本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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瀕死の探偵/シャーロック・ホームズ最後の挨拶
僕は大洋の海底がなぜびっしりと牡蠣で埋まらないのか不思議でならないよ

ハドソン夫人がホームズの危篤を知らせることから始まる事件です。
そう、タイトルにある『瀕死の探偵』は、まさに瀕死のホームズのことなのです。

ちなみにこの作品はワトソンの結婚から2年目という設定ですが、最後の挨拶に収録されているボール箱事件とは異なり、こちらは1913年に作られた1890年頃の作品です。
後期のホームズ物語としてはかなり豊富にホームズの人物像が描かれている点でも興味深い作品です。
ワトソンによる久々のホームズ評は以下。

・話にならないほどだらしがない
・とんでもない時刻に音楽に熱中する
・室内でピストルの射撃練習をする(マスグレーヴ家の儀式でもVRって撃ってましたね)
・たまらない悪臭を放つ実験をする
・彼の周りには乱暴で危険な空気がつき物
総評:ロンドンでも最悪の下宿人

この作品の中でワトソンは友人という言葉を数多く使いますが、ここだけを見ると実に疑わしい発言です。
ただしホームズも自覚があるのか、結婚前のワトソンと一緒に暮らしていた時期だけでも家が買い取れるほどの家賃を支払っていたそうです。(ちなみに家賃はホームズが全て支払っていたとする説もあります。そりゃ、これだけ払えばワトソンは払わなくてもいいよなぁ…)

閑話休題。本題へ戻ります。
ワトソンの家を訪れたハドソン夫人はホームズが瀕死であることや病状を伝えてワトソンに診てやって欲しいと伝えます。医者を呼ぶことを拒否していたものの、唯一ワトソンなら良いといったそうです。
まぁハドソン夫人も少し前まで下宿していたんだから、真っ先にワトソンを呼ぶって言ってあげれば良いのに
しかしこの時のハドソン夫人を責めることは出来ません。
よほど混乱していたのか、ワトソンに会うなり『今度は助かりません』、『(すぐ来ないと)死に目にも会えない』、『もう長いことはございません』と絶望的な発言を繰り返しています。

ホームズの部屋を訪れたワトソンはやせ衰え、痙攣しながら横たわる瀕死の探偵の姿を見ることになる。
慌てて診断しようとするものの、ホームズはそれを強く制止する。
伝染病に感染しているので近くに来て欲しくないというのだった。それでも強固に診察をしようとするワトソンへ対して『君は経験も少ないし、これという専門も持たないただの開業医に過ぎない』などと普段なら有り得ないような発言でワトソンを牽制した。
そして鍵を奪い取ると、しばらくワトソンを室内へ軟禁してしまった。
やがてホームズは自らが指名する医者なら診察を受けても構わないと告げる。
それはワトソンが提案したどの医者でもなく、ただの農園主の男だった―。

物語としてはホームズがどうなるのか!?という危機感にあふれた感じ…に描かれているものの、冒頭でワトソンがホームズの悪口を書き連ねていることから『あぁ、ワトソンまた騙されたんだな』という事が容易に判ってしまう…。
それだけが非常に残念です。

ネタバレ等は続き以降で。
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もっと効率的に勉強する技術!/高島徹治
学生の頃、勉強量だけは人一倍なのにイマイチ成績の悪い人っていましたよね。
僕は勉強量も結果もソレナリだったのですが、ソレナリはソレナリなりに、『あいつすげーしてるのになぁ』などと不思議に思ってみていました。

でも成績のトップグループ(僕は属したことが無いのでどういったグループなのか実態は不明です)には、いわゆる生真面目ながり勉タイプの人と、適度に遊んでいる人が入り混じっていたように思います。
(幽遊白書でいう蔵馬と海藤 優みたいな。蔵馬は遊んでるっていうか、戦っていたのですが)
みんなと一緒に遊んだりしているのに、いつ勉強しているのだろうとかなんとか、『あいつは寝ないらしい』みたいな都市伝説めいたうわさが流れたこともありました。

そんな人の秘密…ではありませんが、効率よく勉強することで結果をより上げていくということを目指したのがこの本です。

書いてあることはとても簡単なことばかりです。
時間や目標を整然とすること、そして覚え方のコツ…といったものが大半です。
僕はイマイチ人から教えてもらう記憶術というのは苦手なのですが、前半の辺りは実践しやすいものが多かったです。
とりあえず教科書を開いていたら勉強したような気になる…というのでは、やっぱり難しいです。
そういった部分をもう少し整理して、勉強しやすい環境を整えることで覚えやすい環境が頭の中にも構築されていくのでしょう。

今、現役の学生さんがもしこの記事を読んでいるようでしたらお勧めしたいコンテンツがあります。
教材&問題集の選び方・捨て方』です。
これは本当に重要なことだと思います。
自分に合う、合わないという部分もありますし、何を選んでいいのか判らない。
そんなときは著者の勧めるような〈軽薄短小〉を選んでも良いのかもしれません。

