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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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本の虫、中毒日記
読書感想文、乱発中。
データベースがわかる本/小野 哲、関口由美子
データベースは巨大な図書館

僕が会社内にデータベースを導入する際に初めて読んだのがこの本です。
この本はある程度データベースの知識がある人、既に存在するデータベースを利用しようとしている人には不向きな一冊である事をまず強調しておきましょう。

僕がこの本を手にしたのは、エクセルによるデータベースの限界を感じた為で、その頃の状況から言えばAccessの使い方さえも知りませんでした。(accessのファンだったので、同名のソフトが存在する事は知っていました。)

この本で教えてくれるのは以下の事です。

・データベースとはなんぞや。
・専門用語はこういう意味だ。
・こういう事が出来る。


これ以上に関しては何も教えてくれません。
ただデータベースの歴史、そして現在の形になるまでの変遷などは一通り紹介されていますし、機能面でもどういった事が出来るのか、そして簡単なSQLくらいなら紹介されていますので、初心者にとっては便利な一冊です。

一つだけ注意が必要なのは、この本は一般論的な内容であり、MS OfficeのデータベースソフトであるACCESSが僅かに例として登場するのみで、ソフトを実際にどのように使うのかといった事に関する解説は一切ありません。

もちろん僕がこの本を選んだのも、データベースの方がいいのかどうかの見極めだけでした。
それほど難しいことをしたかったわけではないので、自分が思う理想により近い形にならないのであれば、無理になれないデータベースソフトを使わずに、多少不自由な部分があってもエクセルで頑張れば良いと思っていました。

そんな感じでデータベースの世界を見てみたいと思う人、初心者どころか初心者になるかどうかも迷っている人には丁度良い内容の一冊だと思います。
ちなみに僕はこの本でデータベースソフトの採用を決めました。


テーマ:オススメ本!! - ジャンル:本・雑誌


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頭文字D SpecialStage
頭文字Dのゲーム化、PS2で発売されたSpecialStageをやってみました。
元々はアーケードの頭文字D Arcade StageをPS2へ移植した作品です。

ネットランキングなどでも人気を博していましたが、ゲームは以下の通り。

□ ストーリー
原作に即した内容で進んでいくモードです。
ゲーム中の名場面ごとに走行シーンとなり、例えば配達時にはお馴染みとなったシーンからコップの水をこぼさないように走行すればクリア、池谷先輩との走行シーンではメーターを上げていって気絶させればクリア、ガムテープデスマッチではステアリングの利き方が弱くなる…といった感じで見事に再現されています。
ストーリーは三つです。
秋名のハチロク編、赤木レッドサンズ編、プロジェクトD編。
本編といえるのは秋名のハチロク編でシーンの数も倍以上です。
僕が興味深く思ったシーンは秋名のハチロク編で、エンジンブローさせたトレノのエンジン交換後のシーンです。
メーターの変更をしなかった為に本来の性能を出せなかった状態が続いていた…という顛末ですが、このフルに力を出し切れていない状態のハチロクに乗る事が出来るのです。(渉にエンジンの状態を教えてもらう為のシーンで、操縦可)
…こんな具合でPSの頃よりはずっと隠れた名シーンが多く収録されています。

□ 公道最速伝説
自分の好きな車を選んで、峠を制圧していくというゲームです。
ライバルとの対決ごとにポイントが溜まり、車がチューニングされていくというシステムです。
峠ごとに難易度別で決まった相手がおり、それと対決していきます。
こちらもストーリーモードに負けず、名レースの再現が出来るのでお勧めです。
面白い所ではハチゴー(樹の愛車)に乗った拓海とのバトルが出来ます。
…さすがの拓海もハチゴーでは余り早くないです…。

□ タイムアタック
文字通りタイムを競うためのゲームです。
車や峠はもちろん、天候や時間帯も指定できるので賢太気取りで雨の日を狙ったり、色々と出来ます。
また、上手く走れた!という時には走行のデータを保存しておいて、ゴーストカーとしてタイムアタックの際のライバルに選ぶ事が出来ます。自分の走りを見ることが出来る他、更なるハイペースに繋げる事も出来るでしょう。
ちなみに現在は終了している模様ですが、ネットランキングというのもこのタイムアタックとの連動企画でした。

□ 操作性
頭文字Dのゲームの一番の特徴はドリフトがしやすいように作られていることでしょう。
このゲームもドリフトは比較的簡単なので、他のレースゲームが苦手という方でも気楽に楽しめます。
但しダメージという概念は存在しないものの、車をぶつけてしまった場合には一定時間の加速停止が発生します。
これはぶつかっていた時間と連動するもので、長くぶつけてしまうとあっという間に敵の車につけられてしまいます。
しかし考え方を変えれば、ちょっとぶつけるだけなら、車へのダメージも少なく、車がスピンするほどの衝撃を受けることもないので、藤原拓海が原作中でやってのけたようにぶつける事で方向を整えながら走るということも可能です。
後、敵の車両は余り極端に離れないように作られているようで、難易度がそれなりに保たれています。
なので、公道最速伝説の方で非力な車を選ぶと秋名の一番難易度の低い健二で意外と苦戦したりします。(健二の愛車は180SX)
後、基本的に車ごとの性能の違いは最小限に抑えられているようで原作ばりにハチロクでランエボに挑戦したりということも出来ます…が、やっぱり良い車が強いと思います。

□ 感想
購入した際の主な目的はストーリーモードでした。
先述のようなマニアックなシーンの再現などに心惹かれていました。
ただし実際に結構はまったのは公道最速伝説でした。
第三の勢力となって様々なライバルに挑戦していくのはなかなか面白いものです。
車を育てながらライバルへ挑戦していくという行程はタイムアタックと変わらないのですが、多少なりでも与えられているストーリー性のお陰で、普段やりこむということをしない性格の僕でも比較的長く楽しむことが出来ました。
タイムアタックに関しては、余り僕は興味のないことですし、ランキング自体も終わっているので今はそれほど特筆すべきことではないのかもしれません。
操作性もそれほど難しくないですし、このゲームのATは意外と性能が良い。
ファンの方なら気楽に購入してみていいと思います。


テーマ:ゲーム雑記 - ジャンル:ゲーム


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だから「書類は一枚」がうまくいく!/矢矧晴一郎
気張って作った分厚い書類が駄目だし食らって落ち込んだことってありませんか?

