デジ一の本当に入門中の入門といった内容の一冊です。
カメラのセッティングから、構え方、基本的な撮影テクニックなどが紹介されています。
テクニックといっても、シャッター速度優先、絞り優先などの基礎的な技術が殆どです。
これらを、
・テクニックを使った場合の○例
・テクニックに背いた撮影の×例
の写真を並べて紹介しているので、その機能がどういった目的で使われるのかが判ります。
また、カメラに関してはソニー、ペンタックス、ニコン、オリンパス、キャノンのエントリークラスが使用されており、それぞれのメーカーでの操作の違いも説明されているので、特に上記のメーカーに含まれている方には丁度良い説明書となるでしょう。
もちろん写真は操作方法にもつけられており、読んだ直後から実践可能です。
この本で僕が判りやすく紹介されていると思ったのは、シャッタースピードです。
基礎的な技術のためか、結構簡単に流されやすい項目ですが、この本では一つの風景に対して色々なスピードで撮影した写真を掲載しているので、非常に飲み込みやすいです。
デジ一を買うくらいだから、ある程度の知識はあるだろうし、デジ一だからこその撮影方法にこだわる人が多いというのもあると思うのですが、基礎的な知識なくして応用だけを覚えても上達はしないと思うのです。
なので、こういったデジ一に限らずカメラの初心者にも優しい本というのはとても大事だと思います。