本の虫、中毒日記

読書感想文、乱発中。

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Fujisaki

Author:Fujisaki

基本はシャーロッキアン。
でも雑食の本の虫。資格からマンガまでそこに文字がある限りっ。

紙魚、コナチャタテとはちょっと違う本の虫ですので、駆除はご容赦下さい。

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ドラゴンクエスト ダイの大冒険22 大魔宮出現!!!/三条 陸、稲田浩司
ドラゴンクエストの派生作品でありながら、本家のDQシリーズに大きな影響を与えた名作、DQ ダイの大冒険シリーズ、ダイ&バランで挑んだ最終決戦の結末が描かれた22巻を読んでみました。
親子競演が実現するなんて!の陰でヒュンケルは相当に痛い目を見ていますが、その甲斐あって親子揃って水の中でも髪形が崩れないという変わった遺伝を見せてくれます。
この行程でバランは竜魔人に変身するのにダイを眠らせているのですが、ダイの幼少期を思い、寝付かせるのが下手だったことを回顧するバランが印象的です。

□ バランの死
もうこの巻のすべてはここだと思います。
初めてダイがバランを父さんと呼んだ瞬間でした。
ヒュンケルも骸骨さんを思い出してホロリ。
なんとアバンの使徒四人中三人が若くして父親を亡くしているという衝撃の展開でした。(ちなみに後から使徒入りするレオナもお父さんは戦争中に行方不明となっています)
親子の物語に関しては二人が合流する20巻あたりがお勧めですね。

□ ボスキャラからは逃げられない。
大層なシーンではないのですが、ドラクエファンならちょっとニヤリとしてしまう展開。
バーンとの戦いから一旦撤退しようとしたポップたちに向けて言った一言。
知らなかったのか…?大魔王からは逃げられない…!!!
そう、ドラクエシリーズは大魔王に限らずボスキャラとの戦いからは逃げるが無効になってしまうのです。
ポップ、思わぬ制約にやられてしまいます。

生きていたからどこかでは出てくるのだろうと思っていたのですが、この登場の仕方は最高でしたね。
でも死んじゃうのかー、と。
少年漫画の鉄則ですが、ちょっと惜しかったですね。
でもこの死も後のダイの能力向上への布石になるわけなので、その後の展開を知った上で読むとなかなか考えて作られていますね。
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ドラゴンクエスト ダイの大冒険12 地上最大の攻防!!/三条 陸、稲田浩司
ドラゴンクエストの派生作品でありながら、本家のDQシリーズに大きな影響を与えた名作、DQ ダイの大冒険シリーズ、シリーズ中最大の強敵との戦い、そしてポップの壮絶な死を描いた12巻を読んでみました。

□ あらすじ
ハドラーが追い詰められてもバランにダイの討伐を言いつけなかった理由…それは二人が竜の騎士だったからである。
本来、世界に一人ずつしかいないはずの竜の騎士が二人存在する理由…それはかつてバランとその妻、ソフィアの間に生まれたのがダイだったからだった。
バランはダイを自分の味方につけようと、ダイの記憶を消し去る。しかし他のメンバーたちはそれを阻止しようと記憶を失って怯えるダイを匿ってバランへ戦いを挑むのだった。
竜魔人と化し、普段の武士精神に溢れるバランからはかけ離れた冷酷で容赦ない戦いぶりに、一行は太刀打ちできずにいた。
そんな中、ポップはなんとか一矢報いようと、かつての師がそうしたように自らの命を賭けてバランへ向かっていくのだった。
そんなポップの様子を見たダイは記憶を取り戻し、バランへ立ち向かっていく…。

□ 名シーンだらけの一冊
いや、なんていうか最高なんです。
ちなみに竜の紋章が額から手の甲へ移ったのもこの巻からです。
最初は額につけるとバランの圧倒的な力で記憶を奪われてしまうから手に移したという設定でした。
またヒュンケルの鎧の魔剣が大破してしまうのもこの巻で、当時の僕はヒュンケル+鎧という姿がとても大好きでガッカリした記憶があります。この巻以降、槍に武器を変えてしまうのですが、この間には鎧の魔槍を装着した状態で剣を用いるという期間限定のショットが収録されています。

ネタバレ等は続き以降で。
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ドラゴンクエスト ダイの大冒険5 正義の稲妻剣!!!/三条 陸、稲田浩司
ドラゴンクエストの派生作品でありながら、本家のDQシリーズに大きな影響を与えた名作、DQ ダイの大冒険シリーズ、アバンの兄弟子であるヒュンケルとの戦いに決着、そしてその最後を描いた悲しき名シーンが含まれた第五巻を読んでみました。

□ 成長した三人
実際にヒュンケルとの対決が始まるのは前の巻よりですが、アバンの弟子であり、同じくアバン流刀殺法を使いこなす剣士との戦いにおいて、ダイが覚えたての魔法を連発しているのが大きな成長点として伺えます。
紋章の力がないと余り強力な魔法が使えないダイの為に、ポップがラナリオンという気象を操る魔法で雷雲を呼び、その助けでライデインを使うという共同作業も見られます。
またすっ飛ばしてしまったものの、この頃になるとポップも臆病なりに参戦しているので、きっとポップファンにも楽しめる事でしょう。またマァムにおいては傷ついたヒュンケルに膝枕をして介抱するなど、おっかさんキャラ炸裂してます。
ヒュンケルもすっかりやられて、三人を救出してただ一人溶岩に飲まれていく別れのシーンでも『…さらばだ…ダイ…ポップ…』と、野郎共は連名で処理して、『…さよなら…マァム…!!』と別格扱いでした。