…結構経験があるという人は多いと思うんです。
あれはへこむし、なんだか給料泥棒にでもなった気分になる。

そんな時にお勧めな一冊がこの本。
書類は一枚がうまくいくなら、それが一番いい。
そんな指南書です。

手早く、短く、判り易く。

この本が目指すのは、そんな一枚の書類です。
もちろん、二枚以上の書類を否定しているわけではありません。
ただ一枚で済ませることが出来る内容なら、一枚で終わらせるのが一番というだけ。
余分が多いから長くなる。読みづらくなる。
それなら要らない部分をどんどん削ればいい。

また書類というのは学生の頃のテストではありません。
矢矧さんは手早く短い書類を作っていくことで、後から手直しする時間としたり、何度も提出することで相手が求める形へ作り変えていくということを提案しています。
ギリギリで出して駄目だったら、結果は出ません。
しかしそこまでに何度か内容を吟味することが出来たら…?
一人で思い悩んでいるよりもいい結果が残せるはずです。

この本にはそんなコツが紹介されています。
一行目の重要性などもあるのですが、たとえば読みにくくなる文章の特徴…接続詞の使い方や、具体的な数字の盛り込み方など、文章を縮めてなおかつ読みやすくするための方法が満載です。
この本を読みながら、自分の作った文章と読み比べてみるといいかもしれません。

巻末にはオマケとしてよく使われる用語の一覧があります。
たまに言葉が出てこないときには便利。
文章に対する苦手意識がある方は、会社の机にでも放り込んで、詰まった時には第1章や第3章辺りを読み返してみるといいかもしれません。(1章はまとめる工夫、3章はモレと余分な部分を削ることに関するコンテンツ)


テーマ:この本買いました - ジャンル:本・雑誌


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鉄子の旅/菊池直恵
最近、鉄道好きの女性のことを特に『鉄子』と呼ぶそうですが、それをモチーフにした漫画です。
非現実的とも思える鉄道オタクの姿を非鉄(鉄道に関して余り興味が無い人?)の目線から面白おかしく描いたルポ漫画です。
アニメ化もされており、さらっと見るにはアニメのほうがいいかもしれませんが、ガッツリ見るならゆっくりと電車や駅の描写が見れる原作の漫画がお勧めです。
この物語、実はノンフィクションなのです。
登場人物たちはすべて実在の人物で、彼らが実際に行った行程を描いたものです。

登場人物は以下。

主人公:キクチ
もちろん作者の菊池直恵さん自身。
鉄道に興味は無く、最初はただの旅行ルポだと思っていたそうです。
冷静な目で鉄道マニアの姿を見ている立場で、鉄道マニアで旅のアドバイザーとなる横見さん(後述)のキャラクターを際立たせる役割を担っています。
ですが連載を続けている間に鉄道の描写といい、特に後半にかけての知識の蓄積といい、この方自身も結構な鉄子になったんだと思います。

案内役:横見浩彦
この方、嘘のようですが実在の人物です。
経歴も漫画の通りで、つい先日には通算10,000駅を達成しています。
ちなみに外観は恐ろしいほど漫画の通りです。

同行者:カミムラ、イシカワ
この二人も実在の編集者だそうです。(神村正樹さん、石川昌彦さん)
企画の言いだしっぺは自身も鉄道好きのイシカワさんのほうですが、物語の大半は神村さんが編集者として担当しており、後に出る事となる続編でも活躍しています。
ちなみに石川さんは神村さんにタッチした後もゲスト的な役割でスポットで登場したりしています。

ゲスト:大勢
この作品はゲストが多いのも特徴でした。
一般の方から、同じく鉄道マニアである山田あさこさん(吉本興業)や、横見さんの同業者ともいえる矢野直美さん、アニメで主題歌を担当したSUPER BELL''Zのメンバー、そして横見さんの思い人でもあったきなこちゃんを初めとするレールクィーンと呼ばれた人たち。
アニメ化の際にはかなり割愛されてしまいましたが、原作には芸能人をはじめとした色々とゲストがいるのも注目でしょう。


最初に手に取った時には旅の漫画なんて…と思ったのですが、作者の冷静な目線と、鉄道に対する深い愛情にあふれる横見さんの丁度良いボケとツッコミの加減が読みやすくて、自然と鉄道に関する知識も身についていました。
僕自身が鉄道にハマるということは無かったですし、今後も余りなさそうなのですが、鉄道を移動手段としてのみ考えるのではなく、その歴史や特異性などを知ることの面白さというのはなんとなく伝わりましたし、駅によくいるカメラを持った人たちが何に熱意を燃やしているのかも、判ってきたような気がします。
著者のように長期連載はごめんですが、何度かなら連れて行って欲しいな、と。
そんな旅の記録でした。

公式サイト

テーマ:マンガ - ジャンル:本・雑誌


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戦略的な人の超速☆仕事術/西村克己
戦略的な人の超速☆仕事術というタイトルですが、決して仕事のスピードを上げるためのウラ技めいたテクニックが紹介されているわけではありません。
第1章~第3章までが判りやすいスピードアップに関する記述で、それ以降は自分自身を高めていくことに対する比重が強くなります。
自分自身が今よりも優れた自分になれば、自ずと仕事のスピードだって上がっていきます。
当然なのですが、どうしても忘れがちです。忘れないように読んでみました。
各章の概略は以下です。

