったと当人は考えているが、実は催眠薬中毒の場合が多く含まれているのではないか』と、催眠薬に対する不信感を抱いています。

坂口さんと言えば『無頼派』を代表する作家の一人として知られていますが、同じく無頼派の代表的な作家として活躍した太宰 治さんは女性と入水自殺をしています。
彼はその死に関して『太宰治情死考』というエッセイを残していますが、その中で『こんな筋の通らない情死はない。』とし、『太宰の遺書は体をなしておらぬ。メチャメチャに泥酔していたのである。』などと、太宰 治さんの死に関して、精神的に病んでいた部分を思わせる記述をしています。
きっと彼自身、その病状の大変さや深刻さを気づいたが故に、胃が弱くても寝酒にする事にこだわったのでしょう。

□ オジヤ。
吐血して以降は固形物を余り口にしないようにしていたそうで、特にこのエッセイの直近である二ヶ月前の吐血からはご飯もオジヤなどにする徹底ぶりだったそうです。
今回の主題は同じような病人の参考になるから、自分で工夫して開発したオジヤの披露です。
ちなみに、『ズッと毎日同じオジヤを朝晩食って飽きないし、他のオジヤを欲する気持にもならない』との事で、かなりの自信作であることが伺えます
三分クッキングのテーマでも思い浮かべながら…。

鶏骨、鶏肉、ジャガイモ、人参、キャベツ、豆類などを入れて、野菜の原形がとけてなくなる程度のスープストックを使用する。3日以上煮る。
3日以上煮る。※大事なところなので繰り返しました。

ここへ、キャベツ小量、小量のベーコンを刻んで入れます。味付けは塩と胡椒で。
そこへかき混ぜた卵とご飯を入れて30分以上煮る
30分以上煮る※大事なところなので繰り返しました。
ちなみに道具は土鍋が良いとの事です。
土鍋が良い。※しつこい。

ちなみにこれに京都のギボシさんと言われるお店の昆布を混ぜていたそうです。
探してみたところ…。
株式会社ぎぼし

明治元年創業との事で、もしかして一緒に食べていたのはこれでしょうか。

一緒にパンの食べ方辺りも紹介されているのですが、そちらは実際に読んでみてください。
なかなか美味しそうですが、胃を大切に…という事でか、3日間も煮るなど、結構大変なオジヤになりそうですね。

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地図に隠された「県民性」の歴史雑学/三浦 竜、日本史倶楽部
ちょっと話題の県民性に関する本を読んでみました。

この本は統計と歴史から県民性を探ります。
なので、この手の本にありがちな何を根拠にそんな事を言うんだ!と言ったものがなくて、良い事はもちろん、悪い事に関しても気分を害することなく読むことが出来ました。
過激さには欠けるけれど、読みやすい一冊かな、と。

本の内容から、少し紹介してみようと思います。

□ 岡山県
すいません、岡山県民なもので。
マイナーな県ですが、大切な故郷なので真っ先に紹介させてください。
まず良い点では向上心の強さ。
岡山県は田舎だけど、大阪や京都の人間には頭では負けてないぞ!という負けん気の強さがあるそうです。
その為か、中国地方に属する岡山県ですが専らの関心は近畿地方に向けられているそうです。
この本でも紹介されてるのですが、岡山県って近畿地方の兵庫と中国地方の広島の間にある県なのですが、プロ野球の球団でもそれぞれ兵庫の阪神、広島のカープと言う球団が近くにある割りにカープファンは意外に少なく、阪神ファンの方が目立ちます。
ネット上でよく笑い話で大都会岡山広島県とライバル…なんて見かけますが、実際のところ都会の兵庫、大阪方面に『頭なら負けん!』と思っている県民性なのでしょうか。歴史的に見て、池田の殿様も機転の良さで幕府の倹約令をすり抜けたりと、ずる賢い県民性があったようです。

□ 香川県
うちの家系は四国出身らしく、また岡山とはテレビ局を共有したりフェリー/瀬戸大橋で繋がっていたりと、かなり親しみを持っている県なのでちょっと読んでみました。
やっぱりというか、うどんの生産量・消費量が日本一なんだそうです。
後、温暖な気候であることや四国の玄関口として昔から多くの人や企業を受け入れてきた経緯もあり、人懐っこい性質があるそうです。
反面、狭い県でみんなで仲良くしてきた為に大人物と呼べる人を余り輩出していないそうです。
これは鳥取でも同じような記述がありました。鳥取県では早くから学級委員長を置かないなどの平等主義を採用していたそうで、リーダーシップが培われ難い土壌があるそうです。
でも、のんびりとした土地で育って、そういう風に生きていくのいいなぁって思うんです。(←競争心が強く、負けず嫌いな県の人)