基本的にはコツの話なので、この本を読んで頭がよくなるわけではないのですが、言われてみるとここが出来ていなかった…というような部分も多々あるので、勉強に割いている時間の割に結果が出てこないとお悩みの方は、この本で勉強にかける時間だけではなく効率を見直してみてはどうでしょう。




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ロングバケーション―ベスト・ダイアローク
あっちょんぷりけ

昨今テレビの不振が話題になることが多いですが、僕が中高生くらいの頃はまだテレビにも勢いがあって、それぞれのクールに『見ておかないと話題についていけなくなる』感じのドラマが必ず存在していました。

その中でも猛烈な勢いで、下手したら先生まで巻き込んで盛り上がっていたのがロングバケーションでした。
北川 悦吏子原作のドラマ化で、俳優さんも当時人気の高かった方が勢ぞろいしていました。
そんなドラマの名言集が角川mini文庫で登場していました。

当時はただ面白いドラマとしてみていただけの作品。
でも今になって妙に感じるところはあるんですよね。

人生の岐路に立たされていた二人の男女の物語でした。
木村拓哉さん演じる瀬名秀俊は伸び悩むピアニスト、山口智子さん演じる葉山 南は婚約者に逃げられた落ち目のモデル。
二人は人生の中で自分達がいる時間を『神様がくれた休暇』と名づけて、無理をせずに過ごそうとする。

こんな台詞がありました。

何をやってもダメなときってあるじゃん?
上手くいかないとき。
そんなときはさ神様がくれた休暇だと思って
無理して走らない焦らない頑張らない


まだドラマを見ていた頃は、一部にそんな人がいるんだろうって思っていたんです。
わが身に降りかかるとは思わず。
だけど、人生ってそんな時間の使い方次第なんです、きっと。

ムリせず、のんびり自分と向き合う時間の大切さは今後も忘れずにいたいものです。



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ブルースパーティントン設計書/シャーロック・ホームズ最後の挨拶
僕が犯罪者でないのを、社会は祝福するべきだよ

事件がなくて暴走しているホームズ…という定番のシーンから始まる物語です。
しかし、この時のホームズの暴走は結構半端なくて、新聞記事に出ていたこそ泥の記事に関しては『そんなケチなもの』と言い放ち、『ロンドンの悪漢はまったくだらしがない』と、まるで犯罪を煽るかのような発言をしています。
冒頭の発言もそんな流れで飛び出した驚きの一言でしたが、ちなみにそれに対するワトソンの反応は『私は心から同意した』でした。
いや、仮に真の友だとかなんとか名乗るのなら、そこは否定しておきましょうよ。
ところでこの物語によるとホームズが退屈に耐えられるのは三日、四日目でどんよりと重苦しい雰囲気を発生させるそうです。

さてそんなホームズに事件を持ち込むのは、いつもとは少し趣の違う人物です。
シャーロック・ホームズの兄であるマイクロフト・ホームズです。
実際に登場するのはこれが二度目で、前回に登場した『ギリシャ語通訳』事件の際には、ワトソンに『アザラシのヒレのような広くて平べったい手』と表現された方です。
ちなみに前回から設定が大幅に改定されています。
前回はワトソンとの付き合いがまだ浅かった為に全てを語っていなかったというのが理由だそうですが、マイクロフトの本当の仕事は『政府そのもの』であり、難しい判断を要する事案などが生じた際にどうするべきかを判断するという特殊なものでした。
日本でいう院政のようなものでしょうか。
そんな彼が自らで向いてくるというのは非常に珍しいことだったようで、本題であるカドガン・ウエストという地下鉄で死体になって発見された男に関してホームズは『ただの死体ではないよ』という感想を漏らすほどでした。

カドガン・ウエストという男の死体が見つかった。
列車から落下して死んだのであろうと思われたが、幾つか不審な点があった。
まず彼は切符を持っていなかった。そして、彼のポケットには国家にとって重要な潜水艦の設計書が入っていた。
厳密に管理されていたはずの設計書をどうして持ち出すことが出来たのか?
それも十枚の内、中でもとりわけ重要な三枚が失われていたのだ…。


ネタバレ等は続き以降で。
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やばい会社のリストラ・失業お助けマニュアル/社員生活向上委員会編
電子書籍のメリットはどんなタイトルの本でもクレジットカードの決算で購入できることだと思います。
…ということでこんな本を読んでみました。

タイトルにある通り、経営状態が芳しくない会社でリストラされそうな人、会社が駄目になってしまいそうな人の為の対抗策、そしてもしリストラされた場合にどのような手続きを取ることが出来るのか、そしてどのように再就職へ向けていけばいいのかといったことを解説してくれる本です。
なかなか色々な人に聞いて回るというのは難しい内容ですが、自分自身の生活がかかっている以上、出来るだけ損が少ないようにしたいというのが本音ではないでしょうか。
そんな時に、ローンは?どうしても再就職が難しいときの生活保護は?
…知らない手続きって沢山あります。
そんな時に便利な一冊なのです。