□ 第1章
タイムマネジメントを考える内容です。
基本的な方針は他人の指示で動く『他人時間』を減らし、主体的に動いていく『自分時間』を増やしていく事です。
その上でスケジュールや仕事への取り組み方を考えていくことで、より仕事の速度を上げていきます。
確かに『他人時間』ばかりで動いている人は、忙しそうに見えても評価が高くありません。
また納期に対して、『納期までに対処すれば良い』と考える人は、あんなに時間があったのに…と思いながら仕事をしているような気がします。
自分で時間をコントロールできるようになれば、きっと仕事のスピードも評価も上がっていくのではないでしょうか。

□ 第2章
ムダ取りでスピードアップを目指す内容です。
結局、全てはここに集約するんですよね。
多くの本で共通して言えることですが、例えば世間話につき合わされるのもムダといえばムダ。
「がんばりの量」より「アウトプット量」を増やす』というコンテンツもありますが、まさにその通り。
しなくていいことはいくらしても自分を楽にしないし、評価もされない。
ちなみに手帳に関するコンテンツもここにありますが、今のところPDAを使っている僕には余り参考に出来ない内容でした。

□ 第3章
情報収集に関するコンテンツです。
最近インターネットが普及しているので、検索技術なども紹介されています。
僕自身仕事でよくインターネットの調べ物をしますが、検索方法のコツを掴めば飛躍的に時間の短縮が出来るはずです。
ところで何冊もの著作を持つ西村さんですが、本は目次を把握しておけば一気に読めないときでも内容が掴みやすいという方法を紹介しています。これは自身も目次から書くという方法を取っているとの事ですが、実は僕も目次を重点的に読んで、必要の無いコンテンツは流し読みもしくは読まないというスタンスを取っています。

□ 第4章
整理整頓の技術です…が、単純な整理整頓というよりは頭の中で情報を処理しやすい形へ変換していく発想の方法を紹介している部分が強いですです。
グルーピング、ロジックツリーなど、沢山の事項を整理していく為の例として図解が紹介されています。
多分図を見ても余りぴんと来ない人は来ないかも知れません。
一つお勧めなのが、PC上の不要なファイルの処分方法として紹介されている『一時破棄』というフォルダです。
いらないかな?と思ったファイルを全てまとめておいて、ある程度期間がたって必要が無ければそのまま破棄してしまう内容になっています。
僕も近いことをしていて、僕の場合は『○月○○日消去予定』というフォルダを用意して期日までに用事が無ければ消去するようにしています。

□ 第5章
コミュニケーション能力に関するコンテンツです。
僕の後輩に、仕事上でも特定の方へ対する苦手意識を引きずる人がいて、直接関与していない人に聞いて対処しようとする人がいますが、コミュニケーションを円滑に、とるべき相手にとっておくことは仕事の速度や精度を上げ、ミスを減らす上でも重要なことです。
報・連・相の三要素など、その必要性を改めて考える内容です。

□ 第6章
企画作成法に関する章ですが、こちらは速度を上げるというよりは、内容やプレゼンの技術を向上させることによって企画をより通しやすい形に持っていくことで、仕事をスムーズにするということが目的です。
一人で行うブレーンストーミングや、図解で表現すること、大切な要素です。
この章は自分自身を向上させることで仕事をよりよくこなしていくということのみです。

□ 第7章
自分自身を見直すという内容です。
実はここが一番難しいのかもしれません。
自分自身を見直し、自分自身を戦略的に育てていくには?
学生の頃に就職活動で自己分析をしたという人は多いと思いますが、自分の中には自分が思っているのとは少し違う自分がいたりすることもあります。
そんな自分を見つけること、自分を知ること。
それが一番の成長の種なのかもしれません。


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時間に追いまくられる人 仕事がラクラク片づく人/松本幸夫
「仕切り」と「見切り」、それぞれを意識することで仕事の効率は驚くほどアップしました。

冒頭の発言が全てを物語る、仕事の効率向上を目指した一冊です。

次から次に積み重なっていく仕事に対して、どのように対処すべきなのか?
これに対する言葉は、とりあえず一つずつこなしていく事…も一つの正解でしょう。
しかしそれだけでは仕事の量が多くなりすぎてしまった場合に対処できません。
そこで『仕切り』です。
例えばまず仕事を片付ける順序を決めていくのです。
重要な仕事から順に片付け、更に似たような仕事はどんどんまとめて一気に片付けていきます。
この過程で、例えば一つの仕事を片付けていくのにも、大きな仕事一つにずっと掛かりきりになるのではなく、仕事を細かく分けて、その中で更に順序を決めていけば、仕事はより効率的に片付いていくでしょう。

次に見切り
これは僕の性格からすると、少し難しく感じた部分です。
仕事をどこまでするのか…の見切りです。
やらなくていい仕事は後回しでもいいし、本当にやらなくても良い。
仕事で求められている以上の成果を返すべき時もあれば、求められている通りの成果を返せば充分ということもあります。
完璧を追い求める余りに効率が落ちるのでは、全体としてはよくありません。
またこの『見切り』はプライベートの充実などでも効果を発揮します。
仕事は仕事、プライベートはプライベート。この見切りだった大切なのです。

こういった風に、二つの柱を中心に仕事の進め方を考えていきます。
僕が『見切り』で著者の言うようには上手く対応できないように、それぞれの性格でなかなか難しい部分はあると思いますが、著者がいともたやすいことのように解説を加えるのを読んでいると、なんだか少し肩の荷が下りていくような気持ちになれます。
時間に追われている人は、実践できるかどうかは別として、もう少しシンプルに仕事へ取り組む意識を持つために読んでみるといいかもしれません。


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幽遊白書~冥界死闘篇・炎の絆
幽☆遊☆白書唯一の長編映画である冥界死闘篇・炎の絆を見てみました。