□ 佐賀県
…なんとなく、探してしまいました。
佐賀の方は美食家が多いそうです。
全国的な知名度では劣るものの、海苔やハウスみかんなどの収穫が日本一、更にイカや佐賀牛、小城羊羹など美食の誉れ高い食品が揃っているそうです。
県民性を見ると葉隠という武士道を記した書物の影響から保守的、几帳面…といった傾向に有るようです。明治維新の際にも西郷隆盛や坂本竜馬、高杉晋作といった怪傑は輩出していないものの、その後の明治政府で重要な働きをする政治家を輩出するなど、目立たぬとも燻銀の活躍をする人が多いのが特徴です。
地味ながらも、実は存在感たっぷりという点では佐賀県らしい感じがしますね。

□ 感想
実はこういった県民性の本などは余り好きではありません。
血液型占いなどでもあるような、断定的なことを言われるのが好きではないからです。
ただ、たまたまページを捲ったこの本の表現が控えめな事などが気に入って、珍しく気持ちよく読めました。
本音を言えば、この本の中で登場する岡山弁は、僕は聞いた事も使った事も無いものが多かったのですが、まぁその辺りはご愛嬌かな、と。どの都道府県の方も多少は思うことなのでしょう。
県民性はこう!と決め付けるのではなく、そういう傾向にあるかもしれないこと、そしてそれを培ってきた歴史を読んで楽しめれば良いなと思います。




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ド・ラ・カルト~ドラえもん通の本~/小学館ドラえもんルーム
いわゆるドラえもんの謎本ですが、さすが小学館自身が手がけたドラえもんの本!という感じです。

□ 豊富な資料で綴られるドラえもん裏話
今でこそネット上で色々な情報が手に入るようになりましたが、あまり知られないまま闇に葬られた存在や設定というものもいくつか存在します。
そういったものも小学館であれば豊富なのは当然ですね。
小学○年生という雑誌で学年ごとに少しずつ内容を変えながら掲載していたドラえもんの学年ごとの違い…なんて、なかなかな手に入る情報ではありません。
ちなみに初登場前夜となる69年12月号(ドラえもんは70年1月号より登場した)での紹介では何かのび太の机から飛び出している様子は描かれているものの、ドラえもんの姿はありません。
ウメ星デンカの後継となる予告で、『すごーくおもしろいんだ!すごーくゆかいなんだ!』と紹介しておきながら、実は何も決まっていなかったというので驚きです。
ちなみにドラえもんの設定も紹介されています。
ドラえもんの身長、胸囲、体重などは129.3という数字で統一されています。
これは当時の小学四年生(=のび太の年齢)の平均身長から来ており、そもそもは身長でのび太を見下ろさない程度という意味合いでつけた設定を全てに応用させたそうで、誕生日も2112.9.3と徹底されています。
ちなみに座高はちょうど1mで、足の長さは29.3センチということになっているようですね。
ただ尻尾が姿を消すボタン…や、首輪の猫集め鈴(故障中)といった設定のように、物語の中で削除されていく設定もあり、ドラえもん自体があまり厳密な設定で縛り付けるのではなく、ある程度柔軟に変化させながら運用されていたようです。
余談ですが、連載当初の129.3cmから時は流れ、現在の小学四年生の身長は130cm代の後半にまで伸びているそうです。

□ 漫画がある!
これ、意外と僕は感激したのですが他の方はどうなんでしょう。
以前、謎本ブームのさきがけとなったサザエさんシリーズの謎本は、権利上の都合からサザエさんのイラストは、たまに出てくるそれっぽいシルエットのみで、オリジナルのイラストはまったく出てきませんでした。
それは多くの謎本でも同様のケースが多く、謎本=イラストが無いor自前の変なイラストといったイメージがあったのですが、この本では先述のとおり貴重な資料も含めてオリジナルのイラストが見えます。
例えば単行本未収録の『ガチャ子』がいます。
アヒル型のロボットでドラえもんと同じようにセワシが過去に送り込んできたのび太の世話役ですが、与えられた役割は、引っ掻き回すような役回りだったようです。
低学年向けに半年くらい出演した後、その存在は葬られてしまったそうです。
…と、こんな貴重な資料も見れるのは今作の最大の魅力でしょう。

□ クロスオーバーを楽しもう。
もう一つ個人的の太占めたのは、ドラえもんへ登場した藤子不二雄キャラです。
なかなか一堂に会して楽しむということはできないので、これは本当に貴重。
結構色々と出ているイメージがあったので楽しかったです。
一つ知らなかったのはパー子です。
少し大人になった星野スミレがドラえもんに登場しています。
実はパーマンシリーズの貴重な後日談になっているんです!
パーマンは最終回で、主人公の須羽ミツ夫が次期バードマンの候補生としてバード星へ旅立つという設定で終わっています。
ドラえもんに登場した成長したパー子、星野スミレはペンダントのロケットへ須羽ミツ夫の写真を入れ、遠く離れた彼の帰りを待っている―という物語なんですね。
それをドラえもんで描くというのは、なかなか憎い演出ですね。
…それにしてもバードマンになるのって時間がかかるんだなぁ…。

□ 感想
大好きだったドラえもんのイラストと、こぼれ話の数々。
ただただ楽しくて、ページをめくるごとに残りページ数が少なくなっていくのがさびしくて仕方が無かったです。
僕もドラえもんと一緒に育ってきた世代なので、彼と居ると、やっぱり子供の頃に戻ってしまうんです。
今年の夏も一緒にどこかに冒険へ行きたくなるんです。
もう大人になってしまったことが、なんだか申し訳ないくらいに楽しかったです。