ある程度計画的に仕事から離れるのと、突然離れてしまうのとではかなり違ってくると思います。
この本は後者になったときにとても便利です。

さて。
僕がこの本を読んだ理由は興味本位だけです。
今のところは首が危ないとか、会社がきついといったこともありません。
ただ時代が時代だけに、いつ自分に何が起こるのかは判らない…そう思ったのも事実です。
実際、公務員と同じくらい鉄壁だと思っていた銀行が駄目になる時代、それどころか市町村でも財政的に駄目になってしまうような時代。
自分は大丈夫だ―なんて人はきっと存在しなくなっているんだと思います。
非常に残念ではありますが、こういった知識も多少は持っておいて損はないと思います。

※この本は電子書籍でこっそり美味しく頂きました。


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実録山口組抗争史 激突山口組VS極東会
最近コンビニで色々なジャンルの本を見かけるようになりました。
犯罪関係やらビジネス本まで様々なのですが、会社の同僚が暴力団に関する本を読んでいたときには驚いたものです。

以前、組長だった竹中さんの生涯を追った本を読んだことはありました。
この時も知人に見せていただいた映画がきっかけでしたが、意外とこういった内容に興味がある方は多いのかもしれません。

そこで一冊、借りて読んでみました。

読んだのはテキヤを束ねる日本最大の組織である極東会と山口組の衝突を描いたものでした。
僕にとってはまるでフィクションの世界ですが、実際に起こった事件だったのだそう。

コンビニで扱うほどなので、関心を持つ方も多いのでしょう。
意外なような気もしますが、コンビニの本棚というのは興味深い傾向を教えてくれそうです。

※お買い上げは全国のコンビニでどうぞ。


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なぜカイシャのお偉方は司馬遼太郎が大好きなのか?/春日直樹
タイトルからすると司馬遼太郎さんの作品を解説しているようですが、実は会社の慣習など、よくある「なぜ?」に対して答えを出してみたという一冊です。
てっきり経営者の立場から見た司馬遼太郎さんの考え方だと思って読んでみたのですが、うかつでした。

会社を『カイシャ』とし、正体不明の化け物のように扱いながら、その性質を紐解いていきます。
シンプルに考えてみれば意外とシンプルなもので、どうしても会社の習慣のような部分が気に入らない、受け付けられないと思っている人にとっては、受け止めやすく(受け流しやすくかな?)なると思います。

実際のところ、世の中には色々な会社があります。
この本で言えば、僕の勤める会社の社長は司馬遼太郎さんのファンですが、新卒採用に関して余り積極的ではありませんし、暑ければスーツを脱げば良いと言い切りますし、社員の運動会どころか飲み会でさえ開催しようとはしません。

なので正直、この本で僕自身にとっての『カイシャ』というものの実態は余り判らないままでした。
ただ集団というものに対する日本人の考え方、そして働くというものへの考え方というのはよく判りますし、できれば染まりたくはないなと思ったりもします。
…それにしても、なんでタイトル通りで一冊書いてくれなかったんだろう(笑)。
もちろんこの本も面白かったのですが、僕はそんな本を募集しています!

※この本は電子書籍で美味しく頂きました。


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ブック革命 電子書籍が紙の本を超える日/横山三四郎
僕はちょこちょこと電子書籍で読んだ感想をブログに上げているのですが、ZAURUSユーザーになった頃からの電子書籍愛好家です。
以前と比べると電子書籍化される本も増えてきたものの、まだまだ発展途上です。
特に日本では電子書籍の普及は遅れているようで、とても残念です。

何が電子書籍のいいところなのか?
…これって色々とあると思うんです。

人によって、きっと色々。

そんな色々なメリットを挙げているのがこの作品。
紙の本が売れない実情と、電子書籍の可能性を両面から追いかけているので、電子書籍未経験という方にもオススメです。

ちなみに僕にとっての電子書籍は持ち運びの便利さです。
こんなブログを作っている通り、本が好きなのでどこへ行くのにも本を持ち歩きます。
しかし本を持ち歩くとなると、分厚い本だと邪魔になるし、旅行などの際だと数冊持っていくとなるとかなりの荷物です。
また新刊をカバンに入れて本屋に行くというのも、小心者の僕にとってはなかなか抵抗があったりします。
それがZAURUSだと殆ど解決できる。
SDカードの中に何冊でも本を持っておけるので、出先で本を広げてみて「げ、これ面白くない」となっても安心です。
一冊と比べれば重たいですが、僕の場合はスケジュール管理にザウルスを用いているので、本が入っていようといまいと持っているものだから問題ありませんでした。

また絶版になった本でも電子書籍化されていれば余裕で購入できます。
ドイルの自伝(今のところブログ内にアップしていません)は多少プレミアがついた価格になっているものを買わざるを得ないかと思っていたところに電子書籍で販売しているサイトを見つけて、大喜びで購入したものです。

…と、色々なメリットもあると思います。
もちろん紙の本の魅力もあるでしょう。

しかし新時代は是非電子書籍に渡してあげたい。
そう願う僕からの推薦図書です。

※この本はもちろん電子書籍にて美味しく頂きました。


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赤い輪/シャーロック・ホームズ最後の挨拶
ホームズがどうしても断りきれずに受けた事件の一つが『赤い輪』事件です。
忙しい時には『たとえどんなつまらなさそうな事件でも、僕が断ると思っているのかい?』とかなんとか言っておきながら、自分が忙しいとなると『そう心配する必要はないと思います』だの、『これで私も幾らか忙しい身ですから』とアピールして断ろうとしています。