時期不肖のオリジナルストーリーなのですが、桑原の衣装や飛影の使う技からすると暗黒武術会後、仙水より前といった感じでしょう。

□ あらすじ
傷だらけのぼたんが突然登場。
闇宇宙に幽閉されていた邪悪な冥界王が復活し、霊界が水没しようとしている事を知ります。
冥界復活を目論む耶雲、その手下達。
彼は自らの力の源である『冥界玉』を取り戻そうとしていた…。

□ 感想
完全にオリジナルなので、多少登場人物の性格が違うような気が…。
もちろん、悪い意味ではなくそれぞれのもつイメージを強調したような感じです。
それほど毒を吐かない飛影、相変わらず怒ると残酷な蔵馬、人間チームの熱血、と。
見所は妖怪チームでしょうか。
飛影が自分の妹である雪菜を傷つけられた復讐をしてみたり、蔵馬がかつての仲間に返送された挙句に思い出に泥を塗られて敵を惨殺してみたり。
原作と違う、でも大きくは違わない。
個人的には結構好きな作品でした。
蛍子を傷つけてしまった事に自己嫌悪に陥る幽助とか、仙泉編辺りからどんどん話のスケールが大きくなってしまっていった事を思えば、この程度のバランスで物語が進んでいれば…といった感じではないでしょうか。

テーマ:最近見た映画 - ジャンル:映画


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犬神家の一族/NINTENDO DS
横溝正史さんの代表作の一つである金田一耕助の『犬神家の一族』をDSでゲーム化した作品です。

□ あらすじ
大いなる遺産を残して死んだ犬神佐兵衛の遺言状から全てが始まった。
彼は正妻を持たなかった為、それぞれ母親の違う娘、その息子に財産を残すのかと思われていた。
しかし実際に遺言で指定されたのは、特定の人物ではなかった。
自らの恩人での娘である野々宮珠世へ、犬神家の相続権を意味する家宝の“斧・琴・菊”を授け、彼女が佐清、佐武、佐智(それぞれ長女、次女、三女の息子。読み方は『佐』を『すけ』と読む)の三人から結婚相手を選ぶというものだったのである。
この遺言は佐清が戦争から復員次第、有効となる。
そして彼さえ戻ってくれば、運命の歯車は回り始める筈だった。

しかし佐清が戦争から復員した際、その顔は焼けただれ、仮面をかぶって人目をしのぶほどだった。
更に相続権を持つ人々が次々に死んでいくのだった。
家宝の“斧・琴・菊”を暗示するような殺され方で―。

□ ゲームシステム
基本的には一本道で、小説を読み進めていくような感覚で楽しめます。
ところどころ質問の場面で操作を求められる以外は、DSで読書。といった感じです。
基本的に原作に忠実に描かれているので、小説の古い文面が苦手という人にとっては、金田一耕助シリーズへのとても良い入り口になると思います。
ゲームの要素は余りありませんが、普段の会話の中から重要なキーワードを『重要語』として保存して、尋問を行うのが通常の操作になります。
たまに緊張による心拍数の高まりがゲージとして表れ、特定の重要語を投げつけたり、推理をしたりすることでゲームに進展をもたらす事が出来ます。
この操作によってはif(もしも)の天界を導き出す事が出来ます。
ちなみに最後の少し手前までこの操作を行わなければ普通の展開で終わるようになっています。

□ グラフィック&操作
ゲームの画面は挿絵程度のグラフィックに始終しています。
そこへ吹き出しが出て物語が進んでいきます。
基本的には白黒の画面になっており、概ね血液の赤が出てくる程度で、他の色はごくたまにしか登場しませんが、結構印象的な使い方になっており、横溝正史さんの世界観には良く合っているような気がしました。
操作は単純なので、例えば普段ゲームをしない古くからの横溝正史さんのファンのような方でも気楽に薦められます。
ただし作品にミニゲームとして登場する(新聞についている)クロスワードは結構厄介で、書き順などをしっかり決めていかないと認識されません。(個人的にはシとウに苦戦しました。前者はしっかり下からはね、ゥは上の点が書き始めじゃないとツとクになります…)

ネタバレ等は続き以降で。
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テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学


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「これやっといて」で部下が動いてくれる!技術/柴田英寿
ミスが起きたら光の速さで謝りにいく

人の上に立つような仕事を任された時って戸惑いませんか?
僕は指示を出すように言われた時、戸惑いまくりました。

これまで自分が自分で動くという立場で居たので、かなり戸惑いました。
自分でやった方が絶対早いし。
任せることへの恐れもあります。
うまく伝わらなかったらどうしよう。
相手がいやな反応をしたらどうしよう。

もちろん、そんな結果もすべて自分に返ってきます。
それも正直なところ、面倒だったり戸惑いだったりします。

そんな人って多くないのかなーと思っていたら、まさにばっちりな一冊とめぐり合ったので紹介します。

指示の出し方であったり、仕事を円滑に進めるための一定の拘束、そして自覚。
最初に人に指示を出すときに必要なことがすべて記されています。

たとえば相手の「仕事のスタイルを認める」一方で、『最初は、仕事のやり方を「指定」する』事も大切です。
僕は前者を重んじすぎて(きっと、自分が指示を出されていた立場に近かったので、放任主義のほうがやり易いと思い込んでいたのです)、後者の大切さを見失い、会社内に複数のやり方を存在させてしまいそうになっていました。
仕事に対して今までの角度に加え、別の角度からも見ることを要求されるというのは、実際に難しいものですし、きちんとした肩書きを持って的確な指示を出している『上司』と呼ばれるモンスターの大変さを知る事も出来るでしょう。

この本に掲載されているようなことを求めている人はきっと多いと思うし、こなれてやっているつもりでも円滑に行かないで困っているという人にも、ぜひ一度手にとって欲しい一冊でした。


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人を出し抜く残業しない術/夏川賀央
残業したくないです。…って言えれば楽なのになぁ。
悲しいかな、そうもいかないのがサラリーマンです。

さて今回も夢をこめて手に取ったのがこの本です。

こういった本だと仕事を手短に進めていく為の技術が満載というケースが多いです。
過去に紹介した本では段取りに特化した『仕事は段取り一つで決まる』や、仕事環境の最適化を目指した『定時に帰る仕事術 有能なのにズボラなあなたへ』がありましたが、この本はどちらかというと精神論を重んじた部分が多く見受けられます。

残業をせずに帰る事が、どれほど自分の生活を豊かにしてくれるのか!