□ 元団長な二人
後にパーティの兄貴役同士として仲良く勤めを果たすヒュンケル&クロコダインですが、この五巻からいい関係が出来ています。ダイたちを守るために蘇生液から抜け出してきたクロコダインを伐ちながらも武士の情けとして治療したヒュンケル。
クロコダインが涙ながらに説いた人間の素晴らしさに心を打たれたのでしょうか。
ここからクロコダインの人間化(中身のみ)が急速に進みます。
また父の死の真実を知ったヒュンケルが最後の最後で自らの兄弟弟子に当たる三人を命がけで助けるというシーンも注目です。

□ 魔法剣
アバン流刀殺法と合わせて、後の原作ドラゴンクエストの戦士のアビリティに大きな影響を与えたのが魔法剣です。従来の力は強いけど、通常攻撃以外にダメージを与える術を持たない職業という制約から脱却したのは、この五巻の戦いにおいて剣でも魔法でもヒュンケルに対抗出来なかったダイが無意識に生み出したメラの魔法剣と、ライデインとの合わせ技である『ライデインストラッシュ』という技からでした。
これって実は歴史的なシーンだと思うのですが…。

ネタバレ等は続き以降で。
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殺人メニュー/C・P・ダネル(美食ミステリー傑作選)
ミステリーで食品というのは様々な役割を果たします。
時には浅見光彦シリーズのように物語を通して観光気分を楽しむ要素だったり、山村美紗さんの作品のようにトリックや殺人者の気持ちを込めたものであったり、非常に大きなポイントになることもままあります。
そんな料理へ特化した作品集が小鷹信光さんの『美食ミステリー傑作選』です。
作品中では料理に関する注釈ばかりがつくという異例の作品集に仕上がっています。

今回は第二作目の『殺人メニュー』を紹介します。
本篇のメニューはフランス料理各種です。

あるマダムの元を警察が訪れた。
彼女の亡くなった夫の遺体を墓から掘り起こす許可を得るためだ。
この未亡人は二人の夫、それもどちらも年上で多額の遺産を残した男性を結婚から二年以内に失っている。
するとこのマダムはあっさりと罪の告白をした。
その驚くべき殺人方法とは…。

なんともここまでを読むとおもしろそうなミステリーじゃないのと思うのですが、実はこれって完全犯罪の物語ですね。
しかもとても身近な感覚の。
殺人料理とは言い得て妙、作者に拍手を送りたくなる一作でした。

ネタバレ等は続き以降で。
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ドラゴンクエスト ダイの大冒険2 対決!!ハドラー対アバンの巻/三条 陸、稲田浩司
ドラゴンクエストの派生作品でありながら、本家のDQシリーズに大きな影響を与えた名作、DQ ダイの大冒険シリーズ、二巻目はシリーズの中でも屈指の名シーンであるアバンの死とダイの旅立ちが描かれているのです!!

□ あらすじ
勇者の家庭教師としてダイの指導に当たっていたアバンはかつての勇者だった。
そのアバンが倒した魔王ハドラーは、大魔王バーンの手によって蘇っていた。
そして新たな計画の障壁となるであろうアバンの命を狙って島を訪れたのだった…。
アバンは圧倒的な力を手に入れたハドラーを前に、自らの命をかけて弟子達を守る道を決めた。

□ 意外な設定。
アバンとハドラーの回想から判明するのですが、当初の設定ではアバン=ドラゴンクエスト(初代)の勇者であり、ハドラー=竜王という事になっており、回想に登場する二人も、それぞれDQ1の勇者と竜王(変身前)の姿で描かれています。
後にアバンも仲間たちと共に冒険をし、回想に出てくる姿も変わっているのでこの設定は変更されているようですが、二人が対峙した際には世界を半分やる…という、あの名台詞も飛び出しています。
もちろんその流れがオマージュとして登場している事も考えられるのですが、もしかして基本設定はDQ1とDQ2の間の時系列として描かれていたのかな?と思ったりしました。

□ 大魔王6軍団
バーン以下の組織図もこの巻で登場します。
魔軍司令の立場となったハドラーの下に6つのモンスターの系列ごとで分けられた軍団と、それを統括する団長が設置されているのは物語進行中によく登場するのですが、六軍団とは別に『親衛隊』としてアークデーモンやガーゴイルがつけられていました。
ちなみに、全体的に強いハドラー、そしてそれぞれの得意ジャンルではハドラーをも圧倒する能力を持つ団長という設定になっていました。
その中で今回に登場するのはリザードマンで百獣魔団の団長であるクロコダインで、何と鎧をつけたまま座って眠るという変わった習慣が紹介されています。
後に進むほど近所のおっちゃん化していった獣王ですが、この頃はまだまだ格好いいです。対決するのは三巻以降ですね。

□ マァム
もしかするとアバンの使徒という言葉が登場したのは、クロコダインがアバン流刀殺法の構えをしたダイへ向けてつぶやいた台詞からだったのでしょうか。ハドラーはアバンの弟子どもと呼び捨てていましたが、その中でマァムが登場するのもこの巻。
最初は森で迷うダイ&ポップを皮肉り、ポップと喧嘩するという男勝りなキャラクターでした。
しかもこの巻ではまだアバンの弟子だったという設定は表に出ていません。


先を読んでしまうと幾分か感動が薄れてしまうのですが、やはりダイの大冒険の中ではハイライトになる一冊ではないでしょうか。
ただ残念なのは、ポップの活躍が皆無な事で、ファンの方には寂しい所でしょう。
実際、この巻でポップが攻撃を仕掛けたのはわずか二回で、一度は炎の魔法でモンスターを討ち漏らし、二度目はクロコダインへなぜかメラ系の最下位魔法であるメラを放った後にダイをおいて逃げ出すという体たらく。
この時点でポップが使えるメラ系の最大の魔法はメラゾーマです。
…なぜボスを前に、手加減をした。