ちなみにホームズが何で忙しかったのか本文中に出ています。
最近の資料を綴じたスクラップブックの索引作り
…よっぽど大したことがない事件だと思ったのでしょう。
結局依頼人の女性が過去に解決した事件の依頼人と知り合いである事をちらつかせ、挙句に『とてもご親切な方だって、今でもお噂をなさるんですよ』と言われてしまい、観念して話を聞くことになります。
ちなみにささやかな抵抗なのか『タバコを吸ってもいいでしょうね?』と、タバコを吸いながら対応しています。

依頼人の女性は下宿を営んでいた。
そんな彼女の元へ下宿の一番上の部屋を、好条件で借りたいという男性が現れた。
週に50シリングもあれば構わないという条件に対し、5ポンドを提示したのです。
その代わりに要求した条件は下宿のカギを預けてもらうことと、部屋に立ち入らないことだった。
大した事のない条件で高額な支払いをしてもらえると、最初は喜んでいた依頼人だったが、その依頼人の様子がどうにもおかしい。
訪れた当日に一度出かけたきり、10日も部屋から出てこない。
食事もベルを鳴らしたときに部屋のドアの外においてある椅子に置いて欲しいというものだった。
他に必要なものがあるときも、食事の際と同様にベルが鳴り、そして椅子の上に欲しいもののメモが楷書体で書かれているという具合だった。
得体の知れないおびえる依頼人。そして、依頼人の夫が誰かに間違われて襲撃されるという事件がおきてしまった。


物語としてはとてもシンプルな感じです。
ドイルらしい事件の真相もなかなか読み心地満載ですが、基本的にはとてもオーソドックスな作品です。
タバコの吸殻から依頼人の髭との矛盾を見つけ出したり、新聞広告からヒントを見つけ出したり、暗号が登場したりと、ホームズの王道を行く内容に仕上がっており、シリーズを通して一番好きとかそういった作品ではないですが、個人的にはとても好きな作品の一つです。
本格派推理小説としてもオーソドックスな作品なので、初めて読む人は作品中に登場するヒントからトリックを見破ってみるというのも楽しめると思います。

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四季の言葉
先の記事で、仕事で送る文書の冒頭の季節の挨拶の為に電子書籍を使っているという事を書いたのですが、実はその時にもう一冊ダウンロードしています。
それがこの『四季の言葉』です。

こちらも12ヵ月のそれぞれの季節(月)にあった言葉や表現を紹介したものです。

ただしどちらかというと先の記事がビジネス文書に特化したものだったのに対して、こちらはもう少し風流な感じで、例えば詩歌などを趣味にする人が季語として採用するようなものが多くなっています。
また読み物としてそこそこ楽しめるような部分も加えられており、解説やその月の色々な呼び方(例えば一月なら睦月、早緑月等)も紹介されているのです。
そういえば先の記事で僕は一月は春というが寒いのであいさつ文に迷うということを書いたのですが、こちらではきちんと陰暦が陽暦になった為に生じたズレであることを解説していたり、ただ調べるだけでなく納得する事が出来ます。

読み物としてはこちらが上々。
ただやはり調べ物の際には先の記事の方を使っています。

でもこういった風流な言葉を学んでおくと、きっとポイントは高いと思うのです。
昔の言葉を読んでいて思うのは、意味は判らなくても、字を読んでいるとどういう意味なのかがよく判り、そしてとても風流に感じるということでしょうか。
言葉に情景が盛り込まれているんですね。

美しい日本語…なーんて気取ったことを言うつもりはありませんが、この本には日本語の底力が詰まってる。

※この本は電子書籍で美味しく頂きました。


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ビジネス文書の基本/JMAM
デスクマットの下に便箋についていた栞を今も挟みこんでいます。

この栞、季節の挨拶や御父堂、御母堂といった呼称などが詳細に記されたものです。
社会人として仕事を続けていく中で、それなりに呼称などは覚えていったのですが、未だに迷うのが季節の挨拶です。
例えば、1月はまだ寒いけど、新春っていう…季節の挨拶はどうするんだろう?
これって迷った人は居るはずです!僕は大いに迷った!
答えは新春辺りになるのですが、まだ寒いということで『厳寒の候』でもいいし、二十四節気から『大寒の候』でも良い。
個人的には暖冬だなと思ったら前者、寒い日が続いていたら後者で使い分けます。
2月だと余寒向春といった暖かくなりつつあることを表現した言葉を選べます。
そして3月になると、さすがに寒いという表現も微妙になってきます。
それでもまだ肌寒いなと思えば『浅春の候』だし、もう春になったと思える気候なら『春暖の候』が選べます。

…一年に一ヶ月しか使えない季節の挨拶なんてなかなか覚えられません。
そんな時に栞を愛用していたのですが、電子書籍としてそんな定型句が収録されている『ビジネス文書の基本』というものを入手しました。
手帳で確認できるのだから、これは有り難い。
他にもビジネス文書の基本的なフォームなどもあり、とても便利。
電子書籍の新しい使い方に行き当たることの出来た一冊でした。