この再認識を行うことで、残業してもいいやという甘えを心から取り除き、残業しないように仕事を進めていくことを思い立たせます。
その為の技術面も紹介されているのですが、たとえばモチベーションをどう引き出すのか、上司に残業を拒否する旨をそれとなく伝える挨拶術であったり、同様の目標を持った他の本とは少し違う角度から見ています。

ただこの本が目指している方向と、自分が目指している生活における仕事の割合とが、うまく一致しているかどうかで、内容に対する評価は大きく異なるのではないかと思います。


テーマ:本読みの記録 - ジャンル:本・雑誌


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仕事で「話す力」が面白いほどつく本
しゃべり方の本です。
以上。

要約すれば二行で終わってしまいます。
しかし社会へ出てから最も痛感したのが、言葉の難しさです。

この本ではしてはいけないしゃべり方、そして有効なタイミングでどのような言葉を持ち出すのが一番説得力があるのか…などが紹介されています。

会話が途切れてしまったとき、どのように対処すれば場が白けないのか。
部下に見放されてしまうような口癖とは?
後輩に注意するときに、叱り付けずに相手に聞かせるには?

また興味深いところでは、相手の話の聞き方も登場します。
そう、これも立派な『話す力』です。
相手の言葉に耳を傾けるからこそ、こちらの話も相手に届きます。

この本を手に取っている人の多くは『聞き上手だけど、話し下手。』ではないでしょうか。
しかし、世の中には、『話し上手だけど、聞き下手。』という人も多いみたいです。
この『聞き方』は重要だと思います。
相手の話を聴くことが、相手と話すことの向上に繋がっていくこともありますよね。

幾つかの重点を標語のように覚えやすくしたフレーズなど、たまに読み返して復習したい一冊です。

僕はこの本の中で、挨拶をすることを徹底するようにしました。
取引先などで、ついつい『お世話になります』から入りがちでしたが、そこへ『おはようございます』などをつけてみることで、確かに仕事以外の会話をしたという実感が湧いてきます。
ちょっとの注意とちょっとのコツ。
話す力は些細なことで面白いほどついてきます。


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日陰の街/松本 泰
これは『推理小説』ではありません。『犯罪小説』です。

著者の松本 泰さんは犯罪がどのように起こったのかを描く作品です。
主人公はある殺人事件の当事者たちとかなり近い位置におり、またその事件にある程度以上巻き込まれている立場ではありますが、実際のところ推理によって犯人を割り当てるわけでもなく、真相に触れることで害を被るであろう人を助けるというわけでもありません。

ただ事件の内側から、事件の経過を見続け、最終的に事件の結末を知るという役割です。

ノンフィクションの犯罪を紹介するような文献を犯罪小説として分類するのかどうか判りませんが、創作という意味合いにおいて、犯罪小説をじっくりと読んだのは今作が初めてでした。

リアルタイムで進んでいく事件、そしてそれを解決しようとする主人公の動きに関して必要以上な矛盾が生じることもありません。
もちろん、それは主人公が事件を解決する必要が無いからです。
極端に言えば主人公は慌てふためいていてもかまわない。

さて、これまで人生の半分以上を『推理小説』の愛好家として過ごしてきた僕の感想です。
やっぱり…最後に犯人をやり込める描写が無い事に対する物足りなさは感じます。
ただ犯罪小説というものが好きな人の気持ちや、どういうところに魅力を感じるのかはよく伝わりました。


テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学


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幽☆遊☆白書/冨樫義博
最近、冨樫義博さんの新作であるHUNTER×HUNTERが連載再開…なんてニュースを見て、つい懐かしくなり、著者の僕ら世代にとっての代表作である幽☆遊☆白書を読み返してみました。
最近は判りませんが、当時のジャンプは作品に人気が出てくると人気の傾向に沿って作風が変わっていく習慣がありました。
代表的な例だとドラゴンボールがあります。
初期の願いが叶うというドラゴンボールを集める冒険物語から、徐々に天下一武道会のような戦闘シーン中心へシフトしていきましたが、幽☆遊☆白書もそういった傾向を強く受けた作品でした。

□ オカルトコメディだった初期
主人公は物語り冒頭でいきなり交通事故で死んでしまいます。
死んでしまった浦飯幽助は地元でも有名な不良で、霊界はまさか彼が事故に巻き込まれるはずだった少年を庇うという出来事が起ころうとは想定しておらず、予定外に死んでしまった浦飯幽助に一定の試練を与えて生き返るチャンスを与える事を決めました。
この出来事が復活後に彼の霊感を高め、そして人間界で起こるイレギュラーな出来事(妖怪退治)を処理する霊界探偵としての役割を担うきっかけとなります。

この初期の頃はコメディタッチなんですね。
登場人物の名前にしても主人公が浦飯幽助、ヒロイン役が雪村螢子、この二人やライバル役の桑原和真が通う学校も皿屋敷中学、霊界の案内人兼霊界探偵の助手役がぼたん…と、結構、それっぽい設定になっています。
他の登場人物でも妖狐の蔵馬の人間名が『南野秀一』とされているのが、実はアイドル歌手の南野陽子(=ようこ=妖狐)だったり、コメディタッチの名残が随所に見受けられます。
ただし物語の後半では他の登場人物の名前が普通のものが増えてきたために、幽助が『変な名前』と揶揄されています。…ただし、それを言ったのは、比較的初期に通じる名前だった黒呼(くろこ)の子供でしたが…。