ポップの成長もダイの大冒険の見どころだけに残念な事です。




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とっておきの特別料理/チャールズ・マージェンダール(美食ミステリー傑作選)
ミステリーで食品というのは様々な役割を果たします。
時には浅見光彦シリーズのように物語を通して観光気分を楽しむ要素だったり、山村美紗さんの作品のようにトリックや殺人者の気持ちを込めたものであったり、非常に大きなポイントになることもままあります。
そんな料理へ特化した作品集が小鷹信光さんの『美食ミステリー傑作選』です。
作品中では料理に関する注釈ばかりがつくという異例の作品集に仕上がっています。

今回は第一作目の『とっておきの特別料理』を紹介します。
主人公はサナトリウムに入るようになった妻を気の触れた女に仕立て上げようとしていた。そして美しい娘と、浮気相手と暮らそうと目論んでいたのだった。

しかしそんなある日、彼は上司を家に招くことになる。
出世の際、そうした催しを開くことが慣例になっていたからだ。

この催しはとてもうまく進んだ。
妻もきちんと対応したし、何よりも彼女の作った料理は最高だった。
しかし‥・。

ネタバレ等は続き以降で。
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岡山県の歴史散歩
岡山県の寺社、遺構などを中心に紹介する本です。

タイトルにあるとおり歴史については非常に深く触れています。
歴史を知ることはとてもおもしろいことで、例えばこれまで普通に見ていた景色でもその背後にある現在に至るまでの道筋が見えてくることによって、一度見た風景でもこれまでと違う表情を見せることがあります。

例えばこの本ではあまり触れられていませんが、瀬戸大橋にしてもただ見れば大きな橋、綺麗な橋ですが、国立公園である瀬戸内海へ巨大な橋を作るためにその色が選ばれた経緯を知れば、なるほど海の色に溶け込むように作られた瀬戸大橋というのは、それまで以上に興味深く思えます。

この本はそういった喜びを数多く、そして県内を幅広く紹介してくれる一冊です。
価格も安価で持ち運ぶのにも手頃ですが、巻頭に何枚かあるのを除いてはモノクロ写真ばかりなのがちょっと残念でした。


 


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頭文字D公式ガイドブック ドリドリドライバーズテキスト2
頭文字Dの公式ガイドブックから、解説重視の第二段です。
開いてまず出てくるのがハチロクのペーパークラフト。
厚紙に丁寧に作られており、ページをめくるのに非常に邪魔になります。
…これを作る趣味はないけど、作らないとページがめくりにくいというテクニックか?

この本では作品中に用いられた用語や表現、テクニックなどが詳細に解説されています。
なので物語重視で楽しもうとすると、少し期待はずれかもしれません。
寧ろ本格志向で読めば、実際のレーサーが自分ならハチロクをこう抜く!といった記事等もあっておもしろいのではないでしょうか。

でも頭文字Dって解説されていないと判らないことって多いんですよね。
高橋啓介が秋菜スピードスターズと赤城レッドサンズとの交流戦に出てきた際に見せた右コーナーで左向きになった場面。これはレッドサンズがサイドブレーキを用いたドリフトを禁止していたために身につけたドリフトのきっかけ作りで、ちなみに最初に見せたのはただのパフォーマンスであろうとの事です。
後、僕自身もNA乗りとして誇っておきたい、ハチロクの排気音。
物語中だとNAが非力ながらもターボに勝つ、みたいなね?そういった美学があるのでNAってへっしょくみられがちですが、『ターボじゃあ絶対出ねー音だもんなァ』という表現にもあるように、排気音はNAもなかなか負けていないんですよ。(ターボは過給機に排気を通すため、マフラー到達時には勢いが失われており、静かになる)

後、初期の主な峠である赤城/碓氷/妙義の実際のレポートや、いろいろなレーサーの方を交えながらのドリフト解説などなどと、そういった面では非常に充実。

で、そんな中でもなぜか特集されている真子、沙雪コンビ。
水着解説まで、ここだけまるで違う本のように!!

インパクトブルーにしても、まぁ、やっぱり女の子の扱いは別格だなと。
真子に関してはウェストからバストまで非常に詳細な解説が加えられています。

そういえばドリフトマシンとしてセフィーロ、マーク2が紹介されていました。
他に紹介されている本もピンゾロ時代のレビン/トレノやインテRだったりと、FRライトウェイトスポーツが減少している事が如実に出ていました。頭文字Dに登場する車たちも、懐かしの車種ばっかりだもんなぁ…。




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WORD 基本操作&テクニック/エクスメディア(超図解mini)
残念ながら倒産してしまいましたが、エクスメディアさんの超図解シリーズにはよく助けていただいた!という方も多かったのではないでしょうか。今は色々な書店でかなり格安で販売されている事もあるようなので、手に入れるのであれば最後のチャンスです。

そこでお勧めするのがこのWORDの基本操作を解説した本です。
学生の頃にはレポートやら論文やらで大活躍していただいたWORDですが、社会に出るにつれてExcelの使用頻度ばかりがあがり、いつの間にかWORDは殆ど使わなくなってしまいました。
実際、社会に出てWORDを使う機会は驚くほど少なめですが、きちんと使いこなせば非常に高く様々なシーンに活用できる機能を有しているので、この超図解miniの手軽なサイズを一冊置いておくのは非常に便利だったりします。

僕がこの本でお勧めしたいポイントは二点。
まずたまーに、でも確実に存在するWORDフリーク対策です。
書類などをメールなどで送ってもらって、開いてみたら結構手をつけなければいけない部分にワードの表が使われていて戸惑ったという方もおられるのではないでしょうか。エクセルのワークシート挿入ではどうして駄目なのだと思い悩むよりは、サクッと操作方法をさらってしまった方が得策。
この本にはそんな操作方法の基本が詰め込まれています。
やっぱり使いづらい。覚えてみるとシンプルゆえの使い易さもあり、なるほど上手く使い分けてみるのもいいかなと思うから不思議なものです。