※この本は、電子書籍で美味しく頂きました。


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ボール箱/シャーロック・ホームズ最後の挨拶
この作品は『最後の挨拶』収録作品ですが、発表の時系列で言うと『シャーロック・ホームズの回想』の時期に書かれた、比較的初期の作品ということになります。
事件自体が結構残酷な描写が含まれているので、読者に受け入れられなかったのかと思いきや、事件の確信部にある倫理的な問題から、ドイル自身が封印しようとしていたそうです。
ただ時代の流れなのか、発表から24年後の1917年にめでたく短編集へ加えられることとなりました。

この物語ではホームズが得意の洞察力でワトソンを驚かせるというシーンの最たる例が描かれているのですが、ドイルはこの描写に関しては気に入っていたのか、同じく回想に収録されていた入院患者へこのエピソードを移植していたりしていました。(現在では殆どの出版物において、入院患者へ挿入された方のシーンは削られているそうです)

退屈をもてあましていたワトソンはぼんやりと考え込んでいた。
そこへホームズがこう話しかけるのです。『こいつは議論に決着をつける方法としちゃ、少し不合理だね
ワトソンは当たり前に返事をして、ホームズに心を読まれたことを知ります。
これはホームズが以前『細心なる推理かはよく友人が胸の中で考えていることも言い当てるものだ』と話したのを実践したもので、ワトソンの目の動きや、表情からワトソンの思考を推理したものでした。
ただ、この時のワトソンはとても判り易いと言わざるをえない。
南北戦争の際に奴隷解放などの運動で貢献したビーチャーの肖像を見て、『きっと口を結び、眼を輝かせ、両手を握り締めている』挙句に、古傷に手をやりながら、『ニッと唇をほころばせた』そうです。
なんとも判り易いと言うか、ちょっと気持ち悪い。

きっとホームズはいつもこんな様子のワトソンを観察するのが楽しくて仕方がないから、彼との同居をいつまでも解消せずにいたんだろうなと思う。

さて、肝心の事件ですが簡潔に。
ある一人暮らしの未婚女性の下へ奇妙な小包が届けられた。
小さなボール箱の中には荒塩が詰められ、なんとその中には人間の耳が二つ入っていたというのだ。
しかし不思議なことに、送られた相手のミス・カッシングにはこんな小包を送られる覚えがない。
ただ不機嫌に気持ち悪がるばかりなのだ。
思い当たる犯人も、せいぜい数年前に下宿させたいた医学生が騒がしく、不規則な生活だった為に退去してもらった事があるという程度のものだった…。

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ウイステリア荘-The Adbenture of Wisteria Lodge/シャーロック・ホームズ最後の挨拶
君の好きなきちんとした簡潔な一編にまとめあげるのは、まず出来ない相談だろうよ

ホームズが気持ちの良い毒を吐き続けるのが特徴的な作品がウイステリア荘です。
冒頭から『人生は平凡で陳腐だ。新聞は空疎だし、犯罪社会には豪胆な夢も、情熱も夢も、永遠にあとを絶ったのかねえ』と犯罪を待ちわびているとしか取りようのない発言をするホームズ。
この名探偵、この事件が起こる少し前に『僕の経歴が今夜終わりを告げたとしても僕は落ち着いてそれを受け止めることが出来るだろう。ロンドンの空気は、僕の手で清らかになった』と、尤もらしい言葉を残して最終決戦へ挑んでいました。

心のどこかでモリアーティの死を悔やんでいたりするんじゃないだろうか、こいつ。
(注:この事件は1893年に発生したとワトソンは記しています。これはモリアーティとの最後の事件の翌年という事になりますが、実際の設定上ではホームズが自分を死んだ事にして身を隠していた時期になり、矛盾していると言われています)

そんな退屈なホームズの下へ一つの事件が舞い込んできます。
怪奇な出来事を経験したという依頼人からの電報が届いたのです。
ホームズは怪奇が犯罪に直結する事がある(例:赤毛組合五つのオレンジの種)として、この事件を受ける事にしています。
…が、実際の本音は『たとえどんなつまらなさそうな事件でも、僕が断ると思っているのかい?』という言葉にありそうです。
ホームズに助けてもらえるかどうかは、ホームズが退屈しているかどうかに大きく左右されたようです。

さて、そんな幸運な依頼人が持ち込んだ怪奇な事件は以下の通りでした。
依頼人のスコット・エクルズが南米出身と思われるガルシアという男と知り合いになった事が全ての始まりだった。
知り合って間がないものの、エクルズはガルシアの自宅を訪問することになる。
訪れた家は事前に話に聞いていたのとは違う、不気味な雰囲気の家だった。
しかし『怪奇』なのはそんな事ではなかった。
彼が目覚めると、家にはガルシアどころか下男もコックも誰一人居なくなってしまったのだ。
その無礼さに怒り、そしてどういうつもりなのか知ろうとエクルズは彼の身辺を調べようとした。
しかしガルシアに行き着く情報には辿り着けなかったのだ。
そこでホームズに助言をもらおうと尋ねてきたのだが、彼はホームズの下宿で彼を追いかけてきたグレグスンから衝撃的な事実を聞かされる。
ガルシアが死体で見つかったというのだ―。