□ 強さを追い求めた暗黒武術会
霊界探偵として実績を上げる一方で妖怪たちの注目を浴びた浦飯たちは暗黒武術会と呼ばれるイベントのゲストとなる。
この戦いには浦飯幽助、桑原和真、蔵馬、飛影、幻海で参戦します。
武術会なので、当然のごとくに今までのストーリーが大幅に割愛される形で戦いに没頭していきます。
こういったシフトがあるからジャンプって…と思う僕は、霊界探偵時代の物語が好きでした。
ただ良いシーンも多いんですよね。
真剣勝負の中で男気が光る桑原とか、幻海と幽助の師弟物語、そして永遠の別れ―。
ちなみに蔵馬が妖狐時代の姿に戻って見せるのもここが最初でした。
ただ定番といえば定番で、不死身属性の主人公、クール、知的、熱血っていう面子が揃うわけです。

□ 先代との戦い、魔界の扉
暗黒武術会に比べると幾分か軌道修正されたのが霊界探偵として先輩に当たる仙水 忍との戦いでした。
彼が開こうとした人間界と魔界を繋ぐ扉…これを阻止しようと、霊界までも巻き込んだ大掛かりな戦いになりました。
魔界の扉を開こうとした影響で、奇妙な能力を持った人間が出てきており、『テリトリー』と呼ばれるエリアを生み出し、その空間のみで有効となる『能力』を活用した戦い…が、実践されるのかと思いきや、後半は結局殴りあいで終了という、なんとなく連載全体を総括したような仕上がりに終わってしまいました。
前半は従来の物語の雰囲気がたっぷりなのですが、後半はやっぱり戦い重視になってしまいました。
この戦いで幽助の知られざる正体が明らかになる…という物語でした。
仙水 忍を霊界探偵として登用したコエンマが、責任を感じるというシーンで、結構シリアスな役回りを果たします。
おしゃぶりの謎が解けたりするのも、この物語です。

ネタバレ等は続き以降で。
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はじめてのOpenOffice.org/松本美保
OpenOffice.orgの基礎的な参考書です。

□ コンパクト、だけど一通り説明
OpenOfficeの解説書自体が余り出ていない状況なのですが、結構『そんなに使わないのにMS Officeを買うのは勿体無い』といった人向けに、無料で使えるソフトといった論点で紹介している本が目立ちます。
もちろんフリーで使えるのだから、それでもいいのですがLinuxユーザーのようにそこそこ本格的に使う人にとっては物足りない内容だったりします。
かといって本格的なものを購入しようとすると、価格もそれなりにするし、まるで辞書のように分厚い…。
そういう本が多い中で、この本は丁度いいサイズ。
定価は\1,900円。(税別)
ページ数も250ページ程度。
しかしWriter、Base、Calc、Draw、Impress、そして意外と珍しいMathまで一通り紹介しています。
操作方法についてもそこそこ解説してあるので、この本くらいのレベルを求めていた!という方も多いはず。
それもそのはず、この本はMS Officeをある程度使っている人が対象になっているのです。
なので、WordやExcelといったMS Officeでのソフトとの違いなども紹介されているので、乗換えを検討している方にとっても便利なはずです。例えば陥りやすいのがWordの囲み線機能の無し、Excelとの因数の違い(Excelはカンマ、Calcはセミコロンで区切る)など、人によってはよく使う機能でも、多少の差異が生じるのです。

□ 乗り換えのための知識
MS Officeが2007で大きく変わった為に従来の操作性に近いOpenOffice.orgを検討している方も多いのではないでしょうか。
この本では完全に置き換える為の便利な機能も紹介されています。
例えば、こんなのはどうでしょう。
規定の保存形式を「MS Office」にする
これ、出来るんです。
OpenOffice.orgを普通の状態で保存しようとすると規定のODF形式が出てくるのですが、これを例えばCalcならエクセル、Writerならワード、それぞれの形式で保存する事を規定とすることが出来ます。
これなら周りがMS Officeユーザーばかりでも安心です。
また規定のフォントだってMS officeに合わせることが出来ます。
余り大々的に紹介されていないものの、MS Officeから乗り換えるために必要な知識も大量です。

□ CD-ROM付
オープンソースの解説書では定番ですね。
ソフト付で\1,900です。参考書を買えば、その日からOfficeがついてくる!
ちなみにWin、Mac、Linux版全てを収録。
MacユーザーやLinuxユーザーは同時にWinPCを持っていることが多いそうです。
この本一冊で結構時間が掛かるダウンロードを短縮できるかも?

…たまに、Webで全く同じものが落とせる時は、CD代だけでも値引いてもらえないだろうかと思うこともあったりします。


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仕事の設計図を描く 「空間」思考でできる人になる/古田マリ
仕事への取り組み方を建築の仕事や設計図に置き換えて、3Dという視点で見てみるという作品。
著者の古田マリさんは、もちろん一級の建築士です。

確かに建築というのは、様々な状況を考えなければなりません。
必要なものだけを詰め込むのでは、実用面で劣る。
しかし実用面で問題が無くても、この本の例で言えばジムの外の公園の景色は、ジムから見えた方がいい…なんて条件が噴出してきたりもする。
更には面している道路の幅で建てられるものの大きさも変わってくる…。
全体を掌握しないと出来ない仕事です。

要するには全体を見越した考え方なんですね。
目の前のトラブルに焦ってしまうより、全体像を把握して対処する方が冷静に動ける。
予定にしてもある程度長期的に、そして実際に自分が動く事を見越して決めた方がいい。
古田マリさんのように、仕事で日常的にそうした見方をしている人にとって、そうしていない人に対して普段思っているようなことなのではないでしょうか。

言うのは簡単ですが、出来ていない部分が多々あることでしょう。
改めて『空間』という言葉を取り出してみるのは、興味深いです。

ただ…、個人的に建築というものに殆ど興味が無い為か、特に前半でよく出てくる建築に関連した例え話が少し退屈でした。
もしかすると著者と同じ建築士の方にお勧めするのが一番いい本なのかもしれません。