そしてもう一方はワープロソフトとしての基本であるあいさつ文の文例です。
季節の挨拶や定番の相手を気遣う挨拶など、ワードには色々な文面が用意されています。
相手と何か特別な関係でない限り、出始めの挨拶と締めの挨拶は心配無用です。
自分で考えて間違えた表現を用いてしまうよりも、常套句ではあっても確実な表現を使える機能を採用した方がいいシーンは多々あります。
この機能は本当に意外と知られていません。

もっと便利に、もっと有意義に。
僕はLinuxユーザーで、OpenOffice.orgを使う機会が多いのですが、Microsoft Officeのように有料のソフトを使うのであれば、使いきらなければもったいない。支払った代金分をしゃぶりつくせるように、この本は会社の机に常に用意してあります。
常に用意したままで、たまに埃が…。




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天井の足跡/ジュール・キャスティエ(シャーロック・ホームズの災難・下)
探偵:シャーロック・ホームズ

この作品はなかなか興味深いバックボーンを持った作品で、なんとフランス兵だった著者が捕虜として捕まっていた時期、限られた読書の時間の中で練った構想から出来上がった贋作だからです。
そして同時に、意外と見かける事のなかったコナン・ドイルのキャラクター同士による夢の競演を実現させた物語でもあります。

マローンの元へ訪れたのはワトソン博士だった。
面識がない人間との面会を拒否するチャレンジャー教授に引き合わせてもらう為だ。
そこへ探偵であるシャーロック・ホームズとジョン・ロクストンが合流した。

なんとチャレンジャー教授が失踪したというのだ…。

ネタバレ等は続き以降で。
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Linux Fan vol.13
Fedora9のLive CDがついてると表紙に書いてあれば、誰でもある程度はFedoraの特集を組んでると思うわいな。

Ubuntu8.04.1
P.7~121
Fedora 9
P.124~129

なんじゃ、そりゃ。

いや、表紙から両方共ある程度はあ使っているように思えたんですけどねぇ…。
Ubuntuの解説に関しては基礎的な設定から、ある程度応用的な設定まで非常に細かく解説してあります。おそらくこういったムック関連の中でも最も細かく解説してある物に分類されると思います。
昨今の扱いから言えば、それでもFedoraもよく扱っている方なのかもしれませんが、寂しい結果になってしまいました。

Fedora9はUbuntuに比べると軽快で、機能面もさすがRed hat Enterprise系列だけの事はあると思うので良いと思うのですが、何ていうか…時代が悪いとしかorz




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ドラえもん[感動編]/藤子・F・不二雄
幼い頃に感動した物語は、飾らずに言えばドラえもんだったような気がします。大長編に限らず、原作シリーズにもホロリとくるような作品はたくさんちりばめられています。
国民的な子供向けアニメでありながら、時に切なく、時に悲しく、様々な物語を見せてくれたドラえもんの作品から[感動編]として、17編を収録したのがこの作品です。

今になって読み返してみると、子供の頃に感じたのとは別な感慨も出てきます。
僕も大人になったということでしょうか。

子供の頃に自分が感じた感想との対面ができる一冊でした。
今の僕は同じように感動できるのかなぁ。
それとも違うところに感動するようになっているのかなぁ。
なんだか自分との対面をするようで緊張します。

それぞれの物語、ネタバレ等は続き以降で。
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シンデレラ/水谷まさる
先日のラングさんのシンデレラに引き続き、日本の童話作家の水谷まさるさんの手によるシンデレラを読んでみました。

日本人だからというのか、こちらは伝統的な日本人が好む形のサクセスストーリーになっています。

最初は同じで、父親の再婚によって継母と義姉妹が訪れ、そこから美しかったシンデレラは疎まれて汚い仕事に従事させられる…。
しかしシンデレラは自分がよくないから冷たく当たられるのだと割り切っていました。
そんなシンデレラに対する家庭内の態度は、ラングのそれに比べると、継母のみならず姉妹も非常に冷たく、シンデレラを完全に見下した態度で接しています。

そんなシンデレラはやはり舞踏会にはいけず、悲しんでいます。
そこに訪れたのは見知らぬお婆さん。彼女がシンデレラを美しい姫に変身させるのです。
ちなみにラングの描いたシンデレラはネズミやトカゲを捕まえてくるたくましい少女でしたが、そこは大和撫子の国で描かれた物語だけに、お婆さんが調達したように描かれています。

そしてラストシーン。
ラングのシンデレラは片足をガラスの靴に入れると、サッともう一方の靴を出してはいて見せるという、ちょっと見せ付けるような演出をしましたが、水谷さんのシンデレラは履いて見せた後にもう一方の靴を片付けていた場所から出して念押しのような形にしました。

これはやっぱり国民性なんだろうなーと思います。
水谷さんは数々の童話を意訳して発表しておられる方ですが、やはりそれだけに日本で受け入れられやすい形に整えるという作業をきちんとされているのでしょう。
最後には姉妹のみならず継母までもが今までの所業を謝罪し、シンデレラもそれを受け入れるという勧善懲悪のようなキレイな終わり方で、これぞ日本の美学!といった具合に仕上がっています。
ラングのラストシーンも美しく、日本人の美学にも受け入れられやすい形だと思いますが、そういえば継母までも謝罪したのは水谷さんの著書の方ですね。
僕自身が子供の頃に読んだシンデレラが誰の手によるものだったのか判りませんが、このシンデレラのあらすじは、確かに僕の記憶の中にあるシンデレラの物語でした。


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金縁の鼻眼鏡 シャーロック・ホームズの復活 -The Adventure of the Golden Pince-Nez
ある嵐の夜に持ち込まれた事件です。
この日、ホームズたちは夕方からずっと黙りこくって書物に目を通して過ごしています。
そんな夜にスタンリー・ホプキンズ刑事が事件を持ち込んできたのです。
ちなみに夕刊でヨクスリー事件を見たかと聞かれたホームズは『今日は十五世紀以後の事は何も読んでいません』と答えており、よほど集中していたのでしょう。
ホームズらしい、シュールかつロマンティックな返答です。