混沌としているのは事件だけではなく、物語自体も短編としてはそこそこ長くて混沌とした感じの作品です。
なので前編の『ジョン・スコット・エクルズ氏の怪奇なる体験』、後編の『サン・ペドロの虎』というドイル得意の二部構成になっています。

ネタバレ等は続き以降で。
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六十歳革命/大谷羊太郎
六十歳革命。

まさか六十歳で革命を起こそうとは!
なんて思った人は一読の価値ありの本です。
僕はまだ二十代ですが、著者ほど生き生きとしているかと言われると、ちょっと言葉に詰まりそうです。

この本は従来の六十代の概念を打ち破り、六十代の『これから』を再発見しようとする内容です。

六十代といえば、社会的には定年だし、家族内でも『おじいちゃん』になったり、赤いチャンチャンコを着たり、高齢なイメージが付きまといます。
これは著者の同級生たちも同じだったようで、作品の冒頭でこれから頑張るといった旨の事を話したところ、笑われてしまったというエピソードが紹介されています。
六十代になると自分たち自身も諦めてしまっているのではないか。
自分たちはまだまだ出来る!という、六十代から六十代へ向けてのエールです。

僕たち自身もいつかは六十代になります。
その時、自分たちの人生にこれからを見出せるように、頑張りたいと思えました。

BON JOVIにJust Olderという曲があります。
古くはない、年を取っただけ。と、こんなフレーズがあります。
まさにそうだな、と。
見方を変えれば自分が変わる。自分が変われば周りも変わる。
六十代が起こす革命は、きっと日本中を元気にしてくれることでしょう!
団塊世代が六十代に入ってきた今だからこそ、この本にはもっと活躍して欲しいと思いました。



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新聞社 破綻したビジネスモデル/河内 孝
僕達夫婦が結婚して引越しをするときにどうするのか少し悩んだ事が二つあります。
まず一つはテレビ。
二人とも余り見ないので、わざわざテレビを買わなくても見たい番組があれば実家で録画してしまえばいいじゃないかと思ったのですね。PCがあれば録画したものを見るのには事足ります。
そしてテレビがなければ新聞も要らないよねという話になりました。
新聞が毎日届く価値=最新のテレビ欄という認識があったからです。
同様に考える人が多いのか、同世代の知人でも新聞を取らないという人は少なくありません。
テレビ欄だけなら週間のテレビ欄が掲載された雑誌を買えば良いし、そちらの方が新聞の一ヶ月の購読料より安くつくし、ネットや携帯で調べればもっと安く上がる。

そう、新聞というビジネスモデルは大きな岐路を迎えようとしているのです。
それはこの本のタイトルにあるように、もしかすると破綻への道なのかもしれません。

この本は毎日新聞の役員をしていた河内さんが、自身が退任するきっかけとなった販売に対する現状打破などを提案しているものです。
現状での販売体制の問題や、新聞というビジネスモデルが抱えている問題なども紹介されています。
昔、新聞販売員の事故は殆ど報道されないなんていわれましたが、マスコミはマスコミに対して過度に優しい部分があり、なかなかその内情や欠点が表へ出てくることはありません。
そんな中で、河内さんの著書はその内情を忌憚なく表現した珍しい一冊と言えるでしょう。

□ 販売
新聞社の経営はかなり圧迫されてきているそうです。
まず一例として『消費税アップの恐怖』という項目を紹介します。
消費税が8%になった場合のケースで、その価格増を客に転嫁できなかった(新聞代の値上げが受け入れられなかった)場合、多くの新聞社は利益の大半が失われ、中には赤字に陥る企業も出てくるそうです。
この原因としてまず一つは旧来の方式を続けてきた中で残った『異常な販売コスト』です。
これは各販売店が契約を取ってきたりする際に生じる報奨金などが原因になっているそうです。
これまでは時代が良く、広告などで新聞社は充分に利益を上げる事が出来た。
しかし従来のテレビの広告⇒(TVの広告枠が埋まって)余った予算で新聞へ広告という形が、BSなど新しい広告枠を持つメディアの台頭で崩れたのです。
少し時代が過ぎ、今やテレビでさえ苦しくなってきています。
また部数を多く見せるため(=広告主に新聞の効果をより大きく見せるため)に生じる『残紙』などの問題もありますし、無理な勧誘などで新聞に対する評価自体を落としてしまった部分もあります。
新聞が続けてきたビジネスモデルは、タイトどおり『破綻』してきているのです。

□ 新聞不信
この本の中で『新聞は「あちら側」』と表現されていますが、僕自身も余り新聞を読まなくなったのは新聞に対する不信感があったからです。
インターネットの普及で僕達は生の情報に触れることが出来るようになってきました。
マスコミは情報を上手く表現する事で、自分達の思うような方向へ世論を持っていこうとしているのではないか―。
そんな風に思うことは多々ありました。
そしてそんな風潮があれば、ブログや大型掲示板サイトなどですぐに槍玉に挙げられる。