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明治開化 安吾捕り物1.舞踏会殺人事件/坂口安吾
仮装舞踏会で起こった殺人事件に関する推理小説です。

時代は日本が明治時代、諸外国との外交に試行錯誤していた頃の物語です。
舞踏会の最中に倒れた政府の高官。
彼の死体には一本の小柄が残されていた…。

と、こんな物語。
仮装パーティーで姿を紛らわせるというのは王道ですね。
よく海外の作家さんで見ていましたが、日本でもいいじゃないですか!
…で、怪しい登場人物が虚無僧

…確かに、和風で正体を誤魔化すのにはいいアイディアだと思うけどさ。
どういう意図があって仮装パーティで虚無僧なんだ!
そんな疑問はさておき。

さてこの作品、シリーズになるのですが基本的な構成や登場人物は一定です。
まず主人公が帰国子女でいわゆるホームズ役の新十郎。彼が謎を解きます。
そして的外れな推理担当の虎之助。彼は賑やかし担当。
安楽椅子探偵役だが、肝心の推理は惜しいところで外す海舟。負け惜しみ担当でしょうか。

個性豊かなキャラクターが揃っているので、なかなか読みどころ満載です。
ホームズ役というには主人公の新十郎は控えめなのかインパクトが薄め。
代わりに虎之助辺りが賑やかして、その穴を埋める。
ライバル役担当ではないけれど、海舟が惜しい推理の言い訳をして終幕。
さすが坂口安吾さんの作品は、現代にまで通用します。

ネタバレ等は続き以降で。
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もっと「きれいな字!」が書ける本/山下静雨
最近、後輩の書いた字に絶望的な気分になってしまいました。

小学生顔負けの字の汚さ…。
僕も人のことを言えたものではありませんが、ようやく字を綺麗に書くことの大切さに気づく事が出来ました。
確かに思えば、何か大きな買い物や契約をするときに、営業さんの字が汚いとどことなく不信感を抱き、達筆だとそれだけで信頼感を抱いてしまう…なんていう部分は少なからずあります。

さて、この本。
文字の練習をしようという本ではありません。
ちょっとしたルールやコツを学ぶ為の本です。
例えば『竹』のように、同じ字を繰り返す物の場合、後から書く方を大きくするのがルール。
焦って書いて左側が大きくなりすぎて、右側を小さくして他の文字と比べて大きくなりすぎないように…なーんて、ありがちですが最初を小さく書いて次を大きくしたほうがバランスも取り易い。
多くの文字は中心線を守って書きますが、たれの中の文字は少し中央からずらすと窮屈に見えない。(庁など)
字でもゆっくりと太く書く線、すばやく細く書く線など、色々とルールがあることに気づかされます。
こうしたことを読んでいる内に、自分の文字が陥っている状況が見えてくる事でしょう。

そして基本は『永字八方』でいいのです。
いまや習字を習ったことがあるといっても誰にも信用されなくなってしまいましたが、これは文字の勉強の基本として広く知られているもので『永』の字には、漢字を書く上で基本的なパーツがちりばめられているため、この字を上手に書くことが出来れば、自ずと他の字も上手に書けるようになるといわれている文字です。
この本で勉強したことを参考にしながら、永の字を書いて実践すればいいのです。

他にも意外と難しい綺麗なひらがなの書き方や、文字のバランスを整える上で絶対にはずせない書き順、そしてさらっとかけると格好いい手書きでの行書のルールなどが紹介されています。
この一冊で学べることは非常に多い。

自分自身の字を見直すきっかけを探している人は、一度手にとって見てはいかがでしょう。


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超カンタン!OpenOffice3 主要3ソフトの使い方/松本美保
OpenOffice.orgから、ワープロ、表計算、プレゼン(Writer、Calc、Impress)の機能のみを紹介したものです。
恐らくOfficeスィーツが必要だと思っている人でも、その多くは上記の三つのソフトがあれば充分だと思っているのではないでしょうか。
その中から特に、基礎的なことが出来れば充分と思っている人にお勧めの参考書がこの一冊です。

内容はいたってシンプル。
基礎的な使い方を覚えるのみです。
MS Officeでも主に使うのはWord、Excelのみという人が大半でしょうから、この本の割り切りはとても気持ちがいい。
そしてこれらの機能を軽く覚えたいと思っている人の多くは、きっとMS Officeを購入するのは勿体無い程度の作業のために購入していたはずです。
OpenOfficeはもちろん高度な機能を提供してくれますが、こういった需要にこそ最適なソフトだと思います。

ただこの本の難易度を考えると、Impressは不要なのでは?と思うのですが、どうでしょう。

著者の松本美保さんはMS Officeの他にも様々なOfficeスィーツの解説書を出されている方で、説明は非常に判りやすく安定しています。
入門者向けの著作も多く出しているので、初めて使おうという方にもお勧めです。
ちなみにWriter、Calcそれぞれ一つのみに特化した著書も出しているので、この本は本当にさわりのみといった位置づけだと思ったほうがいいでしょう。価格面も非常にお手軽なので、文章を打って保存できればいい、印刷できればいい、それ以上は何も求めないという方は、不必要に分厚い本を購入しなくても、この一冊で充分ではないかと思います。


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かんたんExcel2003/技術評論者編集部
MS officeの2007は僕にとっては大きな出来事でした。
今までとは大きく異なる操作性やデザインに戸惑った方も多いことでしょう。
特に僕はLinux×OOoの環境で仕事をすることも多かったので、従来のExcel2003とは多少かけ離れてしまったデザインに、今後どちらをメインで使っていくべきなのかを考える契機となりました。