事件のあらすじ
ある田舎にあるヨクスリー館と呼ばれる古屋敷にはコラム教授と言う車椅子の老人が住んでいた。
病気に臥せっていた事もあり、余り人付き合いは盛んではなかったがそれでも数人の住民とは良好な関係を築いており学者としても優れていて秘書を雇い書類を整理させたり口述筆記をさせたりしていた。
そんな彼の秘書が書斎で突然殺されたのだ。
先生……あの女です』という謎のメッセージと、右手に握られた金縁の鼻眼鏡を残して…。


ダイイングメッセージや書斎へ通じる小道を通ってきたらしい足跡、そして犯人の遺留品と思われる眼鏡。
ミステリーの定番ともいえるシチュエーションに、『何から何まで道具立てが揃っているじゃありませんか』といわれたホームズは『シャーロック・ホームズ氏を除いてはね!』と、妙に芝居がかった応答をして見せます。

この作品は全体的に見て、結構最近のミステリーへ通じる雰囲気が強い作品です。
最後で犯人がホームズの推理に対して『一つだけ欠陥があります』などと反論してみたり、ミステリーの定番の形が既にこの時代には出来上がっていた事が興味深い作品です。

また注目すべきは妙にこき使われるワトソンです。
ホプキンズが来た際には下に迎えに行ってきて欲しいと頼まれ、更に入ってくると『いまワトソンが、こんな晩には効果のある飲み物を処方してくれるでしょう』と、医者と上手く引っ掛けたようないい口でお茶出しまで命じられます。
更にホームズに来てくれと頼んでいるのに対して『私たちに現場へ行って欲しいといいましたね』と答え、有無を言わせる事も無くワトソンの同行も決まりました。

そういえば物語の途中から家賃はホームズが全額負担しているというのがシャーロッキアンの定説になっていますが、この物語を読んでいるとなるほど、そういう事かと妙に納得するのでした。

ネタバレ等は続き以降で。
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かんたん・キレイ・自分らしく デジタル一眼らくらく撮影入門/瀬川陣市
デジ一を買って説明書の次に読みたい本をご紹介します。

デジタル一眼レフ(通称デジ一)の操作のガイドです。
デジ一を最初に購入して一番驚いたのは、入門クラスのデジ一でも結構取扱説明書の段階から難しい!という事だったという人も多いのではないでしょうか。
コンデジから、ちょっと綺麗な写真が撮影してみたいくらいの気持ちで来ただけなのに、いきなり露出だのシャッタースピードだのと見慣れぬ言葉が並ぶわけです。
僕も視度調整というボタンの存在が判らず苦労しました。
説明書には「これが視度調整ボタンです」くらいの説明しか載って無いんですね。カメラ好きにとっては当たり前過ぎる機能なのかもしれませんが、ネットが無かったら知らないままだっただろうなぁと思ったものです。
ちなみに視度調整とは、目が悪い人がファインダーを覗いた際に風景がぼやけないようにする為に調整するメガネのような役割をする機能です。

視度調整くらいならまだしも、様々な機能を結局使いこなせないまま昼間の撮影で普通に使うだけ…という状況に陥ってしまうのであれば非常にもったいない。
デジ一は最近でこそ価格も安定してきたものの、それでもコンデジに比べれば充分に高価な商品ですし。

そこでお勧めしたいのがALL ABOUTでもお馴染みの瀬川陣市さんの手によるガイドブックです。
購入時の初期設定からそこそこ中級のテクニックまでを非常にわかりやすく解説しています。
左ページで細かい解説をし、右ページで実際の写真やイラストを加えながら判り易く総括する形になっており、文字の解説だけで理解できなければ右ページを、右ページだけでは判りづらければ左ページを…といった感じで、しっかりサポートしてくれます。
Chapter1~2が基本操作編になっており、上に上げた視度調整も含めて、いろいろな言葉を実際に撮影して『こうなる』という例を示しながら解説してくれたり、明るすぎる場所、暗すぎる場所での撮影など、様々なシチュエーションでの撮影方法が解説されています。
基本といえば基本ですが、三脚があれば夜景だって綺麗に撮影出来るとか、写真好きの方にとっては当然のことでも、初心者には判らないんです。

Chapter3では単に撮影するだけではなく、例えば影や光、構図などを考えながら『自分が撮ってみたい写真』の撮影の仕方が解説されています。やっぱりデジ一を購入したからには様々なテクニックを駆使した芸術的な写真を撮影してみたいと思うのが人情ですよね!
その為に必要な技術が紹介されています。

Chapter4はアウトプット編。
写真の補正の仕方やブログでの公開、アルバムの作り方など、楽しみ方編。
やっぱり写真は撮影したものを見てナンボでしょうか。
もちろんいろいろな楽しみ方はあると思うんですよね。
僕はデジ一を抱えて色々な所へいくということ、液晶でうまく撮影できたかどうかを確認するまでが至上の楽しみで、あまり出力したりすることはありません。
ブログに公開する目的にしても、コンデジに比べると非常にデータが大きいですし、それくらいならコンデジやサイズがちょうどいい携帯電話のカメラでいいかなぁと思っています。

でもこの本はデジ一と一組にして販売してほしいなぁ。
この本を一緒に購入するだけで、きっと何百台、何千台という眠っているデジ一が物置から引っ張りだされるきっかけになると思うんですよね。
説明書の次にぜひ読んでおきたい一冊です。