そういえばこの本を読むまで余り意識した事はなかったのですが、日本ではテレビと新聞が密接なつながりを持っています。
これはとても危険なことなんですね。
主要なマスコミがお互いにお互いを悪く言わない。
マスコミというものが何かしら問題を持っている場合でも、その問題を取り上げる機能がない。
新聞でもテレビでも取り上げられなかった事項は、多くの人々は知りません。でもインターネットの普及で、段々とそんな事実があるということに気付き始めているのです。

またこうした構造はライブドア、楽天のときのように新規参入者が悪く見られるような風潮を作る事で自分達を守ろうとする事に繋がります。(前述の二社は著者自身が引き合いに出した例です)
上記二社の動きが望ましいものだったのかどうかは、僕にはよく判りません。
どちらだったにせよ、新聞とテレビが好ましくない動きとして報道すれば、好ましくないことなんだと思い込んでしまいます。

でもこうした状況はインターネットの時代、少しずつ漏れていくものです。
そしてこの不信感は今後も広がっていくと思っていいでしょう。

□ 販売改革
著者はこの販売改革に着手しようとした経緯の中で退任することになったそうです。なのでこの項目は河内さんにとっては悔しい思いもあったのでしょう、かなり具体的かつ大胆な提案がなされています。
その大きな柱となるのは業界の再編です。
かなり大きな動きですが、スマートな形にして昔から引きずってきていた悪い膿を出し切る。
河内さんの案では毎日、産経、中日の三紙の提携でした。
もちろん、実現可能性についてはご自身も高いとは思ってないのでしょう。その実現に関しては着手できないままでしたし、新聞の業界は現時点でそこまでの動きを全く考えていないようです。

効率化、そして読売、朝日という二大勢力に対する第三勢力の必要性が紹介されています。(この第三勢力が上記の毎日、産経、中日の提携した新勢力という設定でした)
この項目に関しては新聞を作る仕事とは全く無縁の僕にとっては『ふーん』という感じの部分も多かったのですが、業界の中に居る人にとっては興味深いものなのではないでしょうか。

□ 感想
僕は前述の通り、新聞をそれほど重宝していないので、「お、新聞の中に居た人でも判っている人って居るじゃん」という感じで読ませて頂きました。
新聞にしてもテレビにしても、中に居る人たちは自分達に向けられている不信感にもう少し気付いた方が良い。
本当かなぁ?と思いつつ記事を読む人、「どうせやらせ」がテレビの前での決まり文句になってきている視聴者。
時代の変わり目で、時代を引っ張ってきたつもりの人たちにとっても岐路がきたんだと思います。
従来にこだわらない新しい改革はどこの業界にでも必要なんだな…そんな当たり前のことに気付かされた一冊でした。



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スローライフ─緩急自在のすすめ/筑紫哲也
夜、仕事から戻ってテレビをつけると「あぁ、本当に居なくなったんだなぁ」と、未だに思います。
なんとなく同じ時間帯まで働いていたので、同僚のような意識があった筑紫哲也さんの事です。

新聞記者として、ジャーナリストとして。
NEWS23の名物司会者として。

情報の最先端を走り続けてきた彼から、『スローライフ』という言葉を聴かされるのは、妙な気分でした。
誰よりも速い時間の流れにたち続けてきた人だからこそ、その尊さに行き着いたのかもしれません。

道草をしなくなった日本人―。

僕は筑紫哲也さんが伝えようとしていたのは道草の大切さだったのではないかと思います。

今の時代は色々なことが速くなりました。
IT革命で情報を知る速度は今までのどの時代よりも高速化しましたし、交通手段も最速を更新し続けています。
正確に情報へ行き着き、一秒でも早く目的地へ着く。
なんて無駄のない人生だろう!…そんな風に思っていました。

でも思うんです。
本棚で間違えて手にとってしまった一冊が、自分にとって運命の出会いに成る事だってある。(そう、それはまるで僕がシャーロック・ホームズとシュロック・ホームズを間違えたように!)
新幹線では速すぎて見えなかった風景が、車で走ってみればよく見えることもある。

そんな大切さを感じさせてくれる一冊です。
筑紫哲也さんの作品の中ではありますが、ジャーナリストというより一人の人間としての立場からの言葉が目立ち、とても読み易い一冊でした。
もしご存命であれば、きっと第一線から退いてのんびりとした人生を送られていたんだろうな…と、そんな風に思います。



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Linuxがまるごとわかる本 (100%ムックシリーズ)
Linux100%のVol.1~11までの総集編です。

この本は、いいと思う。
全てのバックナンバーをPDFファイルで含み、なおかつオマケとして付けられていたLinux7と、Linux ONE(それぞれUbuntuをベースに改良を加えられた特別バージョンのディストリビューション。)が付属しているのです。
Linux ONEはためしに使った程度なのですが、Linux7は個人的にかなりオススメです。
今、最新型にアップデートして使っています。

価格も据え置きなので、この一冊で部屋の本棚が片付くと思えば安いものでしょうd('∀'*)

ただし、注意点が一つ。
タイトルでいうほどLinux全体を総括しているという印象はなく、やはりUbuntuよりだったんだなーというのを再認識させられました。
オマケが豪華なので試してみるのはいいと思いますが、Ubuntu以外のディストリビューションを使っている人、これからも使い続けるつもりの人にとっては、余り貴重ではない部分が多いと思います。