本家が出してきたというだけあって、あまりオフザケが過ぎずちょうどいいバランスだったと思います。
ちょっとまじめすぎるきらいがあるくらいかもしれません。
一人で思い出に浸るのもよし、お子さんと新旧の話題を交えて読むのもよし。
とても楽しい一冊に仕上がっていると思いました。


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働く意味 生きる意味 73人のみごとな生き方に学ぶ/川村真二
心が死んでしまえば、生きる価値はない。魂が残れば、身が滅んでも価値はある

様々なジャンルの著名人の信念を物語るような台詞や、生き様、そして契機となった出来事を紹介する一冊です。
その数73名。
吉永小百合さんのようにご健在の芸能人の方から坂本竜馬さんのような歴史上の人物まで、幅広いジャンルに及びます。
彼らの生き様、発言から、タイトルにもあるように『働く意味』や『生きる意味』を見つけていきます。

紹介されている方が73名と多く、更にジャンルも広いですし、たとえば本田宗一郎さんが汲み取り式トイレに落ちた入れ歯を探すために自ら降り立って見つけ出した…というような有名なエピソードが紹介されている方も居られれば、余り知られていないような話題の方も居られます。
一人ひとりを紹介するのは難しいので、ただただ紹介のみにとどめようかと思ったのですが、一つだけ。

73名の方の内のなんと多くが『努力』の大切さを説いていることか。
象徴的なのは帝国ホテルの料理長、顧問を勤め上げた村上信夫さんの台詞です。

人にも恵まれた。
 しかし、それは準備し、努力した結果でもある

村上さんが帝国ホテルに入りたての頃、先輩のコックは帝国ホテルの味を後輩に教えようとしなかったそうです。
最初はただただ鍋を磨き続ける仕事に回されるのですが、その時にも洗剤や塩を混ぜて味が判らないようにしてから渡されるということで、修行は非常に大変だったそうです。
村上さんはとりあえず他の誰よりも鍋を綺麗に磨き上げる努力をしたそうです。
そしてその努力を認めてくれた先輩が、彼に回す時にはソースが残ったそのままの鍋を回してくれ、ようやく村上さんは味を研究することが出来るようになったそうです。
村上さんはただ人に恵まれたのではなく、努力をした事を評価してくれる人に恵まれたのです。
この台詞は非常に重たく、運だけに左右されない人の人生を物語っているようです。

また巨人軍でプロ野球の一時代を築いた長嶋茂雄さんは『それ(練習)以外に人よりぬきんでる方法を知らなかった』、作家の松本清張さんは夫人へ残した遺書の中で小説の書きすぎで書痙にかかるなどした自分の人生を振り返り『自分は努力だけはしてきた。それは努力が好きだったからだ』という言葉を残しています。

僕も良い年なので、そろそろそういう『意味』が見えてきても良いのかもしれません。
ただ、なかなかに難しくて、色々な方の言葉に触れながらも考えてばかりでした。

一生を賭けても良いと思える生きがいとの出会い。
その覚悟は時代によって違って、『努力』と呼ぶこともあれば、自らの命を差し出す決意になる時もあるようです。
そういった強いゴールがあるから、頑張れる。
僕にそういうものが見えないのは、まだゴールも作らずに闇雲に走り続けているからなのかもしれません。


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日常生活・弔事の表書き
自分でも絶望的になるほどの悪筆なので、人一倍練習しなければならないのです。

…という事で、ダイソーさんで見かけた小筆向けの表書きの練習帳を購入してみました。
見本となぞって書くスペース、そして空白に書くスペースが用意された練習用です。
ただ、中に包む金額であるとか『御仏前』(仏教向け)、『御玉串料』(神道向け)、『御霊前』(浄土真宗などを除くと宗教を問わない汎用)、『御花料』(キリスト教向け)など、言葉の意味の解説であったり、中に包む平均的な金額なども紹介されているので、練習後も手元においておくと便利な一冊です。
お祝い用だと前もって用意できるし、上手い人に書いてもらって持参するという手段もあるのですが、葬儀だとそのタイミングを逃しがちですし、宗教ごとの違いや『御車代』(宗教家の方へお支払いする交通費)など、プリントされていないものも間々見かけられるので、やっぱりある程度は自分で書けたほうが便利なはず。
上手に書きたいと贅沢は言いません。
人前に出して恥をかきたくないんです

105円で練習できるなら最高じゃないですか。

一つだけ難点を言うと、紙と墨の愛称が良くないです。
乾くのに時間がかかるので、一ページ書くごとに相応の時間を於いてやる必要があります。
…と思っていると、こんな記述が。

一度にたくさん練習するよりも、毎日短時間でも継続することが大切です

そうなんです、えぇ!
紙と墨の愛称が悪いのは、一度にたくさん練習できないようにというダイソーさんの野望気遣いだったのです!

※購入は全国のダイソーさんで。
書道シリーズ№5です。


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