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シンデレラ/アンドリュー・ラング
さて少し前に『本当は怖い』と銘打って、童話の原作の頃の残酷な表現などを紹介する事が流行っていましたが、時代が違えば残酷さに対する感覚も違うでしょうし、使ってはいけない言葉や表現も異なる事でしょう。
なので時代が異なるものを読んで、『あぁ残酷な物語だったんだな』と思うことよりは、それぞれの時代に合わせた表現で描かれているもので、作品がどういったことを伝えようとしていたのかを感じ取ればいいような気がします。

さてそんな思いで手に取ったのがシンデレラです。
グリムの原作だと結構微妙な表現が含まれるのですが、アンドリュー・ラングさんの作品だと結構読みやすいと思います。

□ シンデレラの不幸な身の上
シンデレラが家の中で粗雑な扱いを受けるようになったきっかけは父親の再婚でした。
再婚相手にも連れ子がおり、継母となった女性はシンデレラが余りにかわいらしいので、このままでは自分の子供がかわいがられないのではないかと懸念し、シンデレラに粗末な服を与え、家の中での汚れ仕事をさせていたのです。
彼女の父親は継母の懸念も、シンデレラの不幸も知らずに仕事に没頭していたそうです。

□ 二人の姉
再婚によって出来た二人の姉は、何から何まで継母にそっくりだったそうです。
ちなみにシンデレラという呼称をつけたのもこの姉で、『灰かぶり娘』と呼ばれていたシンデレラに、もう少しきれいな名前をつけようと『灰かぶり姫』の意味があるシンデレラと名づけたのでした。
いわゆる一つのフォローになってないシチュエーションですね、はい。
もちろんこの二人も継母がするようにシンデレラを虐げていたのですが、反面、シンデレラの能力をかっているところもあり、衣装を選んだり髪結いをしたりする際にはシンデレラを呼んでいました。
ラングさんは姉達にある程度、同情できる余地を与えているように思います。

□ シンデレラ、パーティへ!
そんなとき、城で開かれるダンスパーティへ二人の姉達は参加する事になりました。
おめかしをする二人、もちろんその手伝いをするシンデレラ。
しかし彼女は自分だってパーティへ行きたかったのです。
そう思っているとき、彼女の乳母が事情を聞くとカボチャを馬車へ、ハツカネズミを馬へ、ドブネズミを御者へ、トカゲを召使に変え、そして服をドレスへ変身させたのです。
すげーな、乳母。と思った人、甘いです。
一番凄いのは乳母の指示に従ってネズミやらトカゲやらをひっ捕まえてきたシンデレラでしょう。『きゃぁ、怖いわ♪』などという甘っちょろい女性ではなかったのです、彼女は!!

□ その後のシンデレラ
ここから先は子供の頃に目にした童話の通りですが、少し違うのはシンデレラは二回パーティへ参加しています。
一度目は時間厳守で帰宅し、姉達を出迎えています。
そして美しい姫が現れた事、王子がそれに夢中だった事を聞いてニヤニヤするのでした。
意外とラングさんの描くシンデレラはしたたかなところもあり、断られるのを承知で姉に私も行きたいから服を貸してほしいといってみたり、(もし姉の服なんて借りたら惨めな気持ちでパーティへ参加する事になるわ!という厭味です。)ガラスの靴を頼りに国中の娘を探していた際には、馬鹿にして笑う姉たちの前ですっと靴を履いてみせ、更にポケットからもう一足を出して履いて見せたのです!
やるねぇ、シンデレラ!

ただしシンデレラが嫌なやつなのはここまで。
その後、王子様と結婚したシンデレラは二人の姉も城で住めるようにして、それなりの身分がある人間と結婚できるように取り計らってあげたりと、色々と面倒を見ているのですから…!

ネタバレ等は続き以降で。
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今日から俺は!!38/西森博之
先の記事で紹介した『今日から俺は!!』の最終回が気になって手にとってみました。
最終回は38巻、やはり他の学園物と同様に卒業式で幕です。

しかしただで終わらないのが三橋&伊藤の二人。
最終回、最後の戦いは復活した相良との戦いで締めくくります。
もしかして初めて!?38巻は一冊を通して大半がシリアス路線です。

□ あらすじ
二人へ復讐するためにかえってきた相良。
開久高校も総力を挙げて三橋&伊藤を襲撃する。
そして理子を人質に取った相良との最終決戦へ、三橋&伊藤に加え中野の三人で挑むのだった…。

□ 総決算!
最終回までの物語が37巻からの続きになってしまうので、出来れば37巻から読んでおくと流れがよく判ってベターです。
作品中で随一の極悪路線の相良が最後の最後で本当にやってやってやりまくります。

読んだ時には、あぁやっぱりこいつと決着しないと終われないんだな、と。
逆に、相良以外に関しては相手と友好的な結末なり、諦めなり、きちんと決着をつけて終えてきていたんですね。
なので最後で相良も納得させて終わりかなーと、妙に納得させられました。
とにかくみんな傷だらけになっちゃいますが、一通りのキャラクターが登場します。
中野は相良との揉め事には一切関係なかったのに自らの意思で参戦します。

彼がポツリと零した、『お前らと遊んでみたかったんだ』という台詞が印象的でした。

ネタバレ等は続き以降で。
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今日から俺は!!/西森博之
映画化された『クローズ』を見ていて、不意に思い出したのが『今日から俺は!!』でした。
どちらかというギャグ漫画でしたが、真剣な描写や普通の青春漫画の要素も含み、当時のちょっと不良してみました…という人たちに大きな影響を博した漫画です。