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文学の風景をゆく/小松健一
まさにタイトル通りの作品です。

有名な文学に登場する風景を写真に収めたもの。
実際の風景を知っていると、作品に対する感じ方が変わってきます。

僕も出来るだけ作品を読むときは、その舞台を知るように心がけています。
僕は中学校の頃からシャーロック・ホームズマニアだったのですが、高校生、大学生の頃にネットが普及するようになって当時のイギリスの風景であるとか、時代背景を知るきっかけとなりました。
そうする事で作品の中で読み飛ばしていた表現が持つ意味や、ホームズやワトソンがどのような街を歩き、そして犯罪調査に出向いていたのかというものがより見えてくるので、作品に対するイメージも変わってきます。

この作品は日本の純文学と呼ばれる作家の描いた風景を数多く収録しています。
これらの写真を通して、今まで読んでいた作品の新たな一面との出会いが必ず見つかると思います。
超オススメの一冊です。






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新 間違いだらけのAT車テクニック/黒沢元治
AT車の性能をより引き出すためのテクニックを紹介した本です。

日本ではAT車の人気が高いのですが、多くの人はP、R、Dの三つだけで車を走らせているようです。
それではATは楽だけどMTのほうが…みたいな発言が出るのも当然です。

この本ではAT車でも色々と操作を加える事で、車の持つ性能を引き出し、MTにも劣らない、時にはATならではの方法でMT以上を目指すという内容です。
タイトルの感じから見ても判るように、AT車でのスポーツ走行に主眼が置かれています。
ATの仕組みなどにも踏み込んで解説してあるので、AT車ばかりでMTからの卒業を余儀なくされているという方にとっても丁度いい内容だと思います。
逆にATの運転をより『快適』にというと、少し違和感を感じそうです。

さて、この本の後半ではガンサンのAT車Best Selectionとして、色々な車種が紹介されているのですが、ベストセレクションという割には意外と辛口批評だったりするのが、とてもファニーです。



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女性はなぜ買い物に時間がかかるのか?/織田隼人
女の人って買い物が長いよなーって思ったことは、僕もあります。
ショッピングモールのベンチでぼんやり景色を眺めたり、お店の人に出してもらった椅子に力なく崩れ落ちたり、そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。

今の時代に『男だから』や『女は』といったフレーズは禁句かもしれませんが、実はこれは男と女のDNAに残された古い記憶に、それぞれの性別に特有の考え方や感じ方が今も尚残されているからなのです。
この本ではそうした男女の違いをマーケティングへ活かして、よりそれぞれの性別に対してアピールできる方法を模索していきます。
普段使っている『女性向けのお店』といった表現に当てはまるものあれば、意外な項目もあるのでお店の改装の際などに読んでおくと便利かもしれません。

一番判りやすいなと思ったのは、最初の項目で紹介されている男女の差です。
男は相当に高額な買い物じゃないと興奮しない。
逆に女性は金額によらず、気分がよくなる。
この違いはかつての男女の役割の違いから来ているそうです。

男は家族、集団が食べられるだけの量が獲られないと仕事として成功したとはいえません。
なので男は金額がそれほどではない買い物に関して余りテンションが上がらないのだそう。
この事は男にコレクター的な趣味を持たせる一因になっているそうですよ。

まさか自分の中に狩猟をしていた頃の記憶があるとは思いませんでしたが、一つ一つの項目を説明されると結構うなずけてしまう興味深い作品でした。

※この本は電子書籍で美味しく頂きました。


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ヘンな間取り 思わずツッコミたくなる日本の愛すべき間取り一九〇選
コンビニで見つけた一冊です。
タイトル買いで、読んでみました。

とにかく間取りにツッコミを入れ続ける一冊です。
僕自身も最近部屋を探していたのですが、見ていると結構変な間取りって多いんです。
実際に見た中では、玄関を開けるといきなり洋室というものがありました。
玄関と分けてくれないと困りますよね…。

この本では間取りを書き間違えたんじゃないの?という物件が多々。
後半では変わった形の家や、少し前に流行ったデザイナーズマンションのような変わった建物もありますが、個人的に一番ツボだったのは、一番最初の方に登場する、出入り口のない部屋たち。
これは間取りを書いたときのミスなのでしょうね。
入り口のないトイレ『トイレは窓から』や、玄関から先が壁になってしまっているために、玄関とキッチンのみが使用可能という『苦しまぎれ』などといった間取りが紹介されています。

こうしてみていると、日本各地には窓から出入りする部屋が多いんだなぁと思いますが、実際のところは堂なのでしょう。

余談ですが、普通にありふれている形で一番疑問に思った形があります。
玄関からDK(ダイニングキッチン)が見渡せる形です。
家族団らんで食事でもしている時に人が尋ねてきたら、食事風景が広がっているという、お互いに気まずい思いをしてしまうのではないかと思うのですが、実際に多い。
…ちなみに僕の住む場所は、玄関は玄関できちんと仕切られています。

お買い上げはコンビニでどうぞd('∀'*)


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