個人的には2003の頃にMS側が戻って欲しい!と願うのですが、どうでしょう。

そんな期待を込めて、少し古いテキストをご紹介。
エクセルの基本をまとめた一冊ですが、マクロまで求めなければ一通りのことがこの一冊で出来ます。
フルカラーで細々とした作業の全てを色分けしながら解説するので、判り易い。
また作業を順序別に一つずつ番号を振って解説していくので、初心者の方でも番号どおりに作業を追いかけていけば例題をこなしていくことが出来ます。
最初の内はこの本を見ながら頑張れば充分です。
例題自体も結構ビジネス文書的なものになっているので、仕事で初めてエクセルを本格的に覚える必要が出てきた人には予習もかねて最適な一冊だと思います。

これから始めるというわけでもない僕ですが、実は今でも仕事の空き時間を見つけてはこの本を暇つぶしに読んだりしています。

結構忘れがちな基礎的な作業ってあるんですよね。
例えば振り仮名なんて、住所録を作った場合にデータの並び替えの精度を上げる為にはしておきたい作業ですが、ついついその存在を忘れてしまったりします。まぁ振り仮名の機能を忘れるなんて、人に笑われてしまいそうですが、意外とあるのに忘れている機能、それなりに使いこなしている人でも「え、こんなことも出来るのか!」と思うような機能の再発見があったりと、なかなか面白いです。

作業にもよると思うのですが、今のところはまだまだ2003で僕は充分。
使い慣れた相棒としばらく頑張っていこうと思います。


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セブン-イレブン「商い」を科学する/岩淵明男
商いを科学する―。
どうも個人的には好きになれない言葉です。
商いというのは人対人で行われるものであって、科学ではありえない。

でもこの本を読めば、そんな評価は変わるでしょう。
セブン-イレブンが実践しているのは、人の温かみを加味した科学です。
冷たいだけの理論だけでは勝てない。さすがコンビニチェーン最大手だけあって、そんなことは百も承知というわけでしょう。

□ 第五次総合情報システム
まずセブンイレブンが大前提として取り組んでいるのは、とてもシンプルなことです。
客が欲しがるものを欲しがるだけ提供すれば欠損が0になる。
もちろんこれは理想であって現実的ではありません。
でもそれを0へ近づける為の情報システムに取り組むのです。
例えばそれは顧客の動きを想定したものであったり、休日や天気を考えたものであったりするし、時にはコミュニケーションのとり方(24時間営業のコンビニではオーナーと一部時間帯の従業員が滅多に顔をあわせることが無いという)であったりもします。
更に個別の店舗同士でも情報を共有できるようすることで、更にその精度を上げていくのです。

□ 一人で仕入れ、仕入れた人が販売する
セブンイレブンの顧客本位の姿勢は鈴木敏文さんの上のような発言によく現れていると思います。
何かしらの需要を思って仕入れた人がそれを売れば、自信を持って薦められる。
これは逆も然りなんですよね。その需要が外れていることや、もっと深い需要があることに気づくのも、やはり仕入れる人であるのが理想的です。
でもそれは理想であって、一人で1から10までというのはある程度以上の規模、特に24時間営業のコンビニなどで実践するのは難しい。そこでセブンイレブンはこうした個々の仕入れ担当の判断材料を集め、それを各店舗に提供していきます。
そしてこの情報は実際の客と接して、より密なものとして返ってくるはずです。
こうした活動は地域の経営指導員同士でも行われているのです。

□ 暖かい科学
セブン-イレブンの鈴木さんという方はとても理路整然とした方です。
イトーヨーカドーでも小売の経験などがないままに、理屈を貫き通して成功を勝ち取っています。
確かにデータや理論を集めていけば正解が見えてきます。
しかし彼が見ているのは数字などでは決してありません。
行楽シーズンにはお弁当という人の慣習を守る事であったり、パリっとした海苔を楽しめるおにぎりの作り方であったり、とても暖かいものになっています。
人に対して適用すべき科学のあり方をわかっている上で、科学を重視する。

さすがだなと唸らされることの多い一冊でした。

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学生のためのOpenOffice.org
OpenOffice.org(以下OOo)の解説書というのは非常に数が限られています。
基本的な動作はMicrosoft Officeのものと似通っているとはいえ、さびしいなぁ…と思っていたところ、タイトルをみて「これは便利がいい!」と思ったのが、この一冊です。
思わず学生でもないのに読んでみました。

無料で使えるOOoは余りお金に余裕のない学生さんにぴったりではないか!
OSのみのPCでもいいし、なんならOSが入ってないPCにLinux(フリーで使えるものも多く含まれるOS)でも導入してもいい。
オープンソースの恩恵は学生さんにも受ける権利があります。

…ということで、この本は学生のレポートなどで用いる程度の作業を解説した一冊です。
要するに入門編中の入門編。
文章を作ったり、表組みをして判り易くまとめたり、簡単なグラフを作ったり…という作業が中心です。
内容はかなりPC初心者の方向けだと思います。
他にプレゼンテーションの仕方も多少紹介されているので、まさにこれはレポート対策だと見て間違いないでしょう。

ただし言ってしまえば、解説しているのはそのレベルまでです。
概ね文系の学生さんのレポートや発表をサポートする程度。
恐らく同じ学生の方でも理系の発表となるとこの本では難しいでしょう。

でもこの本の目指すところはいいと思います。
学生の頃、僕はPCにMS Officeが導入されていましたが、PCを持っていない学生さんは図書館でPCの順番待ちをしたり、締め切りなどに余裕がなくなってくるとネットカフェでお小遣いと時間でにらめっこをしながらレポートを作ったり…。
もちろん時間がたっぷりあってダラダラ作業を続ける事がいい結果に繋がるとは思わないのですが、結局時間に追われすぎていい結果に繋がっていないのではないかと思った事があります。
OOoならPCさえあればOfficeソフトがついていなくてもいいし、もっと言えばOSが入っていなくても適当なLinuxを導入すれば充分な環境が構築できますし、そういったPCなら学生さんのバイトでも充分に手が届く価格帯で購入できます。
それに、この程度の内容のテキストでも一冊あれば、きっと学生さんにとって心強い味方になってくれるのではないかと思います。


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