□ 清潔感のある不良
主人公は金髪の悪魔と評された金髪の三橋貴志と、つんつん頭の伊藤真司の二人で、両名とも同日に転校して来ており、そしてなんと二人とも転校を機に『今日からツッパリ』(ある日突然ツッパリを始める人のこと)をスタートさせています。
卑怯な手段を用いてでも勝ちにこだわる三橋(後半に行くにしたがって徐々に常人離れしていくのが特徴)と、ツッパリらしからぬ正義感の伊藤という二人が織り成す物語を描いたものですが、二人とも『今日からツッパリ』だったせいか、余り悪くありません。
見た目が派手で喧嘩ばかりしている以外で、たとえば飲酒や喫煙を好むわけでもなく、女関係も地味で、(三橋は赤坂理子と微妙な関係、伊藤は早川京子とプラトニックな関係)イマドキな高校生を思えば、むしろ真面目な部類に入る二人です。
そして喧嘩も巻き込まれたり、正義感で向かっていったりと、主人公二人の外見によらず、とても清潔感のある内容が印象的でした。
どちらかというと、クラスに一人はいるムードメーカー的な存在、そんな感じです。

□ 対極な二人
読んでいるときには余り意識しなかったのですが、二人は性格のみならずスタイルでも対極です。
当時は短ランが流行っていたと思うのですが、短ラン+金髪でどちらかというとやわらかいスタイルの三橋、それに対して長ラン+ツンツン頭で古風な正義感を持つ伊藤。
この二人って実は今風な不良と古風な不良のスタイルを象徴していたんだな~と今更ながら思うのでした。
いつもはお互いに反目しあいながらも、どっちかがやれれると(主に正統派の伊藤)、もう一方がその為に立ち上がるという友情も随所にちりばめられていました。

□ 脇を固める不良たち
それ以外の不良たちも結構個性的。
どちらかというと伊藤&三橋に近しい立場を取る男子校の今井勝俊谷川安夫といった準主役級の二人ですが、不良というよりは男子校という女性(当時の言葉なら女子か、懐かしいなぁ!)と触れ合う機会が少ない高校生を演じていたような気がします。
また正統派の不良として描かれた不良の名門(?)片桐智司相良晃司や、後に今井達と同じ学校に通う事にな中野 誠達は、それなりに正統派の不良漫画を描く材料になっています。(片桐、中野は徐々にぼけキャラ転向かなぁ…)
ただ根っから悪いのは少なく(相良くらい?)、なんとなく『あぁ、いたなぁこういうヤツ』という、なんとなく高校の同級生を思い出すような内容になっていました。

□ 映像化
アニメ、実写の両方で実写化されています。
お勧めはアニメ。原作よりもディフォルメが多めで、時間的な制約があったのか一部カットされたような部分もあるものの、基本的には忠実な路線で描かれています。
三橋×理子の関係が少し改変されて、ラブコメっぽいのが特徴でしょうか。理子が積極的に描かれているので、そういうのが好きな方はぜひ。
実写の方は、うん。
特に伊藤の髪型を中心に無理があったんだなという感じです。
そういえば三橋を演じたのは三橋貴志さんといわれる俳優さんで、実写化の為だけに誰かが変名していたのかと思いきや、その後も同名にて活動されていたご様子です。
たまにそういった経緯で芸名を決められる方もおられるようですが、三橋を選ぶかぁ…。
伊藤を演じられていたのは中倉健太郎さんといわれる俳優さんです。(三橋さんはこの記事の方かな?現在は記事にあるグループは抜けられているそうで、最新の活動はわかりませんでした…)


喧嘩パートの真剣な描写もさることながら、この漫画の功罪は『今日からツッパリ』を数多く生み出した事でしょう。ちょうど軽くツッパるのがファッションのような時代でした。
悪い事はしちゃいけないし、喧嘩も出来れば少ないほうが良いと思うのですが、それでも人生の中で限られた期間しか存在しない学生という時期に、受験に追われるばかりじゃなくて、こんな風にはっちゃけていく時間があってもいいんじゃないかなぁと思うのです。
楽しければ良いってわけじゃないけれど、何の楽しみのない人生なんて面白くない。
二人の『今日からツッパリ』は、そんな人生のうま味を教えてくれるような気がします。

関連記事
今日から俺は!!第1巻
今日から俺は!!第38巻(最終回)



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プロジェクトX ラストファイト 名車よ永遠なれ
□ 地上の翼を目指して
最近興味があって日本車の歴史を振り返る書物を幾つか手に取っていたのですが、そのたびごとによく飛行機メーカーの名前を目にします。戦後、GHQの意向で飛行機産業が解散させられた後、技術者達は飛行機の変わりに自動車へ熱意を燃やしたそうです。
たとえばトヨタにも立川飛行機の技術者がいて、S800やカローラといった名車の開発に携わっていますし、富士重工は未だに飛行機メーカー出身である事を前面に出してデザインなどにも積極的に取り込んでいます。
ホンダのF1でも中島飛行機の技術者の方が活躍されていますし、日本の飛行機技術の高さを物語るエピソードのようです。
さてそんな中島飛行機の系譜にスカイラインも実は含まれます。
かつて零戦に搭載された名エンジン『栄』や、『誉』などを開発した中川良一さんを擁したプリンス自動車工業という会社で開発されたマシンなのです。

□ 吸収合併で消滅したメーカー
プリンスは日産自動車のディーラーの名称に日産プリンスなどの形で残るように、当時の政府の方針により日産自動車と合併する形で消滅しています。
そもそも中島飛行機と立川飛行機の関係者(それぞれ終戦後に分岐した富士精密工業とたま電気自動車)が協力して作ったメーカーで、資本力の低さなどから販売面では苦戦を強いられていたものの技術力の高さは他のメーカーに勝るとも劣らず、日本発のSOHCエンジン搭載車など、革新的な技術の車を開発し続けていました。
現在はFUGAと改称したかつての人気車種グロリアや、現在でも日産を代表する車種の一つであるスカイライン、そしてその派生車種であるGT-Rの原型となるスカイラインGTはプリンスから日産へ引き継がれていった車種です。
吸収合併が決まった時も、彼らは『俺たちは技術ならどこにも負けない。最後にそれを証明する』と意気込んだのです。

□ スカイラインGT
プリンス自動車工業の最期を悟った上で作られたのが名機R380です。
飛行機産業の技術が惜しみなく注ぎ込まれた、まさに地上の翼。
この一台でレースの度に負けていたポルシェとの戦いにも打ち勝っています。
会社に未来がなくなった彼らですが、しかしこの戦いは世界を相手に戦う事になる日本の自動車工業において重要なものだと考えていたそうです。
技術ではどこにも負けない…。
この思いは日産に合併された後も引き継がれ、プリンス色がまだ強く残っていた時代の日産自動車は『技術の日産』として人気を博しました。
ちなみにスカイラインにGT-Rというグレードが登場したのは日産との合併後です。

会社の合併(事実上の吸収合併)が決まってからの意気込みというのは凄いなと思います。
そのモチベーションの高さは、やはり自分達の技術へ対する自信だったのでしょうか。
販売面で苦戦を強いられていても、技術力でコアなファンを獲得するというのは、同じく中島飛行機の技術者達を多く抱えていた富士重工にも通じるところであり、中島飛行機というのは非常に人材に恵まれた会社だったんだなぁと思い知らされます。



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DQ1 秘伝竜王バリバリ隊/三条 陸、稲田浩司
ドラゴンクエスト4外伝-地獄の迷宮-と共に文庫化された三条 陸、稲田浩司先生の手によるダイではないDQ作品です。DQ1をモチーフにした貴重な作品です。

□ モンスターが主人公
この物語に登場する主人公は、元々竜王の元で人間に危害を加えていたモンスターのグループである『バリバリ隊』の面々です。
しかし彼らには秘密があります。
それは、彼らは全員が人間が姿を変えられていると言うことです。
そう、彼らは人間へ戻してもらうために、人間と戦っていたのです。
しかし彼らは破壊され尽くしたドムドーラの街を見て、思い改める。やがて現れる勇者が竜王を倒すまで、人間を守る存在でありつづけよう、と。

□ 魅力的なモンスターたち
三条 陸さんがこの物語の舞台にドラゴンクエスト1を選んだのは、モンスターが魅力的だからという理由でした。確かに1に出てくるモンスターって個性的なキャラクターが多いですよね。
シリーズを代表するマスコットでもあるスライムも1から登場しつづけていますが、モンスター一体ずつがそれぞれにかわいかったり、格好良かったり、怖かったり…。
登場するモンスターの数自体は後のシリーズと比べると格段に少ないものの、僕も1が一番すべてのモンスターが印象深いです。

□ 未完の作品
連載していたブイジャンプ自体が休刊した影響で、この秘伝竜王バリバリ隊は二作で終了、バリバリ隊も人間に戻ることができないままになっています。それぞれが完結しているので決して中途半端な終わりかたというわけではないのですが、少し物足りなさが残ります。
実は原作の三条 陸さんは発表されなかった物語をここで紹介しています。
この物語には竜王の姉である竜貴妃というモンスターが登場しますが、設定としては勇者は竜王を、バリバリ隊はそれをサポートしながら竜貴妃を討つというストーリーに、バリバリ隊の人間時代のエピソードを交えるといった作品に仕上がる予定だったそうです。
ちなみに第二作目でスターキメラのパタタのエピソードのみが紹介されています。

やはりこの二人は相性が良いですね。
三条さんの人間味あふれる物語りに、情感豊かな表情を持つ稲田浩司さんのイラスト。
出来れば今からでも仕上げてほしいなぁと思うのでした。



関連項目
小説ドラゴンクエストⅣ
序章『妖魔の皇子
一章『王宮の戦士たち
二章『おてんば姫の冒険
三章『武器屋トルネコ
四章『モンバーバラの姉妹
五章『導かれし者たち 第一部
   『導かれし者たち 第二部
スピンオフ
ドラゴンクエストⅣ モンスター物語


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ドラゴンクエスト4外伝-地獄の迷宮-/三条 陸、稲田浩司
□ ダイの大冒険ではないDQ作品!
三条 陸先生と稲田浩司先生のコンビと言えば、ドラゴンクエスト ダイの大冒険で一世風靡し、作中で登場した魔法や戦士の技などが原作であるコンピューターゲームにまで影響を与えた名コンビです。

そう、ダイの大冒険の影響でDQ6以降では戦士なども技が使えるようになったんですねー。
従来の戦士や武闘家の職業はただ殴るのみで、魔法効果のある武具を持たせたりしていたものです。


□ 経験値とゴールドを描く
閑話休題。
そんなコンビがドラゴンクエスト4のPS移植の際に書き上げていたのが外伝『地獄の迷宮』です。
登場するのはモンスターフェチの少年ギィンとその幼なじみのプラナの二人。
この作品で描かれているのは、ゲームの世界には確実に存在しながらも漫画や小説の作品の際には、ダイの大冒険も含めて割愛されがちだったゴールドと経験値の概念の具現化なのです。
システムは単純で、モンスターを倒し魔石というアイテムで転送という作業をすることにより経験値と収入を得ることが出来るのです。なのでこの世界にはモンスターを倒すことによる収入の他にレベルという概念まで存在します。
(ちなみにアベルシリーズではモンスターが宝石から生み出されていると言う設定を採ることで、戦闘による収入を明確にしていました)

□ ストーリー
主人公であるギィンはモンスターハンターの名家に生まれながら、なかなかレベルが上がらないでいた。そこで彼の両親はギィンの幼なじみで、腕の立つプラナに頼んで彼を鍛えてもらうことにした。
しかしギィンのレベルが上がらないのには、彼の実力とは全く別の原因があった。
彼は一度倒したモンスターは二度と転送しないのだ。
そんな二人が用心棒としてアッテムトの街を訪れる。
そして、そこで最強の敵と出会うのだった…